グリッドマンユニバース二次創作ボイスドラマ   作:無楽

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公式ボイスドラマ「倫理観のお話」の後日談です


スリーアウトチェンジ

 

 

山中暦

「すみませーん!山中です。山中暦です」

 

宝多六花

「はーい。あ、暦さん!ママから聞いてますよ!今日も手伝いに来てくれたんですよね。すみません。ママ今ちょっと買い物に出てて」

 

飛鳥川ちせ

「六花さん!お久しぶりです!」

 

宝多六花

「ちせちゃんも久しぶり〜。今日は2人で手伝いに来てくれたの?」

 

飛鳥川ちせ

「あ、いえ、今日はセンパイがやらかさないか監視に来ました!!一応保護者ですから!」

 

宝多六花

「え?保護者?暦さんって大人ですよね?」

 

飛鳥川ちせ

「はい!大人ですよ!」

 

山中暦

「はい。大人ですよ」

 

宝多六花

「ちせちゃんの保護者ってこと?」

 

飛鳥川ちせ

「いえ、私が保護者です!」

 

山中暦

「そうらしいです」

 

宝多六花

「あー……うん。全然わかんないや…。とりあえず暦さん早速手伝ってもらっていいですか?」

 

山中暦

「えー…ママさんいないのにまた色々やると、この前みたいに壺割ったりするんじゃない?やめた方がいいと思うよ?」

 

宝多六花

「あー…でも…今回そんな重いものはないはずだし…多分大丈夫じゃないですかね?」

 

山中暦

「本当に?俺トラブル起きても何もできないからね?今回はナイトさん達もいないんだし…フィクサービームで直すこともできないからね?」

 

宝多六花

「こっちに、めちゃくちゃ責任押し付けようとしてるし……それ未成年に対していう言葉じゃないと思いますよ?」

 

飛鳥川ちせ

「センパイ。めちゃくちゃ慎重っすね。この前なんかあったんですか?」

 

宝多六花

「あー…暦さんが壺を落として割って」

 

山中暦

「ちょっと待って?俺だけの責任なのあれ?」

 

宝多六花

「え、だって暦さんが手を離すから」

 

山中暦

「でも俺…この世界の人じゃないから。別の世界の人だから。責任はないよね?」

 

宝多六花

「まだ言ってる!大人が子供に責任押し付けるの良くないですよ!それに今思うとそれ屁理屈じゃないですか!」

 

山中暦

「そうだね。屁理屈も理屈だよね」

 

飛鳥川ちせ

「その考え方終わってんな」

 

宝多六花

「こういう考え方でも…なんだかんだ大人って生きていけるんだね…」

 

飛鳥川ちせ

「そうですね〜。とりあえず、壊したら不味そうなのはやめて、どうやっても絶対壊れないものから作業取り掛かればいいんじゃないですかね?」

 

宝多六花

「確かに!そうしましょうか」

 

山中暦

「それなら良いか」

 

 

〜〜片付け〜〜

 

 

宝多六花

「これで一通り終わりましたね」

 

飛鳥川ちせ

「後はこのプラモデルだけっすね」

 

山中暦

「これ…壊れやすそうだし…ママさん来てから作業した方がいいんじゃない?」

 

宝多六花

「結構大きいし、また壊れたら大変そうだけど…後これだけだから終わらせておきたいな〜…」

 

飛鳥川ちせ

「微妙に1人で持つと大変そうっすよね。2人で持って運べば良いんじゃないですか?」

 

宝多六花

「そうだね。暦さん。そっち側持ってくれませんか?私こっち持ちますんで」

 

山中暦

「え、俺は嫌だよ」

 

飛鳥川ちせ

「センパイ。速く終わればその分速く帰れますし、もしかしたらママさんからお礼もらえるかもですよ?」

 

山中暦

「え?お礼出るの?」

 

飛鳥川ちせ

「はい!六花さんのママさんならきっと多分!」

 

山中暦

「うーん。じゃあ、やるか」

 

宝多六花

「これが保護者か…なんとなくわかった気がする…」

 

山中暦

「こっち持てば良いんだよね?」

 

宝多六花

「はい。私こっち持つので慎重に行きましょう」

 

山中暦

「そーっと、そーっと」

 

宝多六花

「慎重に…あ!暦さん!そこ気をつけて!」

 

山中暦

「どこ?」

 

宝多六花

「そこです!そこ気をつけてください!」

 

山中暦

「ここ?」

 

宝多六花

「あー…あー!一旦一旦そこで!そこで良いです!」

 

山中暦

「慎重に…慎重に…」

 

宝多六花

「そーっと……暦さんって今日もお仕事お休みなんですか?」

 

山中暦

「え」

 

 

ゴン

 

 

山中暦

「あ」

 

宝多六花

「あ」

 

飛鳥川ちせ

「プラモの腕が隙間に入っちゃいましたね」

 

山中暦

「いや待って違う」

 

飛鳥川ちせ

「誰も何も言ってないっすよ?」

 

宝多六花

「あー……これどうしよう…この隙間の間腕入るかな…結構奥の方に行っちゃっいましたけど…」

 

飛鳥川ちせ

「何か、細い棒みたいなのないんですか?」

 

宝多六花

「いや…うちにそんなのなかったような…」

 

山中暦

「だから、やめておこうって言ったんだよ…」

 

宝多六花

「えー!最終的には暦さんもやる気だったじゃないですか!大人なのに自分の判断にも責任持てないんですか!」

 

山中暦

「大人だからって全部自分の判断で動けると思ったら大間違いだよ。社会の歯車になるってのはそういうことだよ」

 

宝多六花

「話逸らさないでください!どうするんですかこれ!」

 

山中暦

「え、これ俺が悪いの?」

 

宝多六花

「だってこの中で大人は暦さんだけじゃないですか」

 

山中暦

「でも俺この店の店員じゃないし、そもそもこの世界の人じゃないし」

 

宝多六花

「それ!屁理屈じゃないですか!」

 

山中暦

「屁理屈も理屈です!」

 

宝多六花

「じゃあもういいです!二代目さん達呼んでくださいよ!治してもらうんで!」

 

山中暦

「この前二代目さん達なんも解決してもらえなかったじゃん!倫理観がどうのって!」

 

宝多六花

「あー…確かにそうだった…」

 

飛鳥川ちせ

「はあ、センパイは本当にしょうがないっすね〜。ゴルドバーンちょっと来てー!」

 

 

グエエエエーン!!

 

 

宝多六花

「え、え、え?怪獣?なんで怪獣がここに?」

 

飛鳥川ちせ

「この怪獣は私の友達なんですよ!」

 

山中暦

「俺達今日はゴルドバーンに連れてきてもらったんだよね」

 

宝多六花

「あ…はぁ…そうなんですね…全然わかんないけど…」

 

飛鳥川ちせ

「それでこの子の能力は物のサイズを大きくしたり小さくしたりできるんですよ」

 

山中暦

「そっか!これで人のサイズを小さくして隙間に入り込めば!」

 

宝多六花

「腕を探して元に戻せるってことだね!」

 

飛鳥川ちせ

「そういうことっす!じゃあ、センパイ!準備はいいですか!」

 

山中暦

「え、え、え、なんで俺??」

 

宝多六花

「え、普通、暦さんですよね?私たちに、女の子に何がいるかわからない隙間の奥に行けって言うんですか?絶対嫌ですよ」

 

山中暦

「いや、俺だって虫は嫌だよ!」

 

宝多六花

「え、私に行かせる気ですか!?それって……」

 

飛鳥川ちせ

「センパイ。責任から逃れてるで、ワンアウト。自分の行動に責任が持てないで、ツーアウト。女の子に危険なのことをさせるで男としてスリーアウト。センパイ。チェンジで!」

 

山中暦

「チェンジで。じゃないよ!俺は1人しかいないよ!」

 

飛鳥川ちせ

「そういうことでセンパイ。行ってきてください!」

 

宝多六花

「行ってくれたら、暦さんにお礼するようにママに言っておくので!」

 

飛鳥川ちせ

「ここで行かなかったら隊長に言いつけますよ!!」

 

宝多六花

「ここで行ってくれたら、暦さん勇敢だったって、レックスさんに言っておきますから!」

 

山中暦

「えぇ…もうわかりましたよ。行ってきます」

 

宝多六花

「ありがとうございます!暦さん!」

 

飛鳥川ちせ

「センパイ!流石!センパイ!カッコいい!よ!イケメン無職!」

 

宝多六花

「え…?む、無職?」

 

山中暦

「はい!ゴルドバーン!痛くしないでね!」

 

宝多六花

「え?暦さん無職なの?」

 

飛鳥川ちせ

「はい!明るいうちからお風呂に入ってる無職ですよ!」

 

山中暦

「今は働いてないだけだから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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