ガンダムSEED 太陽の少女   作:黄金鷹

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ここの戦闘はサクサクと進んで行きます。
アークエンジェル周りの戦闘描写も入れたいのですが、そこまで入れるとかなりの文章になる為、かなり減らしました。申し訳ありません。


第十九話 砂漠の激闘

セナ達がアークエンジェルに戻る

 

「やっと戻ってきたの、キラ、セナ」

「ミリアリアごめん、遅れちゃった」

「一体何があったんだ、キラ少尉?セナ少尉?」

「それが途中でブルーコスモスのテロに巻き込まれて、なんとか撃退はしたんですが・・・」

「現場にバルトフェルドも居てな、さっきまで奴の屋敷にいたんだ」

「なっ⁉︎砂漠の虎だと!」

「大丈夫だったの⁉︎キラ?セナ?」

「うん、コーヒー飲ませてもらったよ」

「コーヒー?」

「そうコーヒー。私も淹れて飲ませたよ」

「何やってるんだよ、セナ・・・」

「話してみたら結構気があったんだけどね・・・敵、だもんね?」

 

表情が曇るセナ

 

「あぁ。我々がアラスカに行くには、奴との戦闘は避けられないだろう」

「そっか、そうだよね・・・知り合いと戦うのは嫌だけどね・・・」

「セナ・・・」

(アスランもザフトに・・・イージスに乗っているって伝えたら、セナはどうするのかな?・・・いや、ここで負担になることは言っちゃダメだ。けど・・・)

 

レセップスにデュエルとバスターが着艦する

 

「うわぁ!何だよこりゃ。酷ぇとこだな」

「砂漠はその身で知ってこそってね。ようこそレセップスへ。指揮官のアンドリュー・バルトフェルドだ」

「クルーゼ隊、イザーク・ジュールです」

「同じく、ディアッカ・エルスマンです」

 

バルトフェルドに敬礼するイザークとディアッカ

 

「宙から大変だったな。話はエリスから聞いてるよ。歓迎するよ」

「ありがとうございます。足つきの動きは?」

「あの艦なら、ここから南東へ170キロの地点、レジスタンスの基地にいるよ。無人偵察機を飛ばしてある。映像を見るかね?なるほど、同系統の機体だな。アイツと良く似ている」

「バルトフェルド隊長は既に連合のモビルスーツと交戦されたと聞きましたが?」

「・・・まぁ、そうだな。僕もクルーゼ隊を笑えんよ」

(果たしてあの二人であの二人に・・・セナに勝てるかどうか?難しいだろうな・・・ならやはり、私がやるしかないかな・・・)

「バルトフェルド隊長、足つきが動き出したそうです」

 

エリスがバルトフェルド達に近づき報告する

 

「何?分かった、ご苦労。すぐ行く」

「はっ。あれイザーク?ディアッカまでどうしたの?」

「どうしたのじゃ無いだろ!お前!居ないと思ったらこんなとこに居たのか!」

「抜け駆けのつもり?そこまでアイツらを討ちたいのか?」

「そんなんじゃ・・・足つきと奴らのモビルスーツについて情報が欲しいからって、呼び出されただけよ」

「情報なら既に送っただろうが!」

「直接聞きたいからって呼び出しされたのよ。まぁ私一人で良いかなって思って二人には言ってなかったわね。ごめん」

「コイツ・・・」

「話は終わった?レセップス発進するよ。君達も配置について」

「「了解!」」

「了解です・・・今度こそプロトは私が・・・」

 

アークエンジェルと明けの砂漠のバギーの前にバルトフェルド隊がやって来る

 

「来たわね・・・砂漠の虎」

「1号機にランチャー。2号機にソードだ。何でって、換装するより俺が乗り換えた方が早いからさ!」

「やっぱり来るよね・・・バルトフェルドさん」

「連中には悪いが、レジスタンスの戦力なんぞ当てにならん。お前達も踏ん張れよ。奴の事は忘れろセナ。これから命のやり取りをする相手の事なんて、敵の一人くらいの認識で良いんだ。偶然とはいえ、仲良くなった奴となんてやりにくいだろ?」

「・・・大丈夫です・・・」

「そうか・・・体調も大分良くなったそうだが、また悪化したらすぐに戻れよ。前の様なフラフラな状態で戦うんじゃ無いぞ、良いな?」

「はい・・・行きましょう」

「おう。キラも気をつけるんだぞ」

「分かってます、フラガ少佐」

 

スカイグラスパーとストライクとプロトが出撃する

 

「俺がアークエンジェルの護衛をする!キラとセナはモビルスーツを頼む!」

「了解!」

「バクゥの数は4・・・5機か!」

 

バクゥを踏みつけビームライフルで撃ち抜くストライク。バクゥの体当たりをグランドスラムを盾にして防ぎ、ビームサーベルで真っ二つにするプロト。

 

「次は・・・ん、後ろ?」

 

アークエンジェルが後ろからミサイルが直撃する

 

「6時の方向に艦影。敵艦です」

「何ですって⁉︎」

「もう一隻⁉︎伏せていたのか!」

「アークエンジェルが・・・キラは戻って!」

「セナ・・・気をつけてね」

 

アークエンジェルに戻ろうとするストライクの前にラゴゥが現れる

 

「君の相手は私だよ、奇妙なパイロット君」

「新手⁉︎こんな時に・・・」

 

ストライクはラゴゥのビーム砲をシールドで防ぎ、ライフルを撃つが、躱される

 

「速い!バクゥとは違うのか。隊長機!ならあの人か!」

「なるほど、良い腕ね」

「だろ?だが彼女の方がもっと凄いかったぞ」

「何で嬉しそうなの?・・・辛いわねアンディ。ああいう子達、好きでしょうに」

「投降すると思うか?」

「いいえ」

 

ラゴゥが口のビームサーベルでストライクに突撃する。シールドで防がれるが、顔に蹴りを入れてストライクを地面に叩きつける。

 

「グワァ‼︎くそ・・・」

「キラ⁉︎・・・アレは!」

 

レセップスの甲板上にデュエルとバスターを見つける

 

「アイツら・・・何でここにいるかは知らないけど、ここで落とす!」

「おいイザーク、アレ!」

「奴か・・・出るぞ!」

 

プロトがデュエルとバスターの姿を見つけるとレセップスに突撃する。デュエルとバスターも地面に降りるが砂に足を取られる。

 

「クソ!何なんだコレは!」

「足が・・・ってアイツは動けるのかよ!」

「どうなってやがる!」

「二人共下がって!」

 

デュエルとバスターに真っ直ぐ向かうプロトに上からビームクローで切り掛かる青ゲイツ

 

「エリス⁉︎お前・・・」

「クッ!お前か!また邪魔を!」

「アンタは私が相手だよ、セナ!」

 

空からビームライフルを撃つ青ゲイツ。躱わすが、後ろに回り込まれるプロト。

 

「速い・・・地上でもこんな動き出来るの!」

「はぁぁ‼︎」

 

ビームクローをシールドで防ぎ、グランドスラムで切り付けるが、飛んで躱され蹴りを入れられる

 

「なんでアイツはあんなに動けるんだよ!」

「くぅぅ!そう簡単にはいかないか・・・」

「動きが前より鈍い・・・やっぱり無理してるよね?コレなら!」

「舐めるな!」

 

グランドスラムで砂を巻き上げ、青ゲイツにかける

 

「しまった⁉︎」

「コレで‼︎」

 

グランドスラムで青ゲイツの右手を切り落とすプロト。体勢が崩れたところにパンチを入れて青ゲイツを転倒させる。

 

「クゥゥゥ!油断した・・・」

「エリス!やらせるかよ!」

 

バスターのガンランチャーがプロトの背中に当たり、フェイズシフトダウンする

 

「な⁉︎エネルギー切れ!もう⁉︎」

「グゥレイト!やったぜ!」

「ありがとうディアッカ!今度こそ!」

「チィ!もう使う羽目になるなんて・・・」

 

プロトは跳躍して距離を取り、グランドスラムで砂を巻き上げ身を隠す。姿を隠してる間に背中のバッテリーをシールドに付いてる予備バッテリーに交換してエネルギーを回復する。

 

「それで隠れたつもり?流石にまだ回復は」

 

フェイズシフト装甲を付けたプロトが青ゲイツにビームライフルを撃つ。青ゲイツは咄嗟に躱わすも間に合わず左腕が撃ち抜かれる。

 

「何⁉︎もう回復した⁉︎」

「前より早すぎるだろ⁉︎」

「終わりだ‼︎」

「セナ!戻って!アークエンジェルが動けないの!キラも敵モビルスーツと交戦してすぐには来れないの、お願い!」

「ミリアリア、でも・・・いや、すぐ戻る!次会った時が、お前達の最期だ‼︎」

 

プロトがアークエンジェルに向かう

 

「逃げる気か!あの野郎!」

「イザーク!今はそれどころじゃねーよ!」

「セナ、まさかあの状態でここまで・・・ん?アレは?」

 

落ちているバッテリーを見つける青ゲイツ

 

「確かデュエルとかにも付いてるバッテリー?何でコレがこんなところに?バスターの一撃で落ちた?・・・だとしたら回復してもフェイズシフト装甲は使えな・・・もしかして、コレの予備、持ってたって事・・・そういう・・・あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

自分が勘違いしてた事に気づき、恥ずかしさのあまり絶叫するエリス

 

「わ⁉︎どうした、エリス?」

「あ〜とんでもない勘違いを・・・恥ずかしいんだけど‼︎」

「だからどうし・・・なんだコレ?バッテリー・・・あーなるほど。お前、アイツに核動力があるとか言ってなかったか?」

「うぅぅぅぅ・・・予備持って行ってるなんて知らなかったのよ・・・」

「まぁ分かるけども・・・どうするんだよ、コレ。評議会にまで言っちゃったんだろ?」

「何下らないを話している!」

 

アークエンジェルからスカイグラスパーが出撃する

 

「え、スカイグラスパー⁉︎何で2機目も?フラガ少佐って、分身の術でも使えるんですか?」

「俺じゃねーよ!そんな事出来るか!」

「いや、いつも『俺は不可能を可能にする男だぜ』とか言ってるじゃないですか」

「いや、限度があるだろ!ていうかそれ俺のマネか?似てねーぞ!」

「いや、結構似てましたよ・・・それより誰が?」

「パイロットはカガリさんだそうです」

「カガリ⁉︎なんで乗れるの?」

「前にシュミレーターで動かした事があるんだ!やってやるよ」

「仕方ありません。カガリさん、艦の護衛、お願いね」

 

敵戦艦の砲門をシュベルトゲーベルで切り落とすスカイグラスパー

 

「どうだ!って危な!」

 

敵艦の攻撃をギリギリで躱わすスカイグラスパー

 

「おい、気をつけろよ嬢ちゃん!余り離れるなよ」

「分かってる!」

「よし、外れた!動けます!」

「面舵60°ナタル!」

「ゴッドフリート照準!」

 

アークエンジェルの砲撃でレセップスが崩壊寸前になる

 

「くそ、足つきめ・・・まだ壊れないのか」

「キラ、しゃがんで!」

 

ストライクの後ろからグランドスラムを投げるプロト。ラゴゥは咄嗟に避けるがストライクに右前足をビームライフルで撃ち抜かれる。

 

「熱くならないで!負けるわ」

「分かっている!」

 

追撃で狙うプロトのビームライフルをビーム砲で撃ち落とすラゴゥ。そのまま突撃するラゴゥにビームサーベルで切り掛かるストライク。エールストライカーの右羽とラゴゥの左側のビーム砲が切り落とされる。

 

「まずいわね、アンディ」

「ダコスタ君、退艦命令を出せ」

「隊長・・・」

「勝敗は決した。残存兵をまとめてバナディーヤに引き上げ。ジブラルタルと連絡を取れ」

「隊ちょ」

 

ダコスタとの通信を切るバルトフェルド

 

「君も脱出しろ。アイシャ」

「そんな事するくらいなら、死んだ方がマシね」

「・・・君もバカだな」

「なんででも」

「では、付き合ってくれ!」

 

バルトフェルド隊が撤退を始める

 

「下がって行く・・・これで終わり?なら」

「まだだぞ、少年!セナ!」

「もうやめてください!勝負はつきました!降伏を!」

 

ラゴゥがプロトに切り掛かり、シールドを弾き飛ばす

 

「言った筈だぞ!戦争には明確な終わりのルールなど無いと!」

「バルトフェルドさん!」

 

ラゴゥの蹴りで飛ばされるプロト。再びプロトのフェイズシフト装甲がダウンする。

 

「セナ!予備のバッテリー使って!」

「もう使っちゃった!」

「なら僕が!」

「キラやめて!それにはバルトフェルドさんが!」

「セナは下がって!ここは僕が・・・やるしか無いんだ!」

「来い少年!まずは君からだ!」

「キラ・・・バルトフェルドさん・・・」

 

セナのSEEDが発動する

そのまま突撃するプロト

 

「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「やはり君が来るか、セナ・・・来い!」

「クッ!これ使って!」

 

ストライクがアーマーシュナイダーを上に投げる。プロトは空中でキャッチする。飛び掛かるラゴゥを踵落としで地面に叩きつける。

 

「グゥゥゥ‼︎」

「アンディ!」

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

そのままラゴゥの背中をアーマーシュナイダーで突き刺すプロト。ラゴゥが爆発に巻き込まれプロトは吹き飛ばされる。

 

「セナ、大丈夫?」

「バルトフェルドさんは?声的にアイシャさんも居たよね?どうなったの?」

「・・・隊長機は撃墜した。中のパイロットは、もう・・・」

「そんな・・・うぅ、また、コーヒー飲もうって・・・約束、したのに・・・私、貴方達を・・・殺したくなかったのに・・・うぅ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん‼︎」

「セナ・・・」

 

コクピットで泣くセナ。ストライクの視線の先に、まるで泣いてるかの様にプロトが四つん這いになっている。その先では、ラゴゥの残骸が燃え上がっていた。




かなり駆け足気味ですが、砂漠での戦闘は終わりました。余り描写出来ませんでしたが、プロトがバッテリーが減るのが早い訳は、戦闘時に殴る、蹴るといった体での物理攻撃を多用しがちな為、その分の衝撃でエネルギーを使ってしまう為です。
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