The Witch Of Wish   作:びーびー

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プロローグ

 MagicCentury1年(MC1)

 

 世界は一つの隕石により大きく変化をすることになる。

 

 宇宙から飛来したそれは大気圏で燃え尽きずそのまま地表に落下した。

 

 大気圏で燃え尽きなかったそれは当初物珍しさも手伝って調査が行われたが、不可思議なことに落下地点とされた場所にはクレーターのみでかけらの一つも痕跡は残っていなかった。

 調査員全員が首をかしげる中、それでも世界は着実に変わっていた。

 隕石によって運ばれてきたとされる植物、Wish。

 それは突如クレーターの中心から現れ、そしてそのまま世界中に恐ろしい速度で、しかしほかのあらゆる植物を駆逐するわけでなく、共生するように繁殖した。

 その後進められた研究の結果、Wishはマナと呼ばれる物質を精製し、空気中に散布していることが判明した。

 

  マナは強力なエネルギーであった。

 

 人類はマナを新たなエネルギーとして手に入れたことで、技術は多くのブレイクスルーが発生させ、その中には旧世紀、SFと呼ばれたような軌道エレベータ、マナフレームと呼ばれる機動兵器、アイランドと呼ばれる宇宙空間に浮かぶ人工の大地もあった。

 

 そしてMC149現在、人類は宇宙空間にその人口の半数以上を抱えることにも成功した。

 

 マナがもたらしたことはそれだけではない。

 

 マナは生物の身体を強化し、さらにいわゆる第六感のようなその感覚を広げることもあった。

 多くのものは多少感がよくなったり、身体能力が強くなったりする程度であったが、彼らの中にはそれにより未来予知じみたことを行えるものまで出現した。

 その多くが女性であったことや、初期には恐れられ社会から排斥されかけたことから人々は彼女たちのようなマナと適合した人物をWitchと呼ぶこともあった。

 

 一方、マナがもたらしたのはプラスの面だけではなかった。

 

 人類の身体が強化された、それ以上に他の生物の身体は強化され、想像もつかないような進化をごく短期間の間に遂げた。

 それらの存在は古来よりある創作の存在の名を与えられ、魔物と呼ばれた。

 

 とある事件を期に魔物は人類に対して明確に敵対した。

 

 津波のように各地の居住区を襲った魔物の群れはその多くが人類が携行できる程度の火器の効果が薄く、人類は地上の居住区域を大幅に縮小させた。

 

 そして現在、地球上には資源採掘等の基地やそれらを護衛する軍事基地が大半であり、民間人はほとんどが宇宙に浮かぶ人工の大地アイランドで暮らしているそんな時代。

 

 物語はかつてユーロン連合と呼ばれる国々があった大陸から始まる。

 

 

 

 

 

 

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