“  ”は異世界を見る   作:侑音

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最近もう元から無い語彙力がさらに低下しててマズイです
新作を投下しようか悩んでリアル忙しいのにさらに新作出したらもう投稿しなくなるんじゃないかと思ってやめました。ちまちま書いてたやつが溜まってます


少女は、その選択をどう見るか

 

 

 

 

 

そこは静かな、静かな森の奥だった

 

 

 

 

 

そこには1つの、小屋があった ─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いやでっか』

「ちっさって言うかと思ってた」

『何?()()()の周りはみんな規模がおかしいの?』

「そうかもしれない」

『もうやだこの人たち…』

 

 

 

 

軽口を叩き合う少女たちの姿は和やかだった

 

 

 

…目の前に野生動物(クマ)さえいなければ

 

 

 

 

「…どーしよっか、柚葉チャン」

『やめろちゃん付け、それどころじゃないんだって』

「それはそーなのだー」

『余裕だなオイ。あたし野生慣れしてないんやぞ』

「ウンウン俺も慣れてないぜ」

『おわったかもー』

 

 

 

顔に冷や汗が浮かびながらも軽口を叩きながら冷静に分析しようとする柚葉の横を()()が横切った

 

 

 

『…ん?今、なんか』

 

 

 

柚葉がそんな声を発した途端に目の前のクマは倒れる。突然の出来事に困惑し宇宙猫になりかけている柚葉の隣でそれを見届けた少女、颯澄(はすみ)が明るい声で彼に話しかけた

 

 

 

「やぁやぁ。久しぶりじゃないかしーちゃん」

「急に誰おまって言いたくなるキャラやめてねー。ほらそこの子困ってるじゃん」

「俺の親友だぜ」

「ほんとに急なキャラブレやめて。あぁそうだ自己紹介」

 

 

颯澄を不審な目で見る柚葉に微笑みかけながら少年が柚葉に声をかけた

 

 

「初めまして。そいつにはしーちゃんって呼ばれてます。紫苑(しおん)です。よろしくね」

『あぁ、ご丁寧にどうも…、柚葉です』

 

 

困惑しつつも自己紹介する柚葉に少年、紫苑は安堵の溜息を零した

 

 

「よかった。まともそうな人で。颯澄みたいな子だったらもう俺やって行けなかった気がする」

「そいつ時々まともじゃなくなるよ」

『余計な一言だっての。ていうかどういう関係…?』

「ん?幼馴染」

 

 

さらっと告げられた言葉に言葉も出ない柚葉に苦笑しながら紫苑が続けた

 

 

「一応ね。家が近所だったから。あ、俺1個上なくらいだから気軽に接してほしいな」

「嘘つけ4つ上」

「だって4つ上とかって言ったら柚葉ちゃん絶対敬語外してくれない気がしたんだよ。あ、柚葉ちゃんって呼んで良かった?」

『あ、はい…え?うん…』

「ほらもう柚葉が追いつけてないー。しーちゃんは話の展開が早すぎるんだよ」

 

 

柚葉、閃く。あぁ、自分たち(幼馴染と)の会話もこんな会話のテンポだったなぁ、と。しかし追いつけないものは追いつけないのである

 

 

「とにかく!俺のことは好きに呼んでいいから。颯澄と同じでしーちゃんでもいいし紫苑って呼び捨てでもいいし」

『呼び捨ては無理です』

「できれば敬語も外してほしいなぁって」

『善処します』

「典型的な日本人かな?」

『颯澄はお黙り』

「俺への当たり強くない?酷いね」

 

 

しかし順応度は高いのですんなり受け入れてしまう柚葉である。流石です

 

 

「ちょっともう颯澄がいると会話が進まないや。とりあえず小屋行こうか」

「はーい」

「お前に聞いてないよ。俺が聞いたのは柚葉ちゃん」

「なんかしーちゃんまで当たり強くなってて悲しい」

『日頃の行い』

「泣くぞマジで」

「置いてくよ颯澄」

「ごめんて今行く」

 

 

 

小屋に入り、適当に各々(颯澄と柚葉)が寛ぎ、紫苑が飲み物を持って来た。そして話は振り出しに戻る

 

 

 

 

「じゃあ、話そうか。ここがどこか。そして…」

『あたしがここに連れてこされた理由、ですか?』

 

 

 

柚葉が尋ねると、紫苑は困ったように笑いながら続ける

 

 

「うん、それもあるけど。まず、そうだね。全部話すなら俺と颯澄の過去についても話す必要があるかな」

「えー。それいる?」

「だってそうだろ。颯澄と柚葉ちゃんの面識があっても颯澄についての詳しいことは知らないはずだから」

「それもそっかぁ」

 

 

 

その時の颯澄の目は鋭く、無に見えるような、そんな表情で

 

 

 

 

けれど柚葉の目には、その颯澄の様子がどこか寂しげに見えた




新キャラ、紫苑くんですがおっとりお兄さんのイメージだったのにキャラ崩壊しそうで怖いです
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