ガンダムSEED 太陽の少女   作:黄金鷹

104 / 107
遂にFREEDOM編が始められました。本家と違う部分が多々見られるかも知れませんが見てくださる皆様を満足させられる様に頑張りますのでよろしくお願いします。


FREEDOM編
第1話 平和の為の介入


C.E75年

ブレイク・ザ・ワールドから再開された戦争が終結してからおよそ1年。世界では再びナチュラルとコーディネイターによる争いが勃発していた。二度の大戦を経てもなお湧いてくる争いの火種は未だに世界を二分にしようとしていた。だが戦争を繰り返す事を望まないもの達によって大きな戦争とならない様に鎮火されていた。

 

「オルドリン自治区にブルーコスモスと思われる部隊が進軍中。内2体はデストロイと思われます」

「デストロイか、しかも2機とは・・・どうですかキラ准将?」

「大丈夫です。ハーケン隊はミレニアムをお願いします」

「任せな」

 

宇宙に漂うのはミレニアムはザフトが開発した最新鋭の戦艦でミネルバの後継機であり今は宇宙平和監視機構コンパスの主力艦の一つだった。戦争を繰り返さない為に戦争の火種となる争いに介入して交戦する機体の無力化及び現地住民の防衛がコンパスの役割だった。

 

「ルナマリア、アグネス、マユは住民の保護を。シンは政府官邸の防衛を頼む。侵攻部隊は僕で止める」

「えっ⁉︎」

「また後方待機⁉︎なんでですか隊長!」

「隊長一人に負担をかけられません。私も前に出ます」

「オレもやれます!」

「戦火を広げたくない。これは命令だ」

「・・・了解」

 

隊長であるキラの命令にシン達は頷きはするものの不満は隠しきれていなかった。毎度この布陣で出撃し戦闘の大半はキラによって敵機の無力化をしてシン達は後方の安全な場所でただ地元住民の盾となるばかりだった。こんなのが何度も続けば不満が出てくるのも当然であった。

 

「仕方ない、やりますか。ルナマリア・ホーク、ゲルググ、行くわよ」

「アグネス・ギーベンラート、ギャン、出るわよ」

 

ミレニアムから赤ゲルググメナースと白ギャンシュトロームが出撃する。彼女達に合わせた調整をされた最新鋭の量産型である2機は発進と同時に脚部からパラシュートを開いて大気圏突入に備えていた。その横でディアクティブモードの状態の新型機、ブレイドが発進準備をしていた。

 

「ったくこれじゃあ私達じゃなくても良いじゃない・・・マユ・アスカ、ブレイド、出るよ」

 

発艦したブレイドは手足や顔を白く、胸部と肩を紫に染めて大気圏突入の態勢に入る。背中に背負った対艦刀クイーンと両腰にマウントしてある小型の実体剣ジャックをメイン武装に両腕にアンカーのついた近接戦特化の機体は連合の大型モビルアーマーとの戦いに向いている機体であり今回のデストロイ相手にうっけつけなのだが、キラからの命令は現地住民を守るという張り合いの無い命令にマユはやや不機嫌だった。

 

「マユもピリピリしてるな。気持ちは分かるけども・・・シン・アスカ、ジャスティス、行きます」

「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます」

 

最後にシンが搭乗する全身赤く染まった最新型のジャスティス、イモータルジャスティスと手足は白だが胸部や肩を青く染めたキラの新しいフリーダム、ライジングフリーダムが出撃する。コンパスの最高戦力である2機は変形して飛行機型に姿を変えると先に出撃していたブレイド達に追いつき戦場となっているオルドリン自治区に向かっていった。

 

「もうこんなに被害が」

「また下らない事やってるわねアイツら。飽きないのかしら?」

「いつまでこんな事を・・・」

「こちら宇宙平和監視機構コンパス。攻撃部隊に通告します。今すぐこの戦闘を止めて撤退を。繰り返します。今すぐ戦闘を止めて撤退を」

 

キラは進軍を続ける連合に戦闘を止める様に一応呼びかける。だがキラの声を聞いてもなお連合軍は攻撃を止めず攻め続けていた。キラ達からすればそれも見慣れた光景だった。幾ら止めても何度も戦闘は繰り返される。故にその戦闘に介入して止める事がコンパスの役割だった。

 

 

「僕は前に出る。後ろは任せたから」

「「「了解」」」

 

ライジングフリーダムは前方に飛びながらビームライフルでウィンダム達の頭部を撃ち抜き無力化していく。そのまま進んでいった先でデストロイが防衛をしているザフト軍のモビルスーツ達を蹴散らしているところを目撃する。

 

「ここには1機だけか・・・もう1機は後ろか。ならまずはアレを」

 

ライジングフリーダムの姿を見つけたデストロイがシュトゥルムファウストで狙い撃つがその砲撃を上昇しながら回避していく。

 

「これ以上は、やらせない!」

 

ライジングフリーダムが飛ばしてきたシュトゥルムファウストをビームサーベルで破壊し、自身のシールドをブーメランとしてデストロイに向けて飛ばす。デストロイは飛んできたシールドブーメランに対応出来ず頭部を破壊され、よろめいた隙をハイマットフルバーストで全ての武装を撃ち抜かれ倒れ込み大爆発を起こす。その爆発に巻き込まれてブルーコスモス達の機体も撃墜されていく。

 

「うっわ、派手にやってるよ隊長は・・・なら私だって!」

 

ブレイドは降り立った直後に腕部アンカーを伸ばして空を飛んでいるウィンダムを2機捕まえて地面に叩きつけ撃墜する。その直後に両腰のジャックを取り出し目の前のストライクダガー達を斬り倒していく。その後ろで赤ゲルググメナースが現地住民を守りながらビームライフルでウィンダム達を撃墜していた。

 

「動きすぎよマユ。少しは周りを見てよ」

「ブレイドは人を守るのには向いてないの。切り込んでいった方が速いのに攻めさせてくれないのが悪い。それよりお兄ちゃん、そっちはどう?」

「余裕があるならこっちを援護してくれマユ!アグネスでも良いけども!」

 

急かす様な言い方をするシンであったが、イモータルジャスティスはシールドを地面に突き刺し現地住民を攻撃から防ぎながらミサイルを正確な射撃で撃ち落としていく。その間に接近してきたウィンダム達を左手に持ったビームブーメランで難なく無力化して圧倒していた。だがシンはキラの真似をしてコクピットを狙わない様に意識して攻撃しているのでミネルバに居た時と比べれば動きがぎこちなくなっていた。だがそれでもキラやマユくらいの技量が無ければ隙をつけない程の実力はあった。

 

「何言ってるのよアンタは!私のは近接専用!援護するのはアンタの方よ!」

 

白ギャンシュトロームもシールドのビーム刃と胸部のビームガトリングで敵機を撃墜していた。その容赦の無い攻撃にはまだ余裕を感じさせていたが援護はしなかった。その間にも上空でライジングフリーダムはビームライフルとバラエーナでウィンダムやダガーL達を無力化していた。

 

「クソッ、数が多すぎる。このままじゃあアレを倒すまでに被害が」

 

ライジングフリーダムは暴れているもう1機のデストロイに向かっているのだが、随伴しているモビルスーツ群に阻まれていた。倒す事自体は難しくはなく本来であれば障害にすらならない足止めは街中にデストロイがいる場合では致命的な時間のロスになってしまい、キラの中で焦りが出ていた。

 

(このままじゃあデストロイに接近するまでに甚大な被害が出てしまう。けどアレを倒せるのは僕以外には・・・シンに頼むか?けどこれ以上はシンに負担が)

「隊長!上空から高速で接近する機体反応が!」

「このタイミングで⁉︎」

「えっ⁉︎なんで今⁉︎」

「うわ、出たわね」

 

一足先に気づいたシンの示す方向を全員が振り向く。その先には大気圏を突破してやってきた飛行形態の機体の姿があった。デストロイ達もその姿を見つけ迎撃を始めた途端に、腹部に取り付けられた二つのシールドを飛ばして砲撃を防ぐ。それと同時にモビルスーツ形態になった新しいサンシャイン、ツインサンシャインが戦闘態勢に入る。

 

「またあの機体で好き勝手して・・・もう容赦しない!」

 

胴体と腰部は黒、手足や頭部をオレンジ色に染めバックパックのビーム吸収パネルを二つ背負ったツインサンシャインはビームライフルでデストロイの周りにいるウィンダム達を撃ち抜いていく。その隙をデストロイはスーパースキュラとツォーンMk2で狙い撃つが飛ばしたシールドとバックパックで全て防ぐ。

 

「ちょこまかとやるつもりは無い!出力3倍!」

 

ツインサンシャインはバックパックを一つ飛ばして飛んでいたシールドと合体させるとデストロイに向けてプロミネンスカノンを撃つ。デストロイは陽電子リフレクターで防ごうとするも数秒しか耐えられず足先を残して焼き払われ後続部隊ごと撃墜される。

 

「一撃でデストロイを・・・」

「やっぱあの武器ずるいよ。アレがあれば誰にでも勝てるじゃん」

「またあの女に良いところ取られるってわけ?あーあやってられないわ」

 

デストロイを一撃で葬るツインサンシャインにルナマリアは戦慄しマユは不貞腐れアグネスは不満を漏らしていた。そんな部下の言葉を尻目にライジングフリーダムは通信を入れる。

 

「・・・セナ。どうしてまた?」

「・・・久しぶりに会って最初の一言がそれ?あんなの放っておくわけにいかないのは同じだと思ってたんだけど」

「それはそうかもしれないけど、あそこまでやる必要は無いだろ!」

 

ライジングフリーダムがプロミネンスカノンを撃った跡地を指差す。その先にはデストロイの後ろにいた後続部隊の殆どが巻き込まれており残骸が辺りに散らばっおておりこれ以上の戦闘は不能と判断した生き残り達が一斉に撤退しているところだった。更にデストロイや随伴機体の爆発で更に荒れ果てた街の姿が痛々しく残っていた。

 

「でも今のであっちは退いてくれたわよ。これでもうここで戦闘は起きないわよ。それじゃあダメなのかしら?」

「だからってプロミネンスカノンはやりすぎだ!街の被害を増やしてどうするんだ。それに仕掛けたのはあちらだとしてもいたずらに命を奪っていい筈は無いだろ」

「街はそもそも破壊された後でしょ。どっちにしても犠牲は出てしまうのよ。それを減らすのが我々コンパスの役目でしょ。犠牲をゼロになんて、神様でも無いのに出来るわけ無いと思うんだけど」

「それは・・・なっ⁉︎今度はこっちか!」

 

キラとセナの口論が熱くなっていたが、後ろからの攻撃に気付き口論を中止する。オルドリン自治区を守っていたザフト軍が撤退を始めたブルーコスモスの機体に追い打ちを始めていたのだった。

 

「やめてください!彼らはもう退いています。これ以上の攻撃は」

「奴らから攻撃を始めたんだ!やられっぱなしで終われるかよ!」

「これも全てミケールの仕業だ!奴を引きずり出してやる!」

「クソッ、少しでも有利になったらこれか・・・これじゃあ今までと同じじゃないか」

「どうすんのキラ?ほんとは別件でここに寄っただけなんだけど手伝うよ」

「不死鳥が地球に来たのか?あの無人機がなんの理由もなくここまで来ないと思うんだけど」

「私も分かってるわよ。そんな事より、どうするって聞いてるのよ」

 

苛立ちながらもセナはキラに判断を委ねていた。キラは下の追い打ちを続けるザフト軍を止める事は決めていたがセナの力を借りるかは別の話しだった。セナはコクピットを避けて攻撃するのがシン以上に苦手だった。それ自体はそこまで問題では無いが今回一方的に襲われた側であるザフト軍を止める為に中のパイロットを死なせてしまうと新たな争いの火種になりかねなかった。だがキラだけで止めるには数が多く一人でも手を借りたい状況ではあった。

 

「セナは来たばかりだから余裕もある。それにセナの呼びかけ次第では止まる可能性もある。だったらあの時の事を謝ってでも手伝ってもらった方が良いか?冷静になればこっちが一方的に言い過ぎたのが悪かったところもある。なら余計なプライドは」

(人は目的、理想、正義、その為にどこまでも残酷になれる。君達も見てきただろう?)

(そんな希望だけで世界は変わらんよ。そしてまた繰り返す。何度も、同じ過ちを。君達にだって止めることはできなかった。だからこうなっている)

「・・・いや、上で待機していて。ここは僕がやる」

 

 

クルーゼとデュランダルの言葉を思い浮かべたキラは単身でザフト軍を止める為に動き出す。何度止めてもまた戦闘を繰り返しそうになる両者を止める為には少しでも争いになる可能性を避けないといけないとキラは感じていた。その焦燥感をキラは一人で背負いながらライジングフリーダムはビームサーベルの二刀流とレールガンでジン達を無力化していた。

 

「隊長・・・」

「また一人で・・・私達いる意味ある?」

「流石ねヤマト隊長は。どっかの誰かさんとは違うわね」

 

無双するライジングフリーダムの姿を見てシンとマユは自身のいる意味が分からなくてなっていた。過去の交流で優しい人である事を知っているシン達はいつの間にか自分達を後ろで防衛だけさせて一人で突っ込んでいくキラが無茶している様に見えていた。それを知らないアグネスはただ一人そのキラの強さを評価しているだけでキラの内面の事など知ろうともしていなかった。

 

「・・・ふん。私は居なくてもやれるって言いたいのかしら?ならお邪魔虫は退散してやるわ」

「あ、待ってくれセナ!」

 

セナは一人で奮闘するキラの様子に機嫌を損ね帰ろうとする。それを見たシンが慌てて止めに入る。

 

「何よシン。アンタ達の隊長を放って私に構って大丈夫なの?」

「アンタもヤマト隊の仲間だ。今はその、色々あったかもしれないけど。当人同士で解決しない限りは外野がなに言っても仕方ない気がするけど、オレに出来る事はなんだってするから。だから」

「気持ちだけ受け取っておくわ。それに元々総帥の護衛をしながらコンパスで活動なんてない無理があったからいずれこうなってたわよ。偶々それが速くなっただけ」

「そうかもしれないけど、いつまでもこのままってわけにも」

「悪いけど私も忙しいのよ。お互いに時間が取れたらまた話しかけてくれると嬉しいかな」

 

引き止めようとするシンをやんわりと断りツインサンシャインは飛行形態に変形して飛びたつ。空に向かってシールドビーム砲から陽電子砲を放ちポジトロニックインターフェアランスを発生させツインサンシャインは大気圏を突破していった。その頃には夜が明けてライジングフリーダムがビームサーベルを仕舞っているところだった。その足元には多数のザフト軍機が転がっており全てコクピットを避けて無力化されていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・やっと止まったか?」

「隊長、大丈夫ですか?後は救助班に任せましょう」

「分かってるよシン・・・ヤマト隊、これより帰艦する」

「「「了解」」」

 

ヤマト隊の全員がオルドリン自治区から飛び立っていく。そのまま救助活動の為にオルドリン自治区にやってきたアークエンジェルに乗艦していった。基本的にコンパスの部隊は宇宙からモビルスーツで大気圏突入して現場に赴き、活動後は地球内で行動しているアークエンジェル等の戦艦で補給を受けた後に宇宙に戻るのが基本的な動きとなっていた。

 

「よう、お疲れさん」

「お疲れ様ねヤマト准将。それに貴女達も」

 

アークエンジェルに機体を下ろし補給を受けさせているキラ達にムウとマリューが声をかけにやってくる。キラ達は二人に敬礼をしマリュー達も敬礼で返す。かつては軍所属で無かったキラやかつては敵として戦ったり色々あったシン達も今では同じ組織の軍人として礼儀や振る舞いが出来る様になっていた。

 

「どうだい新型の調子は?もう慣れたか?」

「えっと、まぁ・・・ぼちぼちって感じです」

「それよりも、被害の状況は」

「分かっているとは思うけど街自体は壊滅的な被害が出ている。住民も今分かっているだけでも死傷者は200人程。多分まだ増えると思うわ」

 

マリューの口から聞かされる被害状況にキラ達は表情を歪ませる。自分達が出撃して止めていたにも関わらずこれだけの被害を出してしまった事にアグネス以外は悔しさを感じていた。出撃していた時点で街の被害はどうしようもない程にまで出ていたうえ、自分達の動きに間違いは無く全員がそれぞれベストな動きをして被害を抑える事は出来ていたと頭では分かっている。それでも自分達の力で被害を抑えられたと評価出来るにはどうしようもないとはいえ失われた命が多いと感じていた。

 

「なんなんでしょうねアイツらは。自分達のことを顧みず何度も何度もこんな事を・・・続けたところで何にもならないってのに」

 

シンの呟きに全員が耳を傾ける。それは全員が考えていた事だった。ブルーコスモスの部隊がコーディネイターのいる地域やザフト軍部隊にテロの様な攻撃を何度もしており、その度にコンパスが介入して撃退しているもののその勢いは止まる事を知らなかった。今回ではその怒りが限界を迎えたザフト軍達が撤退する連合機に追い打ちをかけているのをライジングフリーダムが止めに入ったものの何度も襲われているザフト側が怒りを覚えるのは当然であり、早急な解決が出来なければまた戦争になるのは目に見えている事だった。

 

「けど続いている。だから問題なんだ」

 

そんなシンの言葉にキラは一言で返す。キラの言った言葉こそ今起きている事の中枢であり、ブルーコスモスの部隊を扇動しているミケールとその裏にいる何者かの底知れなさを物語っていた。だが今の世界で問題になっているのはそれだけでは無かった。

 

「確かにミケールの奴も問題だ。だが大まかに奴らの動向や目的は掴み初めてはいるだろ。けど不死鳥の方はまだ誰も何も掴めていないだろ?」

「それは・・・そうですね」

「いや、別に責めてるわけじゃないんだがね。そもそも地球圏で一番動いているお前らに宇宙のどこかで暴れてる奴らを探せというのも酷なもんだと思ってるし別部隊で行方は追っているのは分かってるがね。こちらも放置は出来ない話しだと思うぜ俺は」

 

ムウはキラ達をフォローしつつもブルーコスモス達と同じくらいに問題視されている不死鳥の話題を出す。数ヶ月前から連合ザフト関係無く目に見えるもの全てを攻撃しながら暴れ回る機体が現れ始めた。コンパスを中心として連合とザフトも捜索部隊を上げ調べているものの行方は知らず分かっているのは単独で行動している所属不明機である事、無人稼働で動いている事と翼から複数のビーム砲で機体を撃ち抜く攻撃手段だけである。そうしてついた異名が不死鳥であり、未だに誰もその正体を掴めないでいた。

 今回セナがオルドリン自治区にやってきたのは謎の機体の情報を聞きつけ不死鳥を追っていたセナが調査の為にやってきたのだった。不死鳥の戦闘力は凄まじくザフト軍や連合の艦隊を何度も無傷で全滅させていた。それ故に下手におっても返り討ちにされてしまうので不死鳥の捜索には選りすぐりのパイロットが必要になりセナが選ばれたのだった。

 

「セナがこっちに来たって事はそれ関連だと思うがな、またすぐに帰ってしまった様だしな」

「そうね、地球圏内で目撃情報は無いから恐らく行動範囲は宇宙圏に絞られるけど、こちらでも探ってみたいから情報交換はしたかったのだけれどね」

「忙しいのなら無理には止められないがな・・・忙しいだけならな?」

 

ムウがキラの方を向いて問いかける。その目は先ほどよりも一層真剣な目をしていた。その問いかけにキラは答えづらそうな顔をしながら口を開いた。

 

「・・・貴方まで僕が悪いと言うんですか?」

「いや。考え方は人それぞれだしお前が間違っているとも思わないがね。簡単に出る答えじゃないのは分かるが、いくらなんでも引きずりすぎだと思うぞ」

「分かってはいます。けど今すぐにとはいかないと思いますよ」

 

キラは乱暴に話を切ると逃げる様にその場を立ち去っていった。戦闘を終えたばかりのヤマト隊にはまだ緊張状態が続いていた。未だに解決の糸口が見えない現状に彼らはいまは溜め息をつくしか出来なかった。




 いきなり主題歌を流しながら戦闘から始まるのは疾走感があるなと映画館で見ながら思ってた事ですが、こちらでもかなり駆け足で進んだ気がします。
 初っ端から現れたオリジナル要素の不死鳥は一体何なのか?やけに険悪なキラとセナは一体どうしたのか?かなり詰め込められているFREEDOM編でオリジナル要素を入れてまとまるのか?などと思われるかもしれませんがただいま制作中です。また更新が遅くなるとは思いますが楽しみにしてお待ちしてくださると嬉しい限りです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。