オラリオの外の外れにある広い森・・・
四楓院夜一
「最初は、瞬歩の習得が優先事項じゃ」
リリ
「瞬歩ですか?」
四楓院夜一
「見て貰った方が早いじゃろ・・・ベルと乱菊と烈の3人に実践して貰おうかの」
ベル
「とりあえず、リリの後ろに瞬歩で移動しますね」
松本乱菊
「一瞬で移動するから瞬き禁止よ♪」
卯ノ花烈
「最初から、動きを目で追う事は出来ませんが・・・どんな技術なのかを見てくださいね」
ベル達は、一瞬でリリの後ろに移動する・・・
リリ
「!?」
四楓院夜一
「今のが瞬歩じゃ」
ベル
「少しだけ踏み込んで移動してるんだよ」
松本乱菊
「私達、死神にしか使えない移動術よ♪」
卯ノ花烈
「今は、目で追う事は出来ないかもしれませんが・・・努力を重ねる事で出来るようになりますよ」
「ベルが良い見本なので」
リリ
「ベル様も努力して瞬歩を会得したのですか?」
ベル
「ボクは、元々は普通の一般人だよ」
「烈お母さんに引き取られて、厳しい修行を重ねてきて今に至ってるけど」
四楓院夜一
「難しい事は考えんでも良い」
「少しずつ目標を設定して、日々精進するだけじゃ」
リリ
「・・・リリも強くなれますか?」
松本乱菊
「今回、夜一は忍者に育てたいって言ってたし・・・規格外の強さにはならないと思うけど」
卯ノ花烈
「隠密行動を得意とした死神も居ますから。ゆっくり修行をしていきましょう」
四楓院夜一
「砕蜂が居れば一番適任なんじゃが」
ベル
「砕蜂さんは、裏のお仕事をしてるんじゃないですかね」
リリ
「・・・裏のお仕事ですか・・・」
四楓院夜一
「そこまで怖がる必要は無いぞ」
「裏の仕事と言っても、暗殺とかの危ない仕事ではない筈じゃ」
松本乱菊
「馬鹿な主神が代表をしてるラキアが不利になる情報を集めたりしてるんじゃないの~」
卯ノ花烈
「暗殺も出来ますが・・・」
ベル
「まぁ、縁が有れば会えると思うよ」
リリ
「・・・そうですか」
四楓院夜一
「とりあえず、暫くの間は緩めのペースで修行を始めようかの」
リリ
「よろしくお願いします!」
リリは、暫くの間は山を拠点にして修行をする事になった・・・
ヘスティア・ファミリアのホーム・・・
ヘスティア
「リリ君は、修行を始めたんだね」
ベル
「夜一さんが一流の忍者に育てるそうです」
アストレア
「忍者・・・格好良いわね」
輝夜
「極東では、普通に忍者は居たぞ」
アリーゼ
「忍術とか使えるのかしら!」
ライラ
「普通の忍者は、情報を手に入れるのが仕事なんだろ?」
リュー
「情報は、何よりも大切な項目だ」
「ダンジョン内でも、偵察が出来るメンバーが居ると心強い」
アイズ
「・・・忍者は格好良い」
ティオナ
「ロキ・ファミリアにも忍者とか欲しいよね!」
リヴェリア
「そうだな。偵察が出来るメンバーは欲しい所だな」
アリア
「アイズちゃん達は、毎回ヘスティア・ファミリアに遊びに来てるけど大丈夫なの?」
アイズ
「問題無い。ダンジョンでお金を稼いでいるから」
ティオナ
「前より、効率よくヴァリスを稼げてるから大丈夫!」
アルフィア
「ベルを強引に連れて行ってるからだろうが」
「私の堪忍袋もブチ切れそうだが・・・」
ヘスティア
「まぁまぁ・・・お陰で、ボクのファミリアも安定した生活が出来ている訳だし」
「お互いにメリットが有るのは良い事だと思うよ」
アストレア
「アストレア・ファミリアも安定的に生活出来ているから問題無いわね」
松本乱菊
「ベル~お酒を一緒に飲みましょ~」
ベル
「ボクは、お酒を飲むと性格が少し変わるので嫌です」
ヘスティア
「ベル君!!未成年は飲酒禁止だよ!!」
卯ノ花烈
「以前、手違いでベルがお酒を飲んでしまったのですよ・・・」
アリア
「あの時のベル君は、凄く魅力的だったわ・・・」
アイズ
「その時の事について詳しく」
アストレア
「凄く気になるわね」
アリーゼ
「性格が変わったベルに興味が有るわ!」
輝夜
「天然ジゴロになるのではないか?」
ライラ
「それはある意味、犯罪だぜ」
ティオナ
「ベル君、どんな風に性格が変わるの?」
ベル
「・・・甘えるようになります」
ヘスティア
「甘えん坊のベル君・・・とても見てみたいと思うのはボクだけじゃないと思うぜ」
アルフィア
「・・・甘えるベルだと・・・」
リヴェリア
「酔うと、普段理性で抑えている枷が外れて素の部分が出てきているのだろう」
「ベルは、幼少期に親に甘える事が出来なかったんだろうな。その反動だろう」
卯ノ花烈
「私が引き取ってからは、不器用ながら甘えてくれるようになりましたね・・・母として嬉しく思いますよ」
松本乱菊
「私達もベルの面倒を見てたけど、お姉ちゃんって呼んでくれた時は嬉しかったのを覚えているわ!」
ヘスティア
「小さい頃のベル君・・・」
アストレア
「昔のベルの姿が見てみたいわね」
ベル
「記録とか残してないので写真とかは無いですよ」
アルフィア
「私が知らないベルの事を教えろ」
松本乱菊
「そんな言い方で良いのかしら~?」
「私達に勝てないのに、上から目線は駄目だと思うわ~」
卯ノ花烈
「ベルを可愛がっていた方達は大勢いらっしゃいます・・・その方達を全員敵に回しますか?」
「オラリオを一瞬で消し飛ばす事が出来る規格外の存在ですが・・・」
アルフィア
「・・・ごめんなさい。昔のベルの事を教えてください・・・」
卯ノ花烈
「良いでしょう」
松本乱菊
「ベルの伯母さんって気性が荒いので」
ベル
「他の人達を見下してるタイプですね」
「気に入らない事が有ると、容赦なく魔法をぶっ放す事で有名みたいです」
リヴェリア
「全く持ってその通りだ」
「昔のアルフィアは酷かったぞ・・・オラリオを壊滅させようとした冒険者だったからな」
ベル
「お義母さん最低だね」
アルフィア
「グハッ!!」
ベル
「まぁ、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに教えて貰ってるから知ってるんだけど」
リヴェリア
「ベルは、アルフィアの甥っ子だが・・・あんな伯母を尊敬できるか?」
ベル
「出来ません!」
アルフィア
「ゴハッ!!」
ベル
「これに懲りて、もう少し他人に興味を持ってほしいですね」
「ヘラお祖母ちゃんがアルフィアは、ベルの教育に悪いって言ってたし」
アルフィア
「グハァッ!!!!」
アイズ
「真っ白になっちゃったね」
ティオナ
「心にダメージを負ったんだね」
アリア
「自業自得と言うのよ。自分の今までやった事が回り回って帰って来たのね」
アストレア
「これをキッカケに考え方が変わると良いわね~」
ベル
「お義母さんは身内にしか興味が有りませんからね」
卯ノ花烈
「ベル、これから少し辛辣な態度で接する事にしましょう」
ベル
「お義母さんが普通になる為だもんね・・・ココは、心を鬼にしてでも!」
アルフィア
「辞めてくれ!!ベルに辛辣な態度を取られたら2度と立ち直れなくなる!!」
リヴェリア
「・・・滑稽だな。あの静寂のアルフィアが弄ばれてるぞ」
ベル
「さて、お義母さんは日頃の態度を改める迄はご飯は質素なご飯にします」
「リヴェリアさんがお義母さんの態度が変わったと言う迄はボクの態度は変わりませんので!」
アルフィア
「質素なご飯だと・・・」
ベル
「ご飯と漬物だけです。お味噌汁もおかずも無しです」
リヴェリア
「質素だな」
ベル
「ボクは、美味しい漬物が有れば文句は有りませんけどね」
アイズ
「逆に質素なご飯の方が日頃の美味しいご飯への有難味が分かると思う」
ティオナ
「一番精神的に来そうだもんね!」
アルフィア
「・・・ベルのご飯が食べられないのか・・・」
ベル
「今後の態度次第です」
松本乱菊
「ベル、カレーを作って食べましょう!」
ベル
「良いですよ。今日は、野菜カレーにしましょう」
アストレア
「みんなで作って食べましょう」
アイズ
「私達も手伝うから食べたい」
ティオナ
「ご飯は固めがカレーには合うよね!」
リヴェリア
「新鮮な野菜を買ってこよう」
アリーゼ
「デメテル・ファミリアの農園で買ってきましょう!」
輝夜
「玉ねぎ・ニンジン・ジャガイモは必要だな」
ライラ
「肉も欲しいけどな」
リュー
「皆で手分けして買ってくるべきだ」
それから手分けして、材料を買い集めて美味しい野菜カレーを作って食べました・・・
アルフィアは、野菜カレーを横目に漬物とご飯のみの質素な食事をしていました・・・