ガンダムSEED 太陽の少女   作:黄金鷹

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結構飛ばしている部分がありますが、描いてない部分は基本的に本家と同じ様に進んでいます。


第二十三話 オーブ

海上で激しく戦うアークエンジェルとザラ隊

 

「ディアッカ!早く足つきを落とせ!」

「分かってるよ!」

「落ち着け二人共。まずはエンジンを狙え。ニコル、左から回り込むんだ」

「了解」

「アスラン。私達であの2機を」

「分かってるさ」

 

イージスと青ゲイツのライフルをシールドで防ぐプロトとストライク

 

「キラ!こうなったら前に出る!ここは任せたよ!」

「気をつけてね、セナ」

「俺がブリッツを引き剥がす!キラはデュエルとバスターを!」

 

スカイグラスパーのアグニでアークエンジェルから離れるブリッツ

ストライクがバスターとデュエルにライフルを撃つ

プロトがイージスのグゥルに飛び乗る

 

「何⁉︎」

 

イージスを膝蹴りで落とすプロト

奪ったグゥルを青ゲイツのグゥルにぶつけるプロト

グゥルから飛んでアークエンジェルに乗り移るプロト

 

「クソ!・・・ここまで強いとは」

「やるわね、セナ!」

「何やっている二人共!」

「イザーク、余所見は」

「今だ!」

 

ストライクがバスターとデュエルのグゥルを撃ち落とす

 

「グゥ!」

「おのれストライク!」

 

グゥルを乗り捨てストライクに飛びつくデュエル

 

「このぉぉぉ‼︎」

「来るか!」

 

デュエルがビームサーベルで切り掛かる

ストライクがビームサーベルでデュエルの右手を切り落とす

 

「何⁉︎」

 

デュエルを蹴落とし、アークエンジェルに戻るストライク

 

「おのれ、コケにしおって・・・」

「イザーク!」

「行くよ、キラ!」

「うん」

 

プロトの盾を踏み台にしてストライクがブリッツに向かって飛ぶ

 

「な⁉︎」

 

ブリッツに蹴りを入れるストライク

アークエンジェルに向けグレイプニルを放つがグランドスラムで弾かれる

 

「くぅ・・・前より強い」

「ふぅ、これでなんとかなった?」

「いや、アークエンジェルのダメージが酷い・・・また攻められたらまずいぞ」

「接近中の地球軍艦艇、及びザフト軍に通告する。貴官らはオーブ連合首長国の領域に接近中である。速やかに進路を変更されたり。我が国は武装した戦艦、航空機、モビルスーツ等の事前協議無き領域への侵入を一切認めない。速やかに転進せよ!」

 

オーブ軍から通告が入る

 

「この状況で⁉︎このままじゃあアークエンジェルが・・・」

「仕方ないだろ。これは連合の艦だ。苦しい状況だが、こっちでなんとか」

「構わん!このまま領海へ向かえ!」

「カガリさん⁉︎」

「おいおい、マジかよ」

「カガリ、どうするの?」

「この状況を見ていて、よくそんな事言えるな‼︎アークエンジェルは今からオーブの領海に入る!だが攻撃はするな!」

「な、なんだお前は!」

「お前こそなんだ!お前では判断できんと言うなら行政府に繋げ!父を、ウズミ・ナラ・アスハを呼べ!私は、カガリ・ユラ・アスハだ!」

「え⁉︎」

「カガリ⁉︎」

「アスハって・・・」

「代表首長の・・・」

 

明かされたカガリの本名に驚愕する一同

 

「・・・何をバカな事を。姫様がそんな艦に乗っている筈がなかろう」

「なんだと!」

「仮に真実であったとしても、なんの確証も無しにそんな言葉に従えるものではないわ!」

「貴様!」

 

オーブとの通信が切られる

 

「何か知らねーが、残念だったな!だが、その前に俺達で落とす!」

 

海から浮上したバスターの連結散弾砲がエンジン部に被弾する

 

「しまった⁉︎」

「グゥレイト!やったぞ」

「まずいわね・・・」

「・・・これでは領海に落ちても仕方あるまい。心配はいらん。第二護衛艦軍の砲手は優秀だ。上手くやるさ」

「・・・分かりました。貴方達を信じます」

「艦長・・・分かりました。全機戻れ!」

「おいおい、良いのかよ⁉︎」

「なんとかなるんですか?」

「賭けるしかないね」

 

ストライクとプロトとスカイグラスパーが帰艦する

 

「アイツら、戻りやがった。諦めたのか?」

「一体どうする気でしょうか?」

「クソ!俺の手でストライクを討てないじゃないか!」

「イザーク。俺達も狙われたらまずい。引き返すぞ」

「チィ!」

「・・・まぁアレじゃあ方向転換も出来ないしね・・・ここでオーブに沈められるのがオチなのね。少し呆気な・・・まさか」

「警告に従わない貴艦らに対し、我が国はこれより自衛権を行使するものとする」

 

アークエンジェルに向けて一斉砲撃するオーブ軍

 

「やられたか・・・」

「こうなったらしょうがないな」

「・・・撤退するぞ」

 

ザラ隊が撤退する

 

「撤退して行ったわね・・・」

「ええ、しかしまさか全てアークエンジェルにギリギリ当たらない様に撃つとは・・・」

「よく分かんないけど、助けてくれたって事ですか?」

「はぁ・・・一時はどうなるかと」

「指示に従い、艦をドッグに入れよ」

 

オーブ軍の案内でオノゴロ島に入るアークエンジェル

 

「オノゴロは、軍とモルゲンレーテの島だ。衛星からでもここを窺う事はできない」

「そろそろ貴方も正体を明かして頂けるのかしら?」

「オーブ陸軍第21特殊空挺部隊レドニル・キサカ1佐だ。これでも護衛でね」

「じゃあ、やっぱり本物」

「本当にお姫様なんだな・・・」

「我々はこの措置をどう受け取ったらよろしいのでしょうか?」

「それは、これから会われる人物に直接聞かれる方が宜かろう。オーブの獅子、ウズミ・ナラ・アスハ様にな」

 

モルゲンレーテのドッグにウズミがやって来る

 

「こんな形になってしまい、申し訳ない。ご承知の通り、我が国は中立なのだ」

「はい」

「公式には貴艦は我が軍に追われ、領海から離脱した事になっている」

「はい」

「助けてくださったのはまさか、お嬢様が乗っていたからではないですよね」

「国の命運と甘ったれた馬鹿娘一人の命。秤にかけると思うか?」

「失礼致しました」

「そうであったならいっそ、分かりやすくて良いが・・・ヘリオポリスの件。巻き込まれ志願兵になったというこの国の子供達。聞き及ぶ戦場でのX No.の活躍。人命のみ救い、あの艦とモビルスーツはこのまま沈めてしまった方が良いのではないかと大分迷った。今でもこれで良かったものなのか分からん」

 

ウズミにとっても、アークエンジェルを救うかどうかは直前まで迷っていた。それほどに今のアークエンジェルの乗組員の構成は複雑だった。

 

「申し訳ありません。ヘリオポリスや子供達の事、私などが申し上げる言葉ではありませんが、一個人としては本当に申し訳無く思っております」

「良い。あれはこちらにも非のある事。国の内部の問題でもあるのでな。我らが中立を保つのはナチュラル、コーディネイター、どちらも敵としたくないからだ。が、力なくばその意思を押し通す事も出来ず、だからといって力を持てばそれもまた狙われる。軍人である君らには要らぬ話だろうがな」

「ウズミ様の言葉も分かります。ですが我々は・・・」

「ともあれ、こちらも貴艦を沈めなかった最大の理由をお話せねばならん。ストライクとプロトの戦闘データとパイロットであるコーディネイター、キラ・ヤマトのモルゲンレーテへの技術協力を我が国は希望している。叶えば、こちらもかなりの便宜を貴艦へ図れる事となろう」

「ウズミ様、それは・・・」

「それと、そちらにセナ・ヤマトがいるだろ?彼女と話がしたいが、構わないか?」

「え、セナさんとですか⁉︎一体なんの為に?」

 

キラの技術協力はまだオーブの為に必要なのは分かる。だがセナはパイロットとしては優秀だが、技術者としては文字通り素人である。そんなセナと会う事になんの意味があるのかマリュー達は分からなかった。

 

「・・・少し個人的な用だ。悪いようにはしない」

「・・・セナさんが了承するのであれば、我々は反対しません」

「頼む」

 

翌日、オーブ兵に連れられてウズミの部屋を訪れるセナ

 

「ここでお待ちください。すぐにウズミ様をお呼びします」

「ありがとうございます・・・でも何故私だけなんですか?」

「それはウズミ様ご本人にお聞きください。それとあと二人、こちらにおいでになられます」

「二人っきりってわけじゃないんですね・・・でも誰と?」

「では、私はこれで」

 

オーブ兵が退室する

 

「・・・とりあえず座って待ってるか・・・ってこのソファ柔らか!どんだけするのかな?」

 

部屋にウズミとハルマとカリダが入って来る

 

「お父さん⁉︎お母さん⁉︎どうしてここに⁉︎」

「セナ!良かった、元気そうで」

「無事だったのね、セナ・・・良かった」

「あ、うん・・・じゃなくて!どういう事なんですか、ウズミ様?何故お父さんとお母さんをここに?」

 

両親との再会を喜ぶセナであったが、何故ここに両親も呼び出されたのかセナには分からなかった

 

「確かにそうね。ウズミ様、二度とお目に掛からないという約束でしたのに」

「え⁉︎二人共、ウズミ様と知り合いなの⁉︎」

「・・・運命のいたずらか、子供らが出会ってしまったのです。致し方ありますまい」

「え、子供って・・・カガリと私達って事?」

「君にも伝えた方が良いと思ってな・・・突然で済まないな」

「あ、いえ・・・それよりも聞きたい事が山の様にあって、なんて言ったら良いのか・・・」

「・・・一体どこから話せば良いのやら」

(・・・やはり似ているな。まさか本当に・・・)




ウズミがここで話す事は例のあの話です。セナはここで先に知ってしまいます。
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