のんびりな生活を求めたかった…はずなのに。   作:RAMMAR

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衝動で筆が動いてしまった適合者がここに。


全ては「ようこそ!」から始まった…

 「ALICEにようこそ!」

 

 あの一言が、今の生活の始まりだった。

 なんてことも無いさ。姿勢に関する論文を趣味程度に発表しただけなんだ。もう一つあるとすれば、興味を唆るような面白おかしい暗号という名の「ナゾトキ」を、彼女……メビウスさんが目にしていた事だろうか。

 本当にそれだけで、僕はアカデミア第3世代に招聘された。

 

 メビウスさんや他のアカデミアの先輩方が仰るには…

「様々なジャンルのスペシャリストが揃っていた方が、今後のALICE発展には大きなメリットがある。故に、どんな方であってもALICEに必要な人材として招聘するべきだと、我々は考えています。」と…

 

 元々、仮想世界ALICEには興味がない訳では無いんだ。その存在も、もちろん知っていたさ。

いつかユーザーとしてのんびりと、まったりと堪能出来ればそれでいいと思っていた。

 友人を誘って、下らない会話をしながら街を歩き、一緒になって愉しむ。それが出来れば、僕としては充分だったのさ。ところが、それなのになぜ!!

 

 ナンチャッテのアカデミアとして、ALICEを支える側に回ってしまっているのだ!?

 えええい!!おかしいだろ!!僕が発表した論文だって、姿勢と書字活動には一定の相関があるって言うだけのお話だぞ!?

所謂…

 「字が汚いのは姿勢が悪いからだ!!」

 という、授業中の先生方が言ってそうなあるあるな定番シチュエーションを裏付ける証拠として発表しただけに過ぎない内容なんだ。

この際はっきり言おうか…

 

 「この論文のどこにALICEに役立てられる要素があるって言うんだあああああ!!!」

 

 他のアカデミアの方々はさ、もっとこう…

「瞬間翻訳機能を開発したぜ」とかさ!!

「アクセサシステムを構築しました」とかさ!!

「バトルシステムの基礎を発案した」とかさ!!

 

 今のALICEを支えている物凄いシステムを次から次へと提案して、それを形にしてきたんだ。

 

 一体、僕の研究にはどんな可能性があったというのだ!?ヒトとAIを結び付けられる訳でも、適合者さんの手助けとして役立てられるシステム構築に一役買える訳でもない。自分自身で頭ごなしに可能性を潰しているわけでないんだ。本当に可能性が無いのである…悲しい事に。

 

 趣味程度で発表した論文をたまたま認められただけで、同じアカデミアとして方を並べるのは、僕としては些か抵抗があるのだよ!?

 アカデミア第4世代以降の後輩も、軒並み大きな成果を上げているから尚更だ。

 しかも僕をライバルだと慕っている後輩が一人出てきたもんだから、今更アカデミア権限を手放すのも忍びない。

 

 そんなこんなで、引けに引けなくなったので、いっその事開き直る事にした。

 自分だけの研究室を持つことが認められているので、自分好みにレイアウトしたアトリエを持つことが出来る…とか。

 「ナゾトキ」勝負を挑んでくる優秀すぎる後輩アカデミア、ビジュネルがいるから、お茶会の場での茶菓子を食べる手が二人して止まらない…とか。

 彼女はビジュネル暗号と呼ばれるものを構築し、ALICEを外の世界のハッカーの攻撃から守るためのシステム障壁に貢献している優秀なアカデミアである。当然、僕とは違って多忙な毎日を極めている。その多忙な生活の息抜きとして、こうして今日も新作のナゾトキを持って僕の研究室を訪れては、クッキーを頬張っているのである。

 

 「この味…深いれすへ!!ボリボリ…」

 

 僕としては、喋るのか食べるのかナゾを解くのかはっきりして欲しいところなのだがねぇ…

 という具合なので、僕自身が特別凄い事をした訳じゃない。超人的な才能も、残念ながら持ち合わせてはいない。

 高確率で事件に巻き込まれることもある。不本意ながらね!?

 だけど、ありがたい日常がこんなにもすぐにあるじゃないか。恵まれているのだなと思う事にした。

 

 僕は…アンゴスキーは、落ちこぼれアカデミアとしてののんびりライフを、現在進行形で愉しんでおります!!




□アンゴスキー
本作の主人公。
黒髪ショートに青眼の女の子で、ベレー帽を普段から被っている。身長は低め(当社比) 

属性:緑
種族:アカデミア
タイプ:攻撃
コスト:???
対応ギミック:プロテクト、???…

自分の研究成果を何も活かすことが出来ないのを嘆き、コンプレックスとして抱いている落ちこぼれのアカデミア。
大きくは言えないが、後輩である大天才ビジュネルを羨ましく思っている。とは言え、自分に出来ることがあれば協力を惜しみたくない。
女の子らしく甘いものが大好物で、モットーは「三食の飯よりも一欠片のクッキー」
外の世界からの特異体質として、よく事件に巻き込まれやすい。
アンゴスキーという名前は咄嗟の思いつきで名乗ったもので、もちろん本名では無い。彼女の本名は□□□□(トップシークレット)…実はビジュネルですら知らない。
《 ?!よだ当本?よだ女、どけだ「僕」は調口 》

□ビジュネル
赤髪ロングに緑眼の女の子で、三角形の金色の髪飾りを身に付けている。一部分が異様に突き出ている(当社比) 

属性:赤
種族:アカデミア・ヒーロー
タイプ:テクニカル
コスト:70
対応ギミック:お邪魔&ダメージ&ワーム&ハッキング

ALICEを外からのハッキングから守る絶対防御システム「ビジュネル障壁」を完成させた張本人。
秀才と謳われ、メビウスやヘンペルを始めとした多くのアカデミアから慕われている。
「ナゾトキ」に触れる事で多忙な毎日の息抜きを愉しんでいる。そんな中で出会ったのが、アンゴスキーが投稿するナゾの数々である。
今は一人のファンとして、彼女の研究室に足を運んでは様々な事件に巻き込まれている。
《 ア師ン匠ゴはス凄キいー方さでんすはよ…! 》

本作はクラッシュフィーバーの二次創作となります。
(あとはハーメルンの投稿システムに慣れるための作品でもあります。思いつきで投稿していますので、そこんとこ宜しく!)
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