汚いファナリス買ったから調教することにした 作:性癖破壊お姉さん
(小さい金髪の小僧か、右曲がりのマトリョーシカか…ワシの体は伸縮自在だしサイズは関係ないけど、右曲がりはずっと入ってると腰を痛めそうじゃ…金髪の小僧にするかの)
(…どこだ、ここ?暗くて何も見えねぇ)
「あ、ジャミル様!」「お目覚めで…」
どうやらアモンさんの帰宅用魔法陣の中に入ってから、随分寝ていたみたいだ…俺の武器に六芒星は…ないな。ゴルタスとモルジアナの持物にもない。無事アモンはアリババ君のところに行ったか…
「おはよぅ…アリババ君とアラジンは?」
「分かりません…おそらく私が
「そっか。地上に出るまでまだ時間が掛かりそうだし、これからについてちょっとお話でもしようか」
「はい!」「小さき声で宜しければ…」
「あ、そうだ。ゴル君ゴル君、これ付けてみてくださいよ…似合うと思って持ってきたんです。」
「なんだ、この悪趣味な金の仮面は…」
「悪趣味とはなんですか、ほらここの角とかかっこよくないですか?」
「確かに角はかっこいいが…流石に重すぎる。それにこの
持ち帰ったお宝は中くらいの袋一つ分か…アリババ君の借金分は余裕であるな。そんなことより問題は…俺たちが何処に転移するかだ。
(おそらくモルジアナは、原作通りチーシャンの郊外に転送されるハズ。ただ本来この場に居ない俺とゴルタスはどうなる?関係ないから自宅に転送?それとも原作に関わらせないためにめちゃくちゃ遠くか?)
「どうしましたかジャミル様?難しい顔をしておられるようですが…」
「もしやあの時お身体が動かなかったことについて…?」
「ああごめんね。そんな大したことじゃないさ…ゴルタスの言う通りアレも気になるけど、一番の悩みはだね…」
ちょっと待てよ。転移先がランダムになるかもってのは言うべきか?アリババ君とアラジンは大丈夫だろうが…モルジアナに関しては、アリババ君の後を追ってキャラバンに乗ってもらわないといけないんだよな…
それに確かアラジンが
「…二人には大事なことを伝えなきゃいけないんだ」
「え!ぷ、ぷろぽ…」「二人に、って言ってるだろ…」
「そのだね、僕たちは今地上に向かって移動しているわけだろう?ただ出る場所はおそらくバラバラなんだ。何処に出るかは検討も付かないが…まず一つ目、もしも近くにアリババ君やアラジンがいたら付いていくこと。いいかい?」
「なるほど…どこの馬の骨ともわからぬ輩に付いていくよりも、彼らの方が信頼は出来ますからね。了解しました!」
「俺も異論ありません…」
「二つ目、近くに誰もいない場合やとても遠くに出た場合は、チーシャンではなくバルバッド王国を目指すこと。チーシャンよりも大きいし、ないとは思うけど…この大陸の外に出た場合でもまた巡り合える可能性が高いからね」
「ふむ…先王が亡くなってからは、国が乱れていると聞きますが…あそこは世界でも有数の大海洋国家。ジャミル様の言う通りバルバッドが最適ですね」
「モルジアナならば、何処に出ても肉体一つでやっていけるだろうしな…ジャミル様こそお一人だった場合はお気をつけて」
「ははは!確かにモルジアナなら大丈夫だろう…ゴルタスこそ気を付けるんだよ?奴隷商とかに攫われそうになったら容赦なくたたっ斬ちゃいな!」
「はい…このゴルタス、二度と不覚は取りませぬ…!」
「ジャミル様は私以外の女に現を抜かさぬよう…」
ま、まぁこれで大丈夫かな…?たとえ道中が原作と違う流れになっても、『バルバッドに集まる』という結果になりさえすれば問題ないハズだ!
「そろそろ出口みたいだね…それじゃあ二人とも、強く生き抜くんだよ!」
「ねぇ、ウーゴ君…一つ聞いてもいいかな?」
「なんなりと」
「『僕』って一体なんだい?」
「………」
「…やっぱり聞いても答えてくれないか」
『諦めろアラジン、今ので記念すべき5000回目の『僕は誰?』質問だったが…いつも通りの答えだ』
「はーっ…なんでかなぁ。代わりにお兄さんが答えてくれてもいいんだよ?」
『悪ぃな、そればっかしは答えられん!』
「なんでさ…そんなに僕の正体って重要なの?じゃあ僕の家族について教えておくれよウーゴ君!」
「あなたに家族はいません。親もいません。」
『おぉいウーゴ!そんな言い方ねぇだろ!アラジンはまだ子供なんだぞ!もっとビブラートに包んでだな…』
「ビブラートは声の揺らし方のことであって、言い直すのであればオブラートでございます」
『うるせぇ!間違えただけじゃい!――アラジンもそんな顔で俺のことを見るな!あぁもう…おいウーゴ!酒出せ酒!お前なら酒くらい余裕で出せんだろ!』
「"ヤケ酒"ってやつかいお兄さん?やめた方がいいよ…」
『くっくっくっ…世間知らずの箱入り少年なアラジン君に教えてあげよう!俺の出身国の文化じゃなぁ、盃を交わすことによって兄弟になれるんだぜ!だから俺とお前で交わして…俺がお前の兄貴!"家族"になってやるよ!』
「ふわぁ…随分、懐かしい夢だったなぁ…」
――ここどこなんだろう?僕はふかふかのベッドで寝てたみたいだけど…
「あ…もう起きたのね、おはよう。朝ごはん持ってきたわ。意外と早かったわね…可愛い少年だったし、襲っておけばよかったわ。いや今からでも遅くはない…?」
「おはようお姉さん!僕の名前はアラジン!お姉さんの名前を聞いてもいい?」
「私は"トーヤ"よ。よろしくねアラジン君」
とりあえず朝から綺麗なお姉さんの顔が見れてラッキー!前髪をちょっと編んで、チラ見えするおでこがいいねぇ…お兄さんはおでこ出してるお姉さんがタイプって言ってたから、会ったらめちゃくちゃ喜ぶんだろうなぁ
「ふふふ、元気になったみたいで良かったわ!あなた
「それはそれはこわいねぇ!くきゅるるる…あはは…お姉さんの持ってきた朝ごはん食べてもいいかい?お腹が減ってしまってね…」
「そうね…でもずっと寝てて汗かいたでしょう?まずは身体を清めてから食べましょうか。お姉さんが拭いてあげるから服を脱いでくれるかな?それか脱がしてあげるからバンザイしよっか…」
「え~、なんか恥ずかしいよぉ…」
「大丈夫よ~お姉さんに任せれば痛くありませんからね~…」
「トーヤ、流石に子供に手を出すのは感心しないぞ…」
「ちっ。あら
「悪いが、タイプじゃない…」
お姉さんと話していると、次は仮面を付けたおっきな人がやって来た。あれ?なんだか見たことある人だし、今ゴルタスって…
「あー!も、もしかしてジャミルお兄さんと一緒にいたゴルタスさん?」
「覚えていてくれて嬉しいよアラジン…ご飯を食べながらでいいから、少し話そうか。トーヤ、キミは外に出たまえ…男同士の秘密の話だ」
「はーい、ドルジでもイジって遊ぶわ…」
「またねー!…そしていただきます!あ、このスープ美味しい」
「そうだろう…アラジン。食べながらでいいから聞いてくれ、まずここはチーシャンから遠く離れた黄牙一族の住む草原だ」
「そうなのかい?それは困ったなぁ…アリババ君との約束があるのに。あ!そういえばアリババ君は!?」
「…彼の居場所は分からない。だがジャミル様が言うには、おそらくチーシャンにいるそうだ」
そっか…具体的にどれくらい離れてるかは分からないけど、すぐにアリババ君に会えないのは寂しいなぁ。
「あれ?今ジャミル様って言ってたけれど、もしかしてジャミルお兄さんもここにいるのかい?」
「あぁいるとも、実はここ草原に来たのは俺とジャミル様、そしてアラジンの三人だけなんだ…俺とジャミル様は一足先に起きていて、さっきまで村長と話していてね。もうすぐ村長もアラジンと話をしにここに来るだろう」
「ほっほっほ…噂をすればなんとやらじゃ」
「――ババ様!」
またやってきたのは僕と同じ背丈くらいのおばあちゃん…今日は色んな人と会うなぁ!
次回からアラジンたちの黄牙一族編スタート!…っスけど、先に第1夜を(短いと思いますが)書き直した物が更新されるっス!ストックに無かった物なので一日だけ書く時間をいただきたく…二日後の2月19日の16:00時に更新されるかと。その後は毎日投稿に戻るッスね!そして高評価と感想(←触ったら飛べるっス!)もお待ちしてるっスよ!感想は一つ一つ紳士に受け止めさせていただいておりまスので、どんなことでもドンドン書き込んじゃってくださいっス!
皆さんキスは”する側”がいいっスか?それとも”される側”?
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する側
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される側