グリッドマンユニバース二次創作ボイスドラマ   作:無楽

2 / 6
今回は麻中蓬×南夢芽です。


揚げたての輪っか

 

 

〜〜シデノタオサ水門河川敷〜〜

 

 

「もうダメだ…おしまいだ…」

 

ガウマ

「初っ端から限界すぎるぞ!?蓬!!」

 

「蓬くんどうしたんですか?これ」

 

ガウマ

「いや、わかんねえ…ちせに緊急って言われて来たけど蓬のことか?」

 

ちせ

「隊長ー!センパーイ!よもさん、ちゃんと連れて来ました?」

 

「ちせ、急に呼び出してどうしたの?俺これでも就活中だから忙しいんだけど…」

 

ちせ

「就活中なら、断れば良いじゃないっすか」

 

「今日暇っちゃ暇だったし」

 

ちせ

「あーうん、そうっすか」

 

ガウマ

「ちせ!なんだ緊急って!!」

 

ちせ

「それがよもさんが今年バレンタイン貰えないかもしれないんですよ!!」

 

「へえ…?」

 

ガウマ

「お、おう…?」

 

暦、ガウマ

「だからどうした?(どうしたの?)」

 

ちせ

「え、だから、よもさんと南さんが別れるかもってことっすよ!!」

 

ガウマ

「なに!?一大事じゃねえか!!」

 

ちせ

「そうなんすよ!!大スクープなんすよ!!」

 

「いやゴシップネタにしては弱いんじゃ…」

 

ちせ

「これは見逃せないですよ!」

 

「めちゃくちゃ面白がってるじゃん…」

 

ちせ

「だって、あの!南さんですよ?何かとこだわりの強い南さんが直々に今年のバレンタインはチョコは渡さないって、よもさんに宣告したんですよ!?」

 

ガウマ

「だから、蓬はこんなに思い詰めてるのか……」

 

「サワガニって食べれるのかな」

 

「なんか一周回って思考能力低下してません?」

 

ちせ

「南さんに振り回された弊害ですね。破局の危機に思考が追いついてないんすよ」

 

ガウマ

「早くなんとかしてあげたいが……こう言う問題って俺達が介入していいのか?」

 

「確かに。こう言うデリケートな問題は第三者が介入することで、良くない方向に向かうって言いますからね。俺たちが何かできることはありませんよ」

 

ちせ

「はい、そこ、センパイ。めんどくさがらないでください」

 

ガウマ

「蓬を陰ながらアシストするって形か……かなり難しいな…」

 

「ガウマさんなら解決できるんじゃないですか?だってアシストウェポンだし」

 

ガウマ

「戦いのアシストな?恋愛のアシストウェポンなんてしたことねえよ」

 

ちせ

「とにかく!よもさんをこのままにしとくと絶対良くない方向に走りますから!なんとかしましょう!」

 

「サワガニにチョコってあうのかな」

 

ちせ

「あー!!ほら!!チョコへの渇望が捨てきれてない!」

 

「ガウマさん実際どうなんですか?」

 

ガウマ

「サワガニにチョコか?美味いぞ?」

 

「いや違いますよ。恋愛的にバレンタインにチョコ渡さないからって破局につながるかって話ですよ」

 

ガウマ

「わかんねえけど、俺は怪獣使いの仕事忙しかったからバレンタインとか気づいたら来ててあんまり考えたことなかったな…」

 

ちせ

「おひめさまからは貰ってなかったんですか?」

 

ガウマ

「ひめは……あれだな…くれるお菓子が豪華だから気が引けて……」

 

「ガウマさんってそういうところは律儀ですよね」

 

ガウマ

「うるせえな!?」

 

ちせ

「まぁでも貰ってたんですよね?」

 

ガウマ

「まぁ、あれはバレンタインというよりお茶会…みたいなものだったな…」

 

ちせ

「うーん…やっぱり5000年前だと参考にならないか……」

 

ガウマ

「そういう暦はどうなんだよ」

 

「俺は……まぁ、毎年」

 

ガウマ

「お前それ母ちゃん入れてねえよな?」

 

「違いますよ」

 

ちせ

「あー…それ私ですね」

 

ガウマ

「やっぱ身内じゃねえか!?」

 

ちせ

「私は3倍返しでって、いつも言ってるんですけどかれこれ5年間、近所の安いファミレスのパフェしか奢ってくれません」

 

ガウマ

「お前……」

 

「蓬くん大丈夫ですかね」

 

ちせ

「そうっすね…考えましたけど、みんな参考にならないんで、解決しようがないっすからね」

 

ガウマ

「なんか、ちせ飽きてきてねえか?」

 

ちせ

「はい。だいぶ」

 

「身も蓋もない」

 

ちせ

「そもそも!よもさんも南さんも何回か破局して、くっついて繰り返してますから。ほっとけば治りますかね!」

 

「ホワイトチョコの方がいいかな?」

 

ガウマ

「とりあえず、腹減ってるみたいだから、なんか食わせてやれよ」

 

夢芽

「あれ?みんな何してるんですか?」

 

ちせ

「南さん!」

 

「今日ちせに呼び出されて」

 

夢芽

「ガウマさんまで?もしかしてまた怪獣ですか?」

 

ガウマ

「いや…!えっーと…その…ええーい!!夢芽!!お前!なんで蓬にチョコ渡さねえんだよ!!」

 

ちせ

「ちょ!隊長!!それはいくらなんでも直球過ぎますよ!!」

 

「チョコ…」

 

「あ、今ちょっと反応した」

 

夢芽

「え…?なんの話ですか?私ちゃんと作ってきましたけど、バレンタインのお菓子」

 

ガウマ

「え…?」

 

ちせ

「うん?…?」

 

「どういうこと?」

 

「え?どういうこと!?」

 

ガウマ

「うおお…!びっくりした…!」

 

「蓬くん復活したね」

 

「夢芽、あの時今年のバレンタインはチョコは渡さないって言ってたじゃん!!」

 

夢芽

「うん。チョコじゃないよ。はいドーナツ。揚げたてだよ」

 

「……???」

 

ちせ

「ああーー!!!」

 

「チョコ『は』渡さない」

 

ガウマ

「今年のバレンタインはチョコじゃなくて別のお菓子ってことか」

 

「なんだ…そういうことか…良かった…俺夢芽に本格的に嫌われたのかな…って」

 

夢芽

「ふーん。そんなに私に嫌われるのが嫌なんだ」

 

「そりゃあ、喧嘩もするけど……ね」

 

夢芽

「じゃあ、私のことずっと考えておかなきゃね?」

 

「え……それは……」

 

夢芽

「はい!即答できなかったので、来年からはお菓子は無しです!!ありがとうございました!」

 

「ちょっ……夢芽ー!話聞いてよー!」

 

夢芽

「私の彼氏なら即答でイエスって言わないとお菓子あげませーん!」

 

「ちょっと!もう一回!もう一回お願いします!」

 

夢芽

「ダメでーす!」

 

ちせ

「南さーん!!私にもドーナツくださいっす!」

 

夢芽

「じゃあこのドーナツは私達で食べちゃおっか!」

 

ちせ

「はい!」

 

「ちょっとー!夢芽ー!」

 

「……まぁ良かったのかな?」

 

ガウマ

「勘違いだったんだから良いんじゃねえの?」

 

「そうですね?」

 

ガウマ

「俺らも貰いに行くか」

 

「……そうですね」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。