剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

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ヴァリスを稼ごう

 

 

 

 

 

 

ロキ・ファミリアへの指南(蹂躙)が終わって、数日が経過した頃・・・・

 

 

アイズ

「武器が壊れちゃった・・・」

 

ティオナ

「ベル君達にボコボコにされちゃったもんね・・・」

 

リヴェリア

「杖も寿命と言う事か・・・」

 

ガレス

「しかし、派手にやられたから武器や防具の消耗が激しいのぉ・・・」

 

アイズ

「・・・お金が心許ない」

 

ティオナ

「折角、ダンジョンでヴァリスを稼いだのに・・・今回の一件で全部パァ・・・」

 

ガレス

「ヘファイストス・ファミリアで作った武器は、椿に壊れた理由を聞かれるじゃろうな・・・」

 

リヴェリア

「仕方ない・・・話せる事は話すしかないだろう」

 

アイズ

「怒られるの怖い・・・」

 

ティオナ

「ゴブニュ様に怒られるの嫌なんだよね・・・」

 

 

 

ゴブニュ・ファミリアの工房・・・

 

 

 

ゴブニュ

「・・・盛大に壊してくれたな」

 

「不壊属性が付与された武器を完全にへし折るとは・・・何と戦った?」

 

アイズ

「・・・天変地異と戦った」

 

ティオナ

「確かに天変地異だよね・・・」

 

リヴェリア

「魔法もキャンセルされる天変地異だ・・・」

 

ガレス

「凄まじい天変地異じゃな」

 

ゴブニュ

「これほどに完全の折れるとはな・・・これでは、新しく作った方が早いだろう」

 

アイズ

「う・・・お金が無い」

 

ティオナ

「お財布が心許ないです・・・」

 

リヴェリア

「他の団員達の武器と防具も破壊されてしまったから出費が・・・」

 

ガレス

「ダンジョンで稼ぐしかないのぉ」

 

ゴブニュ

「不壊属性を付与するとなると時間が掛かる・・・」

 

「ウチの駆け出しの鍛冶師が作った試作品を適当に持って行け」

 

アイズ

「・・・レイピアが無い」

 

ティオナ

「双刀も無いよ?」

 

リヴェリア

「・・・杖は魔法の発動にも影響するんだが・・・」

 

ガレス

「斧が有れば文句は無いぞ」

 

ゴブニュ

「試作品だから欲しい形の武器が有る筈が無いだろう」

 

「文句を言ってる暇が有るなら、ダンジョンの上層でゴブリンでも狩ってヴァリスを稼いで来い!」

 

 

アイズ達は、ゴブニュが適当に身繕った武器を渡されて追い出された・・・

 

 

アイズ

「何とかしてヴァリスを稼がないと・・・」

 

ティオナ

「ゴブリンを狩るしかないのかな~」

 

リヴェリア

「魔法が満足に使えないのは不便だな・・・」

 

ガレス

「文句を言っても仕方ない。出来る事をするしかない」

 

 

 

アイズ達がロキ・ファミリアのホームに戻ってくると・・・ヘファイストス・ファミリアの椿・コルブランドが来ていた・・・

 

 

椿

「お前達・・・一体、何と戦えば武具を全て破壊するんだ?」

 

ベート

「天変地異とやりあったんだよ!!」

 

ティオネ

「完全にぶちのめされたわ・・・」

 

フィン

「何とか直せないかい?」

 

レフィーヤ

「リヴェリア様から頂いた杖が・・・」

 

椿

「こんなに完全に折れた武器を復元出来るわけが無いだろ!!」

 

「ゴブニュ・ファミリアでも絶対に無理な案件だ」

 

「ヘファイストス様でも無理な案件だよ・・・はぁ、アンタ達の武器は高ランク武器なのは理解してるか?」

 

フィン

「勿論理解はしているよ・・・」

 

ティオネ

「ダンジョンの最下層の素材を使うから、ランクは高いに決まってる・・・」

 

ベート

「んな事分かってるわ!!」

 

レフィーヤ

「・・・分かってます」

 

椿

「不壊属性を付与するのも面倒だってのに・・。武器と防具も全部作り直すとなると想像以上のヴァリスが掛かる」

 

「ちゃんとヴァリスは有るんだろうね?」

 

ロキ

「それが・・・預金がカツカツなんや」

 

椿

「ヴァリスが無いのに武器と防具を作れとか・・・頭おかしい自覚は有るのかね?」

 

アイズ

「ゴブニュ様は、駆け出しの鍛冶師が作った試作品をくれた」

 

ティオナ

「ダンジョンでゴブリンを倒して来いって怒られちゃった」

 

リヴェリア

「私達は、ダンジョンでヴァリスを稼いでくる」

 

ガレス

「椿、今回はゴブニュ・ファミリアに武器の制作を依頼したぞい」

 

椿

「それは個人の自由だから別に良いさ」

 

「はぁ、当面の間はガラクタでも使いな」

 

ロキ

「そのガラクタは使えるんか?」

 

椿

「一応使えるさ・・・耐久度は大幅に下がるから、普段通りに使えば一瞬でぶっ壊れるけどね」

 

フィン

「・・・少しでも使えるなら文句は言わないよ」

 

椿

「いい加減に工房のガラクタ処理をしたかったから、一石二鳥にはなるかね」

 

「クレームは受け付けないよ」

 

ティオネ

「とりあえずヴァリスを稼がないと・・・」

 

ベート

「クソが・・・」

 

レフィーヤ

「新しい杖・・・何や嫌だな」

 

ロキ

「椿、少し割引とか出来んか?」

 

椿

「それはヘファイストス様に直接交渉して貰えないか?」

 

アイズ

「・・・ベルをダンジョンに誘ったら怒られるかな・・・」

 

ティオナ

「とりあえず、お菓子を持って謝りに行こう?」

 

リヴェリア

「アルフィア達のご機嫌も伺わなければ・・・」

 

ガレス

「色々とやる事が有るのぉ・・・」

 

 

 

ティオナ達は、謝りに行くためにお菓子を買って、ヘスティア・ファミリアのホームに向かった・・・

 

 

 

 

ヘスティア・ファミリアのホーム・・・

 

 

アルフィア

「ベル、春姫とお見合いをしろ」

 

ベル

「何故!?」

 

卯ノ花烈

「今のベルには、傍で支えてくれる人が必要だと判断したからですよ」

 

松本乱菊

「守る人が居ると男の子は強くなるのよ~」

 

四楓院夜一

「結婚をして、世継ぎを残すのも大切じゃな」

 

ティア・ハリベル

「ベル、いずれは結婚をして家庭を持つ事も考える時期が近づいてきているのさ」

 

「それに、春姫も満更でも無いみたいだぞ?」

 

春姫

「・・・ベル様は、私の事がお嫌いですか?」

 

ベル

「その上目遣いと涙目はボクの心を抉る・・・」

 

アルフィア

「それによく考えてみろ・・・春姫と結婚すれば、素敵な尻尾をモフモフ出来るんだぞ」

 

ベル

「・・・それは凄く魅力的な・・・」

 

アリーゼ

「大変よ!!ベルにお嫁さんが出来るかもしれないわ!!」

 

輝夜

「ベルが結婚するかどうかは個人の意思だから自由にさせてやるのが大事だぞ」

 

ライラ

「アタシは、ベルを応援しているぜ!」

 

リュー

「そんな・・・」

 

リリ

「リリは、ベル様のサポーターなのでベル様の意志を尊重しますよ♪」

 

アストレア

「フレイヤは何も言わなくて良いの?」

 

フレイヤ

「だって、神と眷属は結婚できないじゃない」

 

「子供は出来るかもしれないけど・・・ヘラが親戚になるって考えると胃が痛くなるわ」

 

ヘラ

「失礼ね・・・私は、ベルが自分で選んだのならフレイヤとの子供でも愛してお世話します~」

 

ザルド

「それはそれで、フレイヤの胃に穴が開くと思うが」

 

ゼウス

「ヘラと一緒に生活するのは慣れるのが一番じゃ」

 

「儂も苦労はしたが・・・今では良い思い出じゃな・・・胃に穴は空きそうになったが」

 

アルフィア

「アイシャは、春姫の事をどう思っている?」

 

アイシャ

「初心な春姫には、男に慣れることが必要さ」

 

「男の着替えを見ただけで卒倒するくらいのヘタレさね」

 

春姫

「はう!?」

 

アイシャ

「暫くは、坊やと面と向かって話せるように頑張るこった」

 

「その次は、手を繋いで歩けるようになるのが良いんじゃないかい?」

 

春姫

「ベル様と手を繋ぐなんて・・・」

 

アイシャ

「じゃないと、アタシが坊やを食べちまうよ?」

 

春姫

「そ、それは駄目です!!」

 

アイシャ

「なら、さっさと男に慣れな」

 

アルフィア

「ベル、暫くは春姫と一緒に行動しなさい」

 

「春姫殿は、ベル殿と一緒に買い物に行ったりしていますが・・・」

 

卯ノ花烈

「もう少し歩み寄る必要が有るので、一緒に食事などに行ってください」

 

アリア

「私は認めないわ!!ベル君と結婚するのは私よ!」

 

アストレア

「アリアは既に人妻でしょうが!!」

 

アリア

「私は、未亡人よ!!」

 

ヘラ

「自慢するような事じゃないでしょ!!」

 

「1000歳を超えてる精霊ババアがベルと結婚しようなんて認められる訳無いでしょ!!」

 

ヘスティア

「君達は、何を勝手な事を決めてるんだ~!!!」

 

「ベル君の結婚相手を勝手に決めるんじゃない!!」

 

アルフィア

「ベルの保護者達が協議した結果だ」

 

「主神と保護者なら、私達の方が立場は上だ!!」

 

卯ノ花烈

「そうですね」

 

「私達は、ベルの将来を考えていますから」

 

松本乱菊

「主神と眷属は結婚できないんだし・・・諦めてね♪」

 

四楓院夜一

「ベルが幸せな家庭を築くのを応援してやってくれ」

 

ティア・ハリベル

「親なら、子供の幸せを願うものだぞ」

 

ヘラ

「私は、春姫との結婚には賛成よ」

 

「歳も近いし、健気な春姫はベルを大切にしてくれると思っているわ!」

 

ゼウス

「まぁ、一番適任じゃろうな」

 

「尽くしてくれる嫁さんは大切にするべきじゃな」

 

アストレア

「私は、お互いをもう少し知ってからの方が良いと思うわね」

 

フレイヤ

「デートを重ねていくのが大切ね」

 

松本乱菊

「ほら、アストレア様達も賛成だって~」

 

ザルド

「諦めろ」

 

ヘスティア

「ぐぬぬ!!」

 

春姫

「えっと・・・不束者ですが、幾久しくよろしくお願いします・・・ベル様」

 

ベル

「えっと・・・よろしくお願いします・・・」

 

アルフィア

「コレでお見合いは成功だな」

 

卯ノ花烈

「半分は成功でしょうね」

 

松本乱菊

「まぁ、最初はこんな感じで良いのよ♪」

 

四楓院夜一

「少しずつ距離を縮めて行けばよい」

 

ティア・ハリベル

「焦らずにな・・・お互いに好意を自覚した時に結婚を考えれば良い」

 

アリーゼ

「どうしましょう・・・ベルに何かお祝いを渡すべきかしら!」

 

輝夜

「その時になればな」

 

ライラ

「ご祝儀だな」

 

リュー

「・・・私は負けたのか」

 

ライラ

「いや、同じ土俵にすら立てて無いからな」

 

リリ

「では、本日の予定を立てましょう」

 

 

 

大事な話を終えて、本日の予定を決めようとすると・・・

 

 

 

アイズ

「ごめんください」

 

ティオナ

「ベル君は居ますか?」

 

リヴェリア

「先日の謝罪に・・・」

 

ガレス

「色々と迷惑を掛けてしまったのぉ」

 

アルフィア

「ようやく腐った考えは捨てたか・・・ゴミ共」

 

ザルド

「オッタルにすら勝てんお前達は惨めだったぞ」

 

フレイヤ

「ザルドが鍛えたんじゃない・・・前のオッタルだったら、負けはしないと思うけど一方的には勝てなかった筈よ」

 

ザルド

「徹底的にボコボコにしてやったからな」

 

フレイヤ

「アレンも別人みたいになっちゃって・・・」

 

アストレア

「自分の眷属が強くなったのは良い事じゃない♪」

 

ヘラ

「願ったり叶ったりよ」

 

アルフィア

「それで謝罪に来ただけか」

 

アイズ

「その・・・武器と防具を新しく作るのに凄くお金が掛かるから・・・」

 

ティオナ

「ベル君に一緒にダンジョンで資金稼ぎを手伝って貰えないかなと思いまして・・・」

 

リヴェリア

「全員の武器が壊れたからな・・・何億ヴァリスは必要になるかもしれない・・・」

 

ガレス

「ゴブニュ・ファミリアから試作品の武器を貰ったんじゃが・・・スグに壊れるらしくての」

 

卯ノ花烈

「別に大丈夫だと思いますよ」

 

「ですが、ベルは春姫さんとの逢瀬に行く準備が有るので今日は無理です」

 

ティオナ

「逢瀬って何!?」

 

アイズ

「・・・デートに行くの?」

 

リヴェリア

「ベルも思春期だからな」

 

ガレス

「恋の季節じゃな」

 

フレイヤ

「人の恋路を邪魔するのは駄目よ」

 

アイズ

「・・・ベルが違う人と結婚するの・・・」

 

アリア

「アイズちゃん!!私達でベル君を取り戻しましょう!」

 

アイズ

「・・・私は、ベルの幸せを応援したい」

 

アリア

「アイズちゃん!?」

 

アイズ

「でも、時々で良いから一緒にじゃが丸君を食べたい」

 

ティオナ

「春姫ちゃんからの許可が必要になると思うよ!」

 

リヴェリア

「当事者の意見が重要だな」

 

ガレス

「青春は良い物じゃな」

 

アルフィア

「お前達は、文句を言わないんだな」

 

アイズ

「私が勝手にベルを好きになった・・・ベルに迷惑を掛けたくないから」

 

ティオナ

「でも、友達としてなら良いよね?」

 

リヴェリア

「パーティーメンバーとして色々と協力していけたら頼もしく思うよ」

 

ガレス

「仲良く冒険が出来れば文句は無いじゃろ」

 

アストレア

「アイズ達の方が考え方が大人ね・・・ヘスティア?」

 

ヘスティア

「はぁ・・・ボクもベル君の意志を尊重するよ」

 

「でも!!ボクの大切なベル君なのは変わらないよ!!」

 

卯ノ花烈

「良い感じに纏まりましたね」

 

松本乱菊

「なら、これからはベルと春姫ちゃんを応援するって感じで!」

 

四楓院夜一

「楽しみが出来たの~」

 

ティア・ハリベル

「他の奴らに色々と報告する事が増えたな・・・まぁ、悔しがる奴らの顔が目に浮かぶよ♪」

 

ヘラ

「ひ孫が見れるかもしれないわね~♪」

 

ゼウス

「気が早いじゃろ」

 

ザルド

「のんびり待っていれば良いさ」

 

アルフィア

「さて、アイズ達の資金稼ぎは私が手伝ってやろう」

 

ザルド

「俺も手を貸してやろう」

 

「ダンジョンの中層でモンスターを狩りまくれば、1日で10万ヴァリスは稼げるだろう」

 

アリーゼ

「ついでに、ダンジョンに怪しい所が無いか確認しに行きましょう!!」

 

輝夜

「治安維持も重要な仕事だからな」

 

ライラ

「ほら、リューは立てってば」

 

リュー

「・・・ベル、これからは友人として・・・」

 

ライラ

「こりゃあ暫くは使いモノにならないぜ」

 

アリーゼ

「戦えば、頭はスッキリすると思うわ!!」

 

輝夜

「ポンコツエルフは適当に扱っておけ」

 

アストレア

「気を付けてね~」

 

リリ

「ベル様、リリはアルフィア様達とダンジョンに行ってきます」

 

ベル

「・・・何かゴメンね?」

 

春姫

「ご迷惑をおかけしてすみません・・・」

 

リリ

「謝らないで下さい」

 

「それより、春姫様はベル様とイチャイチャしていてくださいね」

 

春姫

「イチャイチャ!?」

 

ベル

「スグには無理だと思うよ・・・」

 

 

春姫は、顔を真っ赤にして気絶してしまった・・・

 

 

ベルは、気絶した春姫をベットに寝かせた・・・

 

 

アストレア

「春姫ちゃんは、私が見ているからベルは自分の事をやってね」

 

ベル

「アストレア様、ありがとうございます」

 

ヘスティア

「ボクは、アルバイトに行ってくるよ」

 

ヘラ

「アルバイトしてるヘスティアの様子を見に行こうかしら」

 

ゼウス

「面白そうじゃ」

 

フレイヤ

「私も様子を見に行きましょう」

 

ヘスティア

「君達・・・暇なら帰れば良いじゃないか!」

 

ヘラ

「暇じゃないから」

 

ゼウス

「忙しいのぉ」

 

フレイヤ

「私も忙しいわ」

 

ヘスティア

「はぁ・・・好きにしなよ」

 

 

ヘスティアは、アルバイトに向かった・・・

 

 

卯ノ花烈

「アリアさん、貴方は私達と一緒に来てもらいますよ」

 

松本乱菊

「暫くの間は大人しくしててね~」

 

四楓院夜一

「ベルの邪魔をしない様に見張っておかねばな」

 

ティア・ハリベル

「大人しくしていれば手荒な真似はしない」

 

アリア

「嫌~!!!」

 

 

嫌がるアリアを連れて、何処かに行ったハリベル達でした・・・

 

 

 

アイズ達は、ダンジョンにヴァリスを稼ぎに・・・ベルは、一通りの家事を済ませました・・・

 

 

 

 

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