ガンダムSEED 太陽の少女   作:黄金鷹

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ここのコズミック・イラではセナが最強の存在として両軍にその存在を恐れさせようとは思いましたが、本名を知られると直接狙われるなどの危険があります。その為正体が分からずともその存在を知らしめる為の二つ名があった方がいいと思いました。そうして名付けたのが太陽の少女でした。もう少しかっこいい名前の方が良かったですかね?


第十二話 少女は再び

地球軍を退けたミネルバはカーペンタリアを目指していた。艦隊軍相手にたった一隻と5機のモビルスーツで挑んだがまさかの大金星であった。

 

「レイ機、ルナマリア機収容完了。インパルス、プロトインパルス帰投しました」

「もうこれ以上の追撃は無いと思いたいけど、分からないわね。パイロットはとにかく休ませて。アーサー、艦の被害状況の把握急いでね」

「はっ」

「でもこうして切り抜けられたのは間違いなくマユのおかげね」

「ええもう、信じられませんよ!空母2隻含む敵戦艦6隻を一人でですからね!」

「そうね・・・才能だけってわけじゃないとは思うけど、とんでもない成果よね」

 

タリアの心境は少し複雑だった。軍人であるが子供を持つ母親でもあるタリアからしたら、自分の子供と同じくらいの少女がそれだけ多くの敵を殺させて自分達が生き残ったこの状況は口には出せないが素直に喜べる事では無かった。

 

「もう間違いなく勲章ものですよ」

「そうね。でも、あれはプロトインパルスというよりマユの力なのよね。わざわざプロトの名前を入れたあの試作機をマユに渡したのが疑問だったのだけど、あれだけやれると分かってたのかしらね?デュランダル議長は」

(けど、尚更インパルスをレイではなくシンに渡したのが謎ね。シンも頑張ってはいるけどレイとどちらが上かというと・・・)

「そうかも知れませんね。議長は元々DNA鑑定の専門家ですからね。もしかしたらマユならあの太陽の少女にだって勝てるかも知れませんよ!」

「ふふ、だと良いけどね。カーペンタリアに着いたら叙勲の申請もしないとね」

 

プロトインパルスから降りたマユを同期メンバーが囲んで労う

 

「すげーなマユ!ほんとすげーよ!」

「お疲れさん、聞いたぜ。よくやったなマユ」

「え⁉︎え・・・あ、ありがとう」

「ほんと驚いたわよマユ!急にどうしちゃったのよ?」

「えっと・・・私もよく分かってないんだけど、オーブに撃たれた時に頭が真っ白になっちゃって、そこをお兄ちゃんに庇われた時にまた私のせいでって・・・でもそんな事は繰り返したくないって思ったら、急に頭がクリアになって、もう無我夢中で・・・」

 

少しずつ起こった事を整理しながら話すマユ

 

「ふーん、つまり自分でもよく分かってはいないんだね」

「うん・・・」

「何にせよお前が艦を守った。それは誇れる事だぞ、マユ」

「レイ・・・」

「やっぱり凄いな、マユは」

 

シンがマユの頭を撫でる

 

「お兄ちゃん、ありがとう」

 

よく分からない事ばかりだが自分が褒められた事、自分がみんなを守れた事、兄を今度こそ助けられた。それだけは分かったマユは嬉しそうな笑顔を浮かべる

 

「ふふ、マユはやっぱりお兄ちゃんがお好きな様ね」

「別に良いでしょ!もう!」

「気にするなマユ。俺は気にしない」

「レイまでそんな事を!止めてよ!」

 

赤面するマユと笑いながら揶揄うレイ達

 

「・・・やっぱりオレじゃあマユに勝てないって事なのか?」

 

シンの呟きは誰にも聞こえなかった

 

カガリはウズミ達の墓の前に佇んでいた

 

「・・・お父様、私は・・・どうしたら」

「相変わらずだね、ここは」

 

ユウナが近づき声をかける

 

「おじ様達の墓もいい加減ちゃんとしないとねいけないなぁ。ここだと思ったよ」

「ユウナ」

「でもダメじゃないか。護衛の一人も連れずに歩き回っちゃあ。オーブ国内は安全とはいえ、今は情勢が情勢だからさ」

「護衛ならいるよ」

「へ⁉︎」

 

カガリの後ろからセナが現れる

 

「誰だい、君は?」

「初めまして、セナって言います。護衛というよりは友達かな?カガリとは」

「カガリの友人?本当に?・・・聞いた事無い名前だけどね」

「本当だぞ。セナは私の友達さ」

「言ってないですからね、知らなくても仕方ないかと。まぁ本当はここに一人で来てたらカガリが後から来たんだけどね」

「君が?一人で?」

 

この墓場はウズミをはじめ、多くのオーブ政府の関係者が眠っている。ユウナからしたらそんな場所に得体の知れない女が訪れられる理由が分からなかった。

しかもカガリの友人とも名乗っているが、ユウナは初めて聞く名前であり、本当なのかどうかも分からなかった。ましてやそれがユウナが助っ人に呼ぼうとした太陽の少女である事など夢にも思っていないだろう。

 

「まぁ、知り合いが来たならもう大丈夫かな?じゃあねカガリ。久々に会えて良かったよ」

「ああ、またな。お前こそ気をつけるんだぞ」

 

セナがその場を去る

 

「それで、何の用だ?用があるからわざわざ来たんだろ」

「やれやれ。君はまずその言葉遣いをなんとかしないとね。国の母たらん立場の筈の君がいつまでもそんなんじゃ、やがて皆呆れるよ。

 僕はさっきおじ様の碑にご報告と誓いを申し上げてきた。オーブもカガリも命に代えて守りますってね」

「私は良いさ。オーブを守ってやってくれ。あと命に代えなくても良い」

「そこなのかい?式は同盟条約締結と時を同じくしてという事になった」

「え⁉︎」

 

カガリはその事は初耳だった。ユウナとは婚約者という関係になってはいるが、今まではなんとか婚姻を回避してきたのだった。だが突如結婚の話しを出されて困惑していた。

 

「最近の情勢に国民も皆動揺しているからね。我々首長達は皆思いを同じくし一丸となって国を守るとその意志を示す意味もあるし」

「そんな・・・ちょっと待てよユウナ。私はまだ」

「子供の時間は終わりだよカガリ」

 

カガリの左手を掴むユウナ

 

「あっ⁉︎おい」

「君も僕もナチュラルだ。そしてオーブは大西洋連邦と同盟を結ぶ。どの道無理な話しなんだよ。コーディネイターの彼とは所詮生きる世界が違う」

「ユウナ!」

「僕を怒鳴ってもしょうがないだろ。それとも僕と結婚せず彼を選ぶと国民に言う?だからまたプラントにつきたい、大西洋連邦とは敵になる、と」

「そんな事は・・・」

「それじゃあ国も責任も全て放り出して出ていくのかい?アスハの名を持ちながら」

「くっ・・・」

 

ユウナの指摘に何も返せず悔しそうな顔になるカガリ

 

「勘違いするなよ。僕は別にコーディネイターが嫌いなわけじゃない。だが彼にしろあの弟とかにしろ君の側には置けないと言っているんだ、カガリ・ユラ・アスハ。オーブ連合首長国代表首長たる今の君の立場の側にはね」

「・・・くっ」

 

「ただいま」

 

自宅に帰って来たセナ

家の中はコーヒーの匂いが立ち込めていた

 

「この匂い・・・バルトフェルドさんの・・・いや、今日はアイシャさんかな?」

「正解よ。よく分かったわね」

「やっぱりな。セナは違いが分かる子だと思ったよ」

 

アイシャとバルトフェルドがコーヒーを持ってやってくる

 

「ほら、貴女の分よ」

「ありがとうございます」

 

コーヒーを一口飲むセナ

 

「美味しい!前よりも良いですよアイシャさん。ただ、少し配分のバランスがまだまだですね」

「もう、厳しいわね」

「ははは、まだ僕達の方が上って事さ」

「もう、アンディったら」

「楽しそうね」

 

マリューもコーヒーを飲みながら近づく

 

「ははは・・・さて、今後はどうするかな」

「どうするって?」

「セナはまだニュースは見てなかったか。まぁオーブは大西洋連邦と同盟を結ぶそうだ」

「オーブが!カガリがそんなの認めるはずは」

「あの子はともかく、他の首長達は賛成だったそうね・・・まぁこれが国の総意って奴なのよ」

「オーブの決定はな、残念だが仕方のない事だろうとも思うよ」

「ええ。カガリさんも頑張ってはいたと思いますけど」

 

全員して顔が少し下を向く。カガリも最後まで反対はしたのだろうと想像はつくが、オーブを再び攻められるわけにはいかない、その為の同盟条約に踏み切ったオーブ政府の判断を否定することはできなかった。

 

「代表といってもまだ18の女の子にこの情勢の中での政治は難し過ぎる。彼女を責める気はないが、問題はこっちだ。君らはともかく俺やキラやラクスは引っ越しの準備をした方が良いかもな」

「プラントへ?」

「そこしか無くなっちまいそうだな、このままだと。俺達コーディネイターの住める場所は」

「そんな!なんとかならないのですか?」

 

セナとキラは赤ん坊の頃から共に育ってきた姉弟だった。たとえ血が繋がっていなくてもこんな形で離れ離れにはなりたくなかった。

 

「流石にこればかりは俺達にはどうしようもないな・・・」

 

申し訳なさそうにするバルトフェルド

 

「なら、貴女も一緒に来る?」

「え?」

「今はまだプラントの市民感情も荒れてはいるでしょうけど、デュランダル議長って人はしっかりしたまともな人らしいから、バカみたいなナチュラル排斥はしないと思うわ」

「本当ですか!」

「まぁ、第一世代のコーディネイターの親もプラントに暮らしてはいるからな。キラの親族って事ならいけるかもな」

「そうなんですね!でも、オーブとお別れになるんですね・・・これで本当に太陽の少女も終わりかな」

 

太陽の少女の名が出て、マリュー達は言葉を無くす。元々は地球軍に身柄を狙われていたセナの名前を隠す為にエリカが適当に付けた名前、それだけだった。だがサンシャインに乗って戦場で戦果を上げ続けた結果、前大戦で無傷無敗の最強の存在として世界に広まってしまった。

戦争で心が傷つき、精神が深く傷ついたセナは今は戦えない状態ではあるが、その正体がバレてしまえば地球軍もザフトもセナを放っておく筈がない。

また戦争に巻き込まれない様に今は関係者全員で協力してセナの事は隠し通そうとしていた。

 

「まぁ仕方ないよね。もう私達には、戦う理由なんて無いんだから。その方が良いよね。きっと、その方が良い・・・」

「え、ええそうよ。セナさんも私達も、もう戦わなくて良いんだから」

「そうだな・・・まぁ難しい話しはまた後日だな」

「そうね」

 

深夜になり皆が寝静まった頃に、セナが起きてくる

 

「ふわぁ・・・今日は久々に起きちゃったわね、こんな時間に・・・」

「ザンネン、ザンネン、アカンデー」

「うわぁ⁉︎」

 

突如廊下で鳴り出すハロに驚くセナ

 

「え⁉︎何コレ⁉︎どいう事?」

 

バルトフェルドとアイシャとマリューが拳銃を持って自室から飛び出して来る

 

「うえっ⁉︎ど、どうしたのマリューさん、バルトフェルドさんにアイシャさんまで・・・」

「セナさん⁉︎貴女、どうして?」

「その話しは後だ!ラミアス艦長とセナは子供達と避難しろ」

「私とアンディで対処して来るわ」

「ええ、任せます」

「対処って・・・なんで拳銃を?」

「セナさん、ついて来て!」

「あ、待って下さい!」

 

ラクスと子供達の部屋にキラとカリダとマルキオが入って来る

 

「ラクス、起きて」

「んん、キラ・・・」

「皆も起きて、さぁ」

「んん、なぁに?」

「なにかあったの?」

「しっ、静かに」

「ラクスさん」

 

マリューとセナも部屋に入って来る

 

「マリューさん」

「皆、静かにシェルターに行くわよ。キラ君、後ろは任せたわよ」

「はい」

「ねぇ、何がなんだか分からないんだけ」

 

突如銃声が鳴り響く

 

「え⁉︎なんで銃声が!」

「とにかく行って!窓から離れてシェルターに向かうのよ」

「えっと・・・はい」

「・・・はっ、クッ!」

 

マリューが外に向けて発砲する

外で特殊装備をした男が倒れる

 

「えっ⁉︎誰なの?」

「いいから行って!」

「えええん、怖いよ」

「大丈夫ですから、さぁ行きましょう」

 

先導するマリューと後ろをキラが警戒しながら、セナとラクスとカリダが目の見えないマルキオと子供達を連れてシェルターに向かう

途中の曲がり角に現れた男達と撃ち合いになるマリュー

 

「クッ⁉︎」

「マリューさん!」

「行ってセナさん!私より子供達を!」

「くっ、分かりました。ほらこっち」

「うん・・・」

「はっ!」

 

近づいて来た男の顔に蹴りを入れるマリュー

倒れた男に発砲するマリュー

 

「よし、キラ君も行って」

「はい!」

 

シェルターの前にまでやって来たセナ達

 

「大丈夫か?」

「そっちはどう?」

 

バルトフェルドとアイシャも合流する

 

「バルトフェルドさん、アイシャさん」

「開きました」

「さっ、速く」

 

シェルターの扉が開き、カリダとマルキオが子供達と先に入る。

 

「急げよ、かなりの数だ」

「はい、行きましょうキラ、セナ」

「うん・・・っ⁉︎ラクス!」

 

ダクト内からラクスを狙う男に気づいたキラがラクスを抱き抱えて庇うが、右足を撃たれる

 

「グゥ!」

「キラ⁉︎」

「な⁉︎クソ!あんなとこに!」

 

バルトフェルドが拳銃を向けるよりも速くキラの落とした拳銃を拾って男を撃つセナ

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

「セナ⁉︎お前・・・」

「ラクス大丈夫?キラは、立てる?」

「私は大丈夫ですが・・・」

「ごめんセナ、一人ではきついかも」

「分かった」

 

セナとラクスが肩を貸してキラを立ち上がらせる

セナ達がシェルターに入り、マリューとバルトフェルドとアイシャが入った後でシェルターの扉をロックする

 

「ふぅ・・・ここまで来れば問題ないだろう。大丈夫かキラ?」

 

撃たれたキラの足を診察するバルトフェルド達

 

「ええ・・・ッ!」

「キラ!」

「弾は貫通した様ね・・・とりあえず傷口を塞いで安静にしていれば、すぐに治るわ」

「とりあえずこれ使え。こんなのしか無くて悪いがな」

 

バルトフェルドが自分の上着を脱いで包帯代わりにする

 

「いえ、ありがとうございます」

「・・・襲って来たのは、コーディネイターだったわ」

「ああ。それもちゃんと訓練を受けた連中だ」

「それって、ザフト軍って事ですか?」

「分からないけど、それが彼女を狙って来たって言ってたわ」

「まさか、ラクスを?」

「狙われたのは、私なのですね・・・」

「ラクス・・・」

 

襲ってきた集団が何者なのかを考えるバルトフェルド達と子供達から少し離れたところで、しゃがみ込むセナの側に寄り添うマリュー

 

「セナさん、大丈夫?」

「マリューさん・・・わた、私・・・」

「落ち着いて、もう大丈夫だから」

 

セナを抱きしめて落ち着かせるマリュー

 

「ごめんなさい、怖かったわよね」

「私は・・・」

 

瞳を潤わせるセナだが、弱音は吐かなかった

 

「こういう時くらいは、辛いって言って良いのよセナさん」

「マリューさん・・・」

 

突如外側から攻撃を受け揺れるシェルター

外では複数のアッシュの機関砲でヤマト邸を攻撃していた

 

「今度は何⁉︎」

「狙われたというか狙っているな、まだ」

「モビルスーツ、ですか?」

「多分な。何が何機いるかは分からんが、火力のありったけで狙われたらここも長くは持たないだろうな」

「うぅ、怖いよ」

「ちぃ、仕方ないか・・・ラクス、鍵は持っているな?扉を開けるぞ」

「バルトフェルド隊長、ですが誰が」

「キラ、は無理だな。なら俺が」

「バルトフェルドさんこそ無茶ですよ!その体じゃあ」

「ねぇ、この先にあるの?モビルスーツ?」

 

立ち上がったセナがバルトフェルド達に聞く

 

「それは・・・」

「あるんだよね?」

「セナさん・・・」

 

マリューから離れて立ち上がるセナ。そこには先程とは違い、覚悟を決めてしまった目をしていた。

 

「マリューさん、もう私は大丈夫ですよ」

 

大丈夫。それは戦時中にセナがよく言っていた言葉。それが痩せ我慢である事は誰もが知っていたが、今までは、そして今もその痩せ我慢を信じるしか無い状況だった。

 

「多分、あるよね・・・なら私が行く」

「セナ・・・でもこれは・・・」

「鍵、開けて。ラクス」

「セナ・・・」

「時間が無い!誰が乗るかはともかく開けるぞ!」

「はい・・・」

 

二つの鍵を使い、奥の扉が開かれる

そこにはディアクティブ状態で保管されていた2機のモビルスーツがあった

 

「こんなところにあったんだね・・・知らなかったのって私だけ?」

 

全員に向かって問い詰めるセナ。それは寧ろ確信があっての一言だった。

 

「何かあった時の為にね。本来なら僕が出るつもりだったけど・・・」

「分かった、もう大丈夫よ・・・キラ、お母さん、皆・・・行って来るね」

「セナ・・・気をつけて」

「すぐ終わらせるからね。待ってて」

 

コクピットに乗り込むセナ

 

「久々ね・・・ってかあの時と同じ状態を保っているのね。これなら・・・

 セナ・ヤマト、サンシャイン、行きます」

 

ヤマト邸を壊して先に進むアッシュ達

 

「目標を探せ。オルアンとクラムニクは」

 

ヤマト邸の奥の山から飛び出して来るオレンジ色のモビルスーツ

 

「何だ⁉︎アレは!」

「サンシャイン、だと・・・」

「こんなところに、太陽の少女が・・・」

「見た事ないモビルスーツ、それもこの数・・・やってやるわよ。私は・・・太陽の少女だから!」

 

セナのSEEDが発動する

アッシュの機関砲を躱しながら接近し、ビームサーベルでアッシュを2機切り捨てるサンシャイン

 

「な⁉︎速い!」

 

飛び上がったサンシャインに高エネルギービーム砲を撃つが、バックパックで吸収される

 

「そこ!」

 

シールドビーム砲でアッシュの部隊の半分以上を薙ぎ払うサンシャイン

 

「くっ、この!」

「もう誰も、やらせないわよ!」

 

シールドをバックパックにマウントし、ビームサーベル2本でアッシュの機関砲と高エネルギービーム砲を切り払いながら真っ直ぐ突っ込むサンシャイン

 

「ウオォォォォォォォ‼︎」

 

アッシュ2機のコクピットにビームサーベルを突き刺し、近くにいた他のアッシュを切り倒すサンシャイン

 

「このぉ!」

 

最後の一機がビームクローで襲い掛かるが、シールドで受け流しながらアッシュを投げ飛ばすサンシャイン

 

「くっ、こんな・・・」

 

体勢を変えて着地する直前にサンシャインのビームライフルで両足を撃ち抜かれるアッシュ

続けて両腕と背中のミサイルランチャーも撃ち抜かれ、戦闘不能になるアッシュ

 

「アンタで最後ね・・・」

 

倒れているアッシュを踏みつけてシールドビーム砲を向けるサンシャイン

 

「アンタら誰?どこ所属?誰の命令?何でラクスを?」

 

スピーカーでアッシュのパイロットに問いつめるサンシャイン

 

「くっ、こうなったら」

「言わない?あっそ」

 

自爆しようとする直前にシールドビーム砲でコクピットを撃ち抜かれるアッシュ

 

「なら、これもいらないか」

 

倒れているアッシュの残骸をシールドビーム砲で薙ぎ払い、跡形もなく消し去るサンシャイン

 

「セナ・・・」

「セナさん・・・」

「・・・私のせいで、こんな・・・」

 

シェルターから出たキラ達はサンシャインが容赦なく敵を消し去る瞬間を目撃してしまう

 

「はぁ・・・やっぱり私は、戦うしか無いよね」

 

その呟きは誰にも届かなかった。セナの瞳にもう迷いは無くなっていた。




セナ復活回でした。この頃のセナは、ダークヒーローっぽい感じにしたいと思っています。太陽なのにダークって・・・
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