剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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オラリオ到着

 

 

 

 

 

 

 

ベルは、オラリオに向かう馬車の中で周囲の景色を眺めながら、考え事をしていた・・・

 

 

 

卯ノ花烈

「ベル、オラリオに到着したら自分が所属するファミリアを見つけなければいけません」

 

ベル

「ファミリアですか?」

 

刀鍛冶

「簡単に説明すると、主神を見つけて家族にしてもらうのさ」

 

卯ノ花烈

「その際に、主神の血を背中に垂らして恩恵を刻むのです」

 

「恩恵を受けた子供達は、様々な能力を開花させるのです」

 

ベル

「お母さんの使う鬼道も恩恵なんですか?」

 

卯ノ花烈

「鬼道は、恩恵ではありませんよ」

 

「厳しい修行を乗り越えると使えるようになる技術です」

 

刀鍛冶

「斬魄刀も恩恵じゃないからな」

 

「大昔から一部の刀鍛冶に伝わる秘伝の鍛冶技術で作られる不思議な刀だぜ」

 

ベル

「なら、ボクは恩恵を受けている訳じゃないんですね」

 

卯ノ花烈

「そうですよ」

 

「ベルが恩恵を授かって、どのような成長をするのかは誰にも分かりません」

 

「なので、この先はベルの物語です」

 

ベル

「ボクの物語・・・」

 

刀鍛冶

「英雄になるのが夢なら、ダンジョン探索系のファミリアが一番良いと思うぜ!」

 

「レベルアップすりゃあ、ドンドン強くなれるからな!」

 

卯ノ花烈

「オラリオには、信頼できる主神とゴミの様な主神が居ます」

 

「ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアはオラリオの中では、ある意味嫌われているので避けるのが得策です」

 

ベル

「ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアは避ければ良いんですね」

 

刀鍛冶

「偽善者と狂信者共が多いから気を付けるんだぜ」

 

「一番オススメなのは、アストレア・ファミリアとデメテル・ファミリアが無難だな」

 

「オラリオ以外なら、アルテミス・ファミリアでも良いんじゃねえか?」

 

卯ノ花烈

「アルテミス・ファミリアは、主神が堅物だと噂で聞いています」

 

「ベル、自分の目で見て判断するのです」

 

ベル

「分かりました!」

 

「お母さん、お兄さん・・・ボクはオラリオに行ってきます」

 

刀鍛冶

「気を付けていくんだぜ!」

 

卯ノ花烈

「ベルが成長した頃合いで、オラリオに見に行きますので修行をサボってはいけませんよ」

 

ベル

「はい!」

 

 

 

最後に、ベルを頭を優しく撫でた卯ノ花お母さんは、聖母のような笑顔でベルを送り出した・・・

 

 

 

 

ベル

「ココがオラリオなんだ・・・大きな正門」

 

門番

「そこの少年、オラリオには何をしに来たのかな?」

 

ベル

「冒険者になる為に来ました」

 

門番

「では、オラリオについて簡単に説明しよう」

 

「この大通りを歩いていくとギルド会館が見えてくる・・・そこで冒険者登録をする必要が有るんだが、その前に何処かのファミリアに所属しないといけない」

 

「ギルドの受付嬢に聞けば、色々と教えてくれるから最初に色々と聞いておく事が大事だぞ」

 

ベル

「そうなんですね」

 

門番

「ギルド会館で、おすすめのファミリアを探索系・医療系・農業系に分けて書いたパンフレットを配ってるから貰っておくと良いぞ」

 

「何か分からない事は有るか?」

 

ベル

「ファミリアが決まる迄、何処か泊まれる場所は有りますか?」

 

門番

「豊穣の女主人って店が宿泊場所を提供しているぞ」

 

「主人のミア母ちゃんに相談すれば、断られることは無いと思うぞ」

 

「その代わり、皿洗いはするかもな」

 

ベル

「分かりました」

 

「色々とご親切にありがとうございました」

 

門番

「オラリオで楽しいダンジョン攻略生活を過ごせる事を祈っているぞ~」

 

 

 

優しい門番に別れを告げて、ギルド会館を訪れる・・・

 

 

 

ベル

「お姉さん、ファミリアに入りたいんですけど」

 

エイナ

「オラリオは初めてかな?」

 

ベル

「初めてですね」

 

エイナ

「なら、このパンフレットに初心者にも対応してくれるファミリアが書いてあるから交渉してみてね」

 

ベル

「分かりました」

 

 

 

ベルは。パンフレットを見ながらロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリア以外の普通のファミリアを回り始めた・・・

 

 

 

結果は・・・

 

 

ベル

「何処も門前払い・・・」

 

「このパンフレット全然役に立たないね」

 

 

 

 

ファミリアの門番1

「お前みたいなガキはお断りだぜ」

 

 

ファミリアの門番2

「お子ちゃまの遊びに付き合ってる暇なんざ無いんだよ!」

 

 

ファミリアの門番3

「君可愛いね・・・きっとアポロン様も気に入ると思うよ」

 

 

 

ベル

「最後は凄く気持ち悪かったから、霊圧を当てて気絶させちゃったけど問題ないよね」

 

「さて、アストレア・ファミリアに行ってみようかな」

 

 

ベルは、アストレア・ファミリアのホームに向かう・・・

 

 

 

 

 

アストレア・ファミリアのホーム・・・

 

 

ベル

「ごめんくださ~い」

 

輝夜

「・・・少年、アストレア・ファミリアに何か用か」

 

ベル

「今日オラリオに来たんですけど、色んなファミリアにお話を聞いて回っているんです」

 

「何処のファミリアに入ろうか決める為に」

 

輝夜

「・・・まぁ、話くらいなら聞いてやろう」

 

「中に入ると良い」

 

ベル

「お邪魔しま~す」

 

 

アストレア

「あら、お客さん?」

 

輝夜

「アストレア様、本日オラリオに来たばかりの少年が色々なファミリアに話を聞きに来ているようです」

 

アストレア

「・・・貴方、腰に携えているカタナは本物なの?」

 

ベル

「ボクを鍛えてくれたお母さんとお兄さんから頂きました」

 

輝夜

「・・・見た所、小太刀と短刀の様だが」

 

ベル

「そうですね」

 

「ボクの体格に合わせて作って貰ったので」

 

アストレア

「・・・ねぇ、そのカタナを見せて貰う事は出来るかしら」

 

ベル

「大変申し訳ないんですが、この子達が嫌だと言っているのでお断りさせていただきます」

 

輝夜

「カタナに意思が有るような言い方だな」

 

ベル

「本当に意思が有りますよ」

 

アストレア

「・・・嘘は言っていない様ね」

 

輝夜

「少年、少し手合わせをしてみる気は有るか?」

 

ベル

「別に良いですよ」

 

アストレア

「・・・何だか、凄い事が起こりそうな予感がするわ」

 

「アリーゼ達も集めましょう」

 

輝夜

「では、闘技場に案内しよう」

 

 

 

 

 

話を聞きに訪れたアストレア・ファミリアで急遽手合わせを行う事になりました・・・

 

 

 

 

 

 

 

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