汚いファナリス買ったから調教することにした 作:性癖破壊お姉さん
「どうもこんにちは。私は煌帝国初代皇帝が第三子…
「ようこそ姫君。私は――」
「ねぇねぇジャミルお兄さん。あの人たちはいったい何の話をしているんだい?」
「あれはだね…なんて言ったらいいのかな?難しい大人の話ってやつさ」
「大人の話かぁ、僕は聞かない方がいいかい?」
「いや、聞いておくべきだね…悲しい悲しい、侵略戦争のお話ではあるけれど…」
「え、それってどういう…」
「あの~馬乳酒をお入れしましたので、外は冷えますし中で飲みながら話しませんか?」
「まあ!ありがとうござい―― ガチャンッ!
なにをするのですか
「まどっろしいんですよアナタのやり方はねぇ…貴様ら選べ!圧倒的な武力の前にひれ伏すか、それとも死ぬか!!貴様らなど我々にとっては塵芥同然!赤子よりも簡単に殺せるのだぞ!?人並の生活も用意してやるんだありがたく思え!」
「ひれ伏せ、だと?人間並みの生活だと?よくもそんなことが…!」
「落ち着けゴルタス。お前は剣を抜くな…お前の剣は主様を守るためにあるんだろう?」
「だがドルジ!俺はお前らに同じ思いをさせたくは…!」
「荒っぽいことはオレがやる…!」
ズバッ!!! 「っ…!ドルジ!」
いんやあれは服を切っただけだよゴルタス。敵とはいえお偉いさんを背後から真っ二つはマズいからね…ドルジ君なりの威嚇みたいなもんさ
「俺たちは侵略になど絶対屈しない!我々黄牙一族はお前たちと戦うぞ!」
「そうだそうだー!」「とっとと帰れー!」
「何が侵略じゃわれぇ!ぶっ飛ばすぞぉ!」
それにトーヤさんが善意で渡した馬乳酒を無下にした
「ジャミルお兄さん…僕、これからお姉さんと話してくるよ」
「魔法のターバンを使うんだね?確かに今は夜だし、それさえあれば闇夜に紛れて敵に気付かれることなく行けるだろうが…気を付けるんだよ?」
「うん。でも…ジャミルお兄さんも付いてきてくれないかい?」
「――な、何故?」
ドルジ君の戦う宣言から早数時間…辺りはすっかり暗くなり、星々が輝く時間帯になっていた。
(今夜にアラジンが話をしに行くのは分かっていたが…ここに関しては俺が行く必要はなくないか?)
「えっと…僕と行きたい理由を聞いても?」
「あのお姉さんはここを侵略しに来てるんでしょ?もし捕まっちゃったら人質になっちゃうし…守ってくれる人がいたらなって!それに大人が居た方が話を聞いてくれるかもだし…」
なんか原作よりも賢くない?
もっと純粋で人を疑わない少年だったよね…
そんなこと考えるようになったのか。
「僕もあのお姉さんとは話してみたいし、アラジンがいいなら付いていこうかな?でもゴルタスに一声かけてからでいいかい?」
「もちろん!僕はターバン広げて待ってるから!」
あべこべって時点で頑張る必要はないかもだけど、出来るだけ原作通り進むように頑張って来た身としては…こういう些細な変化もなんだかむず痒い部分があるな。
(そもそも俺は本来死んでる身だから、何もしないってのが一番いいのかも…でも生きてるんだから何かしなくっちゃな)
「煌帝国についていい噂は聞かない…このまま俺は何も行動しないでいいのか?みんなを同じ奴隷になんて絶対に…」
「なーに悩んでんだゴルタス?」
「…ジャミル様、俺は一度奴隷になった身とはいえ、黄牙一族の人間なんです。奴隷の辛さは誰よりも分かってるつもりです…俺はみんなに屈してほしくはありません!」
広い草原で体育座りしてる仮面の巨漢とか見つけやすすぎるだろ、30秒もしない内にゴルタス見つかったよ。しかも俺が思ってる10倍は重い考え事してたな…
「まぁなんだ、これはお前の一族の話だから俺がとやかく言える立場じゃないが…近くまで煌帝国が来てるんだぜ?ひとまずは、おそらく今夜にも襲ってくるだろう奴隷狩りへの対処を考えないか?」
「た、確かにそうですが…奴らは侵略してきてる側とはいえ、まだ交渉中であるのに奴隷狩りを行うのでしょうか…?もしもバレたら交渉どころでは…」
「甘いなゴルタス、奴らの
「奴らが殺した、と報告される…」
「その通り。たとえあっちが悪かろうと死人が出たら戦争だ…そこまで考えた上で、奴らは奴隷狩りを行ってくるだろう。だからゴルタス、お前は村の全員に家から出ないようにと、それから交戦になっても殺すなと伝えてくれ…それが今お前にできる行動さ」
「…分かりました!」
「僕はこれからアラジンと一緒にあちらさんの大将と話してくる。頼んだよゴルタス!」
あべこべ世界だから、奴隷狩りが来たら誘拐されんのは多分ドルジ君とかになるんだよなぁ…性欲とかは女性が強くなってるけど、体の作りとか肉体の強さは逆転してないから…攫われたら取り返せずそのまま奴隷に、ってのもありえる。これが最善手だろう。
「よしっ、準備オッケーだよアラジン!」
「こっちもさ!早速お姉さんのところに!」
あらよっと、魔法のターバンに二人乗ると狭く感じるな…もうちょっとくっついていいか?
「わっ!きゅ、急にお腹触らないでよ!」
「ご、ごめん…肩とかだとアラジンがちっちゃいから上手く掴めなくてな…お腹に手を回すのがちょうどいいんだ」
「いいけどさ…急に触るのはもうナシね!直に触られるとくすぐったいんだから…」
それならもっと服を着こむとかしようぜアラジン?腋へそ出しファッションで胸にはサラシって…ショタコンにぶっ刺さること間違いなしみたいな恰好だぞ。俺が巨乳のお姉さん派でよかったな
「そういえばジャミルお兄さん、今更だけど『ジャミルお兄さん』って長いからなんて呼ぼうか?」
「ん~、好きに呼んでくれていいぞ?」
「じゃあ『ジャッさん』で」
流石モルジアナのことを『モッさん』と呼ぼうとしただけはあるな…どっから『ッ』が出てきたんだよ
「せめてジャミさんとか…ミル兄とかでいいんだぞ?」
「え~、ならジャミさんで!」
「それで頼むよ…いよいよ敵陣が見えて来たね。そろそろ静かに降りる準備をしようか」
「はぁ…
私がおかしいんでしょうか?世界の異変を止めるためにも人手が必要、そして黄牙一族はあの大黄牙帝国の末裔…仲間になってもらえれば、大幅な戦力アップが見込めるというのに…
「たとえ力で従えたとしても、大事なところで裏切られるか…敗戦しそうになったら逃げだすのが関の山です。心で従ってもらう他はないのですよ…」
あんな男よりも、昼間に助けてあげたあのお兄さんの方がよっぽど賢そうですよ…
「見た目はかなり私好みの人でしたね…心はどうなのか分かりませんが」
「こんばんはお姉さん…!」「オジャマ…」
――! 上空から二人の人間の声!
あれは…あの時のお兄さん?
それに近くにいた少年ではないですか…
「いよっと、僕はアラジン!こっちのお兄さんは…」
「ジャミルって言います。どうぞよろしくお願い致します!」
「お姉さんとお話しにきただけなんだけど…いいかい?」
見たところ、こちらへの攻撃の意思は無し…それに今あの少年が頭に巻き付けたターバン、あれはもしかして
「――えぇ。短い時間にはなるかと思いますが、有意義な話し合いの時間にしましょう」
ここは少しでも情報を手に入れましょうか
ちょっと今回盛り上がりにかけたとは思うんスけど…次回への布石兼つなぎ回なので許してください…!変わりに明日と明後日はボリューミーになってるので!特に明後日の記念すべき第10夜目はR-15のタグが輝くお話となってるっス!キスアンケートの理由も分かりますので…最後に高評価と感想(←触ったら飛べるっス!)もぜひお願いするっス!
皆さんキスは”する側”がいいっスか?それとも”される側”?
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する側
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される側