基本的に話は原作をベースに進めますが、一部変わってる部分があるかもしれません。
ヴェサリウス内でOSを調整するアスラン
「キラ・・・いや、今はこれを。それにしてもよくこんなOSで・・・」
「クルーゼ隊長機、エリス機帰艦。クルーゼ隊長機には被弾に寄る損傷有り。消化班、救護班はBデッキへ」
白シグーと青ゲイツが戻って来た
「隊長機が腕を!」
「まさか・・・でもアイツなら・・・」
アークエンジェルに着艦するメビウスゼロとストライクとプロト
ストライクとプロトの手から降りるマリュー達に駆け寄るナタル達
「ラミアス大尉!」
「バジルール少尉」
「ご無事で何よりです」
「貴女達こそよくアークエンジェルを。お陰で助かったわ」
お互いに生還していた事を喜び合うマリューとナタル
コクピットから降りるキラとセナ
「おいおい何だってんだ。子供じゃねーか。あの坊主がアレに乗ってたのか?それにあの嬢ちゃんはあんなの引っ張り出して来やがったのか・・・一体どうなってやがる」
「ラミアス大尉、これは?」
「へーこいつは驚いたな」
ムウが近寄る
「地球軍第7軌道艦隊所属、ムウ・ラ・フラガ大尉。よろしく」
「第2宙域第5特務師団所属、マリュー・ラミアス大尉です」
「同じく、ナタル・バジルール少尉であります」
「乗艦許可を貰いたいんだがね。この艦の責任者は?」
「・・・艦長以下、艦の主だった士官は皆戦死されました。よって今はラミアス大尉がその任にある思われます」
「え⁉︎」
「無事だったのは艦に居た下士官数十名のみ。私はシャフト内で運よく難を」
「艦長が・・・そんな」
衝撃の事実に驚くマリュー
「やれやれなんてこった。ともかく許可をくれよラミアス大尉。俺の乗って来た船も落とされちゃってね」
「あ、はい。許可します」
「でアレは?」
「ご覧の通り民間人の少年と少女です。襲撃を受けた時何故か工場区に居て、私がGに乗せました。キラ・ヤマトと言います。
彼女はセナ・ヤマト、彼の姉です。詳しくは知りませんが、避難中にプロト・・・いえ、例の試作機を見つけたらしく瓦礫から身を守る為に機体に乗り込んだそうです」
「ふーん」
「彼らのお陰で先にもジンを一機撃退しアレだけは守る事は出来ました」
「ジンを撃退した⁉︎あの子供達が⁉︎」
「俺はアレのパイロットになるヒヨッコ達の護衛で来たんだよね。連中は・・・」
「丁度指令ブースで艦長に着任挨拶をしてる時に爆破されましたので、共に・・・」
「そうか・・・」
キラとセナに近寄るムウ
「な、なんですか?」
「キミ達、コーディネイターだろ?」
「・・・はい。僕はコーディネイターです」
キラに銃を向ける乗組員達
「何なんだよそれは!コーディネイターでもキラは敵じゃねーよ!さっきの見てなかったのか?どういう頭してるんだよお前らは!」
キラに銃を向ける兵士達に怒りを露わにするトール達
「・・・銃を降ろしなさい」
「ラミアス大尉、これは一体?」
「そう驚く事もないでしょ。ヘリオポリスは中立国のコロニーですもの。戦火に巻き込まれるのが嫌でここに移ったコーディネイターが居たとしても不思議じゃないわ。違うキラ君?」
「ええ、まぁ。僕一世代目のコーディネイターですから」
「両親はナチュラルって事か。いや、悪かったな。とんだ騒ぎにしちまって。俺はただ聞きたかっただけなんだよね。
ここに来るまでの道中コレのパイロットになる奴のシュミレーションを見て来たが、奴らノロノロと動かすのも四苦八苦してたぜ。ところで嬢ちゃんは?多分コーディネイターだと思うが」
「私はナチュラルだよ」
「え⁉︎そうなの!セナさんもてっきり・・・」
マリューは驚くのも無理はなかった。コーディネイターのキラですら未完のOSで動かすのが大変だったのに、それを訓練を受けていないナチュラルの少女が動かすなどあり得る筈が無いからだ。
「・・・今更コーディネイターだからって銃は向けねーよ。だから正直に言っても」
「本当だよ!セナはナチュラルだよ!」
「同じナチュラルの私達より凄いところあるけど・・・何ならキラより凄いところもあるけどセナはナチュラルです」
「マジか・・・決めつけて悪かったな。それにしても見た事無い機体といい、ナチュラルの民間人が乗りこなすといい、想定外ばかりだぜ。アイツらの苦労は一体・・・やれやれだな」
「大尉、どちらへ?」
「どちらって、俺は被弾して降りたんだし外にいるのはクルーゼ隊だぜ。アイツはしつこいぞ。こんな所でのんびりしてる暇は無いと思うがね」
ヴェサリウス艦内
「ミゲルがこれを持って帰ってくれて助かったよ。でなければいくら言い訳をしたところで地球軍のモビルスーツを相手に機体を損ねた私は大笑いされていたかもしれん」
「いえ、私も見たんです。それにしても地球軍にあそこまでのパイロットがいたとは」
「ありがとうエリス。オリジナルのOSについては君らも既に知っての通りだ。なのに何故この機体だけがこんなに動けるかは分からん。
だが我々がこんなものをこのまま残し放っておくわけにはいかんという事はハッキリしている。捕獲出来ぬとなれば今ここで破壊する、戦艦もな。侮らずにかかれよ」
「「「はっ!」」」
「ミゲルとオロールとエリスは直ちに出撃準備。ジンにD装備の許可は出ている。今度こそ完全に息の根を止めてやれ!」
「アデス艦長、私も出撃させて下さい」
「君の機体がないだろう。それに君はあの機体の奪取という重要任務を既に果たした」
「ですが!」
「今回は譲れアスラン。ミゲル達の悔しさも君に引けは取らん」
「・・・分かった。事情は知らないが君にも理由があるのだろう。特別に許可しよう。奪取した機体を使いたまえ」
「クルーゼ隊長、ありがとうございます」
「クルーゼ隊長!本当にアスランも出すんですか⁉︎」
「奴らの機体はハッキリ言ってこちらのどの機体よりも強い。それが2機もいるんだ。念には念を入れるべきというわけさ」
「一応言っておくけどねアスラン。アイツらの装甲はかなり硬い。性能は互角でも乗り慣れてない機体で勝てる程甘くはないわよ」
「分かっているさエリス。それでも・・・」
「ラスティの事は貴方のせいじゃないわ。許可は貰ってるから止めはしないけど一人で抱え込み過ぎない様にね」
「え、ああ。ありがとう。」
アークエンジェル居住区
仮眠を取るキラとセナ
「この状況で寝られちゃうのも凄いよな」
「疲れてるのよ。キラとセナ、本当に大変だったんだから」
「大変だったか・・・まぁ確かにそうなんだけどさ」
「何が言いたいんだよ、カズイ」
「別に。ただキラとセナにはあんな事も大変だったで済んじゃうもんだって思ってさ。
キラ、アレのOSを書き換えたって言ってたじゃん。それっていつさ?キラだってアレの事を知ってたとは思えない。じゃあアイツ、いつOSを書き換えたんだよ。
キラがコーディネイターだって事は知ってたんだけどさ、遺伝子操作されて生まれて来たやつら、コーディネイターってのはそんな事でも大変だったで出来ちゃうんだぜ。ザフトってのはみんなそうなのさ。そんなんと戦って勝てるのかよ、地球軍は?」
「じゃあセナはどうなんだよカズイ。OS書き換える前だとキラですらまともに動かせない状態で戦えてたんだろ?ナチュラルのセナは。つまりナチュラルにもセナみたいに出来る奴が少しはいるって事じゃないのか?」
「セナは・・・正直分かんないよ。アイツ初めて会った時から何でも出来る奴だったし、本当にナチュラルなのかも怪しいくらいだよ」
「セナはどっちだろうと私達の友達よ!キラだって、そんなの関係ないでしょ!」
「それは分かってるよ。でも連合の兵士達は優れた人を集めても誰もまともに動かせなかったんだろ?キラでさえも。やっぱりどんな分野にでも天才っているんだなって思っただけだよ」
「・・・別に私はそんなんじゃないよ。ただ必死だっただけ。偶々よ」
少し不機嫌そうに起き上がるセナ
「セナ⁉︎起きてたのか?」
「今起きたとこ。それより話をするならキラを起こさない様にして。とても疲れてるんだから」
「あ、ああ。でもセナだって疲れてるだろ。休めよ」
「体力に自信はあるの。知ってるでしょ?私がどんな奴かくらいは。それにまた来るでしょあの人達」
「え、来るって・・・」
「書き換えたOS、アレで使える人ってあの中にいると思う?もしいなかったらコッチにお願いして来そうじゃない。なら私が」
「・・・やっぱり貴女はしっかりしてるわね、セナさん」
マリューがやって来る
「マリューさん・・・じゃあ」
「ええ・・・悪いけど頼めるかしら?」
「お断りします!もう僕達を戦争に巻き込まないで下さい」
起き上がったキラがセナとマリューの間に立つ
「キラ⁉︎いつの間に起きてたの!」
「キラ君・・・」
「貴女の言った事は正しいのかもしれない。僕達の外の世界では戦争をしているって・・・でも僕らはそれが嫌で、戦いが嫌で中立のここを選んだんだ!それを」
「ラミアス大尉、至急ブリッジへ」
「どうしたの?」
「モビルスーツが来るぞ!早く上がって指揮を取れ。君が艦長だ」
「私が⁉︎」
「先任大尉は俺だがこの艦の事は分からん」
「分かりました。ではアークエンジェル発進準備。総員第一戦闘配備。大尉のモビルアーマーは?」
「駄目だ、出られん」
「ではフラガ大尉にはCICをお願いします」
「・・・卑怯だ、貴女達は」
「キラ君・・・」
「キラ・・・」
「そしてこの艦にはモビルスーツはあの2機しか無くて、動かせるのは僕とセナだけだって言うんでしょ!」
「キラ君・・・それは、その・・・」
「大丈夫。キラはここでみんなと待ってて。私が出るからさ」
「セナさん⁉︎」
その場に居た全員が驚愕する。セナはもう一度戦う。それを何の躊躇いもなく言って見せたのだ。
「セナ⁉︎正気かよ!何でまた戦おうなんて」
「キラ、貴方の気持ちは分かるわよ。でもなんとかしないとみんな危ないでしょ?誰かがやらないといけないのよ。でも無理強いはしないわ。1機でも出れば十分でしょ。マリューさん、行きましょう」
「セナさん、ありがとう」
「・・・僕も行くよ。セナ一人だけに危険な目には遭わせられない。一緒に行くよ」
ストライクとプロトが発進準備をする
「ヘリオポリスからの脱出を最優先とする。戦闘ではコロニーを傷つけない様留意せよ」
「んな無茶な・・・」
「3番コンテナ開け!ソードストライカー装備だ!」
「ソードストライカー・・・剣か。今度はあんな事無いよな?」
「接近する熱源1。熱号パターンジンです」
「何てこった!拠点攻撃用の重爆撃装備だぞ。あんなもんをここで使う気か⁉︎」
「更に別部隊が。内一機は、イージスです!」
「もう実戦に投入して来るなんて!」
「ストライクを発進させろ。それと・・・」
「プロトです。勝手に付けたけど良いですよね?」
「何⁉︎・・・まぁ良い。プロトも発進しろ」
「分かりました。行こうキラ!」
「うん。行こう、セナ」
ストライクとプロトが発進する
セナは一人だけ年上の為、キラ達を守る為前に出れるキャラです。
ちなみにセナがキラより体力がある理由は、幼少期にコーディネイターである事が理由で虐められてたキラを守る為、よく喧嘩してたという過去があるのですが、本編で出すか分からないのでここで説明します。
この後も本編で出さないかもな裏設定をここで書くかもしれません
よろしくお願いします