剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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3人のお母さん

 

 

 

 

 

 

 

タイミングを見計らって、アルフィアはオラリオに来ていた・・・

 

 

 

アルフィア

「一度、ベルと面と向かって話したいからオラリオに来てしまったが・・・」

 

「何処のファミリアに所属しているか分からん・・・」

 

 

アルフィアは、自分が静寂のアルフィアだとバレない様に髪を茶色に染めて来た・・・

 

 

アルフィアは、オラリオ内をある程度の目星をつけて探してみるが・・・

 

 

アルフィア

「ベルの手掛かりが掴めない・・・」

 

「ギルドに頼る事も出来ないからな・・・」

 

 

暫く、オラリオ内を彷徨っていると・・・

 

 

ベル

「今日は、新鮮な野菜がデメテル様の農園で安く買えちゃったから、野菜カレーを作ろうかな~」

 

「ヘスティア様も喜んでくれそうだし」

 

アルフィア

「ベル・・・」

 

ベル

「あ、伯母さん」

 

アルフィア

「ちょっとコッチに・・・」

 

 

ベルを建物の影に連れて行くと・・・

 

 

アルフィア

「ベル、伯母さんでは無くて・・・せめて、お義母さんと呼んでくれ・・・」

 

「伯母さん呼びは心が折れてしまう・・・」

 

ベル

「仕方ないな~」

 

「それで、お義母さんはオラリオに来たのは何で?」

 

アルフィア

「前回は、ベルとちゃんと話をする事が出来なかったからな・・・」

 

「タイミングを見計らって、再びオラリオに来たんだ」

 

ベル

「そうなんだ・・・」

 

「お義母さんもカレー食べる?」

 

アルフィア

「カレーだと?」

 

「ベルの手作りカレーなら食べよう」

 

 

アルフィアを連れて、ヘスティア・ファミリアのホームに帰る・・・

 

 

 

ヘスティア・ファミリアのホーム・・・

 

 

ヘスティア

「アリア君、お醤油は控えめの方が良いかな?」

 

アリア

「隠し味に使うなら、ほんの少しだけ入れるのが鉄則よ」

 

アストレア

「ヘスティアのエプロン姿も見慣れて来たわね」

 

卯ノ花烈

「家庭的な女性は、魅力的だと思いますよ」

 

アストレア

「烈さんも極普通にヘスティア・ファミリアのホームに居るようになったわね~」

 

卯ノ花烈

「オラリオでやる事は特に有りませんので・・・」

 

「可愛いベルの様子を見に来るのが唯一の楽しみなので」

 

アストレア

「ベルは、可愛いのに達成した偉業が凄まじいのがアンバランスなのよね」

 

アイズ

「・・・お母さんが作る料理は凄く久しぶり・・・」

 

ティオナ

「でも、私達も食べに来て良かったのかな~」

 

ヘスティア

「君達は、ベル君に失礼な事言わなかったから問題無いよ」

 

「まぁ、お腹いっぱい食べて行っておくれよ」

 

アリア

「久しぶりに本気を出しちゃうわ♪」

 

 

ベル

「ただいま帰りましたよ~」

 

アルフィア

「・・・随分と小さなホームなのだな・・・」

 

ヘスティア

「ベル君、お客さんかい?」

 

ベル

「えっと・・・お義母さんです」

 

アストレア

「・・・ベルのお母さんは烈さんでしょ?」

 

卯ノ花烈

「私は、ベルを引き取って育てましたので・・・育ての母ですね」

 

アリア

「ベル君、お母さんが2人居るの?」

 

ベル

「話すと非常に複雑なんですけど・・・生みの親はボクを産んだ時に亡くなっています」

 

「アルフィアさんは、実のお母さんのお姉さんです」

 

「烈お母さんは、ボクを引き取って鍛えて、育ててくれたお母さんです」

 

アルフィア

「ベルは、メーテリアが産んだ息子だ」

 

アストレア

「でも、ゼウスとヘラが小さい頃のベルを育てていたんじゃないの?」

 

ベル

「アルフィアさんとザルド叔父さんは、呪いで寝たきりだったのでお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが主に面倒を見てくれていましたよ」

 

ヘスティア

「まさか、ベル君をゼウスとヘラが面倒を見ていたなんて・・・」

 

アリア

「思ったより複雑なのね・・・」

 

アイズ

「・・・ゼウスとヘラ・・・」

 

ティオナ

「オラリオの二大派閥の主神だったよね・・・」

 

「黒竜討伐を失敗したタイミングで、ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアがオラリオから追放したんだよね・・・」

 

アストレア

「あの時は、本当に酷かったわね・・・」

 

アイズ

「私達は、追放した後にロキ・ファミリアに来たから・・・」

 

ティオナ

「オラリオが混乱期になっている時の事は知らなかったし」

 

ヘスティア

「細かい事は別に良いじゃないか」

 

「今は、ご飯を食べる時間だぜ?」

 

ベル

「そうですね。それでは冷めない内に頂きましょう」

 

 

みんなでテーブルを囲んで、お昼ご飯を食べる・・・

 

 

ヘスティア

「それで、ベル君のお義母さんは何処かに泊まるのかい?」

 

アルフィア

「未定だ」

 

「ヴァリスは、ある程度は持っている・・・何処かに泊まるかもしれないな」

 

卯ノ花烈

「では、私の家に暫く滞在しては如何ですか」

 

「家賃は要りませんよ」

 

ベル

「丁度良いかもしれませんね」

 

「お義母さんは、家事が壊滅的に出来ないので・・・アリアさんにスパルタ教育をして貰うのも良いかもしれませんね」

 

アストレア

「良いんじゃないかしら♪」

 

「母親を名乗るのであれば、少しは家事が出来た方が良いと思うわ♪」

 

アリア

「家事を教えるのは得意なので!」

 

アイズ

「お母さんに家事を教えて貰えるの?」

 

ティオナ

「折角だし、家事を教えて貰おうかな~」

 

「ロキ・ファミリアで家事出来るの居ないもんね」

 

ヘスティア

「一体、どうやって生活しているんだい・・・君たちは」

 

ベル

「それに、お義母さんが暴れても烈お母さんが居てくれれば問題ありませんよね」

 

卯ノ花烈

「問題は有りませんよ」

 

「暴れるのであれば、問答無用で制圧しますので」

 

アリア

「これほどに心強い味方は居ないわね!」

 

アストレア

「必要なら、恩恵を一時的に封印しておいた方が良いわね」

 

「魔法を使って暴れるなら、それなりの対処法が有るもの」

 

ヘスティア

「何か有れば、ヘラに報告しておけば良いさ」

 

「ヘラは、ボクの頼みを断れないからね!」

 

ベル

「お義母さん・・・過去に闇派閥に加担してオラリオを壊滅させた時と同じ様に再度、オラリオで問題を起こすなら嫌いになりますよ?」

 

アルフィア

「ベルに嫌われたら、もう生きていけない・・・」

 

ベル

「なら、ちゃんと約束を守ってくださいね」

 

アルフィア

「うむ・・・分かった」

 

 

 

卯ノ花烈とアリアの2人による超スパルタ教育が行われるようになりました・・・

 

 

 

ついでに、アイズとティオナの2人にも優しく家事を教えるようになりました・・・

 

 

 

 

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