ガンダムSEED 太陽の少女   作:黄金鷹

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昨日はこちらの都合で更新出来ませんでした。申し訳ありません。
前にも似た様なタイトルをつけてしまいましたが、コレしか思い浮かびませんでした。



第十三話 戦う覚悟

ヴェサリウス内

更衣室でロッカーを殴りつけるエリス

 

「クソ!せっかく奴らを倒すチャンスだったのに!」

 

殴りつけた勢いで流され後ろの壁にぶつかるエリス

 

「アレを壊すなり、奪うなりさえして調べれば、戦争を早く終わらせる事も出来るかもしれないのに・・・これもあのお姫様が邪魔するから・・・なんなのよ!」

「一体、誰が邪魔なのでしょうか?」

 

更衣室の前でエリスに声をかけるラクス

 

「え⁉︎・・・クルーゼ隊長ならブリッジにいる筈ですよ。それともアスランがどこにいるのか聞きたいんですか?」

「いえ、今は貴女とお話しをしに来ました」

「話しって・・・私はただの一兵士ですよ。それに、勝手に色んな所に行かないで大人しくしていてください」

「勝手ではございませんわ。それにその手、痛くはないのですか?」

 

更衣室に入り、エリスの目の前にやって来るラクス

ザフトの赤服に着替えながら話すエリス

 

「最初から聞いてたんじゃないですか。盗み聞きの趣味でもあるんですか?」

「申し訳ありません。そのつもりではなかったのですが・・・何故貴女はそこまであの艦を倒したいんですか?」

「なんでって、それが仕事だからですよ。奴らを、連合を倒す。それ以外にあるとでも?」

 

そう言うエリスの顔には殺気が込められていた。とても軍人だからという理由では説明がつかない程の激しい憎悪がそこにはあった。

 

「本当にそれだけですか?それだけで彼等を・・・敵を撃つのですか?」

「そうですよ。今は戦争をしているんです」

「・・・ただそれだけの為に人を殺すとでも?」

「それが私達ザフトの仕事と言ったでしょ!・・・何が言いたいんですか?人殺しは悪い事だからやめろとでも?ナチュラルが攻撃するのだから、そうでもしなければいけないんですよ!」

「ではナチュラル相手なら民間人でさえも殺すのですか?」

「民間人?もしかしてヘリオポリスの避難民でも乗せてるという事ですか、あの艦は?・・・なんだ、そんな事か」

 

不敵な笑みを浮かべるエリス

 

「・・・そんな事?」

「ええ、そんな事ですよ。元々あの艦はヘリオポリスの中で作られたんですよ。オーブだがなんだか知りませんが、中立を謳っておきながら、連合に肩入れした所です。ならザフトの、プラントの敵と考えても良いので無いですか?」

「そこに住んでた人のほとんどが何も知りませんでした。関係の無い人達だったのです。けど貴女達に攻められて、住む場所を失い、身を守る為に戦っているのですよ?」

「ならもう民間人とは言いません。敵です。

 それに民間人だからって関係ない事はないと私は思いますよ。このご時世に生まれ、生きているんです。それだけでもう何かに関わっていますよ」

「キラは私を戦争に巻き込みたくないからって私をこちらに返還してくれましたよ」

「キラ?ストライクのパイロットの名前ですか?それはお人好しな人ですね。だからって・・・え、ストライクのパイロットの名前を聞いたんですか?」

「はい。彼はあの艦で唯一のコーディネイターだそうです。それにアス」

「なら、あの白黒は‼︎あの白黒について聞いて無いのですか⁉︎」

 

ラクスの両肩を掴み、顔が触れそうになるくらい近づけて問いかけるエリス

 

「え⁉︎白黒?・・・白黒がどれの事かは分かりませんが、キラの姉のセナもモビルスーツに乗って戦っているとは聞いてます」

「もう一機のモビルスーツ!それが白黒です。白黒の機体について何か聞いてませんか?」

「いえ、名前が無いのでプロトと名付けくらいしか・・・」

「名前が無い?あの機体はそこまで重要じゃない?なら・・・やはりアレの中身か。そこに何か秘密があると・・・」

 

突如一人で考え事をするエリスに置いてけぼりにされるラクス

 

「あ、あの、急にどうしたんですか?」

「え?あ、失礼しました」

 

顔が近い事に気づき、慌ててラクスから離れるエリス

 

「いえ。それよりプロトについて何故そこまで」

「あの機体はストライクや我々が強奪した機体とは何か違います。けど情報が無さすぎてどうしたものかと思いましたが・・・貴女のお陰で分かった事があります。やはりあの機体は放っておけない。何としてでもアレを破壊、もしくは鹵獲して秘密を暴いてやりますよ。例え誰が相手だろうとね」

「・・・貴女は敵を撃つ事に・・・戦うという事に抵抗はないのですね」

「なんとでも言ってください。誰に嫌われようとも、恨まれようとも私には関係ありません。私は私のやるべき事をやる、それだけです」

 

エリスが更衣室を出る

 

「・・・あの子はキラやセナとは、アスランとも違うのですね・・・」

 

ラクスも更衣室から出る

 

アークエンジェルの部屋に立たされるキラ

その周りをマリュー、ムウ、ナタルが囲む

後ろで椅子に座らせられるセナ

 

「被告は、自分の行動が艦の安全をどれ程脅かしたのか、全く理解していません」

「今の発言は、類推に過ぎません。議事録からの削除を求めます」

「削除を許可します」

「えーと・・・そもそも民間人を人質に取るというのはコルシカ条約4条に抵触すると思いますが?」

「今回の行動は、同条特例項目C。戦時下における措置に相当します」

「え⁉︎特例項目C?知らねーよそんなの・・・あーしかし、人質を解放したからこそナスカ級は撤退し、我々は窮地を脱したという事で」

「それは結果論に過ぎません」

「キラ・ヤマトには、何か申し開きしたい事がありますか?」

 

黙るキラ

 

「何故あの様な勝手な事を?」

「・・・人質にする為に助けたわけじゃあありませんから」

「そうだよなぁ。するなら彼女だよな?」

「異議あり!」

「弁護人は言葉を慎んで下さい。

 キラ・ヤマトの行動は軍法第3条B項に違反、第10条F項に違反、第13条3項に抵触するものであり当法定は当人を銃殺刑とします」

「なっ⁉︎」

「ちょっとマリューさん!それ本気なんですか‼︎」

 

後ろのセナが立ち上がり詰め寄る。が、マリューは落ち着いて判決の続きを言い渡した。

 

 

「しかしこれはあくまで軍事法定での事であり、同法定は民間人を裁く権限を持ち得ません。キラ・ヤマトには今後熟慮した行動を求めるものとし、これにて本法定を閉廷します」

「へ?じゃあこれ、なんだったんです?」

「あ、あの・・・」

「要するに、もう勝手な事はするなってことさ。分かったな二人共」

 

戸惑うセナとキラにムウが近づき話しが終わった事を伝える

 

「あ、はい・・・」

「いや、私は何もしてないですよ!」

「けどキラが声かけたら手伝う気だったんだろ?セナも」

「う、それは・・・」

「今回この法廷に貴女を参加させたのは、キラ君の関係者で、かつモビルスーツを動かせるから。つまりセナさんも同じ事を出来てしまうので、もう同じ事をさせないように戒めの為でもあります。本来ならさっき言った様に銃殺刑になるほどの迂闊な行動であったって事は、覚えておいてね」

「は、はい・・・」

「では、失礼します」

 

キラが退室する

部屋の近くで待っていたサイとミリアリアがキラに駆け寄る

 

「キラ。大丈夫か?」

「なんて言われたの?」

「お前もトイレ掃除一週間とか?」

「おーそれ良いね。やってもらおうかな?」

 

ムウとナタルが退室する

 

「・・・大丈夫だよ」

「そっか。て事は、俺達だけか」

「え?」

「私達マードック軍曹に凄く怒られたの。お前達は危険て言葉すら知っちゃいねーのかーって」

「あ、ごめん。手伝うよ」

 

キラ達が移動をする

部屋に残っているセナとマリュー

 

「はぁ、一時はどうなる事かと・・・驚かせないで下さいよマリューさん」

「ごめんなさいね。でもこうでもしないと軍人じゃない貴女達には事の重大さが分からないでしょ?巻き込んでいる私達が言えることじゃあないのだけど」

「あ、いえ、それは仕方ないですよ。偶然とはいえ私は自分でプロトに乗ったんですから」

「それも私達がヘリオポリスに居たからで・・・」

 

自分達が巻き込んだ負い目がある為に暗い顔をするマリュー

 

「ああ、その事は良いんですよ。

 それにしても、まさかラクスの一言だけでザフトの連中が引き返すとは思いませんでしたよ」

「それだけ彼女の言葉はあちらにとって大きいという事よ。それだけの価値がある子をキラ君はみすみす逃した事になるわね。

 でも、民間人を人質に取るなんて事許せないって気持ちは分かるわ。言い訳になるけど私達もしたくてしたわけではないの」

「分かっています。少なくともアークエンジェルの人達はそういう人達だと思っていますから。でも、マリューさんはコーディネイターについてどう思いますか?」

「え?」

「やっぱり嫌いですか?コーディネイターは?ザフトが敵だからではなく、相手がコーディネイターだから戦うんですか?」

 

何かを試すかの様に質問するセナに疑問を持ちながらも、思った事をそのまま伝える事にしたマリュー

 

「いいえ・・・確かに敵としてザフトと戦う事に抵抗は無いですし、多くの味方を・・・大事な人を殺されて憎い気持ちは少しあります。でもコーディネイターだからっていう理由では無いわ」

「そうですか・・・」

「セナさんは?キラ君がコーディネイターだから嫌ってないのは分かるのだけど、コーディネイターについてどう考えているの?」

「私はコーディネイターもナチュラルも特に変わらないと思いますよ。キラが弟だからってのも関係なく、同じ人間だと思っています。

 遺伝子を弄ったから優秀なんて言いますけど、コーディネイターより成績が良いナチュラルの子もいますし、私だってキラや他のコーディネイターの子に勝っている部分ありますし」

 

未完成のOSの状態のプロトを動かすセナを思い返して納得する反面、少しだけ違和感を感じるマリュー

 

「それもそうね・・・でも貴女は少し違うと思うの。なんか、コーディネイターより凄いというか・・・」

「なんですかそれ?まさかコーディネイター顔負けの化け物とでも言うんですか?」

 

セナの目つきが鋭くなる。何かセナにとっての地雷を踏んでしまったと思い、謝ろうとするマリュー

 

「いや、そういうわけじゃあ無いの。ごめんなさい。気を悪くさせちゃったわよね」

「いえ、昔からよく言われて飽き飽きしてるだけです・・・ただ優秀だからって理由で化け物扱いなんてする差別的な考えは嫌いなんです。

 だからブルーコスモスの考えなんてのには全く共感出来ません。連合にもそういう考えの人いるんでしょ?この前のユーラシアの奴らみたいに」

「ええ、大西洋連邦にもそういう考えの人は確かにいるわね」

「やっぱり・・・ならキラにはもう戦わせたく無いな。連合だけでなくザフトの奴らにも嫌な事言われそうだし」

「え?それはどうして?」

「前のユーラシアの奴らに私がコーディネイターと勘違いされた時に言われたんですよ。裏切り者のコーディネイターって。ザフトにもしキラの事知られたら、そう思われるんでしょ?巻き込まれただけのキラがそんな事言われるのは嫌よ。なら私一人でも・・・」

 

セナの目に迷いは見えなかった。マリューはまだ子供の筈なのに戦うことを恐れないセナを心配する反面、頼もしく思えていた。

 

「マリューさん。次出る事があったらキラは待機だけさせて下さい。大変なのは分かりますが、キラにそんな負担背負わせたくありません」

「セナさん・・・」

 

通路を通っていたアスランが部屋を出るラクスを見つける

 

「ラクス・・・部屋からあまり出ないで下さいよ」

「どこに行ってもそう言われますわね。詰まりませんわ」

「仕方ありません。そういう立場なんですから。それより気分は大丈夫ですか?あちらではその・・・人質にされたりとか、色々あったでしょうから」

「私は元気ですわ。あちらの艦でも貴方のお友達が良くして下さいましたし」

「そうですか・・・」

 

キラらしいと思い顔が緩むアスラン。それと同時にキラと戦う事になった現実を思い出し、また顔が曇るアスラン。

 

「キラ様はとても優しい方なのですね。そしてとても強い方」

「・・・アイツは馬鹿です。軍人じゃないなんて言ってたくせに、まだあんなものに・・・アイツは利用されているだけなんだ!友達とかなんとか・・・アイツの両親はナチュラルだから、セナもナチュラルだから、だから・・・」

「アスラン・・・」

 

顔に触れようとしたラクスの手を避けるアスラン

 

「・・・貴方と戦いたくないと仰っていましたわ」

「僕だってそうです!誰がアイツと!セナとだって・・・失礼しました。では、私はこれで」

 

退室しようとするアスラン

 

「辛そうなお顔ばかりですのね。この頃の貴方は」

「・・・ニコニコ笑って戦争は出来ませんよ」

「アスラン、こんなとこに居たのね」

 

エリスがアスランの元に寄る

 

「エリス、どうしたんだ?」

「アンタに用があったのよ、アスラン・・・婚約者の方が重要なら後で良いけど」

「いや、大丈夫だ。それでなんだ?場所を変えようか?」

「別にここでも良いわよ。婚約者と異性を二人きりにするのはラクス様も良い気はしないでしょ?」

「いや、流石に」

「別に作戦についてじゃあないから。それにさっきラクス様に聞いた事を確認したいだけだから。

 あの2機のパイロットの事、つい話を途切らせてしまったけど、多分アスランの知り合いなんでしょ?」

「な⁉︎」

 

突然核心を突く言葉に驚きを隠せないアスラン

 

「ええ、そうですわ」

「ラ、ラクス⁉︎」

 

そして平然と答えるラクスにも驚かされるアスラン

 

「そっか。だからストライクと戦う時、調子悪かったのね」

「あ、エリス、その・・・」

 

アスランにとって出来ればそれは知られたくなかった事だった。同じコーディネイターであるキラを悪く言われるかもしれない事が一番嫌だが、そのせいで自分が本気を出せていない事を知られるのも出来れば避けたい事だった。

 

「多分昔の友人ってとこでしょ?別にナチュラルでもコーディネイターでも私は差別なんてしないわよ。でも戦うなら容赦はしないわよ」

「そうなんですね・・・」

「エリス・・・」

「いや、どうせだったらパイロット事こっちで強奪すれば良いわね。それならアスランもやりやすいでしょ?」

「え、あ、あの・・・」

「だったら丁度良いわね。今度奴らと戦う時に全員で白黒を鹵獲するわよ」

「え⁉︎」

「近い内にイザーク達とも合流するから、その時に作戦立てよう・・・って、ごめん。こんなとこで作戦考えちゃあ駄目だよね」

「あ、いや、そういうわけじゃあ・・・」

「仲がよろしいのですね」

「え?」

 

突如話しに混ざってきたラクスの方を振り向くアスランとエリス

 

「同期なのでこれくらいは普通ですよ。ラクス様が気にする様な事はしませんよ」

「あ、いえそっちではなくて。誰であろうと戦うと言ってましたのでてっきり」

「別に血も涙も無いわけでは無いですよ。私はナチュラルだからって差別する気は無いです。敵なら倒すだけです。でも仲間の気持ちくらいには合わせますよ」

「・・・貴女も戦時中じゃなければキラやセナとも仲良くなれそうなんですね」

 

目を伏せながら言うラクス

 

「それはどうですかね?でも可能性はゼロではないと思いますよ」

「私、貴女の事を誤解していたかもしれませんわ、ごめんなさい」

「え?ああ・・・別に気にしてないですよ。言いたい事は誰が相手でもあんな言い方ですよ、私は。だからって嫌っているわけでは無いです。こっちこそ誤解させてしまって申し訳ありません、ラクス様」

「ラクスで構いませんわ、えっと・・・」

「エリス・シルファです。よろしくお願いします、ラクス」

「ええ、よろしくですわ、エリス」

 

握手をするラクスとエリス

 

「・・・戦時中でなければ仲良くなれるか・・・一体いつ、そんな日が来るんだろうな」

「ん?なんか言った、アスラン?」

「何でもない。そろそろ行くぞエリス」

「あ、うん。それでは失礼します、ラクス」

 

アークエンジェルの食堂で座っているキラとサイとカズイの元に近寄るフレイ

 

「フレイ、もう大丈夫なのか?まだ休んでいた方が」

「大丈夫よ。・・・それとキラ、あの時はごめんなさいね」

 

キラに頭を下げて謝るフレイ

 

「あの時は私、パニックになっちゃって、凄い酷い事を言っちゃった。本当にごめんなさい。いつも戦わせている癖に貴方の気持ちを考えないで一方的に・・・そりゃ怒るわよね」

「フレイ・・・」

「貴方はいつも一生懸命戦って私達を守ってくれたのに、私・・・」

「フレイ、そんな、良いんだよそんな事は。むしろ僕の方こそごめん。一番辛いのはフレイなのに、あんな事言って・・・最低だよね、僕は」

「そんな事無い!私にもちゃんと分かっているの。貴方とセナは頑張ってくれているって、なのに・・・セナにまであんな事・・・」

「・・・ありがとう、フレイ。僕の方こそ、お父さんの事守れなくて・・・」

「・・・戦争って嫌よね。早く終われば良いのに」

「そうだね」

 

艦内放送で第一戦闘配備の知らせが鳴る

 

「キラ!」

「分かっている!」

 

食堂を飛び出したキラと子供がぶつかる

 

「キャア‼︎」

「あ、ごめん!大丈夫?」

「ごめんね、お兄ちゃん急いでいたから。また戦争だけど、大丈夫。このお兄ちゃんが戦って守ってくれるからね。悪い奴はみんなやっつけてくれるから」

「キラ!急げよ」

 

キラ達がそれぞれの持ち場に走り出す

 

「そうよ・・・みんなやっつけてもらわなくちゃ」

 

メビウスゼロとプロトが出撃する

遅れてストライクも出撃する

 

「すみません、遅れました」

「別に良いさ。それよりキラ、お前はアークエンジェルの護衛を頼む」

「え?」

「艦長からの指示だ。前には俺とセナで出る。良いな?」

「分かりました、気をつけて」

「待っててねキラ。アイツらは私がやる!」

 

奥からデュエル、バスター、ブリッツが現れる

ガンバレルでバスターに攻撃するが、効かない

 

「ふん、そんなもの」

 

メビウスゼロに砲撃するバスター

 

「フラガ大尉!」

プロトが援護に回ろうとするが、デュエルとブリッツのビームライフルに阻まれる

 

「あの白黒を引き離す!エリスの策に乗るのは癪だが、やるぞ、ニコル!」

「了解!」

「分かったよ」

 

バスターとブリッツがライフルでプロトを狙い、デュエルがビームサーベルで切り掛かる

 

「プロトって言ったな!何があるかは知らんが、大人しくしてろ!」

「クッ!」

 

3機同時に襲われ、反撃出来ないプロト

 

「アークエンジェルには艦隊砲撃だけ?コイツらの狙いは・・・」

「まさかセナが狙い⁉︎なら僕が」

「お前は良い、キラ!セナの事は俺に任せろ」

「どうしてですか⁉︎」

「そういう命令だからだ!また勝手をするのか?」

「それとこれは別でしょ!」

「私は大丈夫よキラ!」

「セナ、でも!」

 

ブリッツがミラージュコロイドで姿を消す

 

「消えた⁉︎何コレ!」

「落ち着け、セナ・ヤマト。周りを警戒するんだ」

「警戒って・・・そんな事言われても」

 

後ろから放たれたビームの射撃を紙一重で躱わすプロト

 

「ビーム角から、ブリッツの位置を推測!この位置だセナ・ヤマト!」

「そっか、そういう事か!」

 

アークエンジェルで特定した位置にビームを撃つアークエンジェルとプロト

ブリッツが姿を現し、シールドで防ぐ

その隙に近づき、ブリッツを蹴り飛ばすプロト

 

「グゥ、元々そちらの物でしたっけね。弱点をよくご存知だ!」

「今日は逃さんぞ!」

「デュエル⁉︎ここでやられてたまるか!」

 

デュエルとプロトが互いに切り掛かる

互いのサーベルをシールドで防ぐ

 

「クゥ!強い・・・」

「チッ!手こずらせる」

「イザーク!右に!」

 

ブリッツがデュエルの後ろからランサーダートを撃つ

デュエルは躱わすが、プロトはデュエルが死角となって見えておらず、シールドで防ぐが、弾かれてしまう

 

「アァ‼︎しまった、シールドが‼︎」

「コレで!」

 

バスターのミサイルを背後から食らうプロト

 

「ウワァ‼︎」

「セナ!んの野郎!」

「お前も邪魔なんだよ!」

 

メビウスゼロのガンバレルを2機撃ち落とし、プロトにも砲撃するバスター

 

「クッ、すまんセナ!お前も下がって」

「いえ、それだとキラが・・・まだやれます!」

「セナ!・・・クソ!」

 

ストライクがデュエルとプロトの間に割って入る

 

「キラ⁉︎どうして」

「どうしてもあるもんか!僕だって」

「邪魔するな!」

 

デュエルがストライクと斬り合う

バスターの砲撃を躱したプロトがブリッツのグレイプニールに捕まり、動きを止められる

 

「な⁉︎しまった!」

「ナイスニコル!」

 

バスターのビームライフルで両腕を撃ち落とされるプロト

 

「クソ!逃げろセナ」

「逃がさん‼︎」

 

メビウスゼロの砲撃でグレイプニールを外すが、デュエルがプロトに迫る

 

「セナが・・・このままじゃあ・・・いや」

 

キラのSEEDが発動する

 

「セナは、僕が守る」

 

プロトを追うデュエルの腹部にビームサーベルを当て、傷を付けるストライク

 

「クゥ!このぉ!」

 

ストライク目掛けてライフルを撃つが、躱し、ブリッツに切り掛かるストライク

 

「躱しただと⁉︎」

「やめろぉぉぉぉぉ!」

 

サーベルを躱したブリッツに蹴りを入れるストライク

後ろから近づいたデュエルにアーマーシュナイダーを傷ついた箇所に突き刺すストライク

デュエルのコクピットで爆発が起こり、イザークの顔に傷を付ける

 

「イザーク、イザーク!大丈夫ですか⁉︎ディアッカ、イザークが」

「ニコル⁉︎どうした?」

「痛い、痛い、痛い!」

「イザーク?」

「ディアッカ、引き上げです。敵艦隊が来る!」

「クソ!」

 

撤退するデュエル達

 

「ハァ、ハァ、ハァ」

「奴ら引き上げて行ったぜ。よくやったな坊主。お前がセナを守ったんだ」

「ハァ、ハァ・・・大尉」

「キラ・・・」

「セナ、後で聞かせてもらうよ。僕を後方に置こうとした訳」

「うん・・・ごめんね、足引っ張っちゃって」

 

ストライク達が帰還する




遂にキラの活躍を出す事が出来ました。ここまで長かったですね。
エリスは当初クールでミステリアスなクルーゼの右腕的な描き方をするつもりでしたが、何故か今の様な勘違いの多いうっかりさんなキャラになっちゃいました。どうしてこうなっちゃった・・・でも今の方が可愛げがあって描くのが楽しいですね。
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