戦場に現れた三隻同盟を見つけるキメラプロト
「アークエンジェル!それに残りの2隻も・・・やはり来たわね」
「どうするフレイ?アレも敵か?」
「少し待って。艦長、どうされますか?」
「おそらく彼らはあの破壊兵器と核ミサイルを優先的に破壊する筈だ。それ以外の機体はそこまで狙わないだろう」
「なら、彼らを無視してあのでかいのを」
「何呑気な事を言っているんですか、貴女達は?」
「アズラエル理事・・・しかし、こちらには彼らも相手する余裕が」
「コーディネイター共の兵器もだがな、奴らも放っておける筈がないだろ‼︎前回の戦いを忘れたのか⁉︎モビルスーツ一機に過剰すぎる火力を持ったアレもやらねばならないんだよ‼︎」
アズラエルがプロミネンスカノンを危惧するのは無理もない事だった。だがナタルはセナが無闇に人に向けて撃つ性格でない事を知っている為その心配はしていなかった。
「彼らはアレを人には撃ちませんよ。もちろん地球にも」
「そんなの分かるわけないだろ‼︎奴らはコーディネイターを庇っているんだ‼︎どのみち僕達の敵だ‼︎撃つんだよ‼︎」
「・・・分かりました。アルスター少尉、お前達でセナの機体だけ抑えろ。残りの戦力はあの大量破壊兵器に集中させるんだ」
「おい、何を言って」
「了解。貴方達聞いた?」
「ああ、分かってる」
「四人であのオレンジを抑えるんだろ?」
「今度こそ勝ってやる・・・」
「まぁそういう事。正面から戦っても勝てないわ。だから」
「俺達全員の力で勝つ、だろ?」
「ええ、そうよ。行くわよ!」
「「「おう‼︎」」」
アズラエルが一言言いたそうにしていたがそれを聞こえないふりしてキメラプロト達がサンシャインに向けて飛び立つ
「何呑気な事を言っているんだ君は!」
「あの攻撃を封じつつ、あの大量破壊兵器を壊すんです。彼女達なら問題なく抑えられる」
「そっちじゃない‼︎ピースメーカー隊をあの大量破壊兵器にのみ向けるだと?冗談じゃない‼︎プラントにも向けて撃つんだよ‼︎」
アズラエルの正気とは思えない策にナタルも流石に一言申さずにはいられなかった
「アズラエル理事!何を言って」
「奴らを一匹残らず宇宙から消し去らないといけないんだよ‼︎」
「しかし!先程の攻撃で増援も望めません!こちらにはこれ以上割ける人員はいないです!」
「無理を無理と言うだけなら誰でも出来るんだ‼︎でも今奴らを滅ぼせるのは私達だけでしょうが‼︎ならやるんだよ‼︎やるしか無いんだよ‼︎」
「アズラエル理事!」
「うるさい‼︎いちいちうるさいんだよアンタは‼︎」
ナタルに拳銃を向けるアズラエル
「な⁉︎」
「良いから黙って言う通りにしろよ‼︎えぇ⁉︎」
「アズラエル理事・・・」
「ピースメーカー隊、発進しました」
「何⁉︎」
「それで良いんだよ。奴らは一匹たりとも生かしてはおけないんだ。この世界には、あんなのは要らないんだよ‼︎」
サンシャインを見つけるジャッジメントとプロヴィデンス
「見つけた・・・ラウ、セナが来たよ」
「プロミネンスカノンをジェネシスに撃たれたら、それだけで計画が丸潰れだからな・・・エリス、頼んだぞ」
「分かったわ、ラウ」
「私は適当に地球軍を落としつつ、奴らも抑える。お互いに気をつけないとな」
「ええ、気をつけてねラウ」
プロヴィデンスが地球軍に、ジャッジメントがサンシャインに向かう
「セナ、アンタには恨み無いけど、私達の邪魔をするなら、アンタでも倒す!」
戦場に向かう三隻同盟の機体達
「ジェネシスがもう撃たれた!」
「次は地球か?本当に撃つと思うか?」
「どっちにしろ、止めなきゃ終わるぞ!何もかも!」
「だが核ミサイルもある。私達だけで止めれるのか?」
「無茶だけど、やるしか無い!」
「・・・みんな、一つ思いついた事あるんだけど、聞いてくれる?」
「セナ?」
「思いついたって、作戦を?」
セナの言葉に全員が耳を傾ける
「うん、多分聞いたら、一度反対されそうだけど・・・聞いてくれますか?」
「とりあえず話せ。時間が勿体無い」
「分かりました。まず戦力を分断します。このまま固まっていても、両軍に狙われるこの状況じゃあ、ろくに攻める事が出来ません」
「それは、確かにそうね」
「こっちでもそれは考えていた。だがどう分ける?」
戦力を分断させて手分けすることは既に思いついてた事だった。だがどれくらいの戦略をどれに振り分けるのか、それが問題だと考えていた。
「搭載機体の多いクサナギがジェネシス破壊に向かって下さい。M1の部隊とストライクルージュ、あとはジャスティスも共に行って下さい」
「なるほど、分かった。ジャスティスはクサナギの援護を頼む」
「了解した」
「次にアークエンジェルは地球軍を、特にドミニオンを抑えて下さい」
「分かったわ」
「エターナルはフリーダムと共に核ミサイルを撃ち落として下さい。その後、ジェネシスの防衛に入りそうな機体を抑えて下さい」
「分かりました」
「分かったよセナ。でもセナはどうするの?」
3隻同盟の中で一番強いサンシャインが今の振り分けの中に入っていない事に嫌な予感を感じるキラ。こういう時セナがどういう行動をするのか、誰よりも知っているからこそ心配だった。
「私は・・・戦場の真ん中、ここで両軍の囮になる」
「セナさん⁉︎」
「正気か⁉︎いくらなんでも」
「この位置なら核ミサイルもジェネシスも狙いやすい。いざとなれば射線上に何があってもプロミネンスカノンを撃てます。それを両軍は防ぎたい筈です。なら敢えてそれを利用するんです」
「危険すぎるわ!いくらなんでもそれは許可するわけには」
「分かったよセナ、気をつけてね」
予想通りの答えを出したセナに内心呆れつつもその覚悟を信じる事にしたキラ
「キラ君⁉︎」
「キラ⁉︎」
「ありがとうキラ」
「キラ⁉︎お前・・・」
「どの道急がないと間に合わない。迷っている時間は無いでしょ?信じているから。セナは絶対に死なないって」
「ええ、任せてよ」
もう傷つき後悔して迷うだけのセナでは無い事を分かったムウもセナとキラの判断を信じる事にした
「お前ら・・・分かった!行くぞ!」
「ムウ⁉︎」
「若いのが決死の思いで戦うって言うんだ。俺らが狼狽えてどうする?」
「それは・・・」
「・・・絶対に死ぬなよ、セナ。お前は、私にとって・・・大事な友達だからな」
「そう言うのは彼氏に言いなさい」
「別にアスランとはそんなんじゃあ・・・ええぃ、とにかく絶対に生き延びろよ!」
「何かあったらすぐに言えよ!」
「気をつけて下さいよ、セナ先生」
「まだ教わりたい事、いっぱい有るんですから」
「必ずみんなで迎えに行きますから」
「アサギさん!マユラさん!ジュリさん!皆さんも生きて下さいよ!教えた事、忘れない様に!」
「「「はい」」」
アスラン達もセナを信じる事にした
「分かりました、必ず、無事に帰って来て下さいよセナ。貴女は私のお友達で、お義姉さんなんですから」
「うん・・・ってええ⁉︎君らいつの間に⁉︎」
「はっはっは、流石の君もこれは予想外だったらしいな。それにだ、あの日の約束、忘れてないだろうな?」
「楽しみに待っているからね、セナ」
「はい!とびっきりのコーヒー、お待ちしてますから!」
「・・・分かりました。総員、散開!各自、健闘を祈る!」
「「「了解!」」」
各自サンシャインを置いて散開する三隻同盟
「サンシャインを孤立させた?」
「一体なんのつもりで・・・」
「チャンスか?いやしかし罠か・・・だが」
まさかの行動に戸惑う両陣営
「あれ?動きが止まってる?なんで?」
「まぁ、サンシャインが俺達の切り札だからこそ、それを孤立させて散開する意味が分からないだろうな」
「なんにしても囮作戦は効果アリって事だよ。よくやったセナ」
「フラガ少佐・・・」
「今のうちに進みましょう!」
サンシャインに近づくキメラプロト達
「セナだけ置いて行った?なんのつもり?・・・とにかく私達はあの機体を狙うわよ!」
「了解!」
「行くよ」
「まずは俺から行く‼︎滅殺‼︎」
サンシャインに向けてミョルニルを飛ばすレイダー
「早速釣れた!なんか一機多いけど!」
ミョルニルを躱わすサンシャインの背後からスキュラを撃つカラミティ
「オラァ‼︎」
「そんなの!」
バックパックで吸収するサンシャイン
「ふん、馬鹿が、これも作戦の内なんだよ!」
「ハァァァ!」
前からキメラプロトがビームサーベルを取り出し切り掛かる
シールドで受け止めるサンシャイン
「アンタ誰?ってその顔プロト⁉︎なんでここに!」
「久しぶりね、セナ」
「この声、フレイ⁉︎」
フレイからの通信に驚愕するセナ
その隙をフォビドゥンがエクツァーンで狙い撃つ
「ハァァァ‼︎」
「な⁉︎」
キメラプロトを蹴り飛ばし、回避するサンシャイン
「アンタ、本当にフレイ?嘘なら承知しないわよ!」
「嘘じゃ無いわよ。私よ、セナ」
「フレイ・・・なんで⁉︎」
「何って、元々私は地球軍よ。戦争を終わらせる為に戦うのよ!」
サンシャインに向けて両肩と両足に付いたミサイルポッドからミサイルを射出する
全て回避してキメラプロトにビームサーベルで切り掛かるサンシャイン
「それがプラントに核を撃つ事なの?そこまでコーディネイターが憎いの?」
「そうじゃない!けど、戦争が終わればセナもキラも、サイも、みんな戦わないで済むでしょ?
私は今まで守られるだけだった!自分でみんなを巻き込んだ挙句、アンタやキラに辛い思いさせた挙句、トールを死なせた!だからこそ!私は終わらせたいの!そしてみんなに、謝りたいのよ」
「フレイ・・・でも!」
「それに戦争が終われば、アンタもエリスと戦わずに済むでしょ?友達なんでしょ、アンタら!」
サンシャインのビームサーベルを弾き後退しながらスキュラを撃つキメラプロト
躱してビームライフルで狙い撃つがフォビドゥンに曲げられる
「エリスを、知っているの?」
「ヴェサリウスの中で会ったのよ。私にも親切にしてくれた。セナの事も教えてくれた。だからアンタ達を敵として戦わせるわけにはいかないのよ!」
「フレイ・・・あんた、変わったね。前と全然違うや」
「それもアンタ達のお陰よ!けど、こっちにも引けない理由があるの!だから!」
キメラプロトがミラージュコロイドで姿を消す
「な⁉︎ミラージュコロイド⁉︎ブリッツの・・・」
「こっちを忘れんなよ‼︎」
レイダーが後ろからミョルニルを飛ばす
躱した先にカラミティがバズーカ砲とケーファー・ツヴァイで狙い撃つ
「クッ⁉︎コイツら、動きが前と違う」
「オラァ!大人しくしやがれ」
「はい、後ろ貰ったよ」
フォビドゥンがサンシャインの後ろからエクツァーンを放とうとする
フォビドゥンに向けて横からビームが飛んで来る
咄嗟にビームを曲げるフォビドゥン
「誰?」
「やっぱり味方はいるよね?」
「違う、味方じゃない」
「え?」
「フレイ、アイツだ!ザフトの奴だ!」
ジャッジメントが突撃してビームソードガンでカラミティに切り掛かる
「ぐっ、相変わらず速ぇ!」
「地球軍め、数で囲むなんて相変わらず卑怯ね!セナは私のものよ!」
「エリス!」
「え、エリス?アレが、エリスの機体・・・」
「ん?その声フレイ?アンタがこんな卑怯な真似するなんてね・・・」
「し、仕方ないでしょ!私達一人一人だと、セナには勝てないんだから!」
「ま、そりゃそうか。セナは普通の人じゃあ戦いにすらならない。強化人間でも、束にならないといけないとは」
ジャッジメントが背部ビーム砲でレイダーを追い払う
「クゥ!」
「なんでその事を⁉︎」
「同胞ですら科学の犠牲にしておいてコレとは、つくづく救えないわね、ナチュラルは。ああ、ここにいるのはみんなナチュラルだったわね」
「舐めるなよ!」
フォビドゥンのニーズヘグを足で受け止めるジャッジメント
「私の相手はこっちよ!」
「エリス!貴女は私が止める!」
「やれるものならやって見せろ!セナ‼︎」
サンシャインのビームサーベルとジャッジメントのビームソードガンの斬りつけを互いにシールドで防ぎ、押し合う
「おい、どうするフレイ?」
「数でなら有利だけどよ、このまま行くか?」
「いや、このまま数の利で攻めたら、あの二人はとりあえずこっちから倒そうとする。そしたらあっという間よ」
「だよね。で、どうするのさ?」
「作戦変更ね。貴方達はとりあえずあの白い艦を追いなさい」
「フレイ⁉︎貴女何を」
「余所見するな!」
ジャッジメントが離れてビームソードガンを変形させ、二丁拳銃で撃ちまくる
「クッ!」
シールドで防ぎながら躱しつつ、ビームサーベルで切り払うサンシャイン
「分かったけど、フレイは?」
「私がここで足止めする。味方を狙われるとなれば、セナも焦るわ。そこをなんとか突いて見せる」
「死ぬなよ、フレイ」
「俺達全員で生き延びるんだからな!」
「無理そうならすぐにこっち来てよ。助けてあげるから」
「オルガ、クロト、シャニ、頼んだわよ」
「「「了解!」」」
カラミティ達がクサナギに向かう
「あ⁉︎この」
「人の事気にする余裕あるのかしら?」
「舐めるな!」
シールドビーム砲を薙ぎ払いながら撃ち、ジャッジメントを後退させるサンシャイン
「な⁉︎そんな使い方するとはね」
「アイツらは?」
「行かせない!」
キメラプロトがビームサーベルでサンシャインに切り掛かる
「邪魔しないで!」
「アンタはここで止める!悪いけどね」
「あそこにはカガリがいるんだ!アイツらに殺される訳には」
「え、カガリ?」
「ふーん、カガリも出ているんだ。でも」
ジャッジメントがサンシャインとキメラプロトに向けてビームソードガンを撃つ
「クッ!」
「エリス!」
「好都合ね、勝手に潰しあってた方がこっちもやりやすいわ。セナの足止め、手伝ってあげるわ」
ピースメーカー隊から放たれた核ミサイルをミーティアのフルバーストで全て撃ち落とすフリーダム
「あとは任せます!僕達はザフトの足止めを」
「ええ、分かったわ。行って!」
「了解した!エターナル、進むぞ!着いて来れるかキラ?」
「ええ、まだ行けます」
エターナルとフリーダムがヤキン・ドゥーエ前に向かう
「私達は地球軍を」
「了解!やるぞ!」
「分かってるよ、おっさん」
「おっさんじゃないわ!ん⁉︎」
ストライクが後方から近づくプロヴィデンスに気づく
「貴様⁉︎来やがったな、ラウ・ル・クルーゼ!」
「ふむ、肩慣らしは済んだのでね。ここでケリをつけよう、ムウ・ラ・フラガ」
「なんだと⁉︎」
「地球軍は数ばかりは居るからな。的当てには丁度良いのさ」
「貴様!コレが貴様の望みなのか!」
「ふっ、私のでは無いさ!コレが人の夢!人の望み!人の業‼︎」
プロヴィデンスにビームサーベルで切り掛かるストライク
「他者より強く!他者より先へ!他者より上へ‼︎知りながらも突き進んで来た道だろう‼︎」
シールドで防ぎ、シールドから出した大型ビームサーベルで切り掛かるプロヴィデンス
シールドで防ぐが弾き飛ばされるストライク
「グゥ⁉︎なんてパワーだ」
「おっさん!このぉ!」
バスターがガンランチャーとビームライフル、ミサイルでプロヴィデンスを狙う
「そういえばバスターも居たな。まぁいい」
プロヴィデンスが背中からドラグーンを射出して、バスターの砲撃を全て撃ち落とす
「な⁉︎なんだありゃあ!」
「アレは⁉︎まさか!」
「驚いている様だな。私にもあったのだよ!空間認知能力がな‼︎」
「クッ!このぉ!」
ドラグーンの射撃を躱しながらプロヴィデンスに近づくストライク
「すげぇ、アレを躱わせるのかよ・・・」
「ほう、流石に分かっているじゃないか」
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
「だが残念だが、貴様に手間取っている暇は無いのでね‼︎」
ドラグーンがストライクを囲み撃ちする
咄嗟に回避するが、右腕と左足を撃ち落とされるストライク
「グゥゥ⁉︎」
「この!」
「貴様も邪魔だ!」
バスターが連結ビーム砲で狙うが、撃たれる前にビームライフルで頭部と右腕を撃ち落とされる
「クソ!」
「このまま奴らを落としてもいいが、ん?この気配、キラ・ヤマト君か・・・面白い」
「貴様、一体何を」
「君達と遊ぶのはここまでだ」
プロヴィデンスが離れて行く
「あの野郎・・・」
「大丈夫か?アンタ」
「このままだと戦えないな・・・悪いが、一旦戻る」
「分かった、気をつけろよ」
ザフト軍の攻撃を回避しつつヤキン・ドゥーエに近づくクサナギとジャスティスとストライクルージュ
「クッ、敵が多すぎる!」
「それだけ相手も必死という事だ!」
「このぉ!」
アスランのSEEDが発動する
ジャスティスがミーティアのフルバーストで多数のジンやシグーを戦闘不能にする
「ジャスティスに続け!私達だって!」
「カガリ様!後ろ!」
ストライクルージュを狙うシュラークの一撃を庇い、頭部と右腕を撃ち落とされるアサギのM1アストレイ
「アサギ⁉︎動けるか?」
「なんとか・・・」
「すぐにクサナギに戻って!」
「分かった・・・申し訳ありません」
「気にするな。それよりも」
「何故アイツらがこっちに⁉︎セナを狙っていた筈じゃあ」
クサナギに近づき砲撃するカラミティ達
「お前らも敵だろ?」
「ここで落としてやるぜ!」
「クッ、こんな時に!」
「何あの赤いの?フレイの真似みたいでムカつくなぁ!」
フォビドゥンのフレスベルグがストライクルージュに向けられる
シールドで防ぐが、弾かれるストライクルージュ
「グッ⁉︎」
「カガリ様⁉︎このぉ!」
フォビドゥンにビームライフルを向けるが、後ろからレイダーの速射砲で右腕と右足を撃たれるジュリのM1アストレイ
「ジュリ!」
「余所見すんなよ!」
「はっ⁉︎」
フォビドゥンのニーズヘグの斬りつけを咄嗟に躱わすが、右腕を切り落とされ、カラミティのシュラークで左腕を落とされるマユラのM1アストレイ
「クソ!二人共、クサナギに帰艦するんだ!」
「カガリ様、でも!」
「ここで無駄死にはさせない!いいから行け!」
「カガリ様、気をつけて」
「ああ、分かってる。もう、お前達の好きにはさせない!」
カガリのSEEDが発動する
ゲイツをビームライフルで撃ち落としつつ、カラミティを追い払うストライクルージュ
「コイツ、意外とやるじゃねーか」
「オルガ!避けろよ!滅殺‼︎」
カラミティの後ろからミョルニルを飛ばすレイダー
ストライクルージュの前に移動し、ミョルニルを蹴り飛ばすジャスティス
「お前達はなんだ!一体何の為に戦っている!」
ミーティアの大型ビームサーベルでレイダーに切り掛かるジャスティス
「そんなの、知らないよ‼︎だが今は、生きる為に戦っているんだ!」
「何?」
「えええい‼︎」
ストライクルージュに向けてフレスベルグが撃たれる
「な⁉︎」
「しまった、カガリ!」
デュエルがストライクルージュの前に立ち、フレスベルグをシールドで防ぐ
「え、デュエル?」
「イザーク⁉︎お前、どうして」
「コイツはザフトの敵だ。それだけだ」
「でもお前」
「良いから行け!お前達には、プラントを守ってくれた借りがある。それだけだ!」
ビームサーベルを取り出し、フォビドゥンに切り掛かるデュエル
「はん、そんなもん!」
デュエルにフレスベルグを撃つフォビドゥン
シールドで防ぐが、爆発するデュエル
「な⁉︎イザーク!」
「終わったね・・・次は」
「どこを見てやがる?」
煙の中からアサルトシュラウドをパージしたデュエルが二刀流でフォビドゥンに迫る
「何⁉︎」
「エエエエエエイ‼︎」
フォビドゥンのニーズヘグ事右腕を切り落とし、コクピットにサーベルを突き刺し、フォビドゥンを撃墜するデュエル
「な⁉︎シャニ‼︎」
「コイツ‼︎よくも‼︎」
「このぉ!」
ジャスティスがミーティアの大型ビームサーベルでカラミティを切り裂く
「しまっ⁉︎」
爆発するカラミティ
「オルガ‼︎お前らぁ‼︎」
変形してデュエルに向けて機関砲を撃つレイダー
「グゥ、狙いは俺の様だな。行け!」
「イザーク?良いのか?」
「お前らの狙いはジェネシスだろ!あんなものを撃って憎しみを生むだけじゃあ、いけないんだろ?」
「・・・ああ、行こう!」
「分かった」
その場を離れるデュエルと追いかけるレイダー
「お前のせいで、お前のせいで二人がぁ‼︎」
「まずいな、もうエネルギーが」
「イザーク!」
割って入ったバスターがレイダーに向けて連結ビーム砲を撃つ
「ディアッカ⁉︎お前、何で」
「アークエンジェルに近づいたのはお前だろ?それよりもどうして」
「なんだよお前ら!纏めて殺してやる‼︎」
レイダーの機関砲を受け、フェイズシフトダウンするバスター
「やべ⁉︎」
「ディアッカ!それ貸せ!」
デュエルがバスターの連結ビーム砲を持ち、レイダーを撃つ
レイダーもツォーンでデュエルを狙う
デュエルの肩にツォーンが掠り、フェイズシフトダウンする
レイダーが撃ち抜かれ、撃墜される
「イザーク、アークエンジェルに来い。補給、必要だろ?」
「は?俺は」
「俺にとって、お前は敵じゃない。それだけじゃダメか?」
「・・・チィ、別に俺はお前らの味方では無いからな!偶々丁度良いとこに補給出来る艦があった、それだけだ!」
「それで良いよ・・・」
ザフトのモビルスーツを無効化して行くフリーダム
「この調子なら、ん⁉︎誰か来る!」
「ほぉ、分かるようだな、キラ・ヤマト君!」
プロヴィデンスがフリーダムに向けてビームライフルと複合シールドのビーム砲を撃つ
躱してミサイルを撃つがドラグーンで撃ち落とされる
「何⁉︎」
「君もここで倒させて貰おう!あの男の様にな!」
「貴方は!」
ミーティアの大型ビームサーベルで切り掛かるが躱されシールドの大型ビームサーベルでミーティアを切り落とされる
「な⁉︎クッ!」
ミーティアをパージして、ハイマットフルバーストをするが、躱わすプロヴィデンス
「クッ!強い!」
「ふむ、スーパーコーディネイターもこの程度か・・・やはり脅威なのは」
振り返り引き返すプロヴィデンス
「な⁉︎まさかセナを!」
「キラ!行って下さい!」
「ラクス⁉︎」
「さっき、ストライクもバスターも奴にやられたと聞いている。アレを一人にするのは危険だ!」
「バルトフェルドさん・・・分かりました!」
フリーダムもプロヴィデンスの後を追う
「ほう、追って来るか。まぁ良いさ」
ジャッジメントとキメラプロトの猛攻を避けるサンシャイン
「クッ!当たりそうで当てれない!」
「ホント、避けるのが上手ね、セナ」
「なんとかなってるけど、このままじゃあ・・・ってあれストライク⁉︎被弾している!一体誰に?」
ドミニオンと撃ち合っていたアークエンジェルに損傷したストライクが帰投する
「ストライク!帰投します!被弾有り!」
「え⁉︎」
「クソ、クルーゼの新型、も、もう一度」
「報告は後です!整備班!緊急着艦用ネットを!医療班待機!」
「くっ、悪い・・・」
ストライクが着艦しているのを目撃するドミニオン
「今だ撃て‼︎速くアイツを沈めろ‼︎ローエングリン照準‼︎」
「な⁉︎くっ・・・撃つしか無いのか?」
「させるか!」
ドミニオンのエンジン部をシールドビーム砲で撃ち抜くサンシャイン
「あ⁉︎ドミニオンが!」
「この状況でよくやるわね」
「何だ⁉︎」
「エンジン部被弾!このままではドミニオンは崩壊します‼︎」
「総員退艦!すぐに避難用ポッドの準備をしろ!」
「おい‼︎このままやられてたまるかよ‼︎先に撃つんだよ‼︎」
「アズラエル理事!死にたいのですか!」
「なんだと⁉︎お前らがさっさと落とさないから‼︎」
「構わん!お前達は先に避難しろ!」
「艦長は?」
「さっさと行け!乗組員を置いて逃げる艦長がおるものか!速く行け!」
「分かりました・・・」
ドミニオンの乗組員がブリッジを出る
「あ、お前ら‼︎グッ、このまま終わるかよ‼︎」
「な⁉︎アズラエル理事、何を⁉︎」
「そうさ、僕は勝つんだ。最後に勝つのは、この僕だ‼︎」
ドミニオンからポッドが射出される
「ドミニオンより脱出艇!艦を放棄する様です!」
「え⁉︎」
ドミニオンがローエングリンを撃つ
「な⁉︎」
「どこまでも卑怯な連中ね」
「嘘でしょ⁉︎ナタルさんがこんな事する筈が無い!」
「きっとアズラエルって人のせいね!」
「回避!」
「ダメです!間に合いません!」
「クッ、届かない・・・っ⁉︎」
アークエンジェルのブリッジの前に立ち塞がり、ローエングリンをシールドで受け止めるストライク
「ストライク⁉︎あの状態じゃあ無茶よ!」
「あの半壊の状態で?死ぬ気?」
「ふ、へへ・・・やっぱ俺って、不可能を可能に」
耐えきれずに爆散するストライク
「な、そんな・・・」
「嘘だ、フラガ、少佐・・・」
「また、間に合わなかった・・・クソォ‼︎」
「あ、ああ、あああ・・・ムウゥゥゥゥゥ‼︎」
悲壮感に包まれるアークエンジェル
ドミニオンの内部も起死回生のローエングリンを防がれたアズラエルに、絶望感が襲う
「な、そんな・・・」
「・・・クッ、済まない・・・私の責任だ。だが、貴方の負けです」
「なんだと!お前‼︎」
「バジルール少佐!速く脱出を!」
「アルスター少尉⁉︎」
「速く!」
「クッ!後で覚えておけよ‼︎」
アズラエルがブリッジを出る
「バジルール少佐!貴女も!」
「・・・いや、良い。彼らに合わせる顔が無い」
「そんな、ナタルさん!」
「君は行け!せめて彼らを連れて戻れ!」
「ダメなんです!誰も返事くれないんです!」
「何⁉︎」
「オルガも!クロトも!シャニも!誰も返事くれないんですよ!」
「・・・そんな」
「ローエングリン、照準」
アークエンジェルがドミニオンにローエングリンを撃つ
「な⁉︎」
「あの艦も終わりね」
「させない!」
ドミニオンのブリッジの前に立ち、防ごうとするキメラプロト
「ドミニオンの前にモビルスーツが一機!」
「あれも防ぐ気なのか⁉︎」
「何⁉︎」
「よせ!フレイ・アルスター!君まで死ぬ必要は!」
「貴女を放っておけません!」
「危ない!フレイ!」
サンシャインがキメラプロトを突き飛ばし、身代わりとなる
「な⁉︎サンシャイン⁉︎」
「セナさん⁉︎避けて!」
「セナ!なんで」
「友達は放っておけないのよ!」
バックパックで受け止めるサンシャイン
ローエングリンを吸収して耐えたサンシャイン
「な⁉︎耐えた・・・のか」
「セナさん・・・」
「私なら、問題無かったんだ・・・ごめんなさい、ムウさん」
ドミニオンのブリッジにシールドビーム砲を向けるサンシャイン
「セナ・・・構わん、撃て。責任くらいは果たすさ」
「ナタルさん・・・」
ブリッジを避けて、胴体部にシールドビーム砲を放ちドミニオンを撃ち抜くサンシャイン
ドミニオンの爆発に紛れてポッドが脱出する
「あれは・・・フレイ、あれに誰が乗ってるか分かる?」
「多分アズラエル理事って人だと思うけど・・・」
「そう」
ポッドを捕まえるサンシャイン
中にアズラエルが乗っていることを確認するサンシャイン
「なっ⁉︎」
「アンタが・・・アンタのせいで!」
「や、やめ」
「この、このぉぉぉぉぉぉ‼︎」
怒りのままにポッドに拳を叩きつけ、破壊するサンシャイン
爆発するポッド
「・・・ごめんなさい、ムウさん・・・マリューさん・・・私が、間に合わなかったせいで・・・」
「セナ・・・」
「セナさんが悪いわけじゃないわ・・・うっうう」
「・・・セナ、なんで私を」
「フレイ・・・」
キメラプロトが後ろからドラグーンで撃たれる
「な⁉︎」
「え?」
爆発するキメラプロト
「フレイ・・・嘘、フレイィィィィィ‼︎」
「な⁉︎後方から接近するモビルスーツが一機!ザフトの新型です!」
サンシャインが振り向くとプロヴィデンスが立ち塞がっていた
「ラウ・・・何故ここに?」
「エリス、良かった、無事だったようだな。だが君らしくないなセナ。こんなとこで棒立ちとはな」
「クルーゼさん、貴方は・・・貴方は‼︎」
「セナ!」
プロヴィデンスの後方からフリーダムも駆けつける
「大丈夫、セナ?」
「キラ・・・ムウさんが、地球軍に居たフレイまで・・・」
「そんな・・・」
「キラまで来たのね」
「そうか、あれにフレイ・アルスターが乗っていたのか。それは済まない事をしたな。だが、すぐに君達もそこへ送ってあげるさ」
「アークエンジェル、エターナルの方に向かって下さい。そちらの援護を」
「分かりました、でも貴女達は?」
「ここで彼らを、止めます!」
サンシャインとフリーダム、ジャッジメントとプロヴィデンス
両者の最終決戦が始まろうとしていた
次回、SEED編最終回のつもりです。
アサギ、ジュリ、マユラの三人は当初は生存させるつもりは無かったのですが、セナと個人的な絡みが出来る事と、後のDESTINY編の戦力バランスを考えた結果、生き残らせて出した方が良いと考えて、なんとか生き残らせました。
オルガ、クロト、シャニの三人は元からこうなる予定ではありました。個人的に描くのが楽しいキャラ達だったので惜しいですが・・・ですが、この経験がとあるキャラにとって重要な出来事にするつもりですので、お楽しみに。