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ちょとしたミスでこちらの話と第一話の話しが逆になってしまいました。
大変申し訳ありません。
零射目
大変申し訳ありません。
・・・・・・・そこは正しく地獄だった・・・・・・・・。
十数年前、ドイツのとある町であるテロが起きた。
ドイツの政策に異を唱えたとあるテロ組織が街中、それも住宅街へ爆弾テロを仕掛けたのだ。
その被害は数千人もの死者を出し、負傷者に至っては万を超えていた。
そこは本当なら家が並び人々の活気に満ちた声が響く陽気な街中であった。が、自爆テロの所為で町は一瞬で地獄と化した。燃え盛る炎で家は焼け、そこからは人が焼ける匂いが充満し、更に立ちこめる煙が天を覆っている。
人々はある者は痛みに嘆き、ある者は帰らぬ人になった人の事を思い涙した。そんな者達の心に共感するかのように天から雨が降り注ぐ。
そしてそんな地獄の様な光景の中、一人の少年が崩れた家の前でへたり込んでいた。
「・・・・・・・・」
少年は目の前のことが現実ではないように虚ろな目で崩れた家を見つめていた。そして瓦礫の中から彼の妹がいつも持ち歩いていた血と泥に汚れた人形が瓦礫の隙間からはみ出ていた事に気づく。
少年はフラフラと覚束ない足取りで瓦礫の中から人形を取り出すが、その人形の半分は千切れていた。
「父・・・さん。か、あさん・・・。リエラ・・・・」
それをそっと優しく抱きかかえると少年は段々とこれが現実だと認識し始め、それに比例するように目から涙があふれ出した。
「う、うううう~・・・・!!!」
涙を抑えられなくなり嗚咽が漏れだし腕に抱えている人形にも次第に力が入る。そして・・・・
「ウアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!?」
少年は雨の降る天に向かって力の限り慟哭した。