迫真トレカ部 初心者の裏技 作:ぷっちっぱ
一話しか書いてなかったんだけどいいかな?
前回までのあらすじ
突如始まった野獣先輩 vs KMRの戦い。
エンジン全開!
「まずはカードの置き方を見ろよ見ろよ」
KMRはMURが描いた紙を見る。
「自分から見て右に山札を置くゾ。山札の左にあるのがシールドゾーン。シールドゾーンの外側にあるのがバトルゾーン。シールドゾーンの内側にあるのがマナゾーン。山札の左にあるのが墓地だな」
MURは2枚のカードを取り出す。
「クリーチャーと書かれているカードはバトルゾーンに出して攻撃ができるゾ。呪文と書かれているカードは使ったら墓地に置かれるゾ。使い捨てってことだな」
そしてクリーチャーの左下の数字を指差す。
「相手のクリーチャーが横になっ(タップし)ていると相手のクリーチャーに攻撃することが出来るゾ。その時に見るのがこの数字(パワー)だな。パワーが相手より低いクリーチャーは破壊されるゾ。パワーが同じだったらどちらも破壊されるな」
MURはデッキをシャッフルし始めた。それに合わせるように野獣もシャッフルをする。
MURはシャッフルを終えるとKMRにデッキを渡す。
「まずは山札から5枚裏向きにして置くゾ。そしてまた5枚引いてこれを手札にするゾ」
KMRは言われた通りに行動する。
(手札は分かるけど…裏向きの5枚は何なんだ…?)
そんなKMRの疑問に気付いたようにMURは説明を始める。
「裏向きの5枚のカードはシールドと言ってな、自分を守る盾みたいなものだゾ。これらが無くなって敵に攻撃をされると負けるゾ」
(なるほど…自分のシールドを守りつつ、敵に攻撃をしていけばいいのか)
KMRは吸収が早く、これらのことを理解し頷いた。
野獣はKMRが頷いたのを見て、MURに提案をする。
「じゃあ先、先攻いいすか?」
「おっ、そうだな」
「(一連の動作を)見とけよ見とけよ〜」
野獣は手札から1枚のカードをシールドより内側に置いた。そしてそのカードを横向きにして手札からカードを出した。
(名前は…『凶戦士ブレイズ・クロー』 なんか強そうだな…)
そうKMRが考えた後、MURが解説を始めた。
「先攻は最初の番に山札を引くことが出来ないゾ。その後手札からマナゾーンにカードを置く、これがマナだな。手札にあるカードの左上にある数字(コスト)が使えるマナの枚数以下でカードの色(文明)が使えるマナの色に一枚でも一致していたら出すことが出来るゾ。使ったマナはタップするゾ」
MURが説明してくれている中、KMRはある疑問を持つ。
KMRは相手の場にいる『ブレイズクロー』を指差しながら質問をする。
「攻撃してこないんですか?」
「あっそっかぁ。出したばかりのクリーチャーは次の自分の番じゃないと攻撃できないゾ。これは召喚酔いだな。スピードアタッカーを持っているクリーチャーは攻撃できるゾ」
「なるほど」
「ちゃんと手札加え入れろ〜?」
MURに促されながらKMRは山札を引き、マナチャージをした。
KMRは出すカードが何も無かったので自分の番を終えた。
野獣は山札を引く前にタップにたマナを元に戻した。
MUR曰く「使ってタップしたマナは次の自分の番に元に戻して(アンタップ)また使うことができるゾ」ということらしい。
野獣は一連の動作を終わらせ、手札から『一番隊 チュチュリス』というカードを出した。
(か、可愛い)
KMRがそう思っていると、野獣が話しかけてきた。
「シールドブレイクしちゃっていいスか?」
「良いですよ」
「毎ターン攻撃しなきゃいけないからな。来いよ来いよ〜」
「じゃけんすぐ攻めますね」
そう言うと野獣は『ブレイズ・クロー』をタップし、「こ↑こ↓」と壊すシールドを選んだ。
「壊されたシールドは手札に加え入れるゾ。おっ、S・トリガーだな。シールドから加え入れたカードがS・トリガーだった時、タダで出すことが出来るゾ」
KMRはシールドから加え入れた『ヘブンズ・ゲート』というカードを場に出した。
(ブッチッパ!)
「え何、今の音?」
「これはS・トリガーが発動する時の音だな」
(誰が出してるんだ!?きたない!)
KMRはそう思いながらもデュエルに集中する。
「『ヘブンズ・ゲート』の効果で手札から2枚ブロッカーを出せるゾ。でも『ホーリー』しかいないから『ホーリー』だけ出すゾ」
KMRは手札から『閃光の守護者 ホーリー』をバトルゾーンに出した。
「『ホーリー』の効果で相手のクリーチャーをすべてタップするゾ」
野獣は『チュチュリス』をタップした。
「ブロッカーって何ですか?」
「ブロッカーは自身をタップさせることで相手のクリーチャーの攻撃先を自身に変更できるカードだゾ」
説明を加えつつゲームが進んでいく。
「(俺のターンもうやること)ないです。進めて、どうぞ」
KMRが一連の動作を終わらせた時、MURが声をかけてきた。
「これはまずいことになったぞ」
「?何がまずいんですか?」
「野獣のあの目を見ろよ見ろよ」
MURに促され野獣の目を見る。ギラギラとした鋭い目付き。時折野獣が見せるあの眼差しだった。
「野獣は3ターンですべてを終わらせようと…3ターンキルを決めようとする気だゾ」
「3ターンで終わっちゃうことなんてあるんですか?」
「あるゾ。2ターン目でKMRの場にコスト9の『ホーリー』が出たように、カードの効果で様々なクリーチャーが跋扈していく…それがデュエル・マスターズだゾ。3ターンキル…ましてや野獣のデッキでならおかしな話じゃないゾ」
そして、「相手がマナチャージをしなかったらさらに厄介だな」とも言った。
MURは野獣に向き合う。
「おい野獣ァ!」
「あっ、はい」
「お前次の自分のターンで3ターンキルを決める気だろ」
「決めようとしてないスよ」
「嘘つけ、絶対決めるゾ」
「なんで決める必要なんかあるんだ」
そんな野獣の言葉にKMRは反論する。
「先輩さ、『ホーリー』以外ブロッカーが出ないことが分かって露骨に安心してましたよね?」
「そうだよ」
MURがそれに便乗する。
「出来るんなら決めさせてやるよ。KMR、当たり前だよなぁ!」
「絶対に負けたくないです!3ターンキルは阻止する!」
そんな2人を見て野獣は微笑んだ。
「2人とも熱くなってんぜ。溜まってんなぁおい。…いいよ、来いよ。勝ちにかけて勝ちに」
「じゃあぶち込んでやろうぜ」
MURはKMRに向き直る。
それを合図にしてKMRはある呪文を使った。
「『巨大設計図』!」
KMRは山札から4枚カードを見て、その中にあった『真邪連結 バウ・M・ロマイオン』1枚、『闘門の精霊ウェルキウス』2枚、『星門の精霊 アケルナル』1枚を手札に加え入れた。
「賭けに出ましたよ、やっぱキツいんすねぇ」
「おっそうだな」
もうKMRに出せるカードはない。S・トリガーを願ってターンを終了した。
野獣はマナチャージをしなかった。MURが言っていた厄介な事態だ。
「『チュチュリス』出しますね」
場にいる『チュチュリス』の能力で1マナで出すことができる。
「で、出ますよ…『我我我ガイアール・ブランド』!!」
野獣は出したばかりの『チュチュリス』の上にそれを置く。
そして…
「王道を征く……!『“轟轟轟”ブランド』!!」
「最悪の事態だな」
MURが予想していた事態が、今目の前に広がっていた。
「『轟轟轟』の効果で山札を一枚引き、手札をすてれば相手のパワー6000以下のクリーチャーを破壊できますねぇ!」
『轟轟轟』の能力で『ホーリー』が墓地に置かれる。
「『轟轟轟』でシールドを2つブレイクしますよ。…じゃあ、こ↑こ↓」
『轟轟轟』はスピードアタッカーとWブレイカーを持っている。
「S・トリガー…無いゾ」
まず2枚、S・トリガーはこなかった。
「攻めますねぇ!ホラホラホラホラ」
『チュチュリス』、『ブレイズ・クロー』の順にシールドブレイクされていく。
「Foo↑気持ちぃ〜。S・トリガーないってはっきりわかんだね。『我我我』で†悔い改めて†ダイレクトアタック!!」
「いや…」
(ブッチッパ!)
「ファッ!?」
「S・トリガー『ヘブンズ・ゲート』!」
間一髪のところでS・トリガーが出てきた。
「『ウェルキウス』を2体出すゾ。そしてカードを1枚引いて手札からブロッカーを出せるな。」
1回目、山札を引き手札から『バウ・M・ロマイオン』を出す。
「『バウ・M・ロマイオン』の効果で山札から1枚シールドにするゾ。このクリーチャーが破壊される時、代わりにこのシールドが墓地に置かれるゾ。 …もう一つの効果で墓地から呪文を回収できるから、『巨大設計図』加え入れろ〜?」
2回目、山札を引き手札から『アケルナル』を出す。
これでKMRの場にはブロッカー4体とシールド1枚あり、野獣の攻撃をギリ耐えれる状態となった。
「イキスギィ!」
『我我我』は自身の能力の影響で必ず攻撃しなければならなかった。野獣は『我我我』をタップし、攻撃をする。
「『アケルナル』でブロックです」
『我我我』は場を離れ、その効果で野獣のクリーチャーがすべてアンタップされた。
「辞めたくなりますよ〜。KMR運良いってはっきりわかんだね」
そんな諦めにも似た野獣の言葉と共に、このターンは終了した。
『巨大設計図』で『閃光の神官 ヴェルベット』1枚『ウェルキウス』1枚を手札位加え入れる。
そして…
「『アケルナル』シールドブレイクします」
KMRはシールドを2枚ブレイクする。
「(S・トリガー)ないです」
KMRは『ウェルキウス』タップし、「またブレイクします」とシールドを壊した。
その時…
(ヌッ!)
「G・ストライク!見とけよ見とけよ〜」
「G・ストライクって何ですか?」
その問いにMURが答える。
「G・ストライクを持つカードをシールドから手札に加え入れる時、相手に見せれば相手のクリーチャーを1体攻撃不能にできるゾ」
「『ウェルキウス』暴れんなよ…暴れんなよ…」
G・ストライクでウェルキウスが攻撃不能になったのでKMRは攻めるのを一旦止め、ターンを終わらせる。
ターン終了時、『アケルナル』の効果で手札から『ウェルキウス』を出す。『ウェルキウス』の効果で山札を引き、手札から『ヴェルベット』を出した。
「出るの遅スギィ!」
「おっ、そうだな」
そんな言葉と共に出されたのは『赤い稲妻 テスタ・ロッサ』というクリーチャーだった。
「このクリーチャーがいると相手が召喚以外でクリーチャーを出す時、代わりに墓地に送るゾ。つまり『アケルナル』や『ウェルキウス』の能力を打ち消すことができるわけだな」
(このクリーチャーを最初に出されていたら負けていたかもなあ…)
KMRは野獣の引き運の悪さに感謝した。
「アーマケソ」
野獣は既に諦めムードだった。
KMRは一連の動作を終わらせ、『ウェルキウス』でシールドをブレイクした。
「(S・トリガーもG・ストライクも)ないです。やっぱ負けなんすねぇ」
「『ウェルキウス』でダイレクトアタック!」
「ンアッー!」
こうして、この戦いはKMR&MURの勝利で終わった。
デッキを片付けようとするKMRに野獣が声をかける。
「やりますねぇ!KMRはデュエマの才能があるってはっきりわかんだね。対戦ありがとナス!」
そう言いながら野獣はKMRに手を伸ばした。
「こちらこそ対戦ありがとうございます。デュエマって面白いっすね」
「やっぱ好きなんすねぇ。ハマってくれてうれしいね」
KMRは野獣と固い握手を交わした。
「おい野獣、KMRァ!」
MURが突然話しかけてくる。
「あっはい」
「もう夜だゾ。野獣が言ってたカードショップに行くぞゾ。KMRのデッキ制作も兼ねてな。嬉しいだルルォ!?」
そんなMURの提案に両者は答える。
「良いっすね。デッキ作りましょう!」
「じゃけん今行きましょうね〜」
こうして3人の間にデュエリストとしての熱い絆が生まれたのだった…
「ファッ!?カードショップもう閉店時間!?頭にきますよ!!」
面白い一戦というのがなかなか書けない。デュエマのアニメとかのシナリオ作ってる人すごスギィ!!って思う。
自分のデッキ使って回して良いなって思ったのをちょっと変更して書いたりしたのでルール無視あるかもです。あったら報告いいよ来いよ!
一戦丸々書いたので長くなりました。許してください!なんでもしますから!(なんでもするとはいってない)