キミとアイドルプリキュア♪〜輝けない少年と心の鼓動〜   作:BURNING

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別れの時間とまた会う約束

スーパーミラクルアイドルフェスティバル。宇宙一のアイドルフェスと評されるこのフェスに招待されたプリキュア達。今回も前回から引き続きフェスの期間内に起きた一幕についての話をするとしよう。

 

〜アゲアゲな集合写真〜

 

フェスの期間中の街中、ここにいるのはプリルン、メロロン、ユキ、まゆ、ツバサ、あげはである。

 

「プリプリ〜!このお魚のお菓子美味しいプリ!」

 

「アイアイ島を泳いでいた獲れたての魚を調理した焼き魚も美味しかったけどこれも美味しいのメロ!」

 

「ふふっ、気に入ってくれて良かったわ」

 

プリルンとメロロンはユキから紹介されたお魚の形をしたお菓子を食べてご満悦の顔であり、ユキもユキで自分の紹介したお菓子を気に入ってもらえて嬉しそうだった。

 

「ユキちゃんの紹介したお菓子も良いけど、私達のこのジュースもとっても美味しいよ!」

 

「南の島のような雰囲気のこのアイアイ島にはピッタリのブルーハワイのような飲み物もアゲな感じですから!」

 

ツバサとあげはが持ってるのはこちらも二人が前日に飲んでいたあのジュースである。

 

「プリ!?美味しいプリ〜!」

 

「メロ!?青い色をして美味しいのメロ……こんな不思議な味、青い海を見ながら飲むのにピッタリメロ……」

 

「ふふっ、皆思い思いに楽しんでるって感じだね」

 

そんな風に一同がこのフェスで食べられるお勧めのジュースやお菓子をシェアしているとあげはが提案した。

 

「それじゃあ折角だしお近づきの印に写真撮る?」

 

「プ〜リ!撮りたいプリ!」

 

「ねえたまのためならメロロンも撮られたいのメロ!」

 

「ユキはどうする?」

 

「勿論撮るに決まってるわ。まゆもそのつもりでしょ?」

 

トントン拍子に写真を撮る事が決定した六人。そんなわけでさっそくあげはがスマホの自撮りモードを起動するとスマホを構える。

 

「はーい、皆入って入って!」

 

「まゆ、その位置だと見切れるわよ」

 

「少年ももう少し寄って」

 

「ええっ!?それはそれで恥ずかしいですよ!」

 

ツバサをあげはが手で少しだけ自分の方に寄せるように動かすと彼は恥ずかしそうな顔を浮かべる。

 

「それじゃあ行くよ〜!3、2、1、アゲ〜!」

 

「プリ!」

 

「メロ!」

 

あげはが撮影ボタンを押すとカシャリという音と共にスマホの画面に画角の中に入った六人の思い出に残る写真が撮られるのだった。

 

〜サファリアのお姉様〜

 

場面がフェスの期間中のある日。獣人のアイドルグループであるサファリアのライブを観に行くためにメンバーが移動していた。その面々はなな、こころ、ましろ、エル、こむぎ、いろは、悟、大福である。この際にエルは話がしやすいように赤ちゃんでは無く高校生の姿になっており、逆にこむぎはいろはとお散歩も兼ねている事もあって今回は犬の姿である。

 

「皆さん、ここを進んだら目的地ですよ!」

 

「昨日行った時は喧嘩してたみたいだけど……今度は大丈夫かな?」

 

初めてなな達が行った時は最初からチーム内で揉めていたために少しだけ心配な気持ちだった。今日はライブ当日であるために流石に大丈夫……と思いたかったのだ。

 

「あっ、いた!」

 

こむぎが真っ先に犬の状態で駆け出すとその先にはサファリアのメンバーがステージに出るための調整をしている所だった。するとそこにセンターであるゴリラのお姉さんがなな達に気がついて振り向く。

 

「あら?あなた達は……もしかして昨日の?」

 

「ふえっ!?な、何でわかるんですか!?」

 

「私達正体明かしてませんよね!?」

 

ななとこころは一発で自分達が昨日のアイドルプリキュアであると見抜かれて思わず驚いてしまう。するとチームメンバーであるオオカミの子がある事を言った。

 

「姿は違っても匂いで丸わかりよ。昨日の子達はそこの二人だけね。他の子達は初めて……かな」

 

「なるほど……そういう見分け方があるんですか」

 

何にせよ彼女達にとってはなな達がプリキュアであるか否かは関係無い。こうしてライブを観に来てくれた以上は立派な客だ。そのため最高のもてなしで対応すべきという気持ちで彼女達は接しようとしてくれている。

 

「えっと、そういえばあなたは昨日お姉様って言われてましたよね?何でそう言われるようになったかとかありますか?」

 

「私がお姉様と呼ばれている理由?」

 

「そんなの単純よ。凛々しくて、カッコ良くて憧れの存在」

 

「私達にとってはそれだけで十分なの」

 

要するにメロロンがプリルンに対してお姉様と言うのと理屈は同じだということだ。

 

「ねぇ、ましろちゃん」

 

「何かな、いろはちゃん」

 

「さっきからずっと思ってたんだけど……あのゴリラのお姉さんの人の声。ましろちゃんの声にそっくりじゃない?」

 

「うえっ!?そ、そうかな……私あんなにカッコ良い声じゃないよ?」

 

どうやらいろははゴリラのお姉さんの声がましろと似ている事を指摘したようで。悟はそれを聞いて苦笑いを浮かべる。確かに似てはいる。それはまるで同じ人が声を当てているような感じだからだろう。尚、いろはのこの発言は人間態のプーカと声がどこか似ている彼女へのブーメランにもなり得るのだが……。

 

「そういえば、割と今更なのですが……プリムさんの声も姫野さんと似てません?」

 

「そういえばそうなのメロ」

 

「プリ?そうなのプリ?」

 

尚、プリムと姫野のイメージCVも……なのでここも中の人繋がりという事になる。そんな中、エルがゴリラのお姉さんへと問いかける。

 

「それと、もしかしてここに来るのは私達が一番だったりする?」

 

「そうね。まだ開演まで時間はあるし……あなたと……うん。そこの紫の可愛い子」

 

「えっ、私ですか!?」

 

するとゴリラのお姉さんは話しかけてきたエルと近くにいたこころに目をつけるとその場にしゃがんだ。

 

「折角来てくれたお礼よ。肩に乗っていいわ」

 

「良いんですか!?」

 

「やった!」

 

「あーっ!こむぎも乗りたかったーっ!」

 

指名されなかったこむぎが残念そうにしているとこころが左肩、エルが右肩に座る形でゴリラのお姉さんが二人を持ち上げる。

 

「わぁ〜!」

 

「風が気持ち良いわね!それと私達を乗せても平気なの?」

 

「このくらいは全然大丈夫よ」

 

「あーっ!羨ましいワン!羨ましいワン〜!」

 

「こむぎ落ち着いて」

 

こむぎが羨ましそうに嘆いていると彼女の前に気弱そうな緑の鳥の子が来ると話しかけた。

 

「あの、私で良かったらわんちゃんを背中に乗せて飛びましょうか?」

 

「えっ、そんな悪いですよ!」

 

「良いの!?」

 

いろはがそれを聞いて慌てるものの、こむぎがそれで止まるはずが無い。そのため彼女はさっさと背中に乗ってしまった。そのまま緑の鳥が空へと浮かび上がるとこむぎはご満悦そうな声を上げる。

 

「わーい!気持ち良いワン!」

 

「もう、こむぎってば……」

 

「あはは、でも楽しそうだから良いんじゃない?」

 

いろはが自由奔放なこむぎに唖然とする中で悟はそんな彼女を宥める。その後開演時間になるとサファリアの面々はライブを行い、会場に来てくれたファン達を魅了するのだった。

 

〜やっぱりダメだった〜

 

またまた場面が変更され別の期間中の日、プリキュアメンバーの中の影人、うた、こころ、まゆ、ソラ、プリムがある場所に行こうとしていたのだが……そのメンバーの中でうたとソラだけはそこに行くのを断固として拒否していた。

 

「無理無理無理!絶対無理〜!」

 

「そうですよ!お、お、お化けなんてどうにもできません!」

 

それは先日美味しそうと言われてうたが恐怖を感じていたゾンビアイドルのライブを観るという事だった。

 

「……世界を救った英雄的存在のプリキュアがそんなので大丈夫なのか?」

 

「あはは、プリムさんからしたらしょーもないかもしれませんけど私達は皆普通の女の子ですからね」

 

プリムはあれだけ強い心を見せたプリキュアが何故かお化け如きにここまで拒絶反応を示す事が逆に興味深い事態だと思っているようだった。

 

「これ以上待ってるとライブに間に合わないぞ?」

 

「待って待って!気持ちを整えるからあと五分……」

 

「それ五分前にも言ったことだからな!?」

 

影人がうたへとツッコミを入れているとまゆが二人の手を取って安心させるように優しく話しかける。

 

「うたちゃん、ソラちゃん、怖くない。怖くないよ」

 

「「うぅ……」」

 

「ひとまず行くだけ行ったほうが良い。もし無理なら僕達だけで入るというのは?」

 

「それなら何とか……」

 

時間が惜しいという事でひとまず一同は移動だけすることになった。それからその会場に到着するとやはり骸骨の頭のような会場の見た目にハロウィンでよく見るようなお化け達の姿を見てうたもソラも尻込みしてしまう。

 

「どうしよう……食べられたりしないよね?昨日美味しそうって言われちゃったの少しだけトラウマだよ!」

 

「大丈夫、普通にしてれば食べられないから」

 

「はぁ……。入るぞ」

 

プリムが先頭でさっさと入ってしまうと残りのメンバーも続々と入っていく。尚、うたはこころに。ソラはまゆに連れられての入場だったが。

 

「皆盛り上がってる〜?」

 

『イェーイ!』

 

そして、早速ライブが始まる事になるがうたもソラも案外大丈夫そうだった。やはり昨日の美味しそうという言葉で恐怖を覚えたものの、それさえ抜きにすれば問題無いらしい。

 

「それじゃあ次の曲は……うん?」

 

ただ、そんな時だった。ゾンビアイドルが影人達に気がつくとその中でうたやソラの方を見てしまう。理由は単純、お化けの姿の中に普通の人が混ざっていたせいで目立ったからだ。

 

そしてそれはステージにいるゾンビアイドル側から見ると珍しいお客なわけで。

 

「わーっ、あの子達美味しそう!」

 

「「……えっ」」

 

ゾンビアイドルからの再びの美味しそう宣言に二人は一瞬唖然とすると脳内が混乱し始める。

 

「「あ……ああ……し、失礼しましたぁああっ!?」」

 

そのまま二人は結局恐怖心には勝てず。その場から逃げ出してしまうのだった。

 

「うた先輩にソラ先輩待ってください!」

 

「大丈夫だから〜っ!」

 

尚、この様子を見たプリムは微動だにせず。結局彼女は何故プリキュアはどんな強敵にも気持ちの強さで勝てるのにお化けにだけは勝てないのか分からないのだった。

 

「プリム、凄い平気そうだな」

 

「このくらい当たり前だろう」

 

ちなみにこの後最後までゾンビアイドルの公演を観たのは影人とプリムの二人だけとなる。

 

〜アマス様とアイドル様〜

 

女神像……それは先代の女神であるアマスが1000年前の厄災の際にそれを浄化するための力を発揮した結果その体が石化してできた物である。

 

「……アマス。私は女神としてやれてるかな」

 

テラは何だかんだ言いつつもアマスが女神として守ってきた世界をこれからも守り続けるという決心はできていた。そのため、彼女の事を尊敬の目で見たかった……なのだが。

 

「きゃーっ!Utako〜!こっち見て!ファンサして〜っ!」

 

「ふふっ、アマス様は欲しがりなんですから〜」

 

「……ほんと、これが無かったら純粋に尊敬できてたのに……」

 

テラは顔を歪ませつつその光景を見ていた。何しろ女神像の頭の上に何故か黄金に輝く幽霊となったアマスと伝説のアイドルことUtakoがおり、毎日のように彼女達は推しのアイドルとファンの姿を見せつけてくるのだ。

 

もう故人である二人がイチャイチャするかのような光景にテラとしてはこれ以上無いくらい鬱陶しいと思ってさえいるのである。

 

「アンタ達何でこうなってるのよ!?」

 

「そんなの、テラ達皆が私達を覚えてくれているからよ」

 

「言ったでしょ。皆が覚えていてくれている限り、私達は一緒だって」

 

「だからって毎日のようにここで推し活やらしないでよ!?」

 

もうテラからしたら溜め息物である。これを見るにアマスは結局の所、どうしようもないくらいのUtakoファンであったという事だ。

 

「まぁまぁ、テラちゃんもうたちゃんが目の前にいたら推し活はしたくなるでしょ?」

 

「それはそう!……でもだからってそれができない私の前で見せつけるようにやるのは当てつけかしら!?」

 

「ごめんってテラ。私だってこうなっても会えるなんて思ってなくて……」

 

テラはこれはもうどうしようも無いと言わんばかりの気持ちになってしまった。流石にこうなるとお手上げなのだろう。

 

「ほら、ゆっくりしてると遅れるわよテラ。あなたの推しのライブが改めてあるのでしょう?」

 

「ッ!?何でアマスがそれを知ってるのよ!?」

 

「あはは、私達も所謂幽霊みたいな状態だからこの島の事だったら割と分かるって言えば良いのかな」

 

「この暇人達は……」

 

テラは両手を上げると呆れたような仕草を見せる。ただ、何にせよこれで二人はもう離れ離れになる事は無いだろう。少なくとも、自分が二人の存在を忘れなければいなくなる事も無い。

 

「じゃあ行ってくるわね」

 

「「行ってらっしゃい」」

 

こうして、テラは出かける事になる。自分の推しであるアイドルプリキュアへの推し活をするために。

 

〜改めてのアイドルプリキュアのライブ〜

 

フェスの9日目。アイドルプリキュアは再度のライブをする事になった。本来なら別日だったのだが、初日にヤミクラゲというトラブルがあったために本来の日程でやる事ができず。それでもどうにかスケジュールを即興で組み直した結果、改めての公演が叶ったのだ。

 

「あ、テラさん!」

 

「早くしないと間に合わないよ!」

 

「もう。こむぎ、ソラ。そんなに急がなくても間に合うでしょ」

 

「それに場所はしっかり見える所をトットが確保済み。開演までに間に合えば問題無いだろうな」

 

今回のライブにおいてトットは女神であるテラに対して所謂VIP席を用意しようとしていた。ただ、それだと彼女はあまりにも特別扱い過ぎて納得できず。結局普通の観客に混じった席を用意してもらう事に。

 

「うた達の歌……まだかな……」

 

「テラ、楽しみプカ?」

 

「当たり前でしょ!この前は起こしてもらう目的だったから最初からは観れなかったし、それに……推しのライブなんて楽しみに決まってるわ……」

 

テラは僅かに顔を赤くしつつもアイドルプリキュアのライブが楽しみだったようで。

 

するとその瞬間、開演時間になったという事で音楽が鳴り響いた。勿論アイドルプリキュアのテーマソングである“キミとアイドルプリキュア♪ light up!”である。

 

「イェーイ!キミと〜!」

 

「「「「「「アイドルプリキュア!開演だよ!」」」」」」

 

そこに出てきたプリキュア達。それは四人がインカムを装着し、二人がマイクを手にした状態であり、早速挨拶を済ませると歌を歌い始める。

 

「わぁ……これが客席から見るアイドルプリキュアのライブ!」

 

「とっても綺麗でわんだふる〜だね!」

 

「これがアイドルプリキュアのプリキュアとしての輝き……。あの時僕がプリキュアをもう一度倒していたら……これは観れていなかったのだろうな」

 

こむぎ、ソラ、プリムがそう言いながら他のメンバーと共にアイドルプリキュアのライブを観る中、その眩しい姿にテラは思わず手にしたキラキライトを振っていた。

 

「凄い……」

 

こうして、アイドルプリキュアの改めてのライブは大成功に終わった。勿論舞台裏ではレイや田中、トットもアイドルプリキュアが観客を盛り上げる様子に満足げである。

 

それからフェスの最終日。最後の大トリを飾ったのは紫のショートヘアで国民的なアイドルとまで呼ばれている中学生だったのだが、ひとまずそれは置いておくとして。影人達は関係者しか入れない舞台裏でトットと最後の挨拶をしていた。

 

「皆さんのお陰で今年のフェスも無事大盛り上がりで終われました。本当にありがとうございます!」

 

「いえ、私達こそこんな大舞台で歌わせてもらえて嬉しいですよ!」

 

「それにしてもタナカーンももっと楽しめば良かったのメロ」

 

「私には私でやる事がありましたし、それに私も楽しむ所は楽しんでますから」

 

田中は今回、裏方の仕事がそれなりにあったために影人達とはあまり動けていなかった。こればかりは仕方ない事だろう。

 

そんな中でうたはテラと向き合うとテラの方は寂しそうな顔をしていた。彼女としては今後、仮にうたと会えても十年に一回。しかもどれだけ機会があってもあと7回くらいあれば良い所なので余計に寂しさがあった。

 

「うた、また来てくれるよね?」

 

「勿論!テラちゃんのためだったらどこからでも飛んでいくから!」

 

「そう……」

 

ただ、やはり記憶の中だけの存在になるのは嫌なのか……どうしても今のテラには彼女がいる証が欲しそうだった。

 

「あっ、だったらこれ!」

 

その時、うたが手渡したのは自分がゴッドアイドルスタイルに変身するために使っていたプリキュアアイドルハートリボンである。

 

「これって……」

 

「うん!ほら。1000年前に言ってたでしょ?感謝は形で返してって。まだ私達の分、返せてなかったから」

 

「でもこれは……あなた達の気持ちが生み出した力なのに」

 

テラとしてはアイドルプリキュアが戦う存在だとわかった以上、自分達を強化できるアイテムであるこれを自分が預かって良いのかという疑問があった。

 

「大丈夫大丈夫!私達は負けないし!……それにこれがあれば私達はずっと繋がってるって証になるから」

 

その言葉を聞いてテラは嬉しさからか頬に涙が伝う。それを見て影人達は微笑ましい顔つきを見せるとテラは頷いてそれを受け取る事になる。

 

「……どうしても必要になったら取りに来てよ……。私、またうた達とここで生きてるうちに会いたいから……」

 

「そうなったらテラちゃんが届けてよ。私達、待ってるから」

 

「もう、何それ……」

 

こうして、うたはゴッドアイドルスタイルに変身するためのプリキュアアイドルハートリボンをテラに預けた。これが彼女達にとって一つ意味のある事になるのだが……それはさておこう。

 

「ねぇねぇ、こうして皆いるし!最後に全員で記念撮影しよ!」

 

「良いですね!うたさんとテラさんも!」

 

「ではカメラは私が」

 

トットがプリルンからトイカメラを受け取るとプリキュアメンバー達は階段を利用して全員で撮影をする事になった。

 

別れ方としては階段の一番上にひろプリ組四人と赤ちゃん形態のエル。左からツバサ、エル、ソラ、ましろ、あげはの並びだ。

 

中段辺りにわんぷり組五人と兎の大福。更にプリムとプーカ。左からユキ、プリム、プーカ、こむぎ、いろは、悟、大福、まゆの順。

 

下段にレイを含めたキミプリ組の五人とテラの六人、更にプリメロコンビだ。並びは左からこころ、影人、テラ、うた、レイ、なな、プリルン、メロロンである。

 

尚メンバーの殆どが何かしらの形でハートを作っている状態でツバサとエル、ソラとましろ、こむぎといろは、ななとプリメロ、段を超えてユキとこころ、影人とプリム、プーカ、レイと悟、あげはとまゆ。うたとテラはテラが恥ずかしがったのかうただけ半分ハートを作っている形だ。

 

「それでは行きますよー!キラッキ〜!」

 

『ランラン〜♪』

 

トットの合図で写真を撮ると全員の想い出に残る集合写真が完成。この場の全員に共有された。そして、プリキュアメンバー達が思い思いに話をしていると約五分経った所で田中が声をかける。

 

「そろそろ撤収で〜す!」

 

『はーい!』

 

これにより、プリキュアメンバー達は自分達が元いた場所へとブレスの効果で戻っていく。その間際、影人の耳にはUtakoの声が響いた。

 

『影人君、Kotoneの事……よろしくね』

 

「……ああ。元の世界に戻ったら助け出してそっちに送るから待っててくれ」

 

影人達が元の世界に転移すると同時にミラクルアイアイブレスは消滅。こうしてフェスが終わった事が影人達の目に見える形でわかった。それでも、今回の事は忘れられない想い出になっただろう。テラ達との出来事は影人達の中に残る事になるのだった。




今回でエピローグを含めて映画編は終了となります。次回からはようやくアニメ本編に戻る形になりますね。

それではまた次回も楽しみにしてください。
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