今現在、オラリオの歓楽街は殺伐としている・・・
アイシャ
「全く・・・騒々しいったらありゃしないね」
アマゾネスA
「アイシャ様、イシュタルが春姫の事を血眼になって探しているようです」
アマゾネスB
「春姫は、安全な場所に匿われているのに」
アイシャ
「他者の命を捨て駒みたいに扱おうとするクソッタレには良い薬さ」
昨日の事・・・
ヘスティア
「ベル君、この人が春姫君を逃がす時に協力してくれた人で間違いないかい?」
ベル
「その節はありがとうございました」
アイシャ
「大した事でもないさ」
「元々、イシュタルに対して忠誠心なんて持ち合わせちゃいないからね」
アストレア
「それで、ココに来た理由は春姫さん関連の事かしら」
アイシャ
「イシュタルは、血眼になって春姫を探してる」
「坊やはオラリオ内でも屈指の実力者だろう?」
ベル
「・・・どうなんでしょうね?」
アイシャ
「隠す事は無いさ」
「アタシの勘は当たるからね・・・それに、アマゾネスは強いオスに惹かれる」
「この本能だけは欺けないよ」
リリ
「何が目的ですか?」
アイシャ
「簡単な話さ」
「イシュタルは、どんな手を使っても春姫を連れ戻そうとする」
「アンタ達で守ってやって欲しいだけさ」
アリーゼ
「それくらいお安い御用よ!」
輝夜
「フリュネが来た場合は、分が悪いな」
リュー
「アマゾネスの動きは注意すべきだ」
ライラ
「烈さん、フリュネ・ジャミールって言うヒキガエルみたいな顔したナルシストで不細工なアマゾネスが来たら相手して貰えるか?」
卯ノ花烈
「構いませんよ」
「追い払う程度でしたら、手間は掛かりませんので」
松本乱菊
「フレイヤ・ファミリアに協力して貰えば良いんじゃないの~?」
四楓院夜一
「イシュタル・ファミリアと敵対しているのであれば味方にもなるじゃろう」
アイシャ
「協力してくれると良いけどねぇ」
アルフィア
「ベルの上目遣いでコチラの要求を飲ませればいい」
ベル
「・・・とりあえず、お願いしてみます」
フレイヤ・ファミリアのホーム・・・
ベル
「フレイヤ様、イシュタル・ファミリアが儀式に失敗する時まで春姫さんとボク達を居候させてくれませんか?」
「お礼にご飯を作りますし、お出掛けもしますから」
フレイヤ
「勿論許可します♪」
「ベルからのお願いなら、断れないわね♪」
ヘスティア
「こんな簡単にフレイヤを丸め込めるなんて・・・」
アルフィア
「フレイヤは、ベルからの頼みを断れん」
「それに、フレイヤ・ファミリアの団員達の平均レベルはイシュタル・ファミリアのアマゾネス達を凌駕している」
「儀式が成功する前の状態で攻め込んでくるような馬鹿な真似はしないだろう」
アイシャ
「コレで、春姫の安全は保障されたって事さね」
リリ
「オラリオ最強のオッタル様にケンカを売るような馬鹿な真似はしないでしょう」
オッタル
「・・・アマゾネスは何を考えているか分からん」
ザルド
「警戒しておく事は悪い事じゃない」
「俺も巡回をしながら、警戒しておこう」
アレン
「夜間も警戒しておく・・・お前も一緒に来い」
ベル
「分かりました」
春姫
「・・・こんな私の為に・・・」
命
「春姫殿を守らなければ」
アストレア
「貴方達は、外出する時は烈さんが付き添うから勝手な行動はしないでね」
卯ノ花烈
「不用意な行動は控えてくださいね」
「私の忠告を無視した場合は、問答無用で切り捨てますので」
松本乱菊
「わぉ・・・目が本気だわ」
四楓院夜一
「ベルが関わっている以上は、邪魔をする行為は厳罰じゃ」
アストレア
「・・・護衛対象を始末するのは駄目だからね」
アリーゼ
「私達もベルを守る為に2人に対して目を光らせましょう」
輝夜
「責任重大だな」
ライラ
「胃が痛くなりそうだぜ・・・」
リュー
「気を付けなければ・・・」
ベル
「フレイヤ様は、阿婆擦れを倒したいんですか?」
フレイヤ
「イシュタルが一方的に絡んでくるだけだから、心底どうでも良いの」
「でも、いい加減うんざりしてるから自分の身の程を教えてあげようと思って」
ベル
「・・・穏便にお願いしますね」
フレイヤ
「善処するわ」
「でも、多少は手加減を間違えても罰は当たらないわ♪」
ヘスティア
「・・・凄く良い笑顔だよ」
アストレア
「長年のストレスから解放されるかもしれないのよ・・・笑顔にもなるわ」
アイシャ
「坊や、フリュネに見つかったら問答無用でぶっ飛ばしな」
「見た目がヒキガエルみたいな醜い顔をしているから一目で分かるさ」
ベル
「・・・あそこを歩いてる3頭身くらいの人ですか?」
アイシャ
「・・・マズいね」
「フリュネが近くを探しているよ」
オッタル
「お前達は、中に居ろ」
アレン
「あの面を見るだけで吐き気がする」
正門前・・・
オッタル
「フレイヤ・ファミリアに何の用だ」
アレン
「テメェの腐った面を見せんじゃねえ」
「ぶっ飛ばされてぇのか」
フリュネ
「なに、人を探しているだけさ~」
「ルナールの小娘をね」
オッタル
「生憎、フレイヤ・ファミリアにルナールなど居ない」
「早々に失せろ」
アレン
「3秒やる・・・すぐに消えろ」
フリュネ
「何だい・・・アタイの美貌に目移りしないのかい?」
アレン
「何が美貌だ」
「自分で鏡を見てからほざけ・・・化け物が」
オッタル
「これ以上、ココに滞在すればイシュタル・ファミリアからの宣戦布告とみなし排除する」
フリュネ
「分かったよ・・・ルナールの小娘を見つけたら、イシュタル・ファミリアに報告しな」
「アタイが天国に連れて行ってやるよ♪」
アレン
「失せろ、ゴミが」
オッタル
「宣戦布告とみなし、実力を行使する」
オッタルが、背中に背負っていた武器に手を掛けようとした瞬間、フリュネは尻尾を巻いて逃げて行った・・・
アレン
「おえ・・・あの化け物の面を見てると吐き気がしてくるぜ」
オッタル
「同感だ・・・」
フレイヤ
「オッタル、アレン、対応ありがとう」
オッタル
「はっ」
アレン
「当然の仕事をした迄です」
ザルド
「あのヒキガエルも娼婦なのか・・・物好きも居るようだな・・・」
アイシャ
「あのヒキガエルに固定客が居ると思うのかい?」
「自分好みの男を見つけたら、他のアマゾネスの客でも強引に奪って使い物にならなくするのがヒキガエルのやり方さ」
「あんな化け物を好んで抱く男が居たなら、見てみたいもんだよ」
ベル
「・・・大人の世界は凄いですね」
ヘスティア
「ベル君にはまだ早いからね!!」
アストレア
「そうよ!」
「ベルにはふさわしい相手が居ると思うわ!」
フレイヤ
「そうね・・・もっと相応しい女性が居ると思うわ♪」
リリ
「ベル様・・・フレイヤ様達の目が怖いですね・・・」
ベル
「リリ・・・あれは獲物を狙ってる目だよ・・・」
アイシャ
「坊や、夜伽に興味が有るのかい?」
「お姉さんが相手をしてあげても良いんだけどねぇ」
アルフィア
「ベルに手を出すのなら、命を代価に差し出す覚悟は有るんだろうな・・・」
卯ノ花烈
「ベルが恋をした相手なら構いませんが・・・」
松本乱菊
「ちゃんと段階を踏んでいかないと駄目よ~」
四楓院夜一
「大人の階段を上るのは早すぎるな」
アリーゼ
「大人の階段はハードルが高いのよ!」
輝夜
「そうだな」
ライラ
「お前達も未経験だろうが」
リュー
「・・・大人の階段・・・」
ライラ
「おい、ムッツリスケベなエルフさんよ・・・」
「変な気を起こすなよ」
リュー
「私は、ムッツリスケベでは無い!!」
ライラ
「良く言うぜ・・・顔を真っ赤にしてエロい事を考えてたんだろ」
リュー
「なっ!!」
アストレア
「初心なリューは置いておいて・・・イシュタルは何かしらの行動を起こすと思うわ」
リリ
「春姫様は、一番安全な場所に居て頂くのが良いと思います」
ザルド
「バベルの最上階が良いだろう」
アルフィア
「あそこなら、正攻法でも到達は出来ないだろう」
リリ
「烈様達が春姫様の近くで護衛をしていただく予定になっていますが・・・」
卯ノ花烈
「構いませんよ」
松本乱菊
「大船に乗ったつもりで安心して良いわ!」
四楓院夜一
「リリは、周辺の警戒を強化しておくのじゃぞ」
リリ
「はい。怪しい奴は近づけさせません」
アリーゼ
「私達は、オラリオを巡回しながらイシュタル・ファミリアの動向をチェックしましょう」
輝夜
「不審者は排除するぞ」
ライラ
「不安要素は排除するに限るぜ」
リュー
「念には念を入れておく」
ベル
「ボクは、居候させて貰う間の家事全般を担当しますので良い感じに役割分担をしましょう」
「春姫さんと命さんも家事を一緒にしてもらいますよ」
春姫
「何かお手伝いできることが有れば何でも言ってください」
命
「ベル殿の指示に従います」
ベル
「では、春姫さんと命さんは洗濯をお願いしますね」
「ボクは、炊事を担当しますので」
フレイヤ
「ベルの作る料理を食べられるなんて思ってもみなかったわ♪」
アルフィア
「ベルの料理を食べられることを有難く思え」
暫くの間は、フレイヤ・ファミリアのホームに住まわせて貰う事になりました・・・