ベルが修行を始めて・・・大体3年が過ぎた頃・・・
ベルの身長は以前より70センチほど伸び・・・小太刀なら使える位になって来た・・・
卯ノ花烈
「子供の成長とは早いモノですね」
刀鍛冶
「だな・・・」
「それにしても、鍛冶場に飾っておいた斬魄刀と対話しちまうとは・・・予想以上だな」
卯ノ花烈
「・・・ベルの才能は素晴らしいモノでしたね」
刀鍛冶
「姉さん、提案なんだが・・・鍛冶場に飾っておいた斬魄刀は折れて使えねぇ」
「だが、斬魄刀の核は生きてる・・・」
「ベルと対話した斬魄刀の核を集めて、もう一度鍛えなおして新しい一本の斬魄刀を作らねえか」
卯ノ花烈
「・・・新しい試みですね」
刀鍛冶
「だが、ベルなら使えると思うぜ・・・」
「殆どの斬魄刀と対話して、始解と卍解の解号を教えて貰えるなんて前代未聞だぜ?」
卯ノ花烈
「そうですね・・・ベルなら可能かもしれません」
刀鍛冶
「なら、今から新しい斬魄刀の制作に入るからな!」
卯ノ花烈
「ベルには、更なる領域に踏み込んだ修行を始めましょう」
それから、始解と卍解を使えるようになる為の霊圧を更にコントロールする修行が始まった・・・
霊圧をコントロールする授業を始めてから、1年後・・・
卯ノ花烈
「ではベル・・・最後の修行を伝えます」
「卍解を使って、私に一太刀でも良いので刃を届かせるのです」
ベル
「・・・先生に刃を届かせる・・・」
卯ノ花烈
「ベルの本気を私に見せてみなさい」
ベル
「・・・分かりました」
ベルは、深呼吸をして・・・自分の霊圧を極限にまで高める・・・
そして、気合いを入れて・・・自分の相棒の真名を叫ぶ
ベル
「卍解!!天鎖斬月!!」
漆黒の斬魄刀を手に・・・卯ノ花に向かって試合を挑む・・・
卯ノ花烈
「ベル、真正面から切りかかってはいけません」
「鬼道を上手く使いながら、相手の動きを阻害しながら戦うのです」
ベル
「はい!」
「縛道の四・這縄!」
「縛道の六十一・六杖光牢!」
「破道の八十八・飛竜撃賊震天雷炮!」
卯ノ花烈
「その調子ですよ」
ベル
「月牙天衝!!」
卯ノ花烈
「・・・羽織が少し切れてしまいましたね」
「ベル、最後の試練は合格ですよ」
ベル
「・・・先生、手加減をしてましたよね」
卯ノ花烈
「当たり前ですよ」
「私が本気を出せば、ベルは一瞬で倒れてしまいますから」
ベル
「・・・やっぱり、先生は規格外なんですね」
卯ノ花烈
「ですが、ベルは私の弟子として恥ずかしくないレベルにまで成長した筈ですよ」
ベル
「・・・それなりに成長した実感は有りますけど・・・」
卯ノ花烈
「では、オラリオに行ってみると良いですよ」
「迷宮都市・・・ダンジョンを有している都市ですが、冒険者になりダンジョンを探索しながら生計を立てる事が出来ます」
ベル
「・・・冒険者ですか」
卯ノ花烈
「ベルは、オラリオに行けば自分がどれほど強くなったかを実感出来る筈ですよ」
ベル
「なら、オラリオに行ってみます」
刀鍛冶
「完成したぜ!!」
「ベル!!お前に渡す餞別がようやく完成したぜ・・・」
ベル
「・・・斬魄刀ですね」
刀鍛冶
「ベルが対話した斬魄刀の核を集めて、鍛えなおして一本の斬魄刀に作り直したんだぜ!」
「こいつを持って行きな!!」
ベル
「・・・ありがとうございます」
「みんな、一緒に行こうね」
卯ノ花烈
「ベルに羽織を贈りましょう」
「気合いを入れる時に使ってくださいね」
ベル
「ありがとうございます・・・お母さん」
刀鍛冶
「・・・お母さんだってよ」
卯ノ花烈
「私を母と呼んでくれたのは、ベルが初めてですよ」
「母は、ベルの活躍を祈っていますよ」
ベル
「行ってきます!」
ベルは、お風呂に入った後・・・荷物を纏めて、夕食を食べて・・・眠りについた・・・
次の日、ベルはアルフィア達に手紙を書いて・・・オラリオに向かう馬車に乗り込んで出発した・・・
ベルの手紙がアルフィア達に届いた頃・・・
アルフィア
「ベルがオラリオに向かった・・・」
ザルド
「・・・フレイヤに目を付けられるかもしれんぞ」
ゼウス
「・・・お尋ね者のワシ達はオラリオには行けん・・・」
ヘラ
「フレイヤの馬鹿が私の可愛いベルにちょっかいを掛けるかもしれないわ!!」
「今すぐにフレイヤ・ファミリアをぶっ潰しに行くわよ!!」
ゼウス
「落ち着かんか!!」
ザルド
「・・・オラリオを滅ぼすという名目で乗り込むのが都合が良いか」
アルフィア
「ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアをぶっ潰しに行くぞ」
「可愛いベルを連れ戻しに行く」
何だか、暴走しかけているアルフィア達がオラリオに向かおうとしていました・・・