怪物進呈をされてから数日後・・・ベル達は、ギルドの応接室に案内された・・・
狛村左陣
「では、今回の怪物進呈は本当の事だと」
リヴェリア
「間違いない。そこの冒険者パーティーがモンスターのヘイトを押し付けて行ったからな」
リリ
「20階層でリリ達がモンスターを倒しながら、素材採集をしていた時です」
エイナ
「ベル君達は、無事だったんだよね?」
ベル
「この通り無事ですよ」
ヘスティア
「ベル君達が無事だから、直接的な被害は無いんだけどねぇ・・・」
ロキ
「アイズたん達が迷惑を被ったのは事実やしなぁ~」
アストレア
「今回は、禁忌とされる行為を行ったタケミカヅチ・ファミリアへのペナルティで良いんじゃないかしら」
アイズ
「駄目だと思う」
「今回は、私達だったから問題無かっただけの結果論にすぎない」
「もう一度、同じ行為を行わない為に厳しい罰則が必要だと思う」
ティオナ
「だよね~」
「5階層とかで活動しているレベル1の冒険者の人達に怪物進呈してたら間違いなく甚大な被害が出てた筈だもん」
「私達が似たような事を前にやっちゃったし・・・何も言えないけど」
ロキ
「ウチ等は、きちんとベルの許しを得たんやし過度に気にしたらアカンで」
アリーゼ
「行った禁忌行為は前代未聞なのだから!」
ライラ
「オラリオでの活動を禁止して、国外追放とかも有り得ると思うぜ」
輝夜
「今回は、情報統制を行っているから事実が露呈していないが・・・バレれば他所のファミリアからの迫害は有るだろうな」
リュー
「ギルドの考えは如何なっているのだろうか」
狛村左陣
「では、当事者のタケミカヅチ・ファミリアの言い分を聞こう」
タケミカヅチ
「当日の予定は、15階層迄の予定だと聞いていたのだが・・・」
命
「大変申し訳ありませんでした!!」
千草
「わ、私が怪我をしちゃったから・・・」
桜花
「あの時の判断が間違っているとは思っていない」
狛村左陣
「それがタケミカヅチ・ファミリアの言い分か・・・」
「調べさせてもらったが、タケミカヅチ・ファミリアの団員の平均レベルは1の筈だが・・・」
「何故、20階層に居たのか話してもらおうか」
命
「・・・日頃の生活資金が底をつき、更なる稼ぎを求めて20階層に行きました・・・」
千草
「そこで、沢山のモンスターに襲われて・・・」
狛村左陣
「主神タケミカヅチ・・・お前の言い分は」
タケミカヅチ
「桜花達が行った事は許される事では無い・・・」
「私に出来る事が有れば、何をしてでも償うつもりだ」
エイナ
「では、何をして償うつもりですか?」
「今回の出来事でダンジョンでの行動制限は非常に重いペナルティが課されることになると思います」
タケミカヅチ
「ギルドの指示に従おう」
狛村左陣
「ふむ・・・ベル達の意見を聞こう」
ベル
「ボク達からは何も言う事は有りません」
「自分達の勝手な行動で、主神の名前に傷つけても反省する素振りを見せない馬鹿相手に語る口など持ってはいませんので」
リヴェリア
「レベル1の冒険者が無茶をする事は多いが・・・今回は、度を越している」
「ギルドからの厳重な処罰を課すように求める」
アイズ
「厳しめのペナルティでお願い」
ティオナ
「それかファミリアの解体とか?」
ヘスティア
「ボク達には、他所のファミリアへの処罰は如何すれば良いか分からないからギルドに任せるよ」
ロキ
「ウチ等も過去にやらかしてるからなぁ・・・ギルドに一任するで」
アストレア
「それか、冒険者教育を限界まで厳しめに行うとかは必要じゃないかしら」
「オラリオ内でのボランティア活動とかも良いかもしれないけど」
アリーゼ
「当面の間は、ダンジョンに行けないんだから恩恵は封印しても良いと思うわ!」
ライラ
「今回の事を確実に反省するまでは恩恵の封印は有りだと思うぞ」
輝夜
「タダ働きが妥当だな」
リュー
「今回の事は、公に発表する事も必要だ」
「自分達の社会的な信用が無くなっていくのを実感するべきだ」
狛村左陣
「ベル達の言い分は理解した」
「今回の話し合いを纏めて、明後日に処罰を決める」
「その後、今回の出来事を詳細に纏めてオラリオ内に周知する。どんな結果になるかは分かり切っているがな」
エイナ
「では、明日ギルド内で会議をして処罰に関して話し合いましょう」
「ベル君達は、気を付けて帰ってね」
ベル
「エイナさん、後の事はお任せしますね」
ベル達は、重い腰を上げて戻っていった・・・
タケミカヅチ・ファミリアの面々は結論が出る迄はギルドに拘留されることになった・・・
ヘスティア
「しかし、タケも大変だねぇ」
ロキ
「仕方ないやろうな」
「ダンジョン内での眷属の行動なんてウチ等は全く分からんからな」
アストレア
「レベルが上がる迄は、ギルドに何階層迄は行っても良いって言われるんだけどね・・・」
ライラ
「生活が出来ねえって・・・アルバイトをする選択肢とかも有るだろうによ」
リヴェリア
「他所のファミリアの事は全く分からないからな」
アイズ
「疲れた・・・ベル、ご飯を食べに行こう」
ティオナ
「時間的には、ブランチだね!」
アリーゼ
「朝ごはんを食べられていなかったから、今からご飯を食べに行くわよ!」
輝夜
「パンが食べたいな」
リュー
「ミア母さんのお店でもパンは食べられる」
ライラ
「いつから母さん呼びなんてしてるんだよ」
リュー
「最近、勉強の為にアルバイトを始めて・・・」
アストレア
「リューがもっと人付き合いが得意になるように賛成したのよ♪」
ベル
「リューさん、もう少し料理が上達すると良いんですけど」
リュー
「ベルの期待に応えられる様に頑張らなくては・・・」
リリ
「リリもアルバイトを始めるべきでしょうか・・・」
ヘスティア
「リリ君もボクと一緒にアルバイトしてみるかい?」
リリ
「・・・少し考えさせてください」
それから、豊穣の女主人に行って朝ごはんを食べました・・・
2日後・・・
狛村左陣
「では、ギルドからの処分を言い渡す」
「タケミカヅチ・ファミリアの当面の間の活動はギルドからの許可が出る迄は凍結とする」
「そして、団員を違うファミリアに一時的に移籍させ、厳しい再教育を行う事とする」
ロキ
「まぁ、妥当な判断やな」
ヘスティア
「違うファミリアで再教育・・・どんな事をされるんだろうね」
アストレア
「今度の態度次第では、処分が軽くなるかもしれないわね」
卯ノ花烈
「狛村隊長は、正しい判断を下せる方ですので」
松本乱菊
「でも、違うファミリアって何処のファミリアにする訳?」
四楓院夜一
「オラリオには、数多のファミリアが有るからのぉ」
「無作為に選んでも、クズが主神のファミリアに当たるじゃろうからギルドで決めるじゃろうな」
ベル
「狛村隊長、何処のファミリアに改宗させるのか決まっているんですか?」
狛村左陣
「・・・ロキ・ファミリアに1人。アストレア・ファミリアに1人。ヘスティア・ファミリアに1人。ガネーシャ・ファミリアに1人を移そうと考えている」
ヘスティア
「ボクのファミリアは、怖い人がいるけど良いのかい?」
「ベル君達に危害を加えかけた相手には、地獄の果てまで追い回すと思うよ」
ロキ
「アルフィアなら死ぬまで追い回すで・・・」
アストレア
「ウチのファミリアで受け入れるのは良いけど・・・アルフィアが仮住まいしてるから危ないわよ」
ロキ
「アイズたんが嫌な顔しそうで受け入れるのは遠慮したいわ」
狛村左陣
「ふむ・・・先方の意志が重要だからな」
「他に再教育が出来るファミリアは有るだろうか・・・」
フレイヤ
「あら、フレイヤ・ファミリアで受け入れても構わないわよ」
ヘスティア
「いつの間に居たんだい・・・」
ロキ
「フレイヤ・ファミリアの荒くれ物が受け入れるんかいな・・・」
アストレア
「ザルドが徹底的にボコボコにしたみたいだし・・・性格が丸くなっていると良いんだけれど・・・」
卯ノ花烈
「我々が預かって、精神を崩壊寸前まで追い込みましょうか?」
松本乱菊
「超スパルタ教育なら得意よ!!」
四楓院夜一
「上手くいけば、新しい自分に生まれ変われるかもしれんぞ~」
狛村左陣
「お前達は、加減を間違えるとやり過ぎるので駄目だ」
ヘスティア
「はぁ・・・アルフィア君に追い回されるのを覚悟してくれるなら一人くらいは受け入れるよ・・・」
「ただし!!決められた期間だけだよ!!」
ロキ
「ドチビが受け入れるなら、ウチも期間限定で受け入れたる」
「その代わり、下っ端の雑用係やで」
アストレア
「仕方ないわね・・・私のファミリアでも受け入れるわ」
「ただし、満足なダンジョン探索なんて行わせないわよ。可愛いベルに迷惑をかけたんだから相応の罰を受けて貰わないと」
フレイヤ
「最後の1人はフレイヤ・ファミリアで受け入れるわ」
「丁度、ザルドがオッタル達の腐った性根を鍛えなおすって言って暫く滞在してるの。ちょうどいい機会だと思うわ」
狛村左陣
「では、受け入れる団員を選んでくれ」
ヘスティア達は、受け入れても良いメンバーを指名した・・・
命
「この度は、ご迷惑をかけて申し訳ありません・・・」
ヘスティア
「謝罪は必要無いよ」
「当分の間は、怖~いアルフィア君に追い回されるだろうけど覚悟しておいてくれよ」
卯ノ花烈
「我々も徹底的に追い込みますので」
松本乱菊
「厳しくしていくからね~」
四楓院夜一
「簡単に折れてくれたら拍子抜けじゃ」
命
「・・・私は、生きて帰れるのだろうか・・・」
それぞれのファミリアに一時的に引き取られて行くタケミカヅチ・ファミリアの面々だった・・・