ちなみに時系列につきましては、このようになっています。
ミサキ→サオリ→ユウジ
では改めまして…‥
UA9000突破ありがとうございます!これからも自分の出来る限り頑張らせていただきます!
それでは、どうぞ!
戒野ミサキと照れ隠し
「…‥うん。顔色も良くなったし、熱もない。…‥どうだ?まだ、どこか悪いか?」
「ううん、大丈夫。」
「よし…‥これなら、明日からは動いても大丈夫だな。」
ミサキを家に迎えて数日がたった頃。ここまでで少しずつ体調が改善していき、今日、遂に完治したと言っていい状態まで回復した。
(本っ当に良かった!特に悪化もせずにそのまま治って…‥もし悪化していたら、ここではなにも出来なかったからなぁ…‥)
「…‥ねぇ、ユウジ。」
「ん?」
俺がミサキの完治に安心していると、ミサキがいつもとは違う、しおらしい顔をして声をかけてきた。
「サオリには言ったけど、ユウジには言ってないと思って…‥…‥ありがと、私を助けてくれて。」
「!ミサキ~!」
「…‥頭撫でないでよ。」
ミサキから言われたことに俺は感極まり、おもいっきり頭を撫でてしまう。
「ごめんごめん、ミサキがあまりにも可愛くて。」
「!…‥ふん!」
「ゴフッ!…‥以外と、力強かったんだ、な…」
「…‥///」
少し調子に乗り過ぎてしまい、ミサキにお仕置きを食らったが、俺が倒れながら最後に見たミサキの顔は、少し赤かった気がした。
錠前サオリと複雑な思い
「…‥ねぇ、ユウジ?これはどういうこと?」
「えっと、その…‥見た通りです、はい。」
今、俺とサオリの前には俺が秘密で集めていた食料が入っているお椀がある。…‥それを挟んで、俺は仁王立ちをしているサオリの前で正座をしている。
「…‥別に怒ってる訳じゃないからさ、ユウジの口から、自分がなにをしたか言って欲しいな。」
「…‥…もしもの時のために、自分が食べる分とは別に採った食料を貯めてました…‥」
(これそんな悪いことか?)
「…‥…‥別にさ、『これが悪いことだ!』って言うつもりはないし、むしろいいことなんだけどさ…‥多くない?」
(俺の考え見透かされてる?)
「…‥また誰かが体調を崩した時のために少しでも多く必要だと思って…‥」
「いつ採りに行ってたの?私と行く時採った分は全部食べてたよね?」
(!痛いところを突かれた…‥しかたない…‥)
「…‥…‥…‥…‥二人が寝た後です。」
「夜中じゃん…‥はぁ…‥」
「すいません…‥」
「…‥ユウジ、私がなんでこんなに言ってるか、分かる?」
「…‥…‥俺が、サオリの言うことを守らないから?」
「確かにそれもあるけど…‥分かってない。全然分かってないよ、ユウジ。…‥私はね、ユウジに自分のことを大切にして欲しいの。」
「…‥…‥」
「ユウジが私たちのことを大切に思ってるように、私たちもユウジのことを大切に思ってるの。だから、安易に自分のことを危険に晒すのは止めて欲しい。…‥もうこれ以上、自分を犠牲にしないでよ…‥」
きっと、今まで溜め込んでいたのだろう。目尻に少しの涙を浮かべながら、サオリはそう言った。
(俺はなにをしてるんだ!サオリにこんなことを言わせてしまうなんて…‥反省しよう)
「…‥分かったよ。これからは、自分のことをちゃんと大切にする。…‥サオリにそんな顔をさせて、ごめん。」
「…‥本当に?本当に大切にする?」
「…‥そんなに心配なら、約束しようか。」
「約束?」
「おう。こうやって小指と小指を結んで…‥『指切りげんまん嘘ついたら針千本飲~ます!』…‥よし!これで約束完了だ!」
「…‥さすがに針千本なんて飲ませないよ!それにそんなことしたら、ユウジが死んじゃうし…‥」
(ヤバい、今にも泣き出しそうだ!)
「それくらいの覚悟ってこと!実際に飲ませる訳じゃないから!」
『少し物騒だったか?』と己のミスを反省しながら、今にも瞳から涙が溢れそうなサオリを宥める。
「…‥今日はずっと、こうしてて…‥」
「分かった。ごめんな、俺のせいで。」
それから、その日はずっとサオリの背中を擦っていた。…‥途中から、頭を撫でたりもしたけど。
虎杖悠仁と修行
今日も今日とて二人が寝静まった後、いつもの修行場に来ていた。
正直、まだ二人にこの場所がばれていないのが奇跡に近く、いつバレるか冷や冷やしている。
「…‥ここがバレたら、またサオリに怒られるだろうなぁ…‥まぁ、今までバレてないし大丈夫だろ。」
(今日は…‥また、術式の研究するか。)
最近特に力を入れているのが、自分の術式を研究することだ。
数日前、御廚子が発現したことを皮切りに、本来あり得ないはずの『もう一つの術式』も発現してしまった。それが…‥
『
端的に言えば、自分の血を操ることが出来る術式だ。たとえば、自分の体の血液を操作して身体能力を上げられる『
ちなみに術式を自覚した経緯は、少し前の修行中に硬い岩を殴ってしまい手から血が出た時である。
その時に『血が自分と繋がっている』ような不思議な感覚に襲われ、『止まれ!』と念じながら呪力をその部位に集めたら、自然と止血されていた。この出来事から、俺は赤血操術を使えると確信を得た。
(分かったのがつい最近だからしかたないとは思うんだけど…‥体中に巡ってる血液の感覚が全然掴めない…‥一番効率いいのが自分で自分を傷つけて血を流してからそれを止血するって…‥いくら特異体質だからって、この年でこんなことやってたら死ぬわ!)
詳しいことは省略するが、俺には特異体質が備わっている(虎杖悠仁の)
それは、『呪力から血液を生成できること』。これにより、俺は呪力が有る限り失血死せず、赤血操術を使用できるというわけだ。
(でもやっぱ、今のところ使い勝手がいいのは御廚子だよなぁ。…‥あんだけやったし。)
(だけど、使える武器は多いほうがいい。もしかしたらここにも、呪術廻戦でいう『呪霊』のような存在がいるかもしれないし…‥なにより、人に遭遇する可能性も考慮しないといけないからな。その時に、なにも抵抗出来ないのは不味い…‥今は貧弱な子供だし。)
(サオリとミサキがここら周辺にいた時点で、これからは人にも警戒しないといけないだろう。……‥二人のように命の危機に瀕している場合はまた話が変わるが、これからは、こちらが襲われる可能性も考える必要がある。…悲しいけどな)
「…‥考えるのはこの辺にしておこう。…‥よし!…‥集中…‥」
(体中にある血管を感じるんだ!1本1本の血管が、自分の手足だと思え!)
「…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥駄目だぁ…‥」
(なんか、コツとかあんのかなぁ…‥分かんねぇ…‥)
それからも頑張ったが、まったく感覚が掴めず、ただ疲れを増やしただけで、その日の修行を終えるのだった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。お気に入り登録や、感想を書いていただけると作者が狂ったように喜びます。