俺だって異世界迷宮でハーレムしたい!   作:おるどばれい

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転移十三日目~転移十四日目


46 上げ上げ1

 鋼鉄の剣(空き)

 鉄の剣

 銅の剣(空き)

 銅の槍(空き) 

 ロッド(空き)(空き)(空き)

 棍棒(空き)

 エストック(空き)(空き)(空き)

 聖槍(空き)(空き)(空き)(空き)

 

「この中で魔法の威力が上がるのはロッドと聖槍だが、中列からも攻撃できるように俺が聖槍を使った方がいいと考えているがどうだ?」

「そうですね、私たちとしてはユータ様に前に出てもらうことがないのが理想なので、ロッドのままでもいいと思うのですが、魔法の強化率はどちらが上なのでしょうか」

 

 そういえば明確にどっちという記載はなかったが、装備の格としてなら聖槍の方が上だし、原作では知力二倍付きのロッドと比べてちょっと落ちるレベルとかだったから現状では聖槍の方が上だな。

 

「両方にスキルを付けていない状態なら聖槍だな」

「そ、それならご主人様が使った方がいいと思います。でも前には出ないでなるべく魔法で戦ってほしいです」

 

 ファンナの気持ちは嬉しいが現状三人しかいないパーティーだし、いざというとき前で戦えないのは困ることもあるだろう。

 

「いずれパーティメンバーが揃ってくればそうなるかも知れないが、それまでは低階層でもあることだし、三人で協力して戦おう。俺だって少しは近接戦闘に慣れておかないといざという時に動けないしな」

「た、確かにそうですけど……」

「ただ、俺は無理に階層を上げるつもりはないし、安全マージンはたっぷりと取る方針だ。それに俺たちは三人とも身代わりを付けているから一撃で倒されることはないしな。でも……そうだな、パーティーのうち一人でもその攻略階層に不安を抱いた時は攻略を進めるのは止めてレベル上げを優先することにする。それならどうだ?」

「わ、わかりました。すみません差し出がましい意見を」

「俺のためを思ってくれてのことだし、それに俺たちの間で意見を出し惜しむなんてやめてくれ。なんでも言いなりになる奴隷を求めている訳じゃないからな」

「「はい」」

 

 どうやら二人の理解も得られたらしい。てことで聖槍はひとまず俺が使うことにして、ファンナとセリナはどうするか。どちらかに強権を付けた武器を使ってもらいたいが、どうせなら長く使える武器に強権は付けたい。となるとエストック一択なんだが、一応職人側の意見も聞いておくか。

 

「ウサギとコボルトで【詠唱中断】の付いた強権武器を作ってほしいんだが、どの武器に付けるのがいいと思う?」

「そうですね、せっかくの【詠唱中断】ですから前衛が使う武器に付ける必要がありますけど、銅の武器に付けるにはもったいないです。鋼の剣かエストック、聖槍に付けるべきだと思います」

「そうだな。だが聖槍には魔法関連のスキルを付けていく予定だから中、後衛で使うことが多くなる。そうするとあまり強権とは相性が良くない。エストックにはいずれ石化や麻痺などの状態異常を付与できるスキルをつけたいと考えている」

「そうなのですね……でも鋼の剣はスロット一つですよね。それならやはり強権はエストックに付けるのがいいと思います。スロットが三つあるなら石化や麻痺も付けられますし、状態異常を付与するには敵の近くで何度も攻撃をする必要があるのですから、強権と相性はいいはずです。ただ、もしウサギのスキル結晶が追加で手に入った時でも、鋼の剣に付けるよりは間合いの長い槍でいい装備を探して付けるのがいいかと思います」

 

 うん、ちょっと誘導してしまった感じはあるが、俺の考えもほぼ同じだ。細かいところまでを含めたらセリナの意見が最適解かな。場合によっては先に鋼の槍かダマスカス鋼の槍あたりを探してから強権を付けることも考えられるが、これからある程度階層を上げていく予定だし、その際に強権は常に一つは持たせておきたい。鋼の剣も悪い装備ではないが、階層が上がると物足りなくなるかも知れないし、強権を付けるにしてもスキル装備とスキル結晶に余裕が出来てからになるだろう。

 

「そうだな、セリナの意見を採用しよう。じゃあこのエストックにウサギとコボルトで融合を頼む。今回はファンナだったか?」

「は、はい! 頑張ります!」

「姉さん、頑張って」

 

 ファンナはふくよかな胸をばいんっと張って、やる気満々だ、とりあえず残りの装備を全てアイテムボックスにしまうとエストックとコボルトとウサギのスキル結晶だけをテーブルに残す。まあ、スロットがある以上成功するのは確定しているし、既に身代わりのミサンガを作成した経験もあるから緊張することもないだろう。

 

「い、いきます。『今ぞ来ませる御心の、言祝ぐ蔭の天地の、スキル結晶融合』」

 

 思ったよりも緊張感を漂わせながら行われた融合は、いつもの発光現象を終えてもちろん成功。

 

強権のエストック(詠唱中断)(空き)(空き)

 

「うん、さすがファンナ。しっかりと出来ている。お疲れ様、気分が悪くなったりはしていないか?」

「あ、は、はい! 大丈夫です。ありがとうございますご主人様」

 

 労うように頭を撫でてあげると嬉しそうに微笑むファンナに癒される。もちろん、その後にセリナも撫でて、癒され度を倍ばいんしますけど、なにか?

 

「強権のエストックを使わない選択肢はないから、どちらかに装備してもらう必要があるんだけど、どうしようか。エストックを持つということは相手のスキルをキャンセルすることを常に意識してもらわなきゃならないから、基本的に相手の近くで戦う必要がある」

「そういうことであれば、私がエストックを装備した方がいいと思います。姉さんは眼鏡の関係がありますから、もし攻撃を受けて大事な眼鏡を破損することになったら大変ですから」

「セリちゃん……」

 

 確かにそうか。本当ならファンナには今まで通り間合いの長い槍を使ってもらえればいいんだが、現状の手持ち武器での三強は聖槍、エストック、鋼の剣の三つ。魔法強化の都合で聖槍を俺が使う以上、残りはどうしたって魔物の近くで戦うことになるが強権に関して言えばスキルキャンセルのためにさらに突っ込んだ立ち回りが必要になる可能性が高い。そうなると眼鏡を掛けているファンナには少々厳しいか。

 

 でも、低階層のうちはそこまで最大火力を追求する必要もない気もする。聖槍を使えば魔法の威力も上がるし、セリナがエストックに換えた分も上がる。それならファンナがもうしばらく銅の槍を使い続けても問題ないだろうし、階層を上げている間にもう少しランクの高い槍を探せるだろう。

 

「よし、じゃあ強権のエストックはセリナに預ける。ファンナは階層が上がっていく間にもう少し良い槍を探すからそれまでは変わらず銅の槍でいこう。いずれパーティメンバーが増えて前衛に向いている仲間が増えれば強権はそちらに回す」

「はい、いいと思います」

「わ、わかりました」

「あ、一応ファンナに言っておくが、ファンナの近接戦が不安だということではないぞ」

「え? は、はい」

 

 ファンナがちょっとしょんぼりした感じだったので、ちゃんと理由を説明しておく。

 

「ファンナは確かに視ることに対して不安があるが、その分は聴力を始めとした他の感覚で十分に補えている。そういう意味では見える者たちより死角も少なくなっているだろうファンナはセリナよりも前衛向きかも知れないと思っている」

「なるほど……確かにその通りかも知れませんね」

 

 セリナがなるほどと頷いている。ファンナはそれならどうしてでしょうと首をかしげているが、理由はもっと単純な話だ。

 

「それでも中衛にしようとしているのは、やはり眼鏡の件があるからだな。もし顔に一撃を受けて眼鏡が割れたりすると破片が目に刺さったりして失明する危険がある。一応戦闘時は割れにくいゴーグル型の物を使ってもらっているが、もしもということがある」

 

 ファンナはそんな危険性を考えていなかったのか、今かけている眼鏡に手を触れて考え込んでいる。俺たちに迷惑を掛けてしまわないかと不安なのかも知れないがそんなことは考える必要はない。

 

「だが、仮にそんなことがあって失明したとしてもファンナを手放したり見捨てることはないから安心していい。必ずエリクシールを手に入れて治してやるから今まで通り遠慮なく戦ってほしい」

「ご、ご主人様! ありがとうございます!」

「もちろんセリナも同じだ。眼鏡をかけていなくても魔物の攻撃で大きな怪我をすることはあるかも知れない。それでも絶対に治すから、怪我をしたからといって俺の傍を離れることは許さない。いいな」

「はい! ずっとユータ様と一緒にいます」

 

 キラキラした目でこちらを見ている(ような気がする)ファンナとセリナをよしよしと撫でるとそのまま風呂場へ直行し、いちゃいちゃしつつ入浴を済ませると寝室へ……うん、二人のご奉仕が凄かったです。商館である程度は技術というか手法も教えてもらっていたらしい二人だが、いままでは俺に攻められると余裕がなくなって使う機会もなかったようで、今日は私たちからということで申出があったので初お披露目になった。

 

 さすがに実践するのは初めてだったらしく、ぎこちなさはあったけど、それがまた初々しくて、しかも見た目は小柄な二人に攻められるという絵面は日本人感覚の抜けきらない俺にとってはちょっとした後ろめたさもスパイスになってとても最高でした。

 

 二人の奉仕に蕩けた後、お礼にとばかりに二人を蕩けさせてあげると、三人とも気絶するように眠りに落ちた、らしい。早く《色魔》がほしいところだ。

 

 早朝に目覚めてから、今日も朝食前に迷宮へ行くことにして俺とセリナは新しい武器を持ち、クラ西の五階層へ。

 

「五階層はエスケープゴートで、ボスはパーンになります。エスケープゴートはダメージが増えると逃げ出すことがありますので要注意です」

「わかった。今日も弱点属性がある魔物はいないから基本的に『ファイヤーストーム』で攻撃していくがエスケープゴートが逃げだす可能性があるから少し引きつけてから撃つので距離を詰められる可能性も頭に入れておいてくれ」

「「はい」」

 

 といいつつ、臨んだ五階層の探索だが、聖槍の効果が乗ったおかげなのか魔法二発で魔物たちが落ちていくため五階層は全く危なげなかった。エスケープゴートも一発目で逃げ出す素振りは見せるが、ある程度引き付けてさえいれば俺の二発目から逃れられるほどには逃げられずに二発目で倒せた。となれば、この階層も問題ない。ボス部屋までの最短距離を突き進みつつボス部屋までたどり着いたところで、周辺の魔物を倒しつつ時間調整して朝食の時間になったところで一度迷宮を出る。

 

 クラタールの商店街で朝食の食材を買って、路地裏からワープで帰宅。朝食が終わったら三人で文字の勉強をする。その後は二人で掃除洗濯などの家事仕事をしてくれるので俺は先日買っておいた石鹸作成セットで石鹸作りに挑戦。

 

 買っておいた小鍋の一つはミッちゃん方式で、沸かしたお湯に削ったシェルパウダー、つまり重曹を入れる。発生した泡が少なくなってきたら、コイチの実のふすまを投入。原作でも量は適当だったので俺も適当だが失敗しても《錬金術師》が取れれば問題ない。そう思うと気が楽なものでのんびりとかき混ぜながら投入していくと褐色のドロドロの液体ができた。一応石鹸と呼べるものになったはずだが。

 

錬金術師 Lv1

効果 知力小上昇 器用微上昇

スキル メッキ

 

 よし、ゲット。

 

 後は普段使いするのになるべくいい石鹸が作りたいのでオリーブオイルと重曹でも挑戦。工程はほぼ同じでいいよな。

 まずはもう一つの小鍋に水を入れてじっくり加熱しながら重曹を溶かしたら、今度はオリーブオイルを少しずつ足していきながら混ぜるだけ。本当ならここにアロマ的なものを加えると香りとかが良いのが出来そうなんだけど、その辺はおいおい改良していこう。

 

 じわじわ煮詰めてかき混ぜていくといい感じにとろみが出てきたな。見た感じコイチの実のふすまで作った物よりは透明感があって匂いも悪くない。体を洗った時の使用感を試してからになるが、多分こっちを改良していく感じになりそうだ。

 

「ご、ご主人様」

「お、ファンナか。掃除は終わった?」

「は、はい。洗濯も後はセリちゃんがシーツを干したら終わりです。ご主人様は何を作られているんですか」

「お疲れ様、これは石鹸を作っているんだ。俺が持ってきた石鹸には遠く及ばないだろうけど、これから少しずつ改良していこうと思っている。その時はいろいろ協力してもらうかも知れないからよろしくな」

「す、凄いですね。石鹸を自分で作れるなんて、私で良ければいくらでも協力しますのでなんでも言ってください。お肌がつるつるになるためですから頑張ります!」

 

 お、おう。やっぱりファンナも女性として美しくありたいという想いは強いらしい。これなら少しずついい物が作れるかもな。

 よし、一段落ついたし午後からはパーンを倒してヤギ肉ゲットといこう。

 

次のメンバーはどんな人?

  • メイラ 索敵 長身細見長髪クール美女
  • シェリア 索敵 細見陽気軽妙元気少女
  • ロシー タンク 大柄繊細暢気愛され系
  • トモエ 後衛 色白獣耳獣尾クール美女
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