“ ”は異世界を見る 作:侑音
私はクリスマスに一緒に過ごす人もおらず生憎の雨です。悲しい
というわけで久々に1日で書き終わりました。誤字脱字あるかと思いますが
「あーもう、遠すぎるって〜」
「ちょっ、待ってよ、ほんとに、こんなとこに、柚葉が来るの…?」
羚音は先頭に立ってどんどん進んで行くが体力のない緋那と悠稀。そりゃあ疲れますよね。ちなみに柚葉も体力がある方ではないとかそうでもないとか…
まぁそんな話は置いておき、一行が進んでいくのは斜面。そう、山の中である
「柚葉が消える…って、あれ、どういう意味か教えろって」
「ヒナさんは今無理に喋らない方がいいでしょ。後で言うから待ってて」
緋那の疲れを案じて羚音はそう言うが楽しそうに微笑んでは「もうすぐだよ」と言いスピードを早めようとする羚音に緋那は半ギレである。羚音、そういうとこやで
暫くして。目的地に到着したのか、というより着いたのであろう場所に出る
「…あぁ、やっぱり」
「羚音…?何かあった?」
「…もう、行った後だったかぁ」
寂しげに呟く羚音。そこには1つの置き手紙。その紙の字は2種類あった。1つは柚葉の字、もう1つは…
「あの子の、字だ」
呆然と呟く緋那に驚いたような顔をする羚音。状況を何一つ理解できない悠稀
「…まず、私が覚えてるのはユズがよくここに来て、いつの間にかここから消えてること。まるで神隠しのように」
「…私が知ってるのは、これがあいつの、かけがえのない友人の…今は行方不明になっているはずの子の字だということ」
「つまり……」
「つまり…?」
「…どういうこと?」
「ユーくん…」
「悠稀、柚葉はその子と消えたってことだよ」
「…とりあえず、見よ」
3人は静かに、手紙の内容を見る。簡素な内容。されど今の状況をよく表すもの
“今はまだ、放っといてください Yz”
“きっと、帰ってくる Hs”
「Yz…柚葉だろうね」
「Hsは…ヒナさんが言ってた子?」
「うん。思い出した」
1拍置いて告げる。その少女の名を
「
Side. 久世家
「柚葉が消えた。探せる範囲じゃどこにもいない。書き置きすらない」
「…そっか」
政近は父である恭太郎と話をしていた。久々に帰ってきた父に告げる2度目の行方不明の話。恭太郎はどこか寂しげに呟く
「柚葉は…どう、思ってるんだろうね」
「…何を?」
「周防を取るか久世を取るか。まだ柚葉には選ぶ権利があると思うんだ」
「…それは」
「うん、分かってるよ。でも、あの時あの子がいたら。有希を支えるために残るか僕たちの方に来るかどっちを選んだのかなってよく考えるんだ」
「柚葉にとっての、血の繋がった家族は…確かに俺たちだけど。でも、もう俺たちと縁を切ってるから何も言えない。柚葉の家族はあの子達だから」
「…うん。そうだね。でも、いつか聞いてみたいな」
「…そう、だな」
Side. 周防家
とある部屋で静かに一点を見つめる主を不安そうに見つめる綾乃。そんな状況が続き、有希が唐突に綾乃が聞こえるか聞こえないか程度の声を発する
「ゆずは、どこ行ったの…?」
家族を大事に思う主のその不安と後悔の入り交じった声は静かに虚空へ消えていった
あまりにも書き上げるスピード早くてびっくりしました