オラリオが聖杯戦争の舞台になるのは間違っているだろうか 作:アレイスタークロウリーAAA
時は遡り
「ーーー・ーーー」
轟音と共にオラリオの壁の一部が崩壊する
「なんの騒ぎだ!?」
「シャクティ団長を呼べ!早く!」
「砂煙の中に誰か居るぞ!」
ガネーシャ・ファミリアの団員が続々と到着し騒がしくなる中
それは姿を現した
「・・・モンスター?」
「いや、人のようにも見えるが...」
ミノタウロスに匹敵する体躯、岩でできた斧を持つ
怪物がごとく風貌の存在に困惑する団員達を
「ーー・ーーーー!!!!!」
「え?」「がっ!?」「ぶげぇ!?」
咆哮と共に1蹴りで間合いを詰め一番近くにいた3人を一撃で真横に両断に屠り去った
「は?」「ひぃ!?」「は、速い!?」「このやろぶぁ!?」
突然のことに対応が遅れた者、血しぶきを上げて舞い上がる仲間の上半身を見て怯える者、怯みつつ応戦しようとした者尽く一撃の反撃も許されず蹂躙される
「た、たすけ」
「ーーー・ーー!」
助けを求めて逃げようとしたものをその斧で潰そうとした寸前
「それ以上はさせん!」
その団員に鞭が巻き付き連れ去った
「シャクティ団長!」「た...助かりました」
「こいつは一体何だ?」
団員達の声には応えず目の前の敵に集中する
岩が如き肉体そして相対しているだけでわかる圧
(まるで猛者を連想させる....)
思案しつつ鞭を構え臨戦態勢で敵の出方を伺う
「シャクティさん!」
「っ!ベル・クラネルか!」
「この騒ぎは?っ!?あの人は一体?」
「わからんがうちの団員が既に数名殺られた、中にはレベル4の団員もいた、ポテンシャルだけなら最低でもレベル6並と想定していい!」
「な!?」
レベル6並の言葉に驚きつつ迅速に構えを取る
数瞬の沈黙の後
「来る!」「っっ!!」
「ーーーーー・ーー!!!!」
咆哮轟き二人の第一級冒険者と襲撃者が激突し
「ベル!」「ベル様!」「ベル殿!|
間もなくしてヘスティア・ファミリアの仲間が到着し
そして
「....え?ベル...様?」
数刻と時間は経っていなかっただが
シャクティ・ヴァルマ、ベル・クラネル両名ともに血の海とクレーターの中に沈んでいた
その後ろに
「ーーー」
ほぼ無傷で立つ襲撃者
「っっっっっ!ふざけろ始高!煌月!」
「春姫様!シャクティ様にポーションを!ベル様にはリリが!」
「はい!」
「わたしは魔法で!」
ベル・クラネル負けたという信じたくない事実を前に数秒凍りついたもののすぐに動き出す
失いたくないからもう二度と一人にしたくないから
故にヘスティア・ファミリアの動きは迅速であり的確なものであった
だが
「ーー!」
「聞いてないだと!?がっ!!」
「ヴェルフ殿!?っ!?しまっぐぁ!!」
「っ!命ちゃん!あ」
「春姫様ぁ!!」
「「っ゙!?!!」」
魔剣の炎を正面突破してきた拳にヴェルフは殴り飛ばされ
魔法を放とうとした命は横殴りに吹き飛ばされ
春姫と庇おうとしたリリルカはまとめて蹴り飛ばされた
そして襲撃者以外で立っている者はいなくなった
襲撃者が息をしている第一級冒険者2人にとどめを刺そうと近づいた直後
「そこまでだ バーサーカー 」
襲撃者いやバーサーカーの後ろから男の声がした
「宣戦布告としては十分だまだ手札を明かすほど戦う必要は無い帰るぞ」
「まだ聖杯戦争は始まったばかりだ」
その言葉を聞いたバーサーカーは静かに消えた
声の主も姿を現すことなくいなくなった
「ベル!シャクティ!...私が到着するまでの間にいったい何が!?いや今は2人を助けないと!」
「あ、あんた確かアストレア・ファミリアの!」
「今は私のことより怪我人の救助を!」
「は、はい全員急げぇ!」
前哨戦終了
勝者バーサーカー
死者8名重傷者10名
バーサーカーは誰にも負けない!
世界で一番強いんだから!