剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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面倒事

 

 

 

 

 

 

 

ベルは、今日もパーティーを組んでダンジョンに入って素材の採掘と採集を頑張っている・・・

 

 

 

アイズ

「ベル、鉱石が沢山採れた」

 

ベル

「別に、毎回ボクに報告しなくても良いんですよ?」

 

アイズ

「ベルに褒めて貰いたいから」

 

ベル

「純度の高い鉱石が採れてますね・・・アイズさん、鉱石の採掘が上手になりましたね」

 

「この調子で採掘を頑張ってくださいね」

 

アイズ

「うん、頑張る」

 

ティオナ

「ベル君に褒めて貰えるなんて・・・羨ましいよ!!」

 

アリーゼ

「ベルに褒めて貰える様に頑張りましょう!!」

 

ベル

「あの・・・ボクは褒める為にダンジョンに来たわけじゃないですからね」

 

輝夜

「褒められるとやる気がアップして、生産性が上がると思うぞ」

 

ライラ

「適当に褒めておけば良いのさ」

 

リュー

「・・・ベルに褒めて貰いたい」

 

リヴェリア

「アイズも年相応になって来たな」

 

リリ

「・・・違うファミリアなのに同じファミリアのメンバーのような距離感ですね」

 

リヴェリア

「アイズは、あまり感情を表に出す事は無かったんだがな・・・ベルと知り合ったのが良いキッカケになっているようだな」

 

ベル

「鉱石は十分に採掘出来たかな」

 

「次は、薬草と薬に使えるキノコを採って行こうかな」

 

アイズ

「ベル、毒キノコとか有るか教えて」

 

ベル

「この階層には、テングダケが生えているのでカラフルなキノコはスルーしてください」

 

「普通に毒キノコなので・・・これです」

 

ティオナ

「こんなカラフルなキノコを食べる人が居るのかな・・・」

 

リヴェリア

「毎年、何人かが試しに食べてディアンケト・ファミリアに運ばれて行くそうだ」

 

「勿論、治療費はかなりの金額を提示されるそうだ・・・自己責任の成れの果てだ」

 

アイズ

「怪しいキノコは採らない」

 

リリ

「青色のヒールマッシュルームが目的のキノコなので優しく採取してくださいね」

 

アイズ

「・・・コレがポーションの材料になるんだ・・・」

 

ティオナ

「私達もポーションとか作れたら楽なのにね~」

 

アリーゼ

「ポーションを作るには医療系の主神の加護が必要になるわ」

 

輝夜

「自分で作ろうとしてもヘドロの様な臭い液体が出来上がる」

 

ライラ

「どのみち、ポーションは買うしか手に入らないんだよな」

 

リュー

「その分、効果は保証されているから信頼できる」

 

リヴェリア

「・・・効果の高いポーションになるほど金額が跳ね上がるのが少々辛いがな」

 

リリ

「問題ありません。怪我をしなければ良いのです」

 

ベル

「それが出来るのは、ボクとリリだけだよ・・・」

 

リリ

「瞬歩が出来ないと駄目ですね」

 

ティオナ

「む~!!!ベル君達だけズルい!!」

 

「身体技術だけで一瞬で動けるなんて反則だよ!!」

 

アイズ

「・・・魔法を使っても追い付けない・・・」

 

リヴェリア

「ベルは、レベルの概念に縛られていないからな・・・」

 

「短文詠唱で様々な魔法を使える時点で私の存在意義が・・・」

 

アリーゼ

「細かい事は気にしちゃいけないわ!!」

 

輝夜

「ベルが仲間で居てくれる事に感謝だな」

 

ライラ

「ベルがアストレア・ファミリアを訪れてくれたのが一番の幸運だったよな」

 

リュー

「・・・ベルとの縁に感謝しなければ」

 

 

みんなでキノコ採取を終えて、ギルドとミアハ・ファミリアに納品した・・・

 

 

 

ヘスティア

「今日の収益は凄い金額だね~」

 

ベル

「鉱石とキノコが沢山採れたので、良い稼ぎになりました」

 

リリ

「今日は、皆さんで食事に行きましょう」

 

ヘスティア

「アイズ君達も誘って行くかい?」

 

ベル

「一緒に採取を頑張ったので誘って行きましょう」

 

 

 

今日、一緒にダンジョンで採取を行ったメンバーで夕ご飯を食べに行く事になった・・・

 

 

 

 

豊穣の女主人・・・

 

 

ミア

「今日は、沢山ヴァリスを使って行ってくれると嬉しいがね」

 

ベル

「人数が多いので、沢山注文しますね」

 

リリ

「ベル様、リリは本日のおすすめ料理にします」

 

アーニャ

「ご注文が決まったら呼ぶニャ~」

 

アイズ

「今日は、一杯食べる」

 

ティオナ

「最近、普通に生活できるようになったね~」

 

リヴェリア

「ベルのお陰だな・・・安定的に採取出来るようになったのが大きいな」

 

ロキ

「・・・ウチも一緒に来ても良かったんか?」

 

ヘスティア

「たまには良いんじゃないかい?」

 

「アイズ君達のお陰でベル君も楽しそうにダンジョンに行けているようだからね」

 

アストレア

「ファミリア同士の交流を深めるのも大切ね」

 

アルフィア

「・・・ベルに迷惑をかけた時点で首が飛ぶことを覚えておけ」

 

ロキ

「・・・もう精神的に追い詰められるのは勘弁や」

 

アリーゼ

「今日は、久しぶりにお酒を飲むわ!」

 

輝夜

「誰がアリーゼの介抱をすると思っている・・・」

 

ライラ

「お前は、飲酒禁止な」

 

リュー

「後々が面倒だからアリーゼは飲んでは駄目だ」

 

アリーゼ

「酷いわ!!」

 

 

ベル達は、好きな料理を頼んで楽しく食事をしていると・・・

 

 

 

???

「おいおい、以前アポロン様のお誘いを蹴ったガキが居るじゃないか~」

 

「どうせ、弱小ファミリアに所属してダサい人生を送ってんだろうな~!!」

 

アルフィア

「失せろ、福音」

 

 

ベルを馬鹿にしたクソガキを店外に吹き飛ばして、イライラしているアルフィアはクソガキの顔面に何発かグーパンチをお見舞いしてゴミ箱に突っ込んできた・・・

 

 

アルフィア

「手が汚れた」

 

ミア

「裏の井戸で洗ってきな」

 

アルフィア

「そうさせてもらおう」

 

 

井戸で手を綺麗に洗ってきたアルフィアは、再び食事を再開した・・・

 

 

 

ヘスティア

「・・・アストレア、ロキ・・・今のは色々と面倒な事になる気がするんだけど・・・」

 

ロキ

「普通に面倒な事になると思うで~」

 

アストレア

「しかもアポロンの眷属ね・・・あのド変態の事だから余計な事をしてくるわね」

 

ヘスティア

「は~・・・来週の神会でアポロンが絡んで来そうな気がするからロキとアストレアも協力してくれよ」

 

ロキ

「しゃあないわな」

 

アストレア

「何とかして、面倒事を避けましょう」

 

 

ベル

「さっきの人は誰ですかね」

 

リリ

「随分と舐め腐った態度でしたね」

 

アイズ

「アポロン・ファミリアの雑用係」

 

ティオナ

「レベルが低すぎて、何にも出来ない奴だよ!」

 

リヴェリア

「恐らく、ベルに何かしらのちょっかいを掛ける為の布石なのだろう」

 

アリーゼ

「アポロンは、男でも関係なしに手を出すド変態なのよ!!」

 

輝夜

「考えただけで吐き気がする主神だ」

 

ライラ

「ベル、暫くの間は1人で行動しない方が良いぜ」

 

リュー

「念の為にゴミ箱の蓋を開けられない様に厳重に塞いでおいた方が良いだろう」

 

アルフィア

「2度と外に出られない様にしておくと良い」

 

 

リューは、外でバタバタと暴れるゴミ箱の蓋を紐でグルグル巻きにして開かない様にして、路地裏に運んで行った・・・

 

 

アルフィア

「中々に良い仕事だな」

 

リュー

「ありがとうございます」

 

ヘスティア

「ヘラとゼウスが今回の事を聞きつけたら、アポロンを徹底的に潰そうとするだろうね・・・」

 

ロキ

「ゼウスは分からんけど・・・ベルを溺愛してるヘラは間違いなくアポロンをボコボコにするやろうな・・・」

 

アストレア

「・・・一応、今回の事を伝えておきましょう」

 

「黙っていると、後々が面倒くさくなりそうだし」

 

 

それから、食事を済ませてホームに戻った後にゼウスとヘラに今回の事を伝えると・・・

 

 

ゼウス

「相変わらず、腐った性根と歪んだ性癖は変わっておらんの~」

 

ヘラ

「あのクソ野郎・・・私が直接、アポロンのゴミを天界に送り返してやるわ!!」

 

アルフィア

「待て、私も一緒に天界送還パーティーに参加させろ」

 

ヘスティア

「何だい!!その物騒な名前のパーティーは!?」

 

アストレア

「そろそろ、アポロンの馬鹿に天罰が下っても良い頃ね~」

 

ロキ

「いい加減、あの阿保を何とか粛清せんと駄目やと思うで」

 

アストレア

「適当に因縁を付けて、他所のファミリアから気に入った団員を戦争遊戯で奪い取るのが手口みたいだし」

 

「まぁ、戦争遊戯になったとしてもベルが負ける事は無いと思うけど」

 

アルフィア

「その時は、私がアポロン・ファミリアの団員共を殲滅する」

 

ヘスティア

「多分、姑息なアポロンの事だから色々と特別ルールを提示してくるんだろうね・・・」

 

「はぁ、天界に居た頃から悪い噂しか聞かない馬鹿だったけど・・・下界でも面倒事を起こそうとする時点で疫病神じゃないか」

 

ロキ

「ええやないか。今度から、太陽神じゃなくて疫病神のアポロンって名前で呼んでやろうや♪」

 

アストレア

「今の内に戦争遊戯を吹っ掛けるだろうから、色々と準備だけはしておきましょう」

 

アルフィア

「ヘスティア様、私をヘスティア・ファミリアに改宗して欲しい」

 

ヘスティア

「ヘラは良いのかい?」

 

ヘラ

「私は、主神としての活動はしてないし。今更、ヘラ・ファミリアを復興させる気なんて更々無いから良いんじゃない?」

 

「可愛いベルの成長を近くで見ていられるなら問題無いわ!!」

 

ゼウス

「1年経てば、再び改宗出来る様になるから大丈夫じゃろ」

 

ロキ

「アイズたん達は、戦争遊戯に参加は出来なくなりそうやな」

 

「アポロンのカスが自分に都合の良いルールを提示してくるやろうし」

 

アストレア

「アリーゼ達も駄目ね」

 

「まぁ、ベルが本気を出せば大丈夫だとは思うけど・・・アルフィアも居るから問題無いわね」

 

アルフィア

「当然だ。メーテリアの忘れ形見のベルを疫病神などに触れさせるものか」

 

ヘスティア

「お~、燃えているねぇ」

 

「それじゃあ、パパっと改宗を済ませようか」

 

アルフィア

「よろしく頼む」

 

 

それから、アルフィアの恩恵を書き換えて・・・新しいスキルが増えていた・・・

 

 

ヘスティア

「新しいスキルが出ているね・・・見守るモノ」

 

アルフィア

「・・・このスキルは嬉しいものだな」

 

ヘラ

「何々・・・大切な存在を守る為なら、一時的にスキルや魔法の効果を2割ほど底上げする」

 

「ベルを見守るって事ね」

 

ゼウス

「まぁ、血縁関係上は伯母になるからのぉ」

 

アルフィア

「ベルは、私の宝物だからな」

 

ヘスティア

「とりあえず、改宗は済んだよ」

 

「明日、ギルドに申請しに行かないといけないね・・・名前は変えておいた方が良いね」

 

アルフィア

「フィーナで良いだろう」

 

ヘスティア

「なら、その名前に誤魔化しておくよ」

 

「流石にレベル7は高すぎるから、レベル3に合わせておくよ」

 

アストレア

「コレで大丈夫ね」

 

ロキ

「・・・戦争遊戯になれば地獄絵図になるで」

 

ヘラ

「いい気味よ」

 

ゼウス

「面白い事になるんじゃないかの~」

 

 

 

ゴミカスのアポロンに対して、万全の準備を進めていくヘスティア達でした・・・

 

 

 

 

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