“ ”は異世界を見る 作:侑音
「ゆずが、いない?」
呆然とつぶやく有希に緋那は無言で頷き、羚音はただ静かに一点を見つめるのみだった。え?悠稀?悠稀くんは家でお留守番してます
まぁそんな話はさておき。ここは周防家…ではなく久世家。政近、有希、綾乃の3人は三者三様の反応を見せながらも冷静に対処しようと……
「とりあえず父さんたちのツテ総当たりがいいかな」
「いやもうここは周防家総動員でいくしかないでしょ」
「俺が介入しづらくなるからやめろ。柚葉が行きそうな場所ってもう行ったか?」
「行ってないならそっち先に行ってほしいな。あたしらはあんまりそこらへん詳しくないし…」
しているつもりだろうが動揺がかなり伝わる挙動だった。その様子に緋那はほんのわずかに笑みを浮かべた。そして緋那が告げる
「現在悠稀…眼鏡かけてる比較的おとなしい子がいたでしょう?あの子にいろいろと情報収集してもらってます。柚葉の友人関係をあらかた絞ってもらっているのでそれが終わるまでわかる範囲の柚葉の知人の家に直撃しようかと思ってて」
「だいぶとんでもないことしてんな」
ストレートに、そして真顔で有希がつぶやき、その様子を見て苦笑しつつ政近が尋ねる
「柚葉の今わかる範囲での友好関係ってどんな感じなんだ?」
「今ですか?あいつのことよく知ってそうな人は…」
「あいつの部活関係の人と先輩たちくらいですね」
「え、そんなもんなの?」
「あくまであいつが相談してそうな人は、ですよ。それ以上となると…はい」
遠い目をしながら羚音は告げた。それを見て察したであろう政近と有希が憐れむような眼で羚音と緋那を見る
「…そういうわけなので何か知ってないか聞きに来たんですが。まぁ何も知らないみたいですね」
「悪いな。俺も有希も柚葉に関しては今のところ何も知らない」
「あたしらの方でも調査はしておくよ。何かわかったら連絡するね」
「助かります。あいつが音信不通になったの初めてなので…」
「え、初めて?…あ、そうか」
「そうですよ」
そう、政近と有希にとって柚葉の家出は2回目なのである。だって6歳のころに家出してるからね
ただ2人が動揺しすぎて柚葉が家出したのが1回目だと錯覚するほどであった。過保護だね
まぁそんなわけで柚葉の知り合い(ただし限られた人選)に尋ねるも誰も連絡がつかずの状態であった
果たして柚葉はどこに行ったのだろうか。そして柚葉の目的とは
次回、あれっ。柚葉さんそんなところにいたの???
「って感じで見つかったらどれほどよかったことか…」
そう簡単に見つかるような場所にはいなかった。大人の協力も得て探せる範囲で様々な場所を探すがどこにもいない
「…なぁ。どうする?」
「どうするって……どうもできないっての。もうどこにも」
「1人だけいる」
「は!?なんでもっと早くに」
「ただ、あの子は…
「それはさすがに無理じゃない…?」
「柚葉、その子と連絡とってたんだよ」
「え、は?どゆこと?」
「お前らに警告しとく。
「そんなの最初から、」
「わかった」
「羚音くん…?」
「ユーくん。いい?ユズがどこにいても、どうなっていても。驚いたら何もできないよ」
「どういう、こと…?」
「ヒナさん、ユーくん。行くよ」
「羚音?」
少年は寂しげに笑う。そして告げる
「
今回は少し最初の書き方に戻してふざけつつシリアスにしたくてこうなりました。文章多分変になってます