“  ”は異世界を見る   作:侑音

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小説書いてることを忘れそうになる前に頑張って書こうとすると数日忘れてまた最初からになった時が1番辛いんですよね
ってわけで今回も遅筆で申し訳ないです。できたら来週また投稿したいなとか思ってたり
なぜかって?これが小話会で読まなくてもいいからです。本編触れてすらないんですよね


兄妹、仲直り?いえ、これは一方的に避けてるだけです

 

 

『な、なんで、いるんですか』

「お前の自業自得」

『今僕お前に聞いてないんだけど!?というよりほんとになんで、』

「お前が先輩たちの事避けるからでしょ」

 

 

今、柚葉の目の前に居るのは彼女の兄と姉。そう、ずっと避けていた兄と姉

 

 

(綾乃姉でさえ避けれていたというのに、なぜ今2人は…いや、綾乃姉もいるなこれ)

 

 

さらっと綾乃が居ることも当てている柚葉。恐ろしい子である

 

 

 

『とりあえず、中に入ってください。ここじゃ近所迷惑になる可能性がありますし』

「あぁ。助かる」

 

 

そんなこんなでシェアハウスしている家に集まった周防家の子供たち(なおその内2人は家を出ている)

 

 

 

気まづい空気が流れるも、なんとか政近が柚葉に話題を振った

 

 

「……どうして、俺たちを避けてるんだ」

『………』

「この馬鹿気まずいって言ってずーーっと避けてるんですよ」

『ねぇ馬鹿ほんとに嫌い』

「そんなこと言ったって私らのこと本気で嫌いになれないんでしょ、知ってる」

『ぐ、それは』

「ほーら言わんこっちゃない。私らに口で勝つ気も離れる気も無いくせにお前はいつもそういうこというから」

『返す言葉もありません』

「柚葉って、こんな感じの子だったっけ…?」

「こいつ、人にあ」

『それ以上言ったらほんとに絶交する』

「これガチのやつだやめよ」

 

 

そういいつつもけらけら笑っている羚音に困惑する有希と政近に緋那は笑みを浮かべる

 

 

 

「意外ですか?」

「そ、そりゃ意外…ですけど、あの、これは」

「あぁ、柚葉から話聞いてないですか?お前まーだなんも言っとらんの?」

『なん、別にいいじゃん。問題ないでしょ』

 

 

面倒くさそうにそう告げる柚葉の顔がうっすらと赤くなってる事に気づいた緋那がにやにやしながら問い詰めようと言葉を続ける

 

 

 

「ちゃんと言っとけよ。本当はー」

『嫌だ、断固として拒否』

「ちぇ、おもんな」

『勝手に言ってなよ』

「えー。いいじゃん言いなよ」

『無理だっての。そんなの恥ずかしくて言えない』

「ほーん。羚音にはできるのにお兄さん達には言えない、と」

『お前らはいいの!幼馴染だし』

「普通逆やぞ阿呆」

『僕は馬鹿であって阿呆じゃない!』

「そのこだわりなんなんだよまじで」

 

 

断固として首を縦に振ろうとしない柚葉に呆れを隠せない緋那と羚音。状況がよく分かってない有希と政近。その傍らでゲームし始めた悠稀を見つけた柚葉がそちらに駆け寄った

 

 

 

『悠稀、僕もそれやる』

「あ、柚葉もやるの?」

「えっ私もやる!」

「あ、こらお前ら。私も混ぜろ」

『なん、はぁ!?え、じゃあ兄さん達もやるよ!』

「え、あ、え?」

「よっしゃー!!お姉ちゃん様に任せな!!」

「おい有希??あ、ちょ、俺もやるから待ってくれ」

 

 

 

唐突に始まったゲーム大会は当たり前のように夜まで続いたのであった。お前ら熱中しすぎやで

 

 

 

 

 

 

 

『ねぇーーー!ほんとにお前ら性格悪い!』

 

 

 

なぜこんなに柚葉が叫んでるかって?勿論暴露されたからです

 

柚葉が一瞬席を外したのを見計らった瞬間にさらっと言う緋那もメンタルが強すぎると思います

 

 

「言ってくれたら全然したのに。なんで言わなかったの?」

『っだから、それは…いや、姉さんに言う内容じゃないんだけどこれ。ねぇほんとに最低お前ら』

「なんとでも言え。お前のことチキンって呼ぶぞ」

『もうやだこいつら』

 

 

 

半泣きの妹を見てあわあわする2人を見て柚葉は諦めたようにため息をついた

 

 

『そりゃ、甘えたい、とは、思ってる。けど、それを…家を出て迷惑かけて、心配かけて、そんな2人に言うのは違うかと思って』

「本気でそう思ってるのならゆずは馬鹿だよ」

『ば、え?』

 

 

姉から言われた言葉が予想外だったのか柚葉は目を丸くして有希を見つめる。少し怒ったように有希が続ける

 

 

「あたし達は全然迷惑とか思ってない。むしろあたし達が迷惑かけたとすら思ってる。だから、そんな事言わないの」

『……。そっか。姉さん達はそういう人たちだったね』

 

 

 

でも、と続けようとして柚葉は言葉を止めた

 

 

 

 

(これは、3人にすら言ってないこと。諸刃の剣。これを言って離れられるくらいなら、“あたし”は嘘をつけばいい)

 

 

 

 

『…願えば願うほど、我儘になって、エゴを押し付けるようになる。僕はあんまりそういうの好きじゃないから、上手く言葉にできなくなることがあるかもしれない。それでもいい?』

 

 

 

悲しげに笑みを浮かべた柚葉に2人は息を飲んだ

 

 

 

(ねぇお兄ちゃん)

(あぁ。これは)

 

 

 

そして2人は迷うことなく頷いた

 

 

「あったりまえだよ!その時は遠慮なく甘えてね!」

「有希なんて遠慮がないからな。むしろお前は甘えてこなさすぎだろ。もっと甘えていいと思うぞ」

「なんだよう、その言い方。あたしが悪いみた、い…あっ」

『…姉さん、もしかして今更気づきました?』

「…気づいてたなら、言ってくれてもいいと思うんだよね」

『わざとかと思ってました』

「ゆずのいじわるー!!!」

『ちなみにこいつらは姉さんの()()()を知ってます』

「…え?ゆず?もしかして言った?」

『いいえ?』

「…嘘でしょ?」

 

 

 

絶句する有希に羚音が笑いながら言い放つ

 

 

 

「なんとなく予想ついてて、ユズに確認したって感じですね。まぁユズも最近慣れたみたいです」

『ねぇそれ言わなくて良くない?』

「お前定期的にこういうこと報告しとかないと自分から言わないでしょ?気遣い気遣い」

『いらない気遣い!』

 

 

幼馴染同士のやり取りを見て、政近は考える

 

 

(柚葉は……この子達といるのが居場所なのか。それとも…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(全てが、嘘なのか)

 

 

 

「…お兄ちゃん。多分、考えすぎだよ。大丈夫だと思うよ?」

 

 

政近が何を考えてるのか察した有希が安心させるように笑みを浮かべる

 

 

「…あぁ。そうだな」

 

 

政近はそれ以上考えないように、“今”と向き合う。そして

 

 

 

(俺も、俺自身の ───)

 

 

 

果たして、3人の思いは、願いは

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