汚いファナリス買ったから調教することにした   作:性癖破壊お姉さん

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第5夜 迷宮完全攻略

 

 

「僕、この扉知ってる」「おおっ!?」

 

「僕が()()()()()()()()()()()()()で一緒にいた『がんじょうな部屋』にも、これと似た扉があったんだ!懐かしいなぁ~」

 

 

(――なんだって?()()()ウーゴ君とアラジン以外にあの聖宮に誰かいただって?どういうことだ…?)

 

 

長いようで短かったような…そんな迷宮(ダンジョン)攻略も終わりが近づいてきた中、突如アラジンの口から爆弾発言が飛び出した。

 

 

「三人?ウーゴ君はアラジンの笛から出てくる、あの青い巨人みたいな人だよね?もう一人ってどんな人なんだい?」

 

「あれ?ジャミルお兄さんの前でウーゴ君呼んだことあるっけ?それにお兄さんのことかぁ…外に出たら話してあげるよ!」

 

 

やっべぇ思いっきりドジ踏んだわ

原作だとチーシャンに入ってから迷宮(ダンジョン)に逃げ込むときと、中で一回呼んでたけど…俺がいるせいで呼んでないな。気が緩んでるぞ俺!変にボロを出すなと言ったろう!アルサーメンとかに狙われたら面倒なんだから…

 

 

「早く中に入ろうぜアラジン!」

 

「そうだねアリババくん!開けるときは、え~っと…

ひらけ~っ…ゴマッ!!

 

 

ゴゴゴゴゴ…と重い音を立てながら扉が開く…!

 

 

「うっひょ~!待ってろ俺のお宝ちゃんたちー!今アリババ様が迎えに行くからなーっ!」

 

「わーっ!そんな走ったら危ないよアリババくん!

ちょっと待ってよー!」

 

「私たちも行きましょうジャミル様!」

 

「お前もはしゃいでどうする…」

 

「ははは…まぁモルジアナが楽しそうならいいじゃないか。僕たちも行こうゴルタス、土煙が凄いから足元に気を付けてね」

 

 

ここから先は本来『ジャミル&モルジアナVSアリババ&アラジン』のバトルになる。ゴルタスは道中ジャミルの手によって傷だらけになるが…この世界では全くの無傷

 

 

(それに二人からの好感度もかなり高く信頼されてるし…アリババ君とアラジンからも敵視されてない。これなら傷一つなく帰宅…あっ)

 

 

アモンはアリババ君を選ぶだろうし、ちょっとのお宝が手に入れば十分だろう。それより問題は帰る時の転移がどこになるか…

 

 

「はぁ~~~…すっごい眺めだねぇ…」

 

「あぁ…それにお宝どころじゃねぇ…!未知の古代都市()()()()が眠ってやがったんだ…!!

 

「み、皆さん!この街のどこかに私たちの目指す"宝物庫"があるハズです!まずはあの…一番目立つ塔から行ってみましょう!」

 

ドゴンッ!ダダダダダダ…

「興奮するのも分かるが本気で走るな…床に穴が」

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

「はあっ…はあっ…ここが、宝物庫?」

 

目立つ塔に入ってはみたものの…『物置き』ってカンジでしょうか?

 

「石でできたおきものばっかり…他にも建物は沢山ありますし、別の場所なんでしょうか…早く探さないと『ジンの金属器』があの人たちに盗られちゃう…!」

 

私もジャミル様のすすめで『シンドバットの冒険』は読んだことありますが、本にも出てきた金属器を見つけられたらジャミル様も喜んでくれるハズ…!

 

「ちょ、ちょっと速いぜモルジアナさん…」

 

「僕たちは速くないんだから待っておくれよ~」

 

「――もう来たんですね、ですがここはハズレみたいですよ。どれもこれ石のおきものばかりで…」

 

「なにっ!?ほ、ホントに石じゃないか…」

 

 

どうしよう…私の力なら余裕でぶっ飛ばせるけど、この人たちのおかげでここまでこれたのも事実。仁義を通せってジャミル様も言ってたけど…

 

 

(盗られる可能性があるなら…)

 

 

今は完全に油断してる、思いっきり力を込めた一歩で二人の場所まで飛んで…そうしたら踏み込み時の大きな音で怯むから、顎を速攻で蹴り上げれば…!

 

 

「おーいモルジアナ!こっちおいでー!主を置いて先行っちゃうなんて、僕悲しいぞー!」

 

「宝物庫の中に敵が居ないとも限らんのだぞ…」

 

「あ…は、はいっ!」

 

 

今にも蹴ろうと思っていた矢先に、ジャミル様たちもやってきた。今ので二人の意識がこっちに向いたから不意打ちは無理か…大人しくジャミル様たちのところに移動する。

 

 

「お前がやろうとしてたことは、大体察しが付く…」

 

「そ、それがどうしたっていうの…」

 

「攻略者が複数いる場合、ジンの金属器は自ら主を選ぶと聞く…我らがジャミル様が選ばれないと思っているのか…?」

 

「――! ご、ごめんなさいジャミル様!私はそんなこと…ただ私は、その、褒めてもらいたくて…」

 

「えっと、僕は察しが付いて無いんだけど…僕のことを考えて先に行ってたって事だよね?それなら怒ったりしないさ!家に帰ったらたくさん褒めてあげよう!」

 

「あ、ありがとうございます…!」

 

「あれっ、笛が光ってる…?」

「なんか…あの壺も光ってね?」「ぴかぴかだね」

 

「さて…そろそろか。モルジアナ?先に言っておくけど攻撃しちゃダメだからね?絶対ダメだよ?」

 

「…はい?よくわかりませんがわかりました…?」

 

「あっアラジン!そ~っと触れよ!そ~っとだぞ!」

「そ~っと、そ~っと…えいっ」 ぴとっ

 

 

 

ーーっ!?なに!?強いエネルギーが…!!

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

ビキビキビキビキ…!!

壺からイナズマのようにエネルギーが迸る!

 

周りの石の置物がみるみるうちに金属性に変わっていき…そのエネルギーが天井を突き破ったその時…!

 

 

「な、なんだっ…あれは!?」

 

「青い、巨人…!ゴルタスはジャミル様を守って!私が攻撃して時間をかせ「はーいダメだからねモルジアナー」くぁwせdrf…」

 

出てきたアモンさんに攻撃しようとしたモルジアナを、後ろから抱きしめるようにして止める。

まったく…攻撃しちゃダメって言ったじゃないか。守ってくれるのはありがたいんだけど、ちょっと喧嘩っ早く育てちゃったかな…

 

 

「………誰だ?王になるのは…?」

 

 

うーん中々のサイズ感。でもやっぱ俺はパイモンお姉さんがドタイプなんだよなぁ…そういやあべこべ世界の女ジンってどんな感じなんだ…?

 

 

「ほう…私の姿を見ても、たじろがぬ者が一人…それに中々面白い器じゃな。マトリョーシカ人形のように、()()()()()()()()()()()()()()()…ちょっと右曲がりのようじゃがの」

 

「だ、誰が右曲がりじゃい!!!」

 

 

俺の目を見ながらそんなこと言うんじゃねぇ!

なんだこのジジイ!初対面の癖に失礼だぞ!

 

 

「そこの小娘は…いや違うな。頑丈ではあるが小さき器…だが、非常に強い生命力は感じるのぅ」

 

 

「小さい…?誰が貧乳ドチビですってぇ!?」

「落ち着け、そんなこと一言も言ってないぞ…事実だが」

「本気で蹴りますよゴル君…!!!」

 

 

それにこの二人はなんで喧嘩してんの…!?

わ、ちょっと暴れないでモルジアナ!

――ふぅ、落ち着いたな。離すぞ?

 

 

「仮面のお主は…普通じゃな。

金髪の小僧は……プッ、ちっさ…」

 

 

「あ"ぁん”っ!!?なんつったこの野郎!?」

「お、落ち着いてアリババくん…!」

 

 

シュルルルル……

「ピィピィしゃべるな、聞こえんわ…」

 

 

三回りほど小さくなり、話しやすいサイズになってくれる…それでもまだまだデカイし、髭も長すぎんだろ…

 

 

「ふう。さて他にはおらんかの…?

――おお、これはこれは…!『マギ』よ。」

 

 

「えっ?…僕のこと?」

 

 

巨人の青い爺さんがショタっ子に頭下げる光景…めちゃくちゃシュールだなおい。それにアラジンの笛も光ってウーゴ君も出てきた、ウーゴ君ボディランゲージがついにこの目で!

 

 

「あっ、あなた様は!!」」

 

ヒュンヒュンシュバッ!くいくいっ…

 

「フムフム。大体わかりもうした…まずは自己紹介が必要ですな。我が名はアモン、礼節と厳格から作られしジンです!」

 

 

絶対分かってないだろアレ…あいやジン同士だから実際はルフで会話したりしてんのか?わ、分からん…

 

 

「そちらでいうところの『迷宮(ダンジョン)』の…主たる私の元へたどりついた、あなた方の『迷宮(ダンジョン)完全攻略(クリア)』を認めます!」

 

 

「おお!!クっ…クリアかーっ!!!」

「やったねアリババくん!」

 

「や、やりましたねジャミル様!」

「俺は普通か…まぁ何事も普通が一番よ」

完全攻略(クリア)か…右曲がり呼ばわりは気にくわないけど、なんか達成感出てきたな」

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

「この首飾りいいなぁ…あ、その剣は俺が目を付けてたんだぞモルジアナ!」

「"さん"を付けなさい金髪アホ毛!私たちだってクリア者なんだからいいでしょう!」

 

「やぁアモンくん…僕はアラジン!はじめまして…なんだよね?」

「はい…しかし、私は貴方を知っています。貴方は『マギ』なのですから…」

 

 

「………はぁ」

 

 

先ほどからジャミル様の様子がおかしい

妙にソワソワしてると言うべきか…

 

 

「モルジアナと一緒に、お宝集めはしないのですか…?」

 

「ん、あぁ…彼女一人で大体拾い終えるだろうからね…おーいモルジアナ!借金分回収したら、大体はアリババ君にあげていいからねー!」

 

「分かりましたー!あ、ちょっと!その籠手(こて)は私が付けるんですから!」

 

 

モルジアナにかける声もなんだか小さいような…それにその目、まるで俺が奴隷だったころの"明日死ぬんだろう"みたいな目だ…

 

 

「ジャミル様、何をそんなに考えていらっしゃるので?」

 

「そうだねぇ…ゴルタス、本来死ぬべき運命の人間が生き残ったら…未来にどう影響を及ぼすと思う?」

 

「さぁ…私にはさっぱり」

 

「俺自身にも分からない…正直、ここから脱出した方がいいのかさえ…」

 

「――ですが、そうしたらモルジアナが悲しみますよ」

 

「そうだよねぇ…」

 

 

ゴゴゴゴゴゴ…

 

 

「なっ…なんだぁ!?」

 

「これは……何者かが外から『道』を閉じようとしておる…!このままでは外へ帰れなくなるぞ!」

 

「「えっっ!?」」

 

「安心しろ…今すぐワシが出口を作ってやるからの…ほれっ!帰る者はこの中に入るのじゃ!」

 

 

アモンと名乗っていた爺さんが魔法陣?を指で描くと、そこから天井まで光が…

 

 

「ジャミル様、帰りましょう…我が家へ」

 

「………」

 

「――ジャミル様?」

 

「あれっ…体、が動かな…「ジャミル様もゴル君も一体何してるんですか!?もう私が抱えて連れて行きますからね!」

 

 

ジャミル様が足を止め、俺も気を取られてるウチにモルジアが凄いスピードで駆けてきた…一瞬の内に俺とジャミル様を抱え、光の中に入っていく…相変わらずのバカ力だな

 

 

「行くぞ…!ソロモン王より授かりし魔力(マゴイ)もこれで最後じゃ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マギよ、また『迷宮(ダンジョン)』を消したのか?」

 

「うん。だって、また変なのに攻略されたら困るじゃん?あんたの言ってた()()ってのもいないし…もう帰ろうぜ!」

 

(生かしておく必要もないと思い、彼の中に残しておいた私のわずかな魔力(マゴイ)で邪魔をしたのですが…いやはや、遠隔操作では上手くいきませんね。)

 

彼の中から私の魔力(マゴイ)も無くなり、追跡は出来なくなりましたが…まぁ私が見ていた時もたいした器ではなかったですし、放っておいてもいいでしょう…

 

「そうですね。帰って白龍君に美味しいご飯でも作ってもらいましょうか」

 

 

 




気付いたらめちゃくちゃ高評価感想いただけてて驚いたっスねぇ…お気に入りも1000超えてるってマジスか?一応バルバッド編終了までは構想も練れていて、ストックもあるので毎日16:00時投稿が出来そうっス!遅れても二日に一回か、三日に一回は16:00時に投稿出来る予定っス!これも読者の皆様の高評価感想(←触ったら飛べるっス!)のおかげっスね!もらえればもらえるほどやる気が天元突破スるんで清き一票とご感想をお待ちしてるっス!

※追記:「掲示板の存在意義を教えてくれよ」とのご指摘が割とありまして、なので一話を書き直したものが近々追加されるかと思いますのでどうかご容赦を…

皆さんキスは”する側”がいいっスか?それとも”される側”?

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