仮面ライダービルドIF「仮面ライダービート」   作:暇人の鑑

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という訳で,懲りもせずに新しいものに手をつけてます。

完結まで行けたらいいなと思ってますのでゆるい目で見ていただけると幸いです。

それでは、どうぞ!


第1話 噂同士のランデブー

 10年前,火星から持ち寄られたパンドラボックスと、式典中に乱入した男によって引き起こされた「スカイウォールの惨劇」。

 それにより生み出された壁「スカイウォール」を境界線に、この国は東都,北都、西都の3つに分かれ。

 表向きは平和なものの、その実睨み合いの状態が続いている。

 

 そんな中で、ここ最近東都を騒がせる噂が広がっていた。

 

「機械の怪物」と「カブトムシ男」、「仮面のヒーロー」が、街のどこかで闘っている。と………。

 

 少年の目の前には人型のロボットが暴れ、人々が逃げ惑う……さながら映画や特撮みたいな事態が広がっている。

 

 だが……これは決してテレビ越しの出来事ではなく、間違いのない現実である事を,おそらくこの場の誰よりも知っていた。

 

 

「誰もいないな……よし」

 少年はあたりを見渡し,誰もいないことを確認すると………深く息を吸い、筋肉をこわばらせ、姿を変えていく。

 

 そして、その変貌が止まった時………その場に人間はいなくなり、二匹の怪異が残った。

 

 

 

「Urrrrrrrr‼︎」

 

 威嚇するように咆哮する、少年だった怪異は、身体中を赤茶の鎧で包み……頭には巨大な角が生え、腕や脚には鋭い棘がいくつも並んでおり、まさに「カブトムシ男」といった見た目だった。

 

「………!」

 咆哮か戦いの始まりを告げるゴングとなり、2体の怪異がぶつかり合う。

 

「のろいんだよ!」

 

 異常に発達した腕部による打撃をかわし、鉤爪がついた腕を突き立てる。

 

「おらぁ!」

 

 そのまま片手を振り上げて、怪力を見せつけるように頭から地面に叩きつけた。

 

 

 その衝撃は相当効いたらしく、人型のロボットは、ノロノロとした動きでその場を後ずさる。

 

 

 それを追いかけようとした時、横からの銃撃が足下を襲った。

 

「東都の警備ロボか⁉︎」

 

 これほどの騒ぎが起これば当然だろうが、厄介な事になったと少年は内心毒づき、その乱入者に視線を向けるが………そこにいたのは2人の男。

 

 そのうちの1人を見て、少年は驚愕した。

 

 なにせ、少し前に刑務所から脱獄した殺人犯「万丈龍我」の画像と全く同じだったのだから。

 

「一体何がどうなって……」

 

 そんな困惑の声を上げた少年の前で…対面している男達もまた、困惑を顔に浮かべていた。

 

 

side戦兎

「スマッシュにしてはなんか生き物っぽすぎるな…」

「おい、戦兎!あいつしかも、言葉を話してんぞ⁉︎」

「よかったな万丈、珍獣仲間が増えたじゃねえか」

「どう言う事だおい!」

 

 食ってかかってきた万丈を受け流しつつ、目の前にいるカブトムシ男とに注意を向ける。

 

 スマッシュの方も気になるが、今はこっちの方がまずそうだ。

 

 もしかしたら「ブラッドスターク」や「ナイトローグ」に続く新しいファウストの幹部の可能性があるし……

 

「兎に角まずはこいつらをなんとかしてから考えるか……行くぞ万丈」

「おう!」

 

 小さなボトル状のアイテム「ドラゴンフルボトル」を握った万丈がファイティがポーズをとるのを横目に、俺は「ビルドドライバー」を装着。

 

 その流れで「ラビットフルボトル」と「タンクフルボトル」を取り出した時。

 

「ちょ,ちょっと待って!こっちに戦う気はないですよ!」

 

 慌てたような声と共に、カブトムシ男の姿がかわり……そこから俺たちよりひとまわり年下の男が現れた。

 

 

「なんか色々と聞いたほうが良さそうだな……」

 

side???

「ちょっといいか?俺は桐生戦兎。君ととりあえず話をしたいんだが……」

 変身を解除し心を落ち着かせている俺に、戦兎と呼ばれた方の男が話しかけてきた。

 

 隣にいる「万丈龍我」の存在が気になるが……この状況ではもはや大した事じゃない気がする。

 

 何より……俺も聞きたいことがそれなりにあるからだ。

 

「ええ。僕も聞きたいことがそれなりにあるので……」

「わかった,じゃあ……わるい、なんて呼べばいい?」

 

 そういえば名乗ってなかった。

 

「響……甲谷響(かぶとや きょう)です。好きに呼んでくれて構いませんよ」

 

 こうして俺は、この世界を左右する戦いの渦に足を踏み込んでいくのであった。

 




一応キャラ設定を。
 甲谷 響(かぶとや きょう)
 東都に住む16歳の高校生。
 数年前にファウストに拉致され、ネビュラガスを投与される。
 その際に両親は殺されており、ファウストにより「生まれた時から孤児であり、施設育ちだった」と言う偽りの記憶に書き換えられ、あてがわれたマンションで暮らしている。

 ビートルスマッシュ
 ネビュラガスを投与されたことにより覚醒した響の怪人態。
自分の数倍の重量のものを片手で持ち上げるほどの怪力や、カブトムシの見た目の通り硬い装甲と鋭い鉤爪、頭には大きなツノを持つ。
 元々誰もその能力の存在を知らないでいたが、スマッシュの襲撃を受けた際に響はその存在を認知。以降はスマッシュを見つけ次第退治を行なっている。

 時系列としては万丈がドラゴンフルボトルとクローズドラゴンを手に入れ、クローズに変身できるようになる前のあたりから始めます。

 色々設定との矛盾があるかもしれませんが,その都度ご指摘いただけると幸いです。

 次回はnacita組との対面と、新しいオリキャラとのフラグを立てていこうかと。
 それではお楽しみに。
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