平成・令和トリガー ~ワールドトリガーwith平成・令和ライダー~ 作:水崎旭陽
ネイバーたちを倒すと、遊真たちが士のもとへ走ってくる。
遊真「ん…?全員同じ…?」
士たちは変身を解除し、遊真に近寄る。
士「何でここにいる?」
ソウゴ「もしかして…見てた…?」
不安そうな顔で聞くソウゴ。
タケル「遠くからだけど…。」
頷き、一歩前に出ながら話すタケル。
士「俺は報告に言ってくる。」
片手を挙げながら、背を向けて立ち去る士。
タケル「ソウゴたちが無事で良かった。」
タケルが笑顔で話す陰で准が少し暗い顔をして考え事をしている。
准(内心)「ネイバーが現れたってことは…そのうちまた…。」
ネイバーが地球にやって来たということは、ネイバーの国が近づいている証拠である。
また、玄界含めネイバーの国々は同盟や支配関係にあったりなどの外交もある。
その為、近いうちに再度ネイバーが本格的に現れてもおかしくはないのである。
-数時間後
士「何か変な感じだな。」
遊真「何が?」
本部基地内のとあるベンチでさっきのことを話す。
士「俺はいくつもの世界を旅して来た。だから、他の世界へ行って戦うことには慣れている。だが、今回みたいに向こうから現れるのは慣れていなくてな。」
缶コーヒーを右手で持ちながら、それに顔を向けて話す。
遊真「そのときはそのときだ。俺たちができることは限られてるしな…」
ベンチから立ち上がり、士の方を見ながら話す。
遊真「俺はこの後村上先輩の約束してるから。」
士に背を向けながら右手を少し挙げ、立ち去っていく。
士は遊真が立ち去るところを見て、コーヒーを飲み干し、ゴミ箱に捨ててベンチから立ち去る。
-廊下
海が鼻歌を歌いながら、達人と歩いていると、アンクに出会う。
そしてアンクの右手を見、驚く。
海「うわぁぁぁ…」
後ずさりしながら、盛大に尻もちをつく。
アンク「あ…?」
達人「なんやコイツ。」
達人が、不思議そうにアンクの右手を人差し指で突く。
アンク「触んじゃねぇ!」
突かれたことに驚き、怒る。
映司「あ、いたいた!」
アンクを探しながら廊下を歩いていた映司が、アンクを見つけ、走りながら近づいて来る。
映司「ボーダーのみんなには優しくしろって言っただろ…?ほら、アイスやるから。」
ビニール袋を開け、ソーダ味のアイスキャンディーを渡す。
アンクは飛びつくようにアイスを取り、舐める。
海「何だ…この手…」
震えた声で恐る恐る聞く。
それを見てアンクは鼻で笑い、
アンク「もっと面白いものを見せてやる。」
怖がらせようと思い、右手を手のひらを下に前に出し、セルメダルを数十枚出す。
それを見た海は余計に驚き、達人の隣に慌てて駆け寄る。
映司「アンク、怖がらせるのはダメだってば…」
映司はアンクに呆れたように注意する。
映司「俺の名前は火野映司。で、こいつの名前はアンク。性格は捻くれ曲がってるけど、悪いやつじゃないから安心して。」
映司が海を宥めながら、自己紹介する。
海は少し安心する。
達人「ほんで、この手は…?」
映司「あぁ…。元々アンクは人間じゃないんだ。他の人の身体を借りてる状態っていうか…」
達人は謎が解けたように納得する。
映司「ごめんね2人とも。アンク、行くぞ?」
映司は、アンクを連れて立ち去る。
達人たちも映司たちとは逆方向に立ち去る。
-三門市立ち入り禁止区域
准がパトロール中。
?「へぇ…あれがボーダーか…」
准「ここは立ち入り禁止区域だよ?」
謎の人物に近付き、注意する准
だが、謎の人物は帽子を深く被り、顔を合わせない。
?「いい獲物発見…」
准「獲物…?」
謎の人物が怪物に変わる。
准「ネイバー?!」
謎の人物が怪物に変わり、咄嗟に突撃銃を構え、距離を取る。
?「お前、純粋そうに見えるが、心の底は欲望で満ちているな…」
ゆっくり、一歩一歩と近づく。
准「欲望…?」
構えを一瞬緩めるが、直ぐに構え直す。
?「その欲望、解放しろ…」
准の額にセルメダルを投入する。
准「うぅっ…」
准が白ヤミーになる。
白ヤミーは立ち入り禁止区域を出て、どんどん街の中へ入って行く。
-ボーダー基地のとある廊下
アンク「ヤミーだ…」
映司「え…?」