アンケート終了です。
次のメンバーがまもなく登場予定ですので、ここで締め切らせていただきます。
本当にたくさんの投票ありがとうございました。
やってきました五階層ボス戦。お相手は魔法を使うヤギの人。警戒すべき相手だが、まだ五階層だし、スキル頻度も威力もそれほどではないはず。とは言っても怖いものは怖い。最初は《盗賊》と《錬金術師》を入れ替えて全員に【メッキ】をかけて臨む。もちろん【メッキ】をかけることはちゃんと二人には伝えてある。
「セリナ、なるべく近くで戦って強権のエストックで魔法を止めてほしい」
「はい、頑張ります」
「ファンナはセリナに攻撃が集中しないようにうまく横から気を引いてくれ」
「は、はい、やってみます」
「俺はあくまでも魔法優先にはなるが、二人の負担が軽くなるようにファンナとは反対側へと回りつつ攻撃に参加する」
本当は俺を前線に出したくない二人だが、話し合いは済んでいるためしっかりと頷いてくれる。二人に説明した一回だけダメージを軽減してくれる《錬金術師》のスキル【メッキ】の存在も納得の理由として大きいだろう。
「よし、いくぞ」
「「はい」」
ボス部屋に入ると、すぐに部屋の奥の方でパーンがポップし始めるのでセリナは真っ直ぐにダッシュ。ファンナはやや左に回り込むようにしてダッシュ。俺は右に回り込むようにして移動しながら射線をとって【ファイヤーボール】の準備。相手の動きを捉えられないようならMPや威力のロスは覚悟のうえでストームに切り替える予定。
頭上に出した【ファイヤーボール】はパーンが指定できるようになったと同時に射出。放たれた火球はポップしたばかりのパーンにしっかりと命中。いきなりの被弾を嫌がったパーンが飛び跳ねるように後ろに下がる。その跳躍は人間の足では絶対に無理だろうというものだが、強権のエストックを持ったセリナはしっかりと後を追いかけて攻撃、すぐにファンナも逃げ道を塞ぐように左から銅の槍を振っていく。
それを受けてさらに下がったパーンが立ち止まり、足元に魔法陣を出し始めるが、それはセリナが許さない。すぐに駆け寄って斬りつけると魔法をキャンセル。動きが一瞬止まったパーンを狙い撃つように二発目の魔法を撃ちこむ。
その後は三人で囲んで攻撃を続けていくが、やはりなりふり構わずに囲みを抜けようとされると三人では抑えきれないらしく、何度か囲みを突破され仕切りなおすことになってしまう。うまく壁や角に追い込めれば三人でも……と考えていたところで閃く。
パーンに抜けられたくない場所に【ファイヤーウォール】を設置。案の定パーンはあえてウォールを抜けようとはしてこなかった。これで一面を塞げたことで誘導がしやすくなり角に追い詰めることに成功。あとは双子が前衛で戦っている後ろから魔法を放つだけのお仕事だった。
「よし、お疲れ様。セリナ、何度か攻撃を受けていたがどうだ?」
「初撃には確かに【メッキ】の効果が感じられました。二回目も一回目よりは強く感じましたが、ユータ様がすぐに【手当て】してくれたこともあり問題はありませんでした」
「ダメージとしてもそれほどじゃなかったならよかった。ファンナはどうだ?」
「ご、ご主人様ヤギの肉です」
ドロップアイテムを拾ってくれていたファンナから受け取った物をアイテムボックスに入れながら同じことを聞いてみる。今回はセリナがしっかりとタゲを取ってくれたためファンナは攻撃を受けていないが、何度か危ない場面はあった。
「セリちゃんのおかげで私は牽制に集中できましたので大丈夫です」
ファンナも問題なしか。戦闘時間自体もそれほど長くはなってないし、さっきの追い込みがうまくはまりそうならこの階層も今の俺たちにとっては適正階層とは言い難いか。
「とりあえずパーンも問題はなさそうだな。ただ、スキルのキャンセルや追い込み方の連携なんかの練習にはちょうどよさそうだし、ヤギ肉も少しストックしておきたいからヤギ肉が十個になるまで周回しよう。【メッキ】も何回か戦ったら使わなくするけど、いつから使わなくするかは言わない。常に緊張感を持ってやろう」
「「はい」」
とは言いつつもパーン戦の間はずっと【メッキ】します、だって心配だもの。ただ【メッキ】をあてにして動きが雑になるのは困るから基本は無いものとして戦ってもらうための方便だ。
他の迷宮探索者がいないのを確認しつつパーンを周回して、しっかりと肉を十個確保。一度だけパーンからの魔法も受けたが【メッキ】越しだったからか、低階層だからかそれほどきつくはなかった。
時間はまだありそうだったので、そのまま六階層の攻略を開始。六階層のメイン魔物ニートアントの毒に気を付けつつ、最短ルートから離れすぎないように周囲の魔物を狩りながらボス部屋付近まで行くと、いい時間になったのでサクッとボスのハントアントを倒して七階層を記憶して終了。アント系は毒が怖いけど弱点属性があるので意外と楽に戦えるのはありがたい。
翌日は七階層からスタート。この階からのメインはナイーブオリーブだ。こいつがドロップするオリーブオイルもボスのパームバウムが落とすパームオイルも在庫はいくらあってもいいのでこの日は七階層を魔法で無双しながらオイルを荒稼ぎ。
この間に《商人》がレベル三十に達したことで《商人》関係の派生職が解放。
武器商人 Lv1
効果 体力小上昇 知力微上昇 精神微上昇
スキル アイテムボックス操作(30) 武器鑑定 カルク
防具商人 Lv1
効果 体力小上昇 知力微上昇 精神微上昇
スキル アイテムボックス操作(30) 防具鑑定 カルク
奴隷商人 Lv1
効果 精神小上昇 知力微上昇 体力微上昇
スキル インテリジェンスカード操作 スレイブコントラクト カルク
《奴隷商人》は細かい記載が原作ではなかった気がするけど、アイテムボックスがないことから条件的には《探索者》は育てなくても良かったぽい。おそらく《商人》レベル三十と奴隷を売買したことがある、というのが条件か。そして、インテリジェンスカード操作に加えて、【スレイブコントラクト】というスキルがあった。おそらくこれが奴隷身分であることを書き込んだり、遺言などを変更するスキルだと思う。
【インテリジェンスカード操作】だけだったら《騎士》でも同じようなことができてしまうし、それに《騎士》には《村長》に就かせることができる【任命】というスキルがある。
そういえば原作では《村長》も村民に対して奴隷身分であることを書き込んでいた。ということはおそらく【インテリジェンスカード操作】と、それとは別に悪事を働いた《村人》や《盗賊》などを奴隷にすることが出来るスキルがあるんだろう。確かめてみたい気もするが、そのために誰かを《騎士》まで育てる必要があるのかという話だ。今後のメンバーの育成方針上に《騎士》を経由することがあれば……ん?
あ、というか俺が既に《騎士》を取得しているんだから、俺が双子のどちらかを一度《村長》に【任命】すればいいのか。
というわけでさっそくその日の夜に試してみた。
村長 Lv1
効果 腕力小上昇 体力微上昇
スキル インテリジェンスカード操作 パニッシュ
結論としては罰する、懲らしめる的な意味合いの【パニッシュ】というスキルがあった。確かにこんなスキルがあるなら《騎士》が勝手に《村長》を【任命】することが禁止されているというのも納得。だが俺が取得したいかというと《村長》は《遊び人》の取得条件であるジョブの数には含まれないというのが有力説だし、効果もスキルも微妙なので取得する意味はないかなという結論になる。ただ、原作ファンとしては新しい知識を得られて満足だ。
《商人》の後には今後のために《薬草採取士》をセットし、さらに《錬金術師》から戻していた《盗賊》もレベルが三十になったので、翌朝からは《賞金稼ぎ》をセットして【生死不問】を成功させて《博徒》の取得をめざす。これが成功すれば《遊び人》取得のための規定ジョブ数が十八になりおそらく条件を満たすはず。
魔物が最大四体になって経験値効率も上がったクラ西の八階層で《賞金稼ぎ》をセットしてちょっと懐かしささえ感じるこの階層メインのニードルウッドたちをストームで薙ぎ払いつつ、ちょいちょいベリル西迷宮の一階層でコボルト相手に【生死不問】をかけ続け、とうとう。
「え、ご、ご主人様……いまコボルトが何もしないのに」
「ユータ様、もしかして今のが?」
「ああ、そうだ。とうとう【生死不問】が成功したぞ! そしてこれで《博徒》というジョブが取得出来て、その取得で規定数のジョブを取得した俺には」
わくわくしながらジョブ設定を確認すると、そこにはしっかりと《遊び人Lv1》の文字が。
「よっしゃ、やったぞ二人とも。とうとう《遊び人》をゲットした。字面はよくないけど、効果は説明してあった通りだ。これでまた殲滅力が増すぞ」
「お、おめでとうございますご主人様。凄いです」
ファンナはよくわかってないのにとりあえず褒めた感が凄いな。まあ、それでも可愛いから全然いいけど。
「えっと、たしかスキルと効果を選べるジョブでしたよね。 そこに魔法を設定すると、ユータ様は詠唱をしないから魔法を二発、一度に放てる? ということでしたか」
「ああ、そうだ。一度しか説明しなかったのによく覚えていたなセリナ」
「えっと……それってすごいことなのでは?」
そうです、すごいことなんです。
「よし、クラ西の八階層に戻って検証するぞ」
「「はい」」
結論、《遊び人》すげぇ!
体調崩したりなんだりでちょっと時間かかりました。
今後もペースはゆっくりだと思いますが、お付き合いください。
次のメンバーはどんな人?
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メイラ 索敵 長身細見長髪クール美女
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シェリア 索敵 細見陽気軽妙元気少女
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ロシー タンク 大柄繊細暢気愛され系
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トモエ 後衛 色白獣耳獣尾クール美女