君は、ジェリドの涙を見る───。

続きません。

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第1話

 俺はジェリド・メサ。寝タバコをした結果、連邦の宿舎でボヤ騒ぎを起こしちまった。それで上司に言われたんだ。このままだと、出世コースから大幅に外れるってね。でも、その時にエゥーゴが人員募集してるって話を紹介されたんだ。そこでブレックス准将に頭を下げて、なんとか俺の首はつながったのさ。

 

「本当にいいのかな?ジェリド大尉。」

 

「はい。よろしくお願いします。ブレックス准将。それに、クワトロ大尉。あなたもご存知でしょう。脛に傷のあるものは、今の連邦ではのしあがれない。」

 

「それはそうだな。言えている。」

 

 クワトロ大尉…。よくわからん人だが、これだけは言える。格好つけている男だ。だが、好都合だ。せいぜい格好つけていてもらおう。羽振りが良いなら大歓迎だ。

 

「───だが、ここでも寝タバコしたら流石に行き場所は用意できん。タバコには気をつけるのだな。」

 

「…ええ。それはもう。」

 

 痛いところを突かれた。流石にこんなところで信頼を失うわけにはいかない。しばらくは新入りとして大人しくしておくか…。

 

───

 

 しばらくエゥーゴとして活動していると、転機が訪れた。なんと、コロニー、グリーン・ノアでガンダムマークトゥーが配備されていると言うのだ。これのデータ、もしくは本機を入手しなければならない、と言うのが今回のミッション。

 ティターンズはきな臭い。スペースノイドを虐殺しかねない。モビルスーツにはそれができるからだ。つまり、いつ武力衝突が起こっても仕方ないこのご時世、戦力偵察は重要な任務だ。

 

「エゥーゴらしくなって、よく来てくれた。」

 

 今回は新入り達の初任務でもある。その新入りとは、カクリコン中尉達だ。カクリコン達も寝タバコや賭博麻雀、業務中の居眠りで首が危うくなったらしく、干されていたところを、俺がエゥーゴに勧誘した。

 

「会えやしないわよ!」

 

 今回の任務(ガンダムマークトゥーの奪取)での俺達の役目は、別働隊で動いているらしいクワトロ大尉達が失敗した時のサブプランだ。彼らが失敗した時に、潜伏を手引きをする役目を負っている。

 

「カミーユ!」

 

 カミーユ?

 女の名前なのに、なんだ男か…。

 

──────。」

 

 ん?なんだろう。青い髪の少年がこっちに近づいてくる。カクリコンの知り合いか?

 

くらえぇっ!

 

 ───振り抜かれた拳は、空気を割る音を伴って、ジェリドの頬に命中。強烈な衝撃を与える。体勢を維持できないジェリドは倒れた。

 

「俺たちがエゥーゴと知ってちょっかいを出してきたのか!?」

 

「カミーユが男の名前で何が悪いんだ!俺は男だよ!」

 

「こいつぅ!」

 

「お前達!止めろ!!」

 

 乱闘が始まる──。


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