リリが修行から戻って来たので、武器や装備を整えて今の実力が如何ほどのモノなのかを確かめる為にダンジョンに向かった・・・
リリ
「参ります!!」
リリは、瞬歩を繰り返して気配を消しながらモンスターを倒していく・・・
ベル
「想像以上だね・・・まさに忍者みたいだ」
アリーゼ
「凄いわ!!動きが目で追えないわ!!」
輝夜
「まさに忍者・・・」
ライラ
「あれって本当に忍者なのか?」
リュー
「イメージしていた忍者とは違うような気がする・・・」
アイズ
「リヴェリア、私も忍者みたいに高速で動きたい」
リヴェリア
「アイズは魔法を使えば、中々の速さで動けるだろ」
ティオナ
「でも、凄いよね~」
「一瞬でモンスターを倒していくんだもん!」
リリ
「ベル様、無事に全てのモンスターを倒しました!」
ベル
「夜一さん・・・やり過ぎですよ」
アリーゼ
「何処がやり過ぎなのかしら!」
輝夜
「むしろ味方としては心強いと思うが」
ライラ
「そうだよな」
リュー
「クラネルさん・・・あまり悩むようでしたら、相談に乗りますから」
アイズ
「ベル、私も鍛えて」
ティオナ
「私も~!」
リヴェリア
「頼むから。悩みの種を増やすな」
ベル
「とりあえず、夜一さんとは一度しっかりと話し合いをしないと駄目だね」
「それじゃあ、安全を確保しながら進みましょう」
ベル達は、モンスターやトラップ等に注意しながらダンジョンの奥に進んでいくと・・・
リリ
「止まってください!!何か来ます・・・」
リリが制止すると、冒険者パーティーがモンスターに追われて逃げて来た・・・
冒険者パーティーは、ベル達の横を通り抜けてモンスター達のヘイトをベル達に押し付けた・・・
リリ
「いけません!!モンスターのヘイトがリリ達に向きました!!」
リヴェリア
「怪物進呈か・・・冒険者として禁忌とされてる迷惑行為だぞ」
アイズ
「みんなが居れば問題無い」
ティオナ
「全部倒して、魔石を手に入れて荒稼ぎだ~!!」
アリーゼ
「ベル!思いっきりやっちゃって!!」
ライラ
「アリーゼも戦えっての!」
輝夜
「この程度ならば難しくない」
リュー
「短時間で殲滅しましょう」
ベル
「散れ!千本桜!」
リリ
「芽吹け!八重桜!!
※夜一がリリの為に刀鍛冶にお願いして作って貰ったオリジナル斬魄刀・・・千本桜の廉価版です
沢山の桜吹雪がモンスターを飲み込んで、あっという間に殲滅する事が出来た・・・
ベル
「リリ・・・斬魄刀を作って貰ったの?」
リリ
「夜一様から、忍者刀が有った方が雰囲気が出ると言う事で・・・特別に刀鍛冶様に作っていただきました」
「卍解などは出来ませんが・・・始解でも十分戦えますので」
アイズ
「ズルい・・・」
ティオナ
「リリちゃんも特別な武器を持ってるなんてズルいよ!!」
リヴェリア
「魔法とは違うようだが・・・」
アリーゼ
「凄いわ!」
ライラ
「一撃で殲滅出来るなんて凄いな」
輝夜
「あまり大勢の前で使わない方が良いぞ」
リュー
「魔剣と言う事で誤魔化せれば良いが・・・」
ベル
「魔石まで粉々になっちゃってる・・・」
リリ
「完全にオーバーキルでしたね」
リヴェリア
「仕方ないさ。怪物進呈など予想外な事が有ったんだ」
「その代わりに他の素材を採取して補填すれば良いよ」
アイズ
「・・・リヴェリア、私もヘスティア・ファミリアに改宗すれば特別な武器を貰えるのかな」
リヴェリア
「おそらく無理だろうな」
「ベルと同等の強さにならなければ許可は貰えないだろう」
ティオナ
「ロキが騒がしくしそうだね」
アリーゼ
「ベル!ダイヤモンドの原石が埋まってるわ!」
ライラ
「中々の大きさだな」
輝夜
「宝石類はギルドが管理しているから高く買い取ってくれるだろう」
リュー
「他の宝石の原石も有れば高く売れるかもしれない」
ベル
「打ち砕け!天狗丸!どりゃ~!!」
リリ
「ベル様!?」
ベルは、天狗丸で鉱石が埋まってる可能性が有る場所を徹底的に破壊していく・・・
アリーゼ
「凄い大量だわ!」
ライラ
「ダイヤモンドの小さめの鉱石が多いな」
輝夜
「だが、問題無く買い取ってくれるだろう」
リュー
「・・・指輪に使う時に丁度良いサイズで」
アイズ
「たくさん拾って、お小遣いを稼がないと」
ティオナ
「食費を稼がないとね!」
リヴェリア
「ファミリアの生活費も稼がないとな・・・」
ベル達がダイヤモンドの鉱石を大量に集めている頃・・・
アストレア
「今日も平和ね~」
ヘスティア
「平和だね~」
アルフィア
「こんな時に限って面倒な事が起こる・・・」
アリア
「そんな事を言うと現実になるんだから言っちゃ駄目よ」
卯ノ花烈
「乱菊さんは無事に仕事を全うしているでしょうか・・・」
四楓院夜一
「数日もすれば戻ってくるじゃろ」
「茶菓子でも食べながら、ベル達の帰りを待っていれば良いじゃろ」
松本乱菊
「ただいま~♪」
ヘスティア
「おかえり~」
松本乱菊
「ヘスティア様の知り合いっていう人達を連れて来たんだけど」
ヘスティア
「ボクの知り合い?」
「アフロディーテかアルテミスかな?」
ヘラ
「久しぶりね、ヘスティア」
ヘスティア
「ヘラじゃないか!?」
アルフィア
「・・・何故オラリオに戻って来た」
ヘラ
「可愛いベルに会う為よ」
ゼウス
「しかし・・・無事に復興してはいるが変わっとらんのぉ」
ヘスティア
「ゼウス~!!!」
ゼウス
「ちょ!?」
ヘスティア
「この大馬鹿者め~!!」
ゼウス
「髭を引っ張らんでくれ~!!」
松本乱菊
「この爺は何をしたの?」
アストレア
「ゼウスは、天界で正妻のヘラが居るのに数多の女神に手を出してブチ切れたヘラにボコボコにされて天界を追放されかけたのよ」
卯ノ花烈
「最低ですね」
アリア
「女の敵ね」
四楓院夜一
「救い様がないの」
アルフィア
「スケベで救い様の無い馬鹿だ」
ヘラ
「全く持ってその通りね・・・でも、惚れた私も可笑しかったのね」
アストレア
「きっと腐れ縁だったのね」
アリア
「でも、ゼウスとヘラって凄い有名な神様よね?」
アストレア
「かつて、オラリオの二大派閥と言われていたのがヘラ・ファミリアとゼウス・ファミリアよ」
アルフィア
「・・・黒龍の討伐に失敗し、多くの団員が命を落とし・・・オラリオを追放された」
ヘスティア
「それで逆恨みして、オラリオを暗黒期に突入させたのかい・・・」
「キミがベル君の育ての親じゃなくて良かったね」
ゼウス
「ベルが生まれたのは、丁度オラリオが暗黒期に入る前位だったな」
ヘラ
「メーテリアが残した忘れ形見だもの・・・大切に育ててあげたかったのに」
卯ノ花烈
「貴方達ではベルを育てる事は出来なかったでしょう」
「故に、私が引き取って育てました」
松本乱菊
「確かにね」
「半分は育児放棄みたいな感じだったじゃない」
アルフィア
「・・・呪いで動けなかったとはいえ何も言い返せない・・・」
ゼウス
「仕方あるまい。ワシ等の代わりにベルを育ててくれて感謝する」
ヘラ
「そうね・・・ありがとう」
ヘスティア
「そういえば、フレイヤは帰ったのかい?」
松本乱菊
「ザルドがフレイヤとオッタルを担いで、フレイヤ・ファミリアのホームまで運んで行ってるわ」
「生意気なクソガキ共をボコボコにしに行くんだって」
ヘスティア
「物騒だね~」
ヘスティア達が話していると・・・
ドンドンドン!!
ヘスティア
「誰だい?今は、お客人の対応中なんだけどねぇ」
タケミカヅチ
「ヘスティア!!」
ヘスティア
「タケじゃないか。そんなに慌てて何か有ったのかい?」
タケミカヅチ
「すまない・・・私の子供達がダンジョンでヘスティアの眷属に怪物進呈をしたらしい・・・」
「ヘスティアに謝らなければならない・・・」
ヘスティア
「まぁ、ベル君達なら大丈夫だと思うよ」
「アリーゼ君やアイズ君やリヴェリア君が一緒に居るから。ベル君も可笑しい位に強いから」
卯ノ花烈
「念の為、様子を見に行ってみましょう」
ヘスティア
「ベル君達を迎えに行ってみよう」
ヘスティアと烈は、ダンジョンの入り口までベル達を迎えに行った・・・
アルフィア
「おい、貴様は主神のはずだろうが」
「自分の眷属の教育も満足に出来んのか」
四楓院夜一
「アストレア、ダンジョンは自分のレベルに応じた階層迄しか行けないのではないのか?」
アストレア
「普通なら、ギルドでダンジョンに向かう際に専属のアドバイザーに申請して、冒険者のレベルを見て何階層迄は行っても良いって指示されるんだけど・・・」
松本乱菊
「まぁ、欲を出して指示された階層より深い所に行ったんでしょ」
ヘラ
「タケミカヅチのファミリアは、小規模なファミリアでしょう」
ゼウス
「生活に困って、更に稼ぐ為に下の階層迄に行ったんじゃな」
アリア
「それで、モンスターに襲われて他の冒険者にモンスターを押し付けるなんて・・・何かしらのペナルティは有るでしょ?」
アストレア
「被害の程度にもよるけど、禁忌とされる行為を行った場合は厳しいペナルティは下されると思うわ」
タケミカヅチ
「どんな処罰も受ける覚悟だ」
「・・・何故、ゼウスとヘラが居るんだ・・・」
ヘラ
「別に今回の事には何も関係ないでしょ」
ゼウス
「あまり首を突っ込むのは感心せんぞ~」
ダンジョンの入り口・・・
ヘスティア
「ベル君達は、無事に帰って来てくれるかな・・・」
卯ノ花烈
「大丈夫ですよ。軟な鍛え方はしていませんから」
ヘスティア達が待っていると・・・・
ベル
「あ、神様とお母さん・・・迎えに来てくれたの?」
リリ
「ヘスティア様、今日はダイヤモンドの原石を沢山採集できたので夕食は豪華にしましょう♪」
アイズ
「当面の間の生活費は賄えた」
ティオナ
「懐がホクホクだね♪」
リヴェリア
「ファミリアの食費は稼げたな」
アリーゼ
「今回の稼ぎでアストレア様にドレスをプレゼントしましょう!!」
ライラ
「もうじき神会が近いから良いんじゃねえか?」
輝夜
「美しいドレスを仕立てよう」
リュー
「まずはギルドに換金に向かおう」
ヘスティア
「ベル君、ダンジョンで何かトラブルは無かったのかい?」
ベル
「ちょっとしたアクシデントは有りましたけど、特に問題は有りませんでしたよ」
リリ
「リリもトラブルは有りませんでした」
リヴェリア
「ヘスティア様、怪物進呈が行われた事をご報告しておきます」
アイズ
「何処のファミリアか分からないけど、ギルドには報告しておくね」
ティオナ
「注意して貰わないとね!」
ヘスティア
「さっき、タケが謝罪しに来たよ」
ベル
「誰ですか?」
ヘスティア
「タケミカヅチ・・・武を司る主神だよ」
卯ノ花烈
「きちんと筋を通す主神でしたね」
「どこぞの馬鹿な主神共とは比べ物にならないですね。好感は持てますね」
リヴェリア
「我々は、違うファミリアだが今回の当事者だから話し合いには参加した方が良いだろうか」
アイズ
「話し合いする?」
ティオナ
「アストレア様も話し合いに参加するのかな」
ヘスティア
「アリーゼ君達も当事者だからね・・・話し合いには参加して貰う事になると思うよ」
アリーゼ
「真剣に話し合いましょう」
輝夜
「禁忌に触れる行為だからな」
ライラ
「徹底的に話し合ってやろうぜ」
リュー
「事と次第によっては、何かしらの制裁が必要になってくる」
ベル
「細かい事はギルドに任せたいんですけど・・・」
ヘスティア
「ギルド長の前で話し合う場所を用意して貰える様にお願いしてみるよ」
卯ノ花烈
「今回の事を報告して、狛村隊長の判断に任せましょう」
今回の出来事をギルドに報告する事になりました・・・