剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

23 / 51
母と娘

 

 

 

 

 

 

 

アリアがヘスティアと一緒にじゃが丸君の露店でアルバイトを始めてから数日が経った頃・・・・

 

 

看板娘が増えた事もあってか・・・1日の売り上げは以前より約2倍に増えた・・・

 

 

 

ヘスティア

「アリア君、絶対にマスクを外しちゃいけないよ!」

 

アリア

「外しちゃ駄目なんですか?」

 

アストレア

「アリアさんは、美人過ぎるのよ~」

 

アリーゼ

「絶対にアリアさん目当ての客が増えて、商売にならないと思うわ!」

 

ライラ

「髪も束ねた方が良いだろうな」

 

輝夜

「ふむ・・・人妻感が増したな」

 

リュー

「何だか、妖艶な雰囲気が増したような気がする・・・」

 

ベル

「アリアさん、お綺麗ですよ」

 

アリア

「ベル君、ありがとう♪」

 

ヘスティア

「それじゃあ、今日もアルバイトを頑張ろう~!」

 

アリア

「頑張りましょう~」

 

 

 

今日も露店でじゃが丸君を売っていると・・・

 

 

 

ティオナ

「アイズ、お金が無いんだから買い食いとかは控えないと駄目だよ」

 

アイズ

「じゃが丸君の小豆クリーム味を定期的に食べないと・・・」

 

ティオナ

「この前のペナルティでダンジョンに行けてないから、お金がどんどん減ってるのに・・・」

 

「毎日じゃが丸君を食べてたら、あっという間に破産しちゃうよ!」

 

アイズ

「・・・でも辞められない」

 

 

ヘスティア

「アリア君、ターゲットが来たみたいだよ」

 

アリア

「そうですね・・・」

 

ヘスティア

「特別にじゃが丸君の新しい味を体験して貰うって名目で室内に案内するから、そこでカミングアウトと行こう」

 

アリア

「でも、大丈夫かしら・・・」

 

「変に混乱させて、大変な事にならないか心配で・・・」

 

ヘスティア

「数年ぶりの娘との再会じゃないか」

 

「細かい事は、後で考えれば良いんだよ!」

 

アリア

「・・・分かりました」

 

 

アリアは、娘との数年ぶりの再会に向けて準備をする・・・

 

 

ヘスティア

「今日は、新作のじゃが丸君の味見をしてもらいたいんだ!」

 

アイズ

「新作・・・」

 

ティオナ

「でも、お金は払わないと」

 

ヘスティア

「今回は、貴重な意見が欲しいからね」

 

「お代は気にしなくていいよ!」

 

 

ヘスティアは、2人を室内に案内する・・・

 

 

用意した部屋に入ると・・・新作のじゃが丸君を持ったアリアが待っていた・・・

 

 

 

アリア

「久しぶりだね・・・分かるかな?」

 

ティオナ

「凄い美人さんだ・・・」

 

「でも、全体的にアイズに似てる?」

 

アイズ

「・・・お母さん?」

 

アリア

「・・・アイズ、ずっと会いたかった」

 

アイズ

「お母さん・・・何で・・・」

 

ヘスティア

「色々と説明すると非常に複雑なんだけど、ココに居るのは正真正銘のアリア君だ」

 

「君のお母さんで間違いないよ」

 

アイズ

「お母さん!!」

 

アリア

「ごめんね・・・今まで一人にしちゃって・・・」

 

ティオナ

「何だか良く分からないけど・・・感動的な事が起きてるんだね!」

 

ヘスティア

「まぁ、色々と積もる話も有るだろうからね」

 

「この部屋は、好きに使っても良いから満足するまで話すと良いよ」

 

 

ヘスティアは、お茶の用意をした後・・・再び、露店に戻って営業を始めた・・・

 

 

アイズ

「・・・お母さんは、何でオラリオに居るの・・・」

 

「黒龍に襲われて・・・それからの記憶が曖昧で・・・」

 

ティオナ

「アイズのお母さんは、亡くなったって聞いてたけど」

 

アリア

「私も、黒龍に襲われてから記憶が途切れてるの・・・」

 

ティオナ

「記憶喪失とか?」

 

アリア

「そういう事では無いと思うわ」

 

「でも、黒龍に取り込まれている間は・・・ずっとアイズの事を考えていたわ」

 

アイズ

「・・・お母さん、黒龍は?」

 

アリア

「黒龍は、ベル君が倒してくれたの」

 

ティオナ

「・・・え!?」

 

アリア

「黒龍を倒した後、私が解放されたらしくて・・・ベル君が優しく受け止めてくれたの」

 

「その時に初めて見たベル君は、とっても格好良かったわ♪」

 

アイズ

「・・・私の目的が・・・」

 

ティオナ

「あちゃ~」

 

「アイズは、黒龍を倒すって言ってたよね・・・」

 

アイズ

「オラリオの冒険者では黒龍は倒せないと思うわ」

 

「ベル君だから出来た偉業だから」

 

アイズ

「・・・お母さんは、今は何処に居るの」

 

アリア

「今は、アストレア・ファミリアで家政婦としてお仕事をしているわ」

 

「ベル君に助けて貰ってからは、いつも近くに居るようにしてるの♪」

 

ティオナ

「ベル君って、この前ロキ・ファミリアのみんなを相手にして1人で完封した男の子?」

 

アリア

「そうよ。凄く強いの」

 

アイズ

「全然勝てなかった・・・」

 

アリア

「アイズ、何でロキ・ファミリアなんかに所属しているの?」

 

「あんな糸目の神様・・・お母さんは、信頼して娘を預けられないわ」

 

ティオナ

「ロキは、酒癖が悪くてさ~」

 

「女の子にセクハラするのが問題なんだよね~」

 

アリア

「今すぐに乗り込んで、主神をぶん殴りに行きましょう」

 

アイズ

「・・・確かに、ロキはセクハラが酷いけど・・・」

 

アリア

「悪神は滅ぶべきよね」

 

ティオナ

「ちょっと落ち着いて!!」

 

「あんなロキだけど、意外と良い所は有るんだから!!」

 

アイズ

「・・・良い所は有ったかな?」

 

アリア

「アイズ、主神を選ぶなら・・・ちゃんと考えて選ばないと駄目よ」

 

アイズ

「大丈夫・・・リヴェリアが居てくれるから」

 

ティオナ

「ロキ・ファミリアの良心だからね」

 

「お母さんも心配しなくても大丈夫だと思うよ~」

 

アリア

「・・・アイズが決めたなら文句は言わないわ」

 

「でも、今後の事は自分でしっかり考えて行動してね」

 

アイズ

「お母さんは、これからもオラリオに居るの?」

 

アリア

「当分の間は、アストレア・ファミリアのホームに居ると思うわ」

 

「でも、ロキ・ファミリアのホームに行く事は無いと思うわ」

 

アイズ

「なら、私から会いに行く」

 

ティオナ

「リヴェリアにも今回の事を説明しておかないとね~」

 

アリア

「アストレア様にも説明はしておくけど・・・あんまり期待はしないでね~」

 

 

 

過去に黒龍によって、離れ離れになった母娘が無事に再会出来ました・・・

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。