剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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秘密

 

 

 

 

 

 

戦争遊戯が終わってから、2週間が経過した頃・・・

 

 

 

 

ヘスティア・ファミリアのホーム・・・

 

 

ヘスティア

「それで、ヘファイストスが何の用だい?」

 

「あ、ボクが居候している時に使い潰したヴァリスを回収しに来たんだね!!」

 

「えっと・・・合計で1万ヴァリスで足りるだろう」

 

ヘファイストス

「ヴァリスなんてどうでも良いわ」

 

ヘスティア

「なら、何しに来たんだい」

 

アストレア

「ヘスティア、ヘファイストスを追い返しましょう」

 

ヘスティア

「面倒事になりそうだから逃げよう!!」

 

ヘファイストス

「待ちなさい!!」

 

ヘスティア

「・・・一体、何の用だい」

 

ヘファイストス

「あの刀について知ってることを教えて」

 

ヘスティア

「あれ~、可笑しいね~」

 

アストレア

「戦争遊戯の前にウラノスとの契約書にベルに関しての詮索を禁ずるって書いてあった筈だけど」

 

ヘスティア

「つまり、ヘファイストスは自分の探求心を優先して、オラリオから追放されても良いって事なんだね・・・」

 

「神友との別れは辛いけど・・・ボクはヘファイストスを涙を流しながら見送るよ・・・」

 

ヘファイストス

「私は鍛冶の女神なのよ」

 

「未知の武器を見たら、調べたくなるのは普通だと思うわ」

 

アストレア

「それが自分の身を滅ぼす事になっても良いのね?」

 

ヘスティア

「ゴブニュは、聞きに来ない当たり節度を持っている感じかな」

 

アストレア

「まぁ、知りたければ自分で調べるのが良いんじゃない?」

 

「どんな結果を招くとしてもね・・・」

 

ヘファイストス

「・・・一体、何を知ってるのよ」

 

ヘスティア

「色々知っているけど、ヘファイストスに話すつもりは無いよ」

 

アストレア

「ウラノスに許可を貰ってくれば考えるけどね」

 

 

ヘスティア達が重い雰囲気で話していると・・・・

 

 

ベル

「神様、今日は魔鉱石が大量に採掘出来たので換金したら5万ヴァリスになりましたよ」

 

リリ

「新しい調理器具を新調しようと思いましてヘスティア様のご意見を聞かせて貰いたいのですが」

 

アルフィア

「手始めにプライパンとまな板は買い替えるべきだろ」

 

ベル

「包丁は切れ味が落ちないから、買い替える必要も無いですし」

 

ヘスティア

「ベル君、少し待っていて貰えるかい?」

 

アストレア

「コッチの問題を片づけたらスグに行くからね」

 

ベル

「お客さんが居たんですね~」

 

 

バンッ!!

 

 

刀鍛冶

「ベル、新しい包丁が完成したぜ!」

 

「どんな固い食材でも、力を入れずにスパッと切れちまう代物だぜ!」

 

ベル

「こんな凄い包丁を作れるなんて流石ですね!」

 

刀鍛冶

「最高級品のオリハルコンとアダマンタイトを贅沢に使えば最高の包丁が出来るんだぜ!!」

 

「勿論、武器も最高級品で国宝レベルの武器が出来ちまうんだぜ!」

 

リリ

「やはり、ベル様の近くに居る方達は規格外の方が多いですね」

 

刀鍛冶

「嬢ちゃん、そんなに褒めるなって」

 

アルフィア

「いや、褒めて無いだろ」

 

刀鍛冶

「何だよ・・・折角、姉さんに頼まれた髪飾りを作って来てやったのによ」

 

アルフィア

「もう出来たのか」

 

ベル

「やっぱり、お兄さんの仕事は早いですね!」

 

刀鍛冶

「早くても最高のモノを作るのが一流の職人って奴だぜ!」

 

ヘスティア

「ちょっとちょっと・・・あまり代々的に騒がない方が良いと思うんだけどね」

 

アストレア

「コッチの女神は、鍛冶を司る女神なんだけど」

 

刀鍛冶

「あぁ、興味ねえわ」

 

「俺は、恩恵とか要らねぇし!」

 

ベル

「今日は、お仕事はしないんですか?」

 

刀鍛冶

「今日は休みだ」

 

「何日も工房に籠ってると、太陽を浴びたくなるのよ」

 

ヘスティア

「程々にするんだよ」

 

刀鍛冶

「まぁ、好きでやってるから気にしなさんな」

 

ヘファイストス

「・・・私を除け者にしないで貰いたいのだけれど」

 

アストレア

「まだ帰って無かったのね」

 

ヘスティア

「申し訳ないけど、ベル君に関しての詮索は一切禁止だからね!」

 

 

ヘファイストスが少し出方を考えていると・・・

 

 

ゴブニュ

「ヘスティア、ホームのリフォームの図面が出来たぞ」

 

ヘスティア

「もう出来たのかい?」

 

アストレア

「アストレア・ファミリアとヘスティア・ファミリアのホームを一緒にするから、大きめの土地が必要になるんだけど・・・」

 

ゴブニュ

「丁度、アポロン・ファミリアのホームが空いたからな・・・一度、解体して新しく建てる事にすれば工期も多少は短くなる」

 

ヘファイストス

「・・・ゴブニュ、貴方はヘスティアの眷属が使っていた武器の事が気にならないの?」

 

ゴブニュ

「契約に違反して迄、秘密を知ろうとは思わん」

 

ヘスティア

「ゴブニュ、寝室は大きめにしてもらうと助かるんだけどね」

 

ゴブニュ

「ふむ・・・どれくらいの大きさが良い?」

 

ヘスティア

「全員分のベットを並べて寝れるくらいの大きい寝室が良いね」

 

アストレア

「どこの民宿かしらね」

 

ゴブニュ

「まぁ、可能だが・・・一度、模型を作って大まかな大きさを決めた方が良いだろう」

 

刀鍛冶

「敷地内に鍛冶場を作るのは変更なしで頼むぜ」

 

ゴブニュ

「鍛冶を司る神として、最高の鍛冶場を作ってやろう」

 

刀鍛冶

「鍛冶場が完成した時に、俺が武器を作ってる所を見せてやるよ」

 

「他にも聞きたい事が有れば可能な限り答えてやるぜ」

 

ゴブニュ

「ほぉ、楽しみにしているぞ」

 

ヘファイストス

「ちょっと待ちなさい・・・」

 

「一体、どういう事になっているのよ」

 

ゴブニュ

「最高の鍛冶場を作る代わりに、不思議な武器の作り方を見せて貰えることになっている」

 

「コレは、ウラノスとの契約に違反はしていない。相手から条件を提示してきたからな」

 

ヘファイストス

「なら、私は最高の武器を作ってあげるわ」

 

「その代わり、武器を作っている所を見せて貰えるかしら」

 

刀鍛冶

「対価としては足りねぇな」

 

「俺は、他人が作った武器に興味無いし」

 

「俺が興味あるのは、鍛冶神が作る最高の鍛冶場だけだ」

 

ヘスティア

「ちょっと遅かったね、ヘファイストス」

 

アストレア

「ゴブニュは、建築や火を司ってるからヘファイストスより一枚上手ね」

 

「ヘスティアは、聖火を司ってるし最高の組み合わせだと思うわ」

 

ゴブニュ

「ヘスティア、次までに寝室の模型を作ってくる」

 

ヘスティア

「頼んだよ!」

 

 

ゴブニュは、図面を持って帰っていった・・・

 

 

アストレア

「ヘファイストス、交渉は失敗したんだし帰ったら?」

 

ヘスティア

「ボク達は、この後はご飯を食べに行くんだ」

 

ベル

「神様、今日はミアさんのお店でパスタが少し安くなるみたいですよ」

 

「リューさんが教えてくれました」

 

リリ

「では、用事を済ませて行きましょう」

 

ヘファイストス

「・・・私は諦めないわよ」

 

刀鍛冶

「諦めな」

 

「俺の興味を引きたけりゃ、国宝級の刀でも作ってくるんだな」

 

 

ヘファイストスは、不服そうにして帰っていった・・・

 

 

ヘスティア

「それじゃあ、お昼ご飯を食べに行こう!」

 

 

 

それから、みんなでお昼ご飯を食べた後・・・ホームで使っている調理器具を新調しました・・・

 

 

 

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