平成・令和トリガー ~ワールドトリガーwith平成・令和ライダー~   作:水崎旭陽

12 / 15
第11話 事態急変

-数日後

 

第1戦が全部隊終了し、ランキングが更新。

トップスリーの二宮隊、玉狛第二、影浦隊の三つ巴では二宮隊が圧勝し、2位と大差をつけた。

他にも、弓場隊は調子を取り戻したのか、8位に上昇。

諏訪隊や香取隊、柿崎隊は順位を一気に落としてしまう。

 

-それからまた数日後

 

第2戦に向けた準備が始まる。

 

-宝生隊作戦室

 

永夢「次にあたる相手は、荒船隊と桐生隊。だそうです。」

大我「どいつが来ようが、俺がぶっ潰す。」

 

-飛電隊作戦室

イズ「或人社長が次に対戦する相手は、左隊、門矢隊、柿崎隊です。」

或人「…」

 

眉間に皺を寄せて黙り込む或人。

 

イズ「どうされましたか?」

 

或人の顔を覗き込んで質問するイズ。

 

或人「全員分かんない…」

 

少し恥ずかしそうに答える或人。

 

イズ「そうでしたか。あちらにデータをまとめてありますので、参考にしてみてください。」

或人「イズ…ありがとう。」

 

PCデスクに向かう或人。

 

或人「あれ?データが無いなぁ…。どこに行った?」

 

データを探す或人。

 

或人「あっ!?データが出ーた!はい、アルトじゃーないと!」

 

シーーーーン。

 

イズ「今のは、"データ"と"出た"をかけた大変面白いギャグです。」

或人「お願いだから、ギャグを説明しないでー!」

 

辺りがシーンとしている中、不破諫は笑いを堪える。

 

 

-宝生隊作戦室

大我「少し仮想訓練室使うぞ。」

 

そう言って1人で仮想訓練室に入って行った。

 

永夢「はーい。」

飛彩「…訓練。あいつのことだから、無茶はしないと良いが…。」

 

心配そうに訓練室の扉を見つめる。

 

永夢「じゃあ僕は、個人ランク戦に行ってきます。」

飛彩「あぁ。」

 

-個人ランク戦ブース

 

永夢「久しぶりに、ここに来るなぁ…」

 

そう言って、ベンチに腰をかける。

 

陽介「あっ!宝生さん!」

緑川駿「えっ…宝生隊の?」

出水公平「宝生隊って、最近できた?」

 

奥の方から、陽介、駿、公平の3人がブースへ歩いてきた。

 

永夢「…陽介くん、駿くん、公平くん?!」

 

3人が歩いてきたことに永夢が遅れて気付く。

 

陽介「丁度いいや!ランク戦してくれませんか?」

 

陽介がいきなりランク戦を頼む。

 

永夢「勿論。」

 

永夢は笑顔で答える。

 

駿「いいなー!オレも!」

公平「あっ、ズルい!」

 

羨ましそうに話す駿と公平。

 

永夢「じゃあ、1人ずつやろう。」

 

陽介・駿・公平「やったー!」

 

 

-仮想訓練室

 

大我「この2つの力さえ手に入れれば…」

 

仮面ライダークロニクルのガシャットと謎の黒いガシャットを持って呟く。

 

 

-数日前

 

黎斗「花家先生。完成しましたよ。」

 

謎の黒いガシャットを渡す黎斗。

 

大我「こいつを使えば…」

黎斗「あぁ。君の望む、レベル100の力が手に入る。が、起動できるようになるかは、君自信に懸かってる。」

 

 

-仮想訓練室

 

謎の黒いガシャットを起動させる。

 

大我「変身!」

 

ガシャットをベルトに刺す。

 

大我「うっ…くっ…」

 

もがき苦しむ大我。

 

大我「たかだか…こんな力…俺が使いこなしてみせる!」

 

苦しみから解き放たれ、黒いだけだったガシャットに文字やイラストが浮かび上がり、ベルトから大我の手に戻る。

ボタンを押して起動する。

 

-バンバンタクティクスウォー!

 

大我「第百戦術!変身!」

 

-ガッチャーン!レベルアップ!バンバンタクティクスウォー!

 

大我「これが、新しい力…」

 

自分の腕や手を見ながら呟く。

 

-ガッチョーン!ガッシューン!

 

大我「次は、こいつだ…」

 

-ガッチャーン!仮面ライダークロニクル!

 

大我「変身!」

 

-ガシャット!バグルアップ!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は、極まれり!

 

 

-個人ランク戦ブース

 

陽介・駿・公平「強すぎる…。これは勝てないや…」

 

永夢は3人を相手に、レベル3や5、時にはXXを使い、勝ち越した。

永夢「3人ともありがとう。また時間があるときやろう!」

 

そう言い、永夢はブースを後にし、作戦室へ戻った。

 

-宝生隊作戦室

 

飛彩「おい、しっかりしろ!」

 

仮想訓練室への入口で倒れている大我に、身体を揺すりながら言う飛彩。

そこへ永夢が丁度帰ってきた。

 

永夢「大我さん…?!」

 

目を細めながら、大我が倒れているのを見て、小走りで大我の傍へ向かう。

 

永夢「…ガシャット…?」

 

大我が仮面ライダークロニクルのガシャットと、バンバンタクティクスウォーのガシャットを持っているのが見えた。

 

飛彩「また無茶をしたのか!?」

 

大我に向かって怒鳴る飛彩。

 

大我「くっ…俺には失うものは…何も無い…だから、リスクを背負うのは…俺だけで十分だ…」

 

息を荒らげながらも、強気で話す大我。

 

飛彩「とりあえず医務室に連れていくぞ。」

永夢「分かりました。」

 

飛彩が作戦室にある担架を手に取る。

 

飛彩「乗せるぞ。3・2・1。」

 

大我を担架に乗せて、作戦室を出る。

 

貴利矢「俺も手伝うぜ。」

 

貴利矢が駆けつける。

 

永夢「ありがとうございます。助かります。」

 

大我を急いで医務室へ連れていく、永夢たち。

T字路の廊下を通り抜けたとき、

 

遊真「あれって…」

巴虎太郎「…宝生隊…?の人たちですかね…?」

 

丁度廊下を歩いていた遊真たちが担架で運ばれているところを目にした。

 

永夢たちは数分で医務室へ到着した。

 

貴利矢「ベッドへ移すぞ。せーの!」

 

担架から医務室のベッドへ移る。

 

飛彩「とりあえず処置はしてやるから、安静にしていろ…」

 

飛彩が少し小さい声で話す。

 

遊真「失礼します。」

 

医務室へ遊真が入ってきた。

 

永夢「遊真くんと、虎太郎くん…?どうしたの?」

遊真「担架で運ばれてるのが見えたので、何かあったのかと思い。」

 

少し心配そうに話す遊真と、その後ろにいる虎太郎。

 

永夢「しばらく安静にしていれば大丈夫だとは思うから、心配しなくていいよ。」

 

永夢は少し笑顔で、膝を曲げて、膝に手を置き、遊真たちに説明する。

数時間後、大我の身体はほとんど治った。

永夢がバンバンタクティクスウォーガシャットを持つ。

 

永夢「大我さん、このガシャットって何ですか?」

大我「バンバンタクティクスウォー。レベル100のガシャットだ。」

 

囁くように小声で話す大我。

 

大我「そのガシャットと、クロノスの力さえあれば…みんなを守ることができるんだ…」

 

下を向きながら話す。

 

永夢「だからって…一人で全部を抱え込む必要なんて無いじゃないですか…」

飛彩「あぁ…どこまでも馬鹿なヤツだお前は…」

 

少し大きい声で話す二人。

 

大我「…失敗知らずなお坊ちゃん…」

飛彩「?」

 

大我がベッドから降り、立って話す。

 

大我「お前こそ…失敗して、俺みたいになっても良いのかよ。俺には失うものは何も無い。だから言ってんだ。」

 

強気な口調で話す大我。

 

遊真「つまんないウソつくね。」

 

仕切りの陰から遊真が歩いてくる。

 

永夢「遊真くん?!まだいたの!」

 

遊真が残っていたことに驚く永夢。

 

遊真「本当に失うものは何も無い?」

永夢「そうですよ。大我さんにはニコちゃんも病院も、失いたくない大事なものや人ができたじゃないですか…それに、みんなを守りたいのは僕も、飛彩さんも、貴利矢さんもみんな同じですし、大我さん自身も助けたい…そう思ってます。」

 

大我の目の前まで歩いて話す永夢。

 

遊真「本当は不器用なだけで、優しいんじゃないですか?」

 

目を三本線にして話す遊真。

 

大我「…うるせぇ…」

 

少し照れくさそうにする大我。

 

貴利矢「今照れたよね?!」

 

貴利矢が大我をイジる。

 

永夢「よし、次のランク戦も頑張って点獲りましょう!」

 

大きな声で気合いを入れる永夢。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。