スーパー特撮ヒーロー大戦   作:ウェステール

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〜科学の戦士編〜12

「で?ほんっと〜にもう隠し事はないわね?」

「天地神明と仮面ライダーの名に誓って!」

 

オレと京子はバイクモードに戻したクルーザーで採石場を出ると、繁華街のカラオケボックスで報告会ーーーーという名の審問会ーーーーを開いた。

無論、被告人はオレだ。

京子は部屋に入って鍵を掛けた途端に、

 

「さぁ、洗いざらい話して貰いましょうか」

 

と、オレを殺しかねない勢いで迫って来た。

うん。こりゃ嘘ついて誤魔化すとか無理だわ。

オレは素直に爺さんやゴア教団、MAXシステムについて説明した。

 

 

 

「……フゥ……」

 

一通りの説明を受けると、京子はソファに背を預けて深い溜め息を吐いた。

 

「……で、さ。これからどうするの?」

「と、言うと?」

「ゴア教団だっけ?そこの先遣部隊を、あんたは全滅させたんでしょ?それってつまり、『こっちには教団に対抗し得る力があるぞ』って宣言した様なもんじゃない」

 

そうか。

となると、爺さんとオレと……人質にされた京子も、今後狙われ続ける可能性があるか。

ーーーーじゃあ、これからやる事は一つしかないじゃないか。

 

「ゴア教団を潰す、しかないよな」

「やっぱそうなるわよね……拠点のアテとかあるの?」

「……京子ちゃん、ノリノリだね」

「そりゃ、早いとこ“平穏な日常”を取り戻したいもの。あんたも死なない程度に全力を出しなさいよ」

 

それは『ギリギリ死ぬ寸前まで死力を尽くせ』という意味か?

 

そうだ、“死”といえば……

 

「京子ちゃん、一つ聞いていい?」

「何?」

「オレってば、成り行きと勢いで人、殺しちゃったんだけど……」

 

京子はオレを一瞥すると、苦笑を浮かべた。

 

「あんた、あの程度であたしがあんたを軽蔑したり見限ったりするとでも思ってんの?」

「あの程度ってオイ」

「あんたは、あんた自身とあたしの命を守る為に使うべき力をつかったの。感謝してるわ。ありがとう」

 

ありがとう、か……

京子の一言は、オレの心に蟠った澱を一撃で吹き飛ばした。

 

「これからもしっかり守ってよね。あたしはか弱い女の子なんだから」

「か弱いかどうかは置いといて、女の子をしっかり守るのは“仮面ライダー”のイロハだからな。任しとけ!」

 

オレは京子が差し出した拳に拳を当てると、親指を絡めてアームレスリングの形で握手をする。

ずっと前からの、二人だけの挨拶。

 

蜘蛛男と戦った時は、正直変身出来るようになった高揚感で舞い上がってた。

オレは決意を新たに、ゴア教団を叩き潰す事を心に誓った。

 

 

待ってろよゴア教団。

この仮面ライダーMAXが、お前等の野望を打ち砕いてやるぜ!

 

 

〜科学の戦士編〜完




イメージCV:
深海圭介(仮面ライダーMAX):三木眞一郎
高山京子:雪乃五月
深海総介:八奈見乗児
蜘蛛男:てらそままさき
教授:茶風林

なんちゃって(笑)
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