剣士ベルの冒険譚   作:暁海斗

8 / 51
お母さん

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルは、少しずつ1人でダンジョンに行くようになった・・・

 

 

女神アストレアとの約束で、10階層迄しか行かないと誓約書を書いた・・・

 

 

ベルは、女神アストレアとの約束を守って・・・主にダンジョンでは、採掘や採集で生計を立て始めた・・・

 

 

 

ベル

「鉱石が沢山取れたお陰で、今月のお小遣いは大目に貰えるかな」

 

「エイナさん、鉱石の買取をお願いします」

 

エイナ

「今日も沢山取れたんだね」

 

「全部、買取で良いのかな?」

 

ベル

「はい、お願いします」

 

エイナ

「なら、少し待っててね。鉱石の鑑定をしちゃうね」

 

 

鉱石の鑑定が終わると・・・

 

 

エイナ

「ベル君、今日は1200ヴァリスになるかな」

 

ベル

「これなら、1週間は大丈夫かな」

 

エイナ

「もし、モンスターの魔石を回収したら鉱石より少し高く買い取りが出来るからね」

 

ベル

「なら、キラーアントの魔石の買取をお願いしても良いですか?」

 

エイナ

「キラーアントは、群れで行動するから大変じゃなかった?」

 

「新人殺しとも言われてる魔物だから、気を付けないといけなんだけど」

 

ベル

「一匹ずつ倒せば危なくないですよ」

 

エイナ

「魔石の鑑定をしちゃうね」

 

 

エイナが、キラーアントの魔石を鑑定していると・・・

 

 

エイナ

「ベル君、何個かキラーアントの上位種の魔石が混じってるみたいなんだけど・・・」

 

ベル

「何か、一回り大きいキラーアントが居ましたね」

 

「特に気にせず倒しちゃいました」

 

エイナ

「上位種だと、レベル2は必要なんだけど・・・」

 

ベル

「大きいだけで全然強くなかったです」

 

エイナ

「・・・今度から気を付けてね?」

 

ベル

「善処します」

 

エイナ

「はい、魔石の買取価格は5000ヴァリスだよ」

 

ベル

「思ったよりも良いお値段ですね」

 

エイナ

「魔石は、色々と使い道が有るからね」

 

ベル

「また来ますね」

 

エイナ

「今度は、ちゃんとモンスターの上位種かどうかのチェックは必ずしてね」

 

ベル

「分かりました」

 

 

ベルは、ギルド会館を後にして・・・今日の分の食材や雑貨を買いにマーケットに向かった・・・

 

 

 

ベルが色々と買い物をしているのを遠目で見ている怪しい女性が居た・・・

 

 

アルフィア

「ベル、あんなに大きくなって・・・」

 

ザルド

「子供の成長は早いモノだな」

 

アルフィア

「・・・ベルを連れて帰るぞ」

 

ザルド

「過保護は嫌われるぞ」

 

アルフィア

「メーテリアの忘れ形見だぞ・・・過保護になって何が悪い!」

 

ザルド

「五月蠅くすると気づかれるぞ」

 

 

ベルが買い物を終えて・・・帰ろうとすると・・・

 

 

卯ノ花烈

「ベル、元気にしていましたか?」

 

ベル

「お母さん♪」

 

刀鍛冶

「元気そうで安心したぜ♪」

 

ベル

「お兄さんも!」

 

アルフィア

「ベル!!そいつ等は誰だ!?」

 

ベル

「あ、伯母さん」

 

アルフィア

「おば・・・」

 

ザルド

「・・・アルフィアが一瞬にして灰になったな」

 

ベル

「ザルド叔父さんも」

 

ザルド

「暫く合わない間に成長したな」

 

アルフィア

「べ、ベル・・・私は、ベルの母親だろ?」

 

ベル

「え、本当のお母さんの姉だから伯母さんじゃないの?」

 

アルフィア

「グハッ!!」

 

ザルド

「・・・あまりのショックで砕け散ったな」

 

ベル

「ボク、伯母さんに育てて貰った事無いよ?」

 

「いつも、お祖父ちゃんが親代わりだったから」

 

卯ノ花烈

「・・・大変だったのですね」

 

刀鍛冶

「呪いで衰弱してたのは仕方ないけどよ・・・」

 

ベル

「ボクのお母さんは、烈お母さんだもん」

 

アルフィア

「ゴハァッ!!」

 

ザルド

「アルフィア、お前はベルに親とは思われていない様だぞ」

 

アルフィア

「・・・何故だ」

 

ベル

「何でだろうね」

 

卯ノ花烈

「ベル、お世話になっているファミリアの主神様にご挨拶に行きましょう」

 

刀鍛冶

「出来れば、どっか空いてる工房とか融通してくれないかね」

 

ベル

「ギルドに聞けば、空き物件は教えて貰えると思うよ」

 

刀鍛冶

「なら、挨拶が終わったら空き物件を探しに行こうぜ」

 

卯ノ花烈

「さぁ、行きましょう」

 

 

ベルと仲良く手を繋ぎながら、アストレア・ファミリアのホームに向かう・・・

 

 

ザルド

「・・・マズイな」

 

「騒がしくした影響で、周りが騒がしくなってきたな」

 

アルフィア

「ベル~」

 

「お母さんを一人にしないでくれ~」

 

 

現在、オラリオで絶賛指名手配中のザルドとアルフィアは、一度村に戻る事にした・・・

 

 

 

 

アストレア・ファミリアのホーム・・・

 

 

卯ノ花烈

「いつもベルがお世話になっております」

 

「ベルの母の卯ノ花烈と申します」

 

アストレア

「これはご丁寧に」

 

「アストレア・ファミリアの主神をしているアストレアと申します」

 

卯ノ花烈

「ベルは、不自由なく過ごしていますか?」

 

アストレア

「毎日、キャンプをしながら楽しく生活をしていますよ」

 

「お料理や洗濯を子供達に教えて貰っているんですよ」

 

卯ノ花烈

「そうでしたか」

 

「家事全般を教えておいて良かったです」

 

 

刀鍛冶

「アストレア・ファミリアは、ベル以外に男は居ないのか」

 

ベル

「男子禁制みたいです」

 

刀鍛冶

「女性たちに囲まれて生活するのは、精神的に辛いだろ」

 

ベル

「建物の裏にキャンプ区画を設置したから、自分の時間を取れてるから大丈夫です」

 

「銭湯も有るから、お風呂も安心して入れるから」

 

刀鍛冶

「なら、少しは安心できるか」

 

 

女神アストレアに挨拶を済ませた後、ギルド会館に行って・・・幾つかの空き家をピックアップして貰い・・・昔、ヘファイストス・ファミリアの鍛冶師が使っていた空き家を借りる事が出来た・・・

 

 

 

アリーゼ

「ベルのお母さんは、とても美人なのね」

 

「私も美人だと思っていたけど、霞むレベルね」

 

ライラ

「育ての親なんだろ?」

 

ベル

「ボクの師匠でもあり、育ててくれたお母さんでもあります」

 

輝夜

「・・・ベルより強いのだろ?」

 

ベル

「凄く強いです」

 

「ボクは勝てないです」

 

ライラ

「一緒に居たのは父ちゃんか?」

 

ベル

「お母さんの相棒ですね」

 

アリーゼ

「私達も鍛えて貰ったら、レベルアップ出来るかしら」

 

ベル

「修行が辛すぎて心が折れると思いますよ・・・」

 

「ボクは、合格を貰えるまで頑張りましたけど」

 

輝夜

「・・・少し考えよう」

 

ライラ

「アタシはまだ死にたくないぜ」

 

ベル

「無理はしない方が良いですよ」

 

 

 

オラリオに、ベルのお母さんが引っ越して来ました・・・

 

 

 

 

 

ヘラ

「それで、ベルに伯母さん呼びされて心が砕け散ったのね」

 

ゼウス

「実際は、血縁関係は伯母じゃからな」

 

ザルド

「崩れ落ちるアルフィアは、中々に面白かったがな」

 

アルフィア

「黙れ!」

 

ゼウス

「おぉ、怖い怖い」

 

ヘラ

「暫くは、大人しくしてなさい」

 

「今現在もオラリオでは指名手配中なんだから」

 

ゼウス

「アルフィアとザルドが闇派閥に協力して余計な事をしたせいで指名手配されたんじゃから、隠居せい」

 

ヘラ

「私とゼウスは、別に指名手配はされていないから」

 

「ロキの馬鹿と性悪フレイヤに嵌められて追い出されただけだし、何時でもオラリオに行こうと思えば行けるわ」

 

ゼウス

「ロキとフレイヤに神罰が下る事を祈ろう」

 

 

 

ゼウスとヘラは、お茶を飲みながら過去に愚かな事をしたアルフィアとザルドに小言を言っていた・・・

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。