俺だって異世界迷宮でハーレムしたい!   作:おるどばれい

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転移十一日目


リアルでいろいろあって更新遅れました。




39 クラタール西迷宮2 

 三階層に上がり、最短ルートを見失わないようにしながら魔物を探して最初に遭遇したのは芋虫と樹木。なんでやねん!

 

 仕方ないので『ファイヤーストーム』を連打して、生き残りをタコ殴りにして殲滅。

 

 気を取り直して探索を再開すると次に会敵したのはお待ちかねの牛さん一頭、ミノだ。まだ向こうは気が付いていないが、遠目で見ているだけでちょっと怖い。大きさは地球の乳牛よりは小さい感じだが普通の山羊よりは大きく見える。あんなのが角を向けて突進してくると考えたら、そりゃミッちゃんだって怖がるはずだ。日本の都会育ちのもやしっ子を舐めるんじゃない、普通にハードルが高すぎだろ。

 

 まあ、でもやるんだけどさ。ただ、危機感ていうか怖さは常に持っておかないと、余裕かましすぎて、どっかでポカをして自分を含めた誰かが死ぬようなことになったら洒落にならない。普通に心が折れる自信がある。

 

「相手は一体だ、突進は正面から受け止めるんじゃなく避けるか、斜めに受け流せ。その際には後ろのメンバーの位置を意識して、後衛が危ないようなら声掛けを忘れないように」

「「はい」」

 

 二人ならパワーで突進を止められそうな気もするが無理することはない。もっと経験を積んでやれると思ったときに試せばいい。

 

「来ます」

 

 セリナの声に気を引き締めると通路の奥から闘牛ばりにミノが猛突進中。凄い迫力だ。最初だし、少し削っておこう。

 

「一発だけ魔法を撃つぞ」

「「はい」」

 

 二人が少しだけ左右に移動して俺の前を空けてくれるのでそこへ『ファイヤーボール』を頭に向けて放つ。魔法を受けたミノはしばし足並みを乱したが、頭を振り払って炎の残滓を振り払うと突進を再開する。今度は助走が減ったせいかさっきまでの速度はなさそうだ。

 

「ユータ様、私の後ろ側へ!」

「わかった」

 

 前衛の邪魔をしないように素直に移動すると、セリナが突進してきたミノを直前で避けつつ横っ面に鋼鉄の剣を叩き込むところだった。

 

 強烈な一撃を受けたミノは勢いを減じつつ、よろめきながらも足を止めずユーターンを試みようとしているが、そこへすかさずファンナが横っ腹に槍を突く。そこで完全に動きを止めたミノにセリナが襲い掛かり…………うん、強いね二人とも。三階層くらいのミノ一体じゃぼっこぼこじゃないですか。これが相手の数や種類が増えたらまた全然違うんだろうけど、基本二体までのこの階層なら問題なさそうだな。

 

「ご、ご主人様。皮です」

 

 ファンナが持ってきた皮はあれだけ大きな体をしていたくせに随分と小振りだ。A4用紙くらい? こんなサイズでも決められた材料数を揃えれば、表面積的に足りなくても鍛冶でちゃんとした装備品になるんだから不思議な世界だ。

 

「ありがとう、ミノも問題なさそうだね。じゃあ皮を集めつつボス部屋を目指そう。突進系の魔物との戦闘訓練はボスのハチノス相手の方がよさそうだしな」

「そうですね。それなら他の魔物が合流することも、他の人に邪魔されることもなさそうです」

 

 ファンナからもらった皮をアイテムボックスに収めつつ、この後の動きを提案するとセリナも同意してくれたのでボス部屋を目指しつつミノを狩ることにする。

 

《鍛冶師》二人分の皮装備練習用となると一人頭二十ずつくらいは欲しいか。今日はこの階層とボス戦を何回かしたら時間的に終わりだろう。一応終了予定時刻を最大十八時と決め、なるべく効率的に戦闘を繰り返す。

 

 この時にも地図の効果は素晴らしかった。一度行った場所を何度も通るようなことがないから必要な範囲を無駄なく探索することが出来る。これにファンナの能力を組み合わせると魔物を見つけるまでの時間効率が格段に上がり、途中休憩などを入れても皮四十個の目標を三時間ほどで達成できた。俺たちのレベルに比べて魔物が弱いというのも大きな理由だけどな。

 

 セットしているジョブも最初の壁だと俺が思っているレベル三十を超えてきているし、《鍛冶師》のレベルも順調に上がっている。次回からの探索はどんどん階層を上げていくという流れにしていっても大丈夫そうだ。

 

 最後に仕上げとしてハチノス……大きなミノだな。こいつを相手に立ち回りを意識しながら五周ほどして今日の探索は終了。大きくなって、速さも迫力も増したが動き自体はミノとほとんど変わらず、直進してきたところをいなして攻撃の繰り返し。突進してくるハチノスにビビらなければ安定して狩ることが出来そうだ。

 

 そしてハチノスのドロップは大皮というA3サイズの皮。まんま皮二個分として計上されるらしい。

 

 探索を切り上げたら、一度自宅で装備を外して海猫亭で連泊最後の夕食を三人で楽しむ。明日からどんな料理を作ろうかなんて話をしながらの食事は双子も楽しかったらしく、終始楽し気な表情だったので、やはり思い切って家を借りたのは正解だった。

 

 きっと、奴隷になってから明日に楽しみを見出せるような心境ではなかったのが、俺のところにきて少しずつ日々を楽しめるようになってきたということかもな。もしそうなら主人としてよりも仲間として嬉しい。

 

 その夜は海猫亭での最後の夜ということで、二人を思う存分に可愛がってあげた。もちろん今日はセリナをやや念入りに。どうせ最後だと旅の恥はかき捨てとばかり二人を責めたててしまったおかげでシーツなんかが汗やらなんやらで凄いことになっているが、気にしない。ぐったりとした二人をなるべく濡れていない場所に寝かせると俺自身も隙間に潜り込む。

 

 ただ、二人の美少女力と滑らかな肌と柔らかな体を以てしても俺では一晩に一回ずつが限界なんだよな。だからそこに至るまでの前戯的な部分に力を入れて、二人をとろとろにしてからことに及ぶのがいつもの流れ。本当ならとろとろにしてあげた後、さらに突きまくってあげて二人を鳴かせつつ自分も共に何度も昇り詰めたいのだが、これだけ二人を相手にハッスルしても俺のステータスに《色魔》は生えない。

 

 これに関してちょっと考えてみて多分だけど、例の双子問題が関係していると推測している。きっと二人で一人と判断されていて《色魔》の条件を満たさないんじゃないだろうか。その推測が正しいかどうかは、次の奴隷を手に入れることがあればその時にはっきりする予定だ。

 

 それにしてもそう考えると原作ミッちゃんは化け物だな。《色魔》なしでも普通に二人相手に二周とかしてたし、何時間も行為に及んでいるような表現もままあった。ぶっちゃけると俺でも体力面はレベルが上がることでなんとでもなることが分かっているので、動き続けることは出来る。ただ、精力面に関しては『手当て』でちょっとした回復を見込めるが、それ以上は《色魔》さんに頼らざるをえない気がしている。むしろ今後メンバーが増えることを考えれば積極的にレベルを上げていく必要すら感じている。

 

 それに、《色魔》の先にどの種族とも子供を作れるスキルがあるかも? なんていう考察も元の世界にはあった。

 

 原作では《奴隷商人》のアランも異種族とは子供が作れないと断言していたし可能性は薄いかも知れないが、《鍛冶師》の中級職《隻眼》のように世間的に重要で優秀なジョブなら条件が厳しくてもそれなりの数がいて情報も出ているが、わざわざ《色魔》なんていう種族固有ジョブで中級を目指そうという人はあまりいないだろうから《色魔》の中級職情報がほとんどないのではないだろうか。

 

 それでもなった人がゼロということはないだろうから、もし誰でも妊娠させられるようなスキルがあるなら混血の種族も存在していてもおかしくないのに、その存在が公になっていないということは『母体の種族として産まれる。もしくは人間として産まれる』可能性は高い。それを確かめるためにも俺の仲間たちが若いうちに《色魔》を育てたいものだ。

 

 そんなヨコシマなことを考えてわくわくしているうちに海猫亭最後の夜は更けていった。

 

 

 

次のメンバーはどんな人?

  • メイラ 索敵 長身細見長髪クール美女
  • シェリア 索敵 細見陽気軽妙元気少女
  • ロシー タンク 大柄繊細暢気愛され系
  • トモエ 後衛 色白獣耳獣尾クール美女
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