汚いファナリス買ったから調教することにした   作:性癖破壊お姉さん

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そうして半年の時が過ぎた!



第11夜 死にたい人だけ掛かって来なさい

 

 

「いやー助かるよ()()()()()!ウチの隊商(キャラバン)は荷物が多いからなぁ…馬でも運べない量を軽々持てるお前がいると楽でしょうがないよ!」

 

「それに本気で走れば馬より早いものね」

 

「…ですが馬の方がスタミナに優れているので一概に、とは言えません。長距離走なら勝てませんから」

 

「相変わらず自己肯定感が低いなぁ、もっと自信持ちなって!可愛いんだしさ!」

 

 

(可愛い、ですか…ジャミル様以外に言われたのは久々かもしれません)

 

 

「可愛いモルジアナがウチに来てからもう半年、思えばチーシャンから随分遠くに来たわね!」

 

「そうですね。あの時は急に止めてしまい申し訳ありませんでした…!」

 

 

今から半年前…迷宮(ダンジョン)をクリアしてからはジャミル様の言っていた通り、全員バラバラな位置に出てしまいました。私とアリババさんはチーシャンへ出たのですが…ジャミル様にゴル君、それにアラジンさんは一体何処に…

 

 

「気にしないでいいんだよ!モルジアナは50人分くらい余裕で働いてくれるしな…!」

 

「このままずっと一緒にいてくれると嬉しいし助かるのだけどね~ライラ?」

 

「そうだよなーサアサ!」

 

 

金髪のライラさんに褐色黒髪のサアサさん、私を拾ってくれた恩人のお二人…確かにお二人と一緒に世界中を旅しながら、商売をするのも楽しいとは思いますが…

 

 

「ごめんなさい。私はジャミル様との約束がありますので…とにかくバルバッドへ向かいます」

 

「そっか…でもお前の主様は噂じゃ――」

 

「ちょっとライラ!」

 

「いえ、別に構いません。たとえ他がどう言おうともジャミル様は生きています…いますとも」

 

 

私たちが迷宮(ダンジョン)から出て来て約三週間ほど経ち…現れなかった三人は死んだことになっていました。私がどれだけ説明しようとも、誰も信じてはくれず…屋敷や資産のほとんどは新たにやってきた領主の物となりました。

 

 

(ジャミル様もゴル君も、アラジンだって生きています。どこか遠くにいるだけで…半年も会えてないのは寂しいですが、バルバッドに行けばいずれは…)

 

 

「おーいモルジアナ!隊商(キャラバン)の隊長が呼んでるぞ!」

 

「分かりましたー!…すみませんお二人とも。話はまた今度で…」

 

「あ、あぁ…ごめんなモルジアナ」

 

「また後で会いましょ~」

 

 

(アリババさんに付いていければよかったのですがね…まさか私に黙ってバルバッドへ行ってしまうとは。おかげで幾日か遅れてしまいました…早くバルバッドへ行きたいなぁ)

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

「すまないモルジアナ、ウチの隊商(キャラバン)はバルバッドへ向かわない方針に決まった」

 

「…えっ!? り、理由を聞いても?」

 

「この地図を見てほしい。ここからバルバッドまではこの一本道を行くしかないんだが…このマークの辺りに盗賊団が住みついたらしい」

 

 

隊長に呼ばれて来てみましたが…まさかそんなことになるなんて。バルバッドまではまだまだ距離がありますし、隊商(キャラバン)を抜けて徒歩で向かうのは現実的じゃない…

 

 

「その盗賊団は相当凶暴らしくてな…北東の草原から砂漠を越えてきた、私の友人の隊商(キャラバン)も襲われ隊員も失ってしまったらしい」

 

「…危険な奴らがいるからその道は通れない、と」

 

「あぁ…キミは私の隊商(キャラバン)に大いに貢献してくれているから心苦しいのだが…」

 

「でも誰かがその盗賊団を倒したら通れますよね?」

 

「それはそうだが…相手の人数は軽く100人はいるらしい。しかも堅牢な採掘場を占拠していて誰も近づけないんだ」

 

 

(………今は夕暮れの時間帯ですね。その盗賊団の場所までは私なら徒歩でも往復一時間かからないし、百人程度なら…)

 

 

「では明日の朝には通れるようになっていますので、移動する準備をしておいてください」

 

「――なんだって?もしや!いくらファナリスのキミでも…行ってしまった」

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

「ここがあの盗賊団のアジトね…」

 

 

息切れしない程度に走り続け、30分ほどで噂のアジトに到着…あたりはすっかり暗くなり、月が綺麗な夜になっています。夜襲にはもってこいの時間になりました!

 

 

「砦の周りにいる警備はごく少数、正面突破でぶちのめして行ってもいいですが…ここはステルスで上からいきますか」

 

 

警備は油断しているのか随分ザルですね、人もそれほどいませんし合間を縫って進み…砦の壁を飛ぶ!

 

 

「ふっ…!デコボコした壁で助かりました。おかげで上まで楽々と…天井も吹き抜けになっていて、上から侵入してくれと言っているようなものですね…」

 

「いやーいい商品が手に入りましたねぇ!」

 

「ホントホント!金品よりイイオトコの方が高く売れる世の中ですから!」

 

「…話を聞くに盗賊とは別に奴隷商人もいるのですね」

 

 

これは倒す理由が増えましたね…骨の二、三本折っても許されるでしょう。

 

 

「売る前に私たちで楽しみませんか~?最近私"狩り"ばっかで発散できてなくて~」

 

「おっそれ賛成!アタシはあの黒髪の男にしようかな…ああいうのがめっちゃタイプ!」

 

「私はターバン少年がいい!てか私に譲れ!捕まえたの私なんだから最初はよこしなさい!」

 

「じゃ、じゃあワタシはあの巨漢の…ふ、ふへへ…」

 

「ジャンケンで誰が監禁部屋から連れてくるか決めましょ!最初は――」

 

 

…ゲスな奴らめ、ボコボコにしてやりたいですが奴隷がいるなら下手に攻められない…人質に取られてしまうのが一番マズい。もっと耳を澄ませて情報を手に入れよう。

 

 

「今のところ作戦は何か混乱に乗じて頭領を倒して、他の奴らを戦意を喪失させるか…朝になれば半数は外に出るでしょうし、その時に攻め込むかの二択」

 

 

「ぐわー!私の負けか!」

 

「はーいとっとと連れてこーい!」

 

「少年は"お手付き"しない方が高く売れるでしょうし、あの黒髪がいいんじゃね?」

 

「巨漢は連れてくるのも大変だし、抵抗されたら普通に負けそうだし」

 

「んじゃあの黒髪ね。ちょっと待ってな」

 

 

それにしても、砦の中とはいえ吹き抜けになっている場所でヤル気なの…?どうしよう、今すぐ助けてあげないとマズいことに――!?

 

 

「おら歩きな!こっちまで来るんだよ!」

 

「イタタタ…手枷に足枷まで付けられてて歩きずらいんですよ、もうちょっと優しく…」

 

「ふふふ、これからイタイ目に合うんだからそんなの気にしないでいいんだよ?」

 

「く、黒髪のお兄さんも悪くない…きょ、巨漢を食べる前の前菜としてアリ」

 

 

あ、あれはジャミル様!?ここからじゃ遠いけど…私には分かる!な、なんでここに…は、早く助けてあげないと!

 

で、でもどうしよう!?ジャミル様だけ助けても他の人たちがどうなるか…!

 

 

「え、もしかしてこんな外でヤル気なんです?」

 

「悪い?ベッドなんか奴隷のアンタには勿体ないわ、もしかしてハジメテはベッドの上がよかったの?」

 

「残念でした、ハジメテは半年前に卒業済みだ…!」

 

 

…は?今なんて言いました?

 

 

「へぇ~、それなら逆に襲いやすいってもんだね!」

 

「それより服を着たままじゃヤリにくいですよ?せめて手枷は外さないと…」

 

「そ、そうやって油断させてに、にに逃げ出す気なのはオミトオシ…!」

 

「ちぇ、バレましたか…なら服を剣とかで切ります?どうせなら僕の剣で切ってほしいなぁ~」

 

「このレイピアみたいな細い剣?ちょっと刺さっちゃうかもしれないよ?」

 

「自分の愛剣で脱がされるなら本望です…刺さってもいいのでお願いします!」

 

 

ジャミル様の愛用していた剣が身体に…!

もう飛び込むしかない!

 

 

「いった…なぁーんてな!バカ正直に俺の剣に身体を触れさせてくれてありがとな!」

 

「…気でも狂ったかしら?」

 

「勝ちを確信しただけさ…うなれ俺の眷属器!

 

 

 




一日開けての投稿でしたっス!R18版も投稿したのでそちらも読んでいただけたら嬉しいっスね!リンクはこちら!『白瑛さんとこっそり汗だく生エ〇チ

そして高評価感想(←触ったら飛べるっス!)も面白いと思っていただけたらぜひお願いするっス!
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