C.E.74年より愛を込め…れるかぁ!生きるのに必死だわ! 作:INUv3
時間が足りねぇ!
小野町先生の操縦技術の高さに驚いた日から
約1週間後になったのだが…
「タッグマッチトーナメント?」
「そうそう!今年はトーナメント戦は個人戦じゃなくなったんだって!」
「そうなのか、さてどうするか…」
対人間に使える武装が現状は
威力を調整出来るビームサーベルのみなのがな…
いやまぁ、大型連休時にオーブ国に戻り
モルゲンレーテ社でデスマーチをしたのだが
武装の設計段階までは終わったものの
流石にロールアウトまでは漕ぎ着けなかった為
モルゲンレーテ社の
フリーダムとジャスティス用に開発した
威力調整が可能なルプスビームライフルと
アストレイシリーズ専用に開発した
刀型の実体刀であるガーベラストレートと
ノワールパックの開発時に試作していた
威力が低いビームピストル程度しか無いのだ。
「まぁでも、それを何とかするのもパイロットの務め…か、頑張るしかないな」
「それで、ヘル君は誰とタッグを組むの?」
「そうだな…思えば、俺とタッグを組んでくれる人材が居ない…こっちも迷いものだ」
「そうだよね〜、私は、のほほんちゃんと組んだし、ユリもアケミと組んだからね〜」
「まぁタッグを組まなくても、抽選等で決まるだろう、焦る事は無いな」
「ヘル君は楽観的だね。」
別に焦る事は無い、
ゆっくりと座して待てば良いのだ
〜放課後〜
放課後となり、俺は部屋に戻った後
自家製の珈琲を飲みながら
オーブ国に送る始末書と報告書を書いていると
突然、部屋の扉を叩かれた為、出てみると
第一男性操縦者の織斑 一夏が居た
「部屋の扉をそんなに強く叩くな織斑一夏、軽く作る為にベニヤ板で出来ているのだぞ?」
「あ、あぁすまねぇ…ってそうじゃなくて!ちょっと着いてきてくれ!」
そう言うと、説明も無しに織斑一夏は俺の腕を掴んで
連れ出そうとしたが、流石に俺も黙ってはいない
軍人並みの筋力に物を言わせ、不動を貫いた
「待て、先に要件を言え、俺も暇では無いのだ」
「あ、すまねぇ…ちょっと俺の同室の奴が困っててさ?それも女の子に話せない事だから部屋に着いたら話すからさ!頼むよッ!」
「まぁ、そういう事なら仕方がないか…だが手を貸せるか話を聞いた後だ」
そうして、俺は住んでいる2年寮から
織斑一夏が住んでいる1年寮の部屋まで来た
「シャル、入るぞ!」
『う、うん、大丈夫だよ!』
「失礼する」
そうして織斑一夏は入って行った為
俺も入る事にしたが
その瞬間に入った事を後悔した
何故かって?
部屋の真ん中に転校時は男だと言っていた
女が居たからだ。
「あ、いらっしゃい…初めまして、僕の名前は…」
「偽名なのだろうが、シャルル・デュノアだろう?」
「あ、うん、そうだよ。本名はシャルロット・デュノア」
「初めましてだな、俺の名前は…まぁ言わなくても良いか」
はぁ…コレならば断れば良かった
大方の予想ならば何らかの国からの
スパイ容疑でこの女が逮捕される事を
織斑一夏は何とかして
助けようと考えているのだろう。
頭が御花畑で出来ているのか?
「それで?織斑一夏、大体予想は着くが要件を言え」
「あぁ、それは「一夏、それは僕が言うよ」シャル…」
「…俺は織斑一夏に話させたのだが…まぁ良いか、さっさと話せ」
そこからシャルロット・デュノアの
生い立ちを話されたが
普通に長い為、要点を纏めて言うと
父親にIS学園へ織斑一夏のデータを取る為に
男装をして身分を偽り学園に行く事
そして、そのままIS学園で3年間過ごす事を命じられた為
学園に侵入したが本日バレたと…早過ぎないか?
それで見つかった為、本国にバレたら
何らかの手段で送還され牢屋の中に入ると
まぁ俺的にはどうでもいい事だな。
「だからさ、ヘルケトラも何か案を出してくれ!」
「…はぁ…織斑一夏、少し黙れ…今はシャルロット・デュノアの問題なのだ、彼女から聞かなければ何も始まらん…気を取り直し、それで?何をしたいのだ?シャルロット・デュノア」
「え?どういう事?」
「貴様は今、スパイ容疑がかかっている言わば犯罪者なのだ」
「な!?シャルが犯罪者ってどういう事だよ!!」
「五月蝿い!織斑一夏!貴様ァ!黙っていろと言っただろうが!コレは奴の問題なのだ、今は問答の時間だ、口を挟む暇があるなら自身の足りない思考回路を動かし続けろ!」
「は、はいぃ!」
「よろしい、話は逸れたが、俺が言いたい事はただ1つ、貴様の損得無し、他人の考えを入れずに貴様の今の思いを言ってみろ。」
「…僕は…いや…私は!まだ学園に居たいです!まだ、一夏達と居たいです!」
「そうか、お前の思いは確かに聞いた、ならば俺を頼る事は間違いだな、頼るべきは俺より織斑一夏、お前の方だろう。」
「へっ?俺?」
「そうだ、シャルロット・デュノア、此奴を借りて行く、暫し待っていろ」
「う、うん」
「ちょ、ちょっと待てよ!」
俺は織斑一夏の首を掴みながら
部屋を出た後、誰も居ない学園倉庫裏まで来た
「ここならば問題無いだろう。」
「ちょ、ちょっとたんま…ふぅ…って何で俺は倉庫裏まで連れてこられたんだ?」
「簡単な事だ、ココからは他人に聞かせられん事だからな、誰も居ない場所に行くのは普通の事だ」
「え?それって…」
「何を思っているか知らんが、とりあえず俺はオーブ所属であり、モルゲンレーテのテストパイロットだからな、フランスに関与したとしたら国際問題となる、だから俺からはどうする事も出来ん。そして織斑一夏、お前がやる事を今から伝える…分かったら返事をしろ」
「あ、あぁ、分かったよ」
「1つ、シャルロット・デュノアを連れて織斑千冬が居る部屋まで行く」
「おう」
「2つ、織斑千冬に頼り相談する、以上だ」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!千冬ねぇは巻き込みー…ッ!?」
俺はそういう織斑一夏の口元を右手で掴みながら
持ち上げつつ、奴に話しかけた
「貴様は何を勘違いしている?貴様が躊躇って織斑千冬を頼らずにシャルロット・デュノアを告発しなかった時点で、お前はスパイを擁護した事になるのだ、そうなれば、お前の姉である織斑千冬は身内が不祥事を起こしたとして巻き込まれるのだぞ?このまま、なーなーで終わらせたら、貴様の姉に多大な迷惑をかけることになるのだ、そうなる前に頼れる大人であり、お前が使える唯一無二の手札である織斑千冬と話し合い対応策を練ろと言っているのだ、分かったな?ならばさっさと頼れ、貴様の姉は世界最強なのだ顔は十二分に効く、それによっては俺の方からも働きかける事が出来るかもしれんのだ、ならばチャンスを見逃すなよ?」
俺は放心している織斑一夏を放置して
さっさと自室に戻り報告書と始末書
そして追加の"とある"連絡を取った
《ニーズside終》
《織斑千冬side》
今日は厄日だと私は思う
何せ私の好きなビールが切れていたのだ
持ち帰った書類仕事も終わり
早速楽しもうと思った矢先にコレだ
コレを厄日と言わず何という…
そう考えていると突然、部屋の扉にノックがかかった
「(誰だ?今日は誰も来ないはずなのだが…)まぁ…聞いてみるか、誰だ?」
「千冬ねぇ、俺だよ。それとシャルルも一緒だ」
「デュノアに一夏だと?どうかしたのか?」
「あぁ、少し話し合う事があってさ…良いか?」
「ふむ…とりあえず中に入れ、話はそれからだ」
そうして扉を開けた所
一夏とデュノアは暗い顔だったが
どちらも、何か覚悟を決めた顔だった為
コレは外では話せないと思い部屋の中に入れた
「適当な場所に座れ」
「分かりました」 「分かったよ。」
そうして2人が座ったのを確認した
私は食器棚からコップを2つ出した後
冷蔵庫から麦茶を取り出し
コップに注いだ後に一夏とデュノアの前に置いた
「ありがとうございます。」 「ありがとう…千冬ねぇ」
「例は要らん、それで?話とはなんだ?」
「それが…「一夏、それは僕が話すって言ったでしょ?」シャル…悪い…」
「ふむではデュノア、話してみろ。」
「はい、それはーーーーー……」
そうして、デュノアの生い立ちから
今の状況を事細かに話された訳だ
それを聞いた私は胃にチクチクした痛みが来た
デュノア社の危機だと言うことは分かるが
愛人の子とは言え、血の繋がった確かな
娘にスパイをさせるなど正気の沙汰ではない。
そしてその特大の時限爆弾に一夏自らが関わってしまっている。
もしこのままデュノアのスパイが発覚していたら
一夏にも疑いの目が向いたはずだ、何せ同室なのだからな
このまま一夏が何も言わずに居た場合
一夏はスパイ擁護で捕まっていたかもしれんな
「そうか…デュノア、辛い中、色々考え悩んだのだろう。よく話してくれた」
「いえ…一夏が無理矢理にでも連れ出してくれなかったら僕一人では…」
「そうなのか…一夏…良くやったな、デュノア連れ出し、そして私を頼った、生半可な覚悟では来れなかっただろうが、良く頑張ったな」
そうして私が一夏を褒める為に
顔を向けるが、一夏の様子がおかしかった
普段ならば素直に喜ぶか、恥ずかしそうに照れるか
当然の事だよ!って笑顔で言うのだろうが
今は俯いたまま微動だにせずにいたのだ
「一夏?どうした?」
「違うんだ…違うんだよ千冬ねぇ…俺は何もやれなかった…」
「違う?どういう事なのだ?」
そう一夏は言うと、顔を上げたが
その顔は、一夏自身に自分で呆れている様な
そんな顔だったのだ
「俺は、シャルの話を聞いた時、何とかしようと思ってヘルケトラを頼る事にしたんだよ…」
「ヘルケトラ…ニーズ・ヘルケトラか」
「ああ、それで彼奴に話したらさ、ヘルケトラはオーブのテストパイロット?だから出来ないって言ってて、それで千冬ねぇを頼って相談するべきだって」
そうだ、ヘルケトラは世界的にも大企業である
モルゲンレーテのテストパイロットなのだ
つまりは頼る事は出来ん
そして、私を頼れと言ったのは
私がブリュンヒルデ時代に築いてきた
信頼の足る人物達の伝手を頼れば一夏達より
情報を集める事は出来るだろうし
取れる手段も多いだろう。
「だけど、せっかく全然知らない俺に対して知識を貸してくれたのに、千冬ねぇを巻き込みたくないって躊躇ったんだよ…そうしたらヘルケトラに言われたんだよ、「貴様が躊躇らい織斑千冬に頼らずシャルロット・デュノアを告発しなかった時点で、お前はスパイを擁護した事になるのだ、そうなれば、お前の姉である織斑千冬は身内が不祥事を起こしたとして巻き込まれるのだぞ?」ってさ…」
「それは…そうだな」
「俺…本当に世間知らずだったんだな…千冬ねぇに迷惑をかけないようにって思ってたのに結局、迷惑をかけてさ……」
「違うよ!一夏は悪くないよ!僕が悪いんだ…自分の人生なのに、自分で決めれないで…」
「……」
私は無言で立ち上がり
2人の後ろまで歩き
そのまま両手を伸ばし
2人の頭頂部に手を置いた
「ち、千冬ねぇ…?」 「?織斑先生…?」
「大人の私から、お前達に教えてやる。お前達は高校生とは言え、大人に護られる子供なのだ、そして子供とは失敗して間違いながら成長していくのだ大切なのは、その失敗を1つの糧にして次に活かして行く事だ」
「千冬ねぇ…」 「織斑先生…」
「ヘルケトラの言葉があったとは言え、お前達は"大人に相談する"と言う次に活かせることを選べたのだ、今はそれでいい、次から更に考えればいいのだ…」
そこで立ち止まり自分の殻に閉じ籠らなければ
前を向き始め進めるのならば、それでいいのだ
ふん、たまには一夏の姉としてカッコイイ所を見せてやろう
そうして、私はどうするか考えていると
私の携帯に着信がかかったが知らない番号だった
「すまないな、電話だ」
そう言って、私が出ると
『すまない、この電話は元世界最強の織斑千冬先生の電話かな?』
「…そうだが、何者だ?」
『あぁ、私の名前はフルスト・ヘルケトラ、そちらの学園に通っている、ニーズ・ヘルケトラの父親です。』
「コレは申し訳ございません。それでヘルケトラのお父様がどうなさいましたか?」
『あぁいや何、私の可愛い息子から、とある助命の連絡を受けてね。』
「ほぅ?どういう事でしょうか?」
『まぁ、簡単に言いますと、そちらの学園に通っている1年1組のシャルロット・デュノアさんの事なのですが、そのデュノアさんのお父様に確認を取った所、彼女に送る動画があると言われたのでね。それの連絡をと』
「は、はぁ…それで、どう致しましょうか?」
『いや、今、私の息子が貴方の部屋の前に来ている筈です。それでは私からは以上ですので、失礼致します。』
「は、はい、失礼致しました。」
そう言うと、ヘルケトラのお父様が電話を切った後
突然、部屋の扉が叩かれた
「織斑先生、よろしいでしょうか?」
「あぁ、用件は聞いている入れ」
「失礼します。」
そう言って入ってきたヘルケトラの服装は
オーブ連合首長国の国防軍と同じ制服だったのだ
「あぁ、この服装はお気になさらず、私は軍人ではないので」
「あ、あぁ分かった、それでどうするのだ?」
「ここに、デュノア社長であるアルベルト・デュノアと、その夫人であるロゼンタ・デュノアから一旦預かったデータを入れた端末がある為、それをデュノアに見せるだけです。後、ここに居る全員が見ていいそうですよ?どうしますか?俺は所属の問題で見ませんがね。」
「織斑先生、一夏、ごめんなさい…一緒に見てくれませんか?」
「分かったよシャル」 「あぁ分かった。」
「それでは俺は外で待ちます。終わったら渡して下さい、では失礼しました」
そう言うと、ヘルケトラは部屋から
さっさと出て行った為、デュノアが
端末を操作して投影された映像等を観たのだが
そこにあったデータで私は言葉を失った
内容は、デュノア・グループ内での派閥争いによる
シャルロット・デュノアの暗殺計画や
デュノア夫妻の暗殺計画等
そして計画を知ったアルベール・デュノアが
娘をIS学園に逃がそうとした記録だった。
その中には動画ファイルも含まれていて
アルベール氏とロゼンダ夫人の会話シーンだった。
『貴方…本当に良かったのですか…?彼らの目からあの子を護る為ならば、私は悪にもなりますが、貴方まで突き放すような態度を取る事は…』
『構わん…私はそれ程の事を君にも強いているのだ、ならば私も背をわずしてどうする、それに、それを行う事によってシャルロットが無事ならば…助かるならば安いものだ…だから、良いのだ』
『…私は貴方を支え続けます…貴方の子供を産めない身体ですが、それでも、あの子は彼女が私達に遺してくれた唯一無二の娘なのですから…』
『こんな私の為に、本当にありがとう…ロゼンタ…』
それで映像は終わったが…まさか…
「こんな事だとは…」
「そんな…それじゃあ僕は…僕は…あの二人に…!」
「シャル…」
余りにもショックが大きい事だったが
この情報は本当にありがたい
「デュノア…この情報が有れば、お前の件は何とか出来る」
「本当なのか!千冬ねぇ!」 「ほ、本当なんですか!?」
「あぁ、任せておけ」
そもそも向こうがデュノアを
スパイにする気が無いことが分かったのだ
コレだけでも、何とかなる
あとは暗殺計画に関与した連中をどうにかしてしまえば
晴れてデュノアは自由の身だ。
国家代表時代の伝手と裏の情報網
そして、この情報を使えば
色々な手の打ちようはあるな。
「良かったな!シャル!」
「うん…うん…!本当に…ホンドウニヨガッダヨォォォォオオ…ッ!」
そう言うと、デュノアは泣き出した…
一人で考え悩み続けていた事と
両親から愛されていた事を耐えていたのだ
こうなるのは当然だろう。
そうして、端末を返そうとヘルケトラを呼んだら
「ふむ、この端末はもう要りませんね。これ以上、存在しても邪魔でしょう。こちらのメモリースティックに先程のデータは入っています。コレはお渡ししますね。」
そう言うと、ヘルケトラは端末を部分展開した
エクリプスの腕で握り潰したのだ
確か、投影型で相当値段が高いはず…
「な!?大丈夫なのか?」
「まぁ、俺の自作とはいえ、誰にハッキングされるか分かったものじゃない、ならば破壊した方が効率的だ、それでは織斑先生、失礼致しました。」
「あぁ、ヘルケトラ、良くやったな」
ヘルケトラは玄関まで歩いて行くが
途中で振り返り、一夏とデュノアに向かって話した
「人は1人では生きていけない、1人で駄目ならば2人、2人で駄目ならば3人、そうやって増やせ、そうすれば分かる世界もあるのだ、狭い視野で物事を測るなよ。コレを教訓として次に活かして行け。俺からは以上だ、ではな」
「あぁ、分かったぜ!」 「うん!本当にありがとう!」
そう言うと、ヘルケトラは軽く笑い
そのまま、振り返らずに部屋を後にした
主人公は使える伝手は恥を捨てでも使います。
次回は戦闘シーン描きたいな〜(白目)
ヒロインどうしようかね〜
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メインヒロイン達をヒロインに!
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モブ子達からヒロインに!
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オリジナル生徒から!
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もう、独身貴族で良くね?