性悪女神のフレイヤがベルに接触するのを警戒して、オラリオの中を歩く時はアストレア・ファミリアの誰か、ベルの保護者達が一緒に居るようにしている・・・
ベル
「そんなに警戒する必要が有るんですかね」
卯ノ花烈
「可愛いベルに女神の毒牙が掛かってはいけません」
アルフィア
「常に警戒して、あの性悪女神が近づかない様に警戒しておく必要がある」
アストレア
「フレイヤは、神の魅了を使うから注意が必要なの」
ベル
「でも、ボク達は死神なので神の魅了とかは効かないと思いますよ」
「逆に斬魄刀の能力で姿を誤認させるので問題無いと思います・・・色々と弊害が有りますけど」
アリーゼ
「可愛いベルを毒牙から守るのが私達のミッションなのよ!!」
輝夜
「こうも大所帯で居れば接触してくることは無いだろう」
ライラ
「女神も暇なのかね~」
リュー
「常に警戒して、クラネルさんを守らなければ」
常に誰かがベルと一緒に居るので、女神フレイヤはベルに接触できるタイミングを作れていない・・・
フレイヤ
「こうも警戒されていると近づけないわね・・・」
「こうなったら、シルに姿を変えて近づくしかないわね・・・」
女神フレイヤは、不思議な光に包まれると・・・豊穣の女主人のウェイトレスのシルに姿を変えた・・・
シル
「これなら怪しまれずにベルに近づけるわね」
女神フレイヤは、ゆっくりとベルに近づき始める・・・
シル
「ベルさん♪」
ベル
「・・・シルさんですか?」
シル
「ベルさん、最近お店に全然来てくれないじゃないですか!」
「私、いつも待ってるんですよ!」
女神フレイヤは、ベルの手を引っ張って連れて行く・・・
シル
「ここまで来れば大丈夫ですね」
ベル?
「シル、何でミャ~をこんなところに連れて来たのニャ?」
シル
「え・・・ベルさん、そんな喋り方をしてましたか?」
ベル?
「何を言ってるニャ。ミャ~は、アーニャ・フローメルだニャ」
シル
「アーニャ・・・何でベルさんの姿に・・・」
その時、パリンと何かが割れて普段のアーニャの姿に戻った・・・
ベル
「アーニャさん、ご協力ありがとうございました」
アーニャ
「こんな事に協力させないで欲しいニャ~」
「今回の協力のお礼に皿洗いと店の手伝いをやって貰うニャ!!」
ベル
「別に構いませんよ」
アーニャ
「ついでに女装して貰うニャ」
ベル
「・・・ミアさんに相談して決めましょうね」
アーニャ
「ミア母ちゃんに許可を貰っておくニャ~」
アーニャは、ベルに対しての今回の協力した見返りを何にするかを考えながら帰っていった・・・
アルフィア
「ようやく顔を見せたな・・・性悪女神」
松本乱菊
「こうも本人そっくりに化けるのも神の権能の1つ?」
アストレア
「あれはフレイヤ特有のスキルかしらね」
卯ノ花烈
「さて・・・ベルに不用意に近づきましたね」
ベル
「鏡花水月の始解は普段は使いたくは無いんだけど・・・効果を限定して使えば案外使えるものだね」
「藍染さんに伝えてみようかな」
アルフィア
「さて・・・その見ているとムカついてくるツラをボコボコにしてやるか」
その時、影で見ていたオッタルが割って入る・・・
オッタル
「フレイヤ様!!」
アルフィア
「ガキは引っこんでろ!!福音!」
松本乱菊
「唸れ灰猫!!」
卯ノ花烈
「破道の三十三・蒼火墜」
3人のオーバーキルの攻撃を受けて、オッタルは一瞬でボロボロになって吹き飛ばされた・・・
フレイヤ
「オッタル!?」
アストレア
「流石にやり過ぎね・・・」
ライラ
「オーバーキル過ぎるだろ・・・」
アリーゼ
「一撃ね!」
輝夜
「冒険者の火力では無いな」
リュー
「・・・凄い」
ベル
「はぁ・・・もう一人のボク、ある程度まで治してあげて」
黒ベル
「面倒くさいなぁ・・・イチゴパフェとチョコレートパフェをご馳走して貰うからな」
もう一人のベルは、仕方なくボロボロのオッタルが死なない程度まで治療していく・・・
アルフィア
「性悪女神、お前の顔を見ると手が出てしまいそうだ・・・」
アストレア
「神に手を出すのは重罪だからね」
松本乱菊
「なら、死神の私達なら問題無いでしょ」
卯ノ花烈
「一応、神の肩書きが付いていますので」
フレイヤ
「私が何をしたって言うの・・・」
アルフィア
「何を言っている・・・お前の存在自体が害悪だ」
ベル
「まぁまぁ。とりあえず、少しだけ話してみましょう」
アストレア
「フレイヤ、ベルに接触しようとした理由は?」
フレイヤ
「ベルの魂が凄く綺麗で、手に入れたいと思ったから・・・」
松本乱菊
「有罪ね」
卯ノ花烈
「有罪ですね」
アルフィア
「一撃で天界に送還してやろう」
アストレア
「手を出しちゃ駄目よ」
ベル
「正直に言います。ボクは、貴方の事が好きじゃありません」
「なので諦めてください」
フレイヤ
「私が拒絶されるなんて・・・」
ベル
「神の魅了も効きませんので。不用意に魅了を使わない方が良いですよ」
アルフィア
「ベルに魅了を使った瞬間に消し飛ばす」
松本乱菊
「お仕置きが必要よね」
卯ノ花烈
「首を撥ねても良いのですよ?」
アストレア
「落ち着きましょう」
「フレイヤ、貴方はいい加減に他所のファミリアから気に入った子供達を魅了して引き抜くのを辞めなさい」
「じゃないと、いつか自分を滅ぼすわよ」
アルフィア
「既に、滅びる一歩手前だがな」
「辞世の句を聞いてやろう」
松本乱菊
「何か言い残すことは有るかしらね~」
卯ノ花烈
「触れてはいけないモノに触れた以上は、もう戻れませんよ」
ベル
「二度と近づかないのなら別に放置でも良いんですけど・・・」
アストレア
「フレイヤは執着するタイプだから、諦めないと思うわよ」
ベル
「面倒だなぁ・・・鏡花水月の始解を見せて、永遠にボクを認識できない様にしておきましょう」
フレイヤ
「・・・何をする気なの・・・」
松本乱菊
「怖がる必要は無いわ。永遠にベルの事を認識出来なくなるだけだから」
「まぁ、催眠状態になってベルの事が認識出来なくなるのよ」
アストレア
「ベルが近くに居ても分からなくなるの?」
卯ノ花烈
「ベルが居たとしても、見た目が知らない人に見えるようになります」
「過去に、鏡花水月の能力を使って悪事を行った者が居ましたが・・・」
ベル
「アストレア様は見ない様に目を閉じていてくださいね」
「砕けろ・・・」
黒ベル
「お取込み中の所申し訳ないけど、治療は終わったぞ~」
「暫くしたら、目を覚ますと思うぞ」
アルフィア
「クソガキが目を覚ます前にやってしまえ」
ベル
「砕けろ・・・」
フレイヤ
「待って!!もう不用意に近づかないから許して・・・」
ベル
「それは約束出来るんですか?」
フレイヤ
「・・・約束します・・・」
松本乱菊
「嘘だと思うわ」
卯ノ花烈
「嘘ですね」
アストレア
「はぁ・・・何で、ベルは神を虜にしちゃうのかしら」
フレイヤ
「・・・どういう事」
アストレア
「恋愛アンチのアルテミスに求婚されたのよ」
「自分の命を救ってくれた最愛のオリオンって」
ベル
「ボクは、アルテミス様には応えられませんから」
「それに、好みの女性は黒髪美人の大人の女性なので」
ライラ
「輝夜は大人の女性じゃねえな」
輝夜
「私は、ベルより年上だぞ」
リュー
「性格的な問題だろう。アリーゼは論外だな」
アリーゼ
「心に突き刺さるわね!」
松本乱菊
「ベルの好みって、一番近いのが卯ノ花隊長なのよね・・・」
卯ノ花烈
「・・・私は、ベルを最愛の息子として見ていますが・・・ベルが望むのであれば吝かではありませんね」
アストレア
「それは辞めておきなさい。息子と義母の恋愛物語は非常に拗れるから」
アストレア
「・・・ベル、相手の事を確実に調査をしてから結婚するんだぞ」
ベル
「ボク、まだ12歳だよ?」
アルフィア
「恋愛に年は関係ないぞ」
フレイヤ
「・・・ねぇベル、お友達としてなら良いかしら・・・」
ベル
「フレイヤ・ファミリアがお祖父ちゃん達にした酷い事は許せないので嫌ですよ」
アルフィア
「そうだぞ。絶対に許してはいけないからな」
「調子に乗って、自滅する馬鹿ほど愚かなものは無いからな」
フレイヤ
「ゼウスとヘラには謝るから・・・」
松本乱菊
「神って、他の神の嘘は見抜けるの?」
アストレア
「余程、嘘が得意じゃない限りは見抜けるわね」
卯ノ花烈
「では・・・」
アストレア
「フレイヤは、嘘は言ってないわね」
「まぁ、フレイヤの今後の態度次第で対応は変えても良いんじゃないかしら」
ベル
「約束通り、お祖父ちゃん達に謝ってくださいね」
フレイヤ
「美の女神に誓って嘘は言わないわ」
「それで・・・お友達としてなら良いかしら」
ベル
「ちゃんと謝ってきたらいいですよ」
「念の為に、乱菊さんに同行して貰いましょう」
松本乱菊
「村まで遠いのよね~」
ベル
「ご褒美に、1日だけ至れり尽くせりの休日をご提案します」
松本乱菊
「乗ったわ!」
アルフィア
「ついでに転がってるクソガキも連れていけ」
「目を覚ませばフレイヤ様と五月蠅いからな」
ライラ
「フレイヤ様~って狂信者が多いぜ」
アリーゼ
「自分の主神を信仰するのは普通の事なんだけどね!」
輝夜
「信仰具合が常軌を逸しているんだよ」
リュー
「近寄らないに限る」
卯ノ花烈
「乱菊さん、暴れたら適当に制圧してください」
松本乱菊
「足でも切れば良いでしょ」
ベル
「それでは、お気をつけて」
松本乱菊
「ご褒美を忘れないでね~」
アストレア
「いつ頃戻ってくるかしらね」
ベル
「2週間は掛かると思いますよ」
「ザルド叔父さんも居るから、お祖父ちゃん達に危害を加える事は無いと思うけど」
それから、女神フレイヤはゼウスとヘラが隠居している村に赴き、誠心誠意の謝罪をしたが日頃の鬱憤が溜っていた女神ヘラがブチ切れて中々に阿鼻叫喚の光景が広がっていたそうだ・・・
オッタルは、ザルドが生きていた事に驚愕して決着を付ける等と言って勝負を挑んだが余裕で返り討ちにされて、再びボロボロの状態になって転がされていた・・・
松本乱菊
「私の出番は無かったわね~」
ザルド
「このクソガキの相手などしてもつまらん」
「今だにレベルが上がらん馬鹿に構う価値も無い」
ゼウス
「ヘラのキャットファイトは終わらんの~」
松本乱菊
「色々と鬱憤が溜ってるんでしょ~」
「女同士の戦いは長いわよ~」
ザルド
「ゼウスが毎回、覗きをするからだ」
松本乱菊
「去勢する?」
ザルド
「頼むぞ」
ゼウス
「先日、ヘラに散々ボコボコにされて覗きをする気も無くなったわ」
それから、自慢の美貌がボロボロになったフレイヤと満足げな顔をしたヘラが戻って来たとさ・・・
フレイヤ
「こんなに酷い目に会ったのは初めてよ・・・」
ヘラ
「黙りなさい。私の可愛いベルに手を出そうなんて許せるわけが無いでしょうが!」
「その自慢の顔もボロボロになれば、美の女神を名乗れないわね!」
松本乱菊
「酷い顔ね・・・女として同情するわ」
ザルド
「いい気味だな」
ゼウス
「コレで懲りたじゃろ」
松本乱菊
「せめて、大きな傷だけでも治すから大人しくしてなさい」
乱菊は、あまり得意ではないが鬼道を使ってフレイヤの顔の傷を治していく・・・
ヘラ
「器用に治していくわね」
松本乱菊
「はい、1週間もすれば元の顔に戻るでしょ」
フレイヤ
「痛かったわ・・・」
ヘラ
「今まで調子に乗っていたツケが回って来たのよ。大人しく受け入れなさい」
松本乱菊
「顔の傷が完全に治ったら、オラリオに戻りましょう」
ザルド
「俺もオラリオに行くか・・・」
ゼウス
「隠居するのも飽きてきたの・・・」
ヘラ
「一緒にオラリオに行きましょう。ベルの頼めば見た目を誤認させるくらいはお願い出来るから」
松本乱菊
「ベルが喜びそうね~」
フレイヤの怪我が治り次第、みんなでオラリオに戻る事になりました・・・