平成・令和トリガー ~ワールドトリガーwith平成・令和ライダー~   作:水崎旭陽

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第13話 旅の分岐

ネイバーたちを倒すと、遊真たちが士のもとへ走ってくる。

 

遊真「ん…?全員同じ…?」

 

士たちは変身を解除し、遊真に近寄る。

 

士「何でここにいる?」

ソウゴ「もしかして…見てた…?」

 

不安そうな顔で聞くソウゴ。

 

タケル「遠くからだけど…。」

 

頷き、一歩前に出ながら話すタケル。

 

士「俺は報告に言ってくる。」

 

片手を挙げながら、背を向けて立ち去る士。

 

タケル「ソウゴたちが無事で良かった。」

 

タケルが笑顔で話す陰で准が少し暗い顔をして考え事をしている。

 

准(内心)「ネイバーが現れたってことは…そのうちまた…。」

 

ネイバーが地球にやって来たということは、ネイバーの国が近づいている証拠である。

また、玄界含めネイバーの国々は同盟や支配関係にあったりなどの外交もある。

その為、近いうちに再度ネイバーが本格的に現れてもおかしくはないのである。

 

-数時間後

 

士「何か変な感じだな。」

遊真「何が?」

 

本部基地内のとあるベンチでさっきのことを話す。

 

士「俺はいくつもの世界を旅して来た。だから、他の世界へ行って戦うことには慣れている。だが、今回みたいに向こうから現れるのは慣れていなくてな。」

 

缶コーヒーを右手で持ちながら、それに顔を向けて話す。

 

遊真「そのときはそのときだ。俺たちができることは限られてるしな…」

 

ベンチから立ち上がり、士の方を見ながら話す。

 

遊真「俺はこの後村上先輩の約束してるから。」

 

士に背を向けながら右手を少し挙げ、立ち去っていく。

士は遊真が立ち去るところを見て、コーヒーを飲み干し、ゴミ箱に捨ててベンチから立ち去る。

 

 

-廊下

 

海が鼻歌を歌いながら、達人と歩いていると、アンクに出会う。

そしてアンクの右手を見、驚く。

 

海「うわぁぁぁ…」

 

後ずさりしながら、盛大に尻もちをつく。

 

アンク「あ…?」

達人「なんやコイツ。」

 

達人が、不思議そうにアンクの右手を人差し指で突く。

 

アンク「触んじゃねぇ!」

 

突かれたことに驚き、怒る。

 

映司「あ、いたいた!」

 

アンクを探しながら廊下を歩いていた映司が、アンクを見つけ、走りながら近づいて来る。

 

映司「ボーダーのみんなには優しくしろって言っただろ…?ほら、アイスやるから。」

 

ビニール袋を開け、ソーダ味のアイスキャンディーを渡す。

アンクは飛びつくようにアイスを取り、舐める。

 

海「何だ…この手…」

 

震えた声で恐る恐る聞く。

それを見てアンクは鼻で笑い、

 

アンク「もっと面白いものを見せてやる。」

 

怖がらせようと思い、右手を手のひらを下に前に出し、セルメダルを数十枚出す。

それを見た海は余計に驚き、達人の隣に慌てて駆け寄る。

 

映司「アンク、怖がらせるのはダメだってば…」

 

映司はアンクに呆れたように注意する。

 

映司「俺の名前は火野映司。で、こいつの名前はアンク。性格は捻くれ曲がってるけど、悪いやつじゃないから安心して。」

 

映司が海を宥めながら、自己紹介する。

海は少し安心する。

 

達人「ほんで、この手は…?」

映司「あぁ…。元々アンクは人間じゃないんだ。他の人の身体を借りてる状態っていうか…」

 

達人は謎が解けたように納得する。

 

映司「ごめんね2人とも。アンク、行くぞ?」

 

映司は、アンクを連れて立ち去る。

達人たちも映司たちとは逆方向に立ち去る。

 

 

-三門市立ち入り禁止区域

 

准がパトロール中。

 

?「へぇ…あれがボーダーか…」

准「ここは立ち入り禁止区域だよ?」

 

謎の人物に近付き、注意する准

だが、謎の人物は帽子を深く被り、顔を合わせない。

 

?「いい獲物発見…」

准「獲物…?」

 

謎の人物が怪物に変わる。

 

准「ネイバー?!」

 

謎の人物が怪物に変わり、咄嗟に突撃銃を構え、距離を取る。

 

?「お前、純粋そうに見えるが、心の底は欲望で満ちているな…」

 

ゆっくり、一歩一歩と近づく。

 

准「欲望…?」

 

構えを一瞬緩めるが、直ぐに構え直す。

 

?「その欲望、解放しろ…」

 

准の額にセルメダルを投入する。

 

准「うぅっ…」

 

准が白ヤミーになる。

白ヤミーは立ち入り禁止区域を出て、どんどん街の中へ入って行く。

 

-ボーダー基地のとある廊下

 

アンク「ヤミーだ…」

映司「え…?」

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