汚いファナリス買ったから調教することにした 作:性癖破壊お姉さん
可愛いお兄さんに買われたので取り合えず付いて行ってみることにした。みたところ十歳前後だろうか?かく言う私は多分六歳。
奴隷の私を大金で買い、足枷を外し…あまりの急展開に驚きっぱなしの私を、まずは風呂場に連れ込んで綺麗にするらしい。
脱衣所では奴隷服を脱がされた。あの奴隷商の女がいつも乱暴に扱うようにではなく、割れ物を扱うかのように凄く丁寧に…
その時一緒にお風呂入るから、とお兄さんも脱ぎ始めた…人生で初めて男の人の裸を見た瞬間でもあった。
「一緒に入るなんて嫌だよね?でもごめんね、まずはキミの身体を綺麗にしないとだから…」そうバツが悪そうに言うお兄さんの顔は、今でも覚えている…正直六歳ながらも、なんかめちゃくちゃ興奮した
お風呂場に入ったらまずたくさんお湯をかけられて…その後は薬品を体中に塗りたくられてゴシゴシされた。ぼでぃそーぷ?っていう物らしい
髪の毛にもはしゃんぷーを…そうしたらボサボサだった髪の毛もつるつるに!いったい何時ぶりなんだろう?
薬品で体中が綺麗になった事を確認すると、再びお湯攻め。お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこすられる…
お風呂場で攻められた後は、綺麗なローブを着させてもらえた。私の人生でこんな高そうなの初めて着た…
その後は料理場へと連れられて、美味しいご飯を食べさせてもらえた!ふわふわのパンにあったかいシチュー…「急だったし、余りものを急いで煮ただけなんだ…明日にはもっといいもの食べさせてあげるからねモルジアナ!」確かそう言ってたと思う。
温かみある人らしい食事をするのも久々だったな…あの時はポロポロ泣いてジャミル様のこと困らせちゃったっけ
その後はお兄さんの寝室まで移動して、一緒のベッドで寝たなぁ…またあの日みたいに寝たいって言ったら怒られるかな?でも次ベッドに誘われたら私は…
「むふふ、ジャミルさまぁ…私はいつでも準備出来ておりますからねぇ~…zZZ」
「――! ジャミル様、こちらに来てください…」
「どうしたんだいゴルタス、もしかしてモルジアナがやっと来たかな?五人同時に入ったから誰かは時間差で…と思ったけどモルジアナとは」
原作ではアリババ君がアラジンの服が渇ききるほど遅れてやってくるのだが…
(原作だとそのタイムラグで命が助かったりしてたけど、タイムラグが発生したのがまだモルジアナでよかった。これがもし僕でアリババ君たちがラグ無しだったら死んでたかも…)
「見たところケガは見当たらないね。おーい起きてくれモルジアナ?」
水たまりからお姫様抱っこで抱き上げて呼びかけてみても…あらら。
「モルジアナは寝つきがいいからなぁ。一度深い眠りに入っちゃうと全然起きないんだから…どうするゴルタス?一回アリババ君たちに合流するかい?」
「眠り姫は、目覚めのキスで起床するかと…」
「ぶふぉっ…ご、ゴルタスも冗談を言うようになったんだね…」
「ちっ、まだダメなのか。変に乙女なモルジアナもだが、ジャミル様もなんで気付かない…とっととキスくらいしてくれ。毎日モルジアナから貴方の惚気話を聞く私の身にもなっていただきたい…」
「今小声で聞こえなかったけど怒ったりしてるわけじゃないよね…?」
「いえそんなまさか…」
「そっか、取り敢えずモルジアナのこと持っててくれるかい?」
「仰せのままに…」
両手で抱える僕と違って、米俵を担ぐみたいに肩に乗せるゴルタス。モルジアナも女の子なんだからもう少しこう、手心というか…
「おっ、来たみたいだぜアラジン。おーいジャミルさんたち!やっと正解の道が分かりましたよー!」
「もしかして担いでるその人は探してたお姉さんかい?見つかってよかったね!」
僕たちとは別行動で進む道を探してくれていたアリババ君チーム。まだちょっと浮かれてるみたいだけど、しっかりフォローすれば大丈夫だろう。
「モルジアナだけタイムラグがあったけど、ケガはないみたいだ。今は寝てるけど…先に進んでいこうか!」
「ねぇねぇジャミルお兄さん、一つ気になることがあるんだけど聞いてもいいかな?」
「なんだいアラジン?」
「ここチーシャンって
「け、結構痛いところを突いてくるじゃないか…」
(アラジンのやつ、なんか妙にジャミル領主になついてないか?)
目の前を楽し気に歩くアラジンとジャミル領主、二人の距離感が異常に近い気がする…俺と歩くときでもあんな近くに居なかったぞおい。
「意外と、嫉妬深いタイプなんだな…」
「おうわっ!は、ハハハ…そんなことないっすよ!」
極めつけはこの巨漢のゴルタスさんだ。服装は砂漠で見るような一般的な服だが、鍛え上げられた肉体とよく磨かれた片手剣…それに今は眠っているらしいがファナリスのモルジアナって子もいる。
(俺たちと一緒に
「いずれは僕が攻略するか、誰かにされてもいいように観光業以外にも力を入れておいたから大丈夫さ。まぁ無くなったら痛手を受けるだろうけど…」
「アハハ…じゃあ帳消しに出来るくらいお宝を持って帰らないとね!」
「そうだね、っと…なんだか
洞窟のような内装から、レンガの床に変わっていき…開けた明るい場所にたどり着いた!
「周りには竜の牙?みたいなオブジェ…目の前の門は竜が口を開いてるみたいですね」
「うんうん!いかにも『宝物庫へ』って感じの門だよね!ちょっとシュミがアレだけど…」
「カッコいいと、思うのだがな…」
「ジャミルお兄さん!この石板、何か文字が掘ってあるよ!」
アラジンが指さした石板にはところどころキズがあるものの、古代文字のようなものが掘られていた…あれは確か
「『トラン語』だな…」
「『トラン語』…現在も南部の少数部族で使われるあれか?」
グルンと首を俺の方に向けて見つめてくるジャミル領主…やべっ、今の俺はただの平民なんだから不審がられるか…?
「凄いねアリババ君!まさかキミも読めるとは…僕も昔先生に習ったことがあるけど、めっちゃ読みずらいよねコレ!」
「そ、その気持ち分かります…!ただでさえ読みとりにくいのに書いてある位置とかで意味が変わるわで…」
「そうだよねぇ…もしよかったら翻訳頼めるかい?習ったのが大分前だから忘れちゃって…」
「ま、任せて下さい!」
どうやらこの領主さんはトラン語をあまり理解してないらしい…これは利用できるか?わざと誤訳すれば間違った道に進んでくれるかも…
(――いや、そんなことする必要ないか。一瞬
「『竜の牙の中に真実は存在する、すべては竜の尾に辿り着く前に…』だと思います!」
俺がそう言った瞬間、領主さんの顔が一瞬驚いたのを見逃さなかった。まさか本当に読めるとはってか?いやあの驚き方は違うな…誤訳されると思ってたのか?
「――へっ、なるほど。俺のこと試したってわけですね?」
「え?あ、いやぁ…全然そういう訳じゃなくて…」
「確かに宝物庫までたどり着いたら奪い合いになる可能性大ですもんね。それに俺はあんたに借金してる身だ、
「え、そんなことするつもりだったのかいアリババくん!?ぼ、僕の親友がそんな…」
「いや例え話だからなアラジン!そんなことする気は毛頭ねぇって!ただまぁ…これで信用してくれますかねジャミルさん?」
「――あぁ!もちろんだよアリババ君!」
そう言って微笑みかける領主さん…いや
「それじゃあ早速行きましょう!」
意気込んで進んだはいいものの…すぐにトラップのお出ましだ。天井びっしりに敷き詰められた針と、その床にはちょうどハマるだろう穴…
「天井には大量の針…どうしようかアリババくん?ウーゴくん呼んでなんとかしてもらう?」
「うーん、みたところ天井の針が落ちてくるタイプの罠っぽいが…この先に何があるか分からない、ウーゴ君はまだ温存しておこう」
「分かったよアリババくん!」
「しかしどう突破する?誰かが軽やかに避けるか…ゴルタスなら針くらい背中で受けられるだろうけどそんなことさせたくないし…」
「――いい加減起きろモルジアナ、寝たふりしてるの気付いてるんだからな」
「…ちっ、ゴル君の背中は寝心地がいいんですが…」
このモルジアナって人ずっと寝たふりだったのか…体力の温存に努めてたってことか?
「起きてたのかいモルジアナ?それなら…この罠の突破を頼めるかい?天井の針をぶっ壊して…あとは落とし穴があると思うんだけど、そこに進まないといけないから穴の針も壊せるかい?」
「分かりました…!」
「いやいや針をぶっ壊せってそんな簡単に…」
「オラアッ!!!」
ブオンッ!と大きな音を立てながら蹴りが放たれる、そうするとまるでかまいたちのように風の弾が飛び…針を全て粉々に砕いた!?
「凄い!お姉さんお姉さん!今何したの!?」
「簡単なことです…ただ思いっきり蹴っただけ。暴風が吹き荒れれば大木だって倒れるのですから、こんな針程度…私の蹴りなら直接蹴らずとも、ね」
アラジンに褒められてドヤ顔を決めてるモルジアナさん…可愛いけど、もしかしてゴルタスさんより強いんじゃ…
「あの子は僕が育てた…!毎日お腹いっぱいご飯を食べさせて、トレーニングで肉体を鍛えさせたのさ…僕たちが束になっても100%勝てないから気を付けた方がいいよ!」
「そんな子の主やってるあんたが一番怖いっすね…」
「次はここ…ほんの少しだけど、風が通ってるのを感じる…この私にとってこんな落とし穴程度っ!」
罠を軽々と突破したモルジアナさん、お次は落とし穴を発見したらしいけど…
ガコンッ!
「え!結局ひっかかるの!?」
「オラララララァッ!!」
バキッ!ガギャンッ!
「ふぅ…ジャミル様ー!穴の先に道がありましたー!私が受け止めるので落ちてきてくださいー!」
「え、あの…素手?素足?で金属性の針を壊した音とは思えないんですけど…???」
「…六歳のころから10年間十分な栄養を摂取しながら、欠かさずトレーニングを続けてきたファナリスだぞ?あのくらい出来て当然だろう…」
「僕一番乗り―!」「あ、ズルいぞアラジン君!」