桃井タロウは楽園行き   作:トナカイ

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ヘビの目のシスター

 

 

 

 

 

 それから、少し後のことを語ろう。

 

 聖ガーランド大教会には、椅子に花の輪を並べるルクセリアの姿があった。彼女は遊びに来た子供たちの相手もしながら、自分の仕事をこなしている。その様子は、いつもと全く変わりがないものだった。

 

 ルクセリアの件は、結局シグルドたちとタロウ、そしてセラヴィスの間での秘密となった。

 タロウは嘘がつけないので、極力何も言わないように努めるよう、シグルドとセラヴィスがくぎを刺した。

 守ってくれるかはわからないけど、まあ頑張ってはくれるだろうなとルクセリアは思っていた。

 人との約束は、必ず守ろうとする人だったから。

 

 

(っと、そろそろね)

 

 

 そういえば、そろそろ賢者の家に向かわねばならないのだ。

 そのことを思い出し、ルクセリアは子供たちと一旦さよならをすると、花冠をほかのシスターに預け、教会を出た。

 真っ青な空が広がる教会の外。すぐ目の前の大通りへ続く道に、赤い傍付きの修道服をまとう少女がいる。ルクセリアは、自分を認め、手を振ってくる天真爛漫なその陰に、緩やかに手を振り返した。

 

 

「セラヴィス」

「ルクセリアちゃん! 今終わったところかな」

「ええ。じゃあ、辻馬車でもひっかけてから……向かいましょうか」

 

 

 そう言うルクセリアに、セラヴィスは「うん!」とうなづいて見せた。

 なんというか、犬のようだ。もとからかわいらしい少女だけれど、ルクセリアといるときだけは、彼女は敬語も捨てて、ただのあどけない少女に変わる。

 それを見ると、ああ自分は彼女の友人なのだ、と思えた。

 

 二人は道行く馬車に乗せてもらい、カボチャ商店街の教会へ。

 既に多くの人が集まるその場所の真ん中で、エプロンを着たイルヴィナが、お盆の上にシチューを載せてテーブルに運んでいる。

 

 

「はいはーい! イルヴィナちゃん特製のシチュー二人前、お待ちどーです!」

 

 

 明るい声を響かせ、彼女は天真爛漫に笑顔を浮かべていた。角と尻尾を隠し、人間同然の姿の彼女は、教会の人々に受け入れられながらシチューを運んで愛想を振りまいている。くるくると回っている姿は、まるで踊るようだった。

 

 今日はカボチャ商店街の馬小屋通り教会と、商店街教会のごはんVSパンの日である。

 前回タロウが「両者50点」の評定を与えてから、すでに一週間と少し。

 

 今回はそれぞれの主食に合わせるものとして、シチューを選んで対決を行っていた。

 イルヴィナは両教会にシチューのレシピを伝え、自らは手を加えず、それぞれの教会の配膳係を担っていた。孤児院の子供たちや、お金のない貧民の男女が、おいしいおいしいとシチューにありつく。

 それを横で聞きながらクレセアと、護衛のアウローラはうんうんとうなづき、シチューを口に運んだ。

 

 

「おいしい! イルヴィナちゃんのとは、味付けが違うね?」

「ふむ……確かにうまい。イルヴィナのほうが好みではあるが、これもいいな」

 

 

 二人そろってパンをシチューに浸し、食べつつ。

 昼食にはぴったりだと、恍惚な表情で答える。

 それを聞きながら、同じ席で、シグルドもシチューにありついていた。セラヴィスとルクセリアは、その隣へ「お邪魔します」と座る。

 

 

「ん、来たのか、二人とも」

 

 

 シグルドはシチューの滴るパンを口に放りながら、二人を出迎えた。

 

 

「お疲れ様です、賢者様」

「ん……ありがとう。今日も報告か?」

「はい。でも、もうご存じですよね?」

 

 

 シグルドはうなづいた。そしてあることを思い出して、盛大にため息をついた。

 その理由を、ルクセリアもセラヴィスも知っていたので、セラヴィスはまた「お疲れ様です……」とねぎらった。

 

 

「逃げられてしまったんでしたっけ? ええと……魔司教に」

「こういう時だけ逃げ足が速いんだ、くそっ……自分は何もしないくせに!」

「そういう人よ。上に立つ人間だからと、あの人は言っていたけど」

「詭弁だろうがっ! ああもう、ルドルフの首を取って、今度こそ信頼を盤石なものにするはずだったのに!」

 

 

 この一週間の間、シグルドは本来の予定通りルドルフを倒すために騎士団と攻撃をしかけた。その際、とある伝手に協力を依頼し、ルドルフの追撃も行い、完膚なきまでに彼を倒すつもりだった。

 が、そもそものルドルフのアジトが、もぬけの殻になっていた。どうやら先のセラヴィス救出戦……天装鬼戦の際にルクセリアが寝返ったこともあり、すでに逃げていたようだ。

 

 どこへ行ったのやら。ルクセリアはシグルドから再残聞かれたのだが、わからないと答えた。彼女も、ルドルフの使っていた隠れ家をすべて知るわけではない。

 今でこそシグルドの使い魔の一人となり、彼女への情報提供に嘘は混ぜられない。そのため、知っていることは余すことなく伝えた。そのためか、シグルドはルクセリアが頼りになる情報を何も持っていないとわかるや、大きな落胆を見せたのだった。

 

 

「まあ、いい。今更言ってもどうにもならない。作戦そのものが失敗したわけじゃないしな。アジトに残っていた道具は押収できたし、私の研究も進むし。それに、あいつの手駒だった淫魔も、掃討できたようだし」

「魔司教本人へはダメージを与えられなかったが、ゼノバイドに地位というものがあるなら、奴のそれは大きく揺らいだはずだ……と、ノエイン様もおっしゃっていました。賢者様はゼノバイドの内情をよくご存じなんですよね」

「まあ……な。あいつは大幹部だ。地位が揺らげば、こちらへの攻撃を行うほかなくなる。いずれ奴から仕掛けてくるのを、待つほかないな」

 

 

 シグルドはそう語りつつ、シチューを最後まで飲み干した。パンはもう食べ終わっていた。

 残るはライスと、イネアさん手作りのシチューだ。少し頼みすぎたなとシグルドは思った。

 

 

「……そういえば、賢者様。一つ、気になることがあるのだけど」

「なんだ、ルクセリア」

「あの日……どうしてセラヴィスを助けに来ることができたの? 私はあの時、貴女たちとはあまり関わりを持っていなかったはずだけど」

「ああ、それはな__」

 

 

 シグルドが説明しようとした矢先。

 風が吹き、その場にいる面々の首筋をひやりと撫でた。

 ぞわりと体を震わせたルクセリアは、ゼノバイドにいたころに似た感覚を味わったのを思い出した。このゾワゾワとする感覚の後、ある大幹部がいつも自分を驚かせてきたから「ほお、よさげな素材がいるのう?」

 

 

「ひああっ⁉」

「な、なになに、なんなのルクセリアちゃん⁉」

「……驚き方がすごいな。レゾフュア、怖がらせないでもらえるか?」

 

 

 ルクセリアの背後から現れたレゾフュアはクスクスと笑い「しょうがないのう」とつぶやくやシグルドの隣へと座った。ルクセリアはなぜだかセラヴィスに抱き着いていた。彼女は顔を赤らめるや離れ、現れた少女、レゾフュアをにらみつける。

 

 

「……なんで貴女がここにいるの⁉ 貴女、ゼノバイドの幹部でしょう、レゾフュア!」

「ふふっ、なんども言うがワシは淫魔王復活などさして興味はないでな。お主ら淫魔とは違うのよ」

「……だ、誰なんですか、この方」

 

 

  困惑するセラヴィスに、ルクセリアとシグルドは説明する。

 きちんとした説明ではなかった。ルクセリアはとにかく、レゾフュアがどれだけ恐ろしい存在で、近づかないほうがいいと告げた。またシグルドは、頭はよくて頼りにこそなるが、腹の中で何を考えているかわからないような腹黒だから、やはり近づかないほうがいい、と伝えた。

 一応、死人占い師だということも伝えた。

 するとセラヴィスはガタンと椅子を蹴って立ち、離れ、浄化の奇跡を使おうとした。あまりの恐怖のせいで無言だった。

 

 

「ちょっ、ダメよセラヴィス! それ向けたらこっちが殺されちゃうわ!」

「よいぞ? 見ればリッターの素質が見える……うまく使えば、前人未踏の死人エデンズリッターが」

「やめろ師匠! ……セラヴィスもおちつくんだ。確かに恐ろしいが、根は……よくないな、うん」

 

 

 死人占い師の中でも特にやばい女だし。根がいい人間なわけがない。

 ともかく、と話を戻し、

 

 

「彼女が私に協力してくれたんだ。ルクセリア、お前が突然タロウに目を付け始めたのを知ってな」

「私のことを尾行してたというわけね。確かにレゾフュアの作るゾンビなら、聖都の中でも動けるもの」

「あれ? じゃあタロウさんが感じていた視線って……」

「ワシのものかもしれんな? それとも、ルドルフのゼノアイズか……」

 

 

 レゾフュアはくつくつと笑う。

 ルクセリアはその笑みの意図が分かってしまった。結局どこまで行っても、ルドルフはルクセリアを信頼していなかったのだ。彼女が桃井タロウと行動して手に入れた情報も、伝えるまでもなく、あの男は知っていた。

 

 

「……」

「ルクセリアちゃん?」

「……いえ。大丈夫よ。……縁を切れたと思っていたのに、この女と関わることになったのが嫌なだけ」

 

 

 レゾフュアをにらんで、彼女は言う。そんなに嫌いなのかぁ、とセラヴィスは思った。

 件の死人占い師は、禍々しい笑みを浮かべながら、ルクセリアへ近寄ると、その指をつい、と這わせた。

 

 

「クスクス……まあそういうな、仲良くやろうではないか。イビったりなどせぬぞ? ワシは優しい姑じゃからな……淫魔と聖職者がくっつこうとも、気にはせん」

「セラヴィスは友達というだけよ! ……まあ好きではあるけれど、それとこれとは別でしょう!」

 

 

 面と向かって好きと言われるとむず痒いからやめてくれないだろうか。

 セラヴィスのそんな思いは、ルクセリアには通じていないらしい。

 レゾフュアは「セラヴィスは大事な友達なんだから!」と吠えるルクセリアと、赤面するその親友を見て、やはりニンマリと笑った。ああ楽しい、からかうのが楽しい。

 これは愛弟子をからかう時とはまた別の快楽だ。

 

 

「こうなればドンモモタロウとやらも気になってくるがのう……クスクス、そこにおるお主が、ドンモモタロウなのじゃろ?」

 

 

 レゾフュアはもくもくとシチューを食べていたタロウに目を合わせた。

 先ほどからずっと、シグルドたちの席でシチューを食べていたのだ。前のカレーの時のように超大盛のシチューを、機械のような速度でバクバクと食べている。味わって食べているのだろうかと不安になる速度だ。

 そんな彼は食べる手を一瞬止め、自分の体を這う視線の主に目を合わせた。

 

 

「ほう、今俺を見たな? これでアンタとも縁ができたな!」

「うむうむ、シグルドの言っていた通りじゃのう。出会った瞬間に縁結び、まさに縁結びの狂人じゃ」

「それで、アンタ、何者だ?」

「ワシはレゾフュア。シグルドの師匠よ。よろしく頼むぞ」

 

 

 よろしくしないでほしい。シグルドとルクセリアはほぼ同時にそんなことを思った。

 しかしタロウは「ああ、わかった!」と笑顔で言いやがるのだ。ああ、頼むから善悪の区別くらいはつけてくれ。良縁と悪縁の区別はつく癖になんでそんなところは鈍感なのだろうか。

 そんなことを思っていると、レゾフュアの前に、タロウがシチューの皿を置いた。

 

 

「なんじゃこれは」

「食え、うまいぞ!」

「いや待て。ワシはただ弟子の様子を見に来ただけで」

「何を言う、今日はシチューの祭りだ。せっかく来たんだ、食っていくといい」

「いや、ワシ小食じゃし……」

「師匠、そいつは食うまで聞かないと思うぞ」

「……そ、そうか。なら、いただくかのう」

 

 

 レゾフュアは渋々シチューを受け取り、口に含んだ。

 あのレゾフュアに言うことを聞かせるとは。ルクセリアは半ば呆れながらも驚いた。

 

 クレセアもアウローラも、その渦中を横から見ながらシチューを食べ終えた。

 いつの間にか来ていたらしいコムギとイネアも、タロウのほうをじっと見ている。

 

 

「どうかなー、さすがに今日は私の勝ちだよね」

「フフ、私のシチューこそが至高ですわ! コムギさんのシチューなど、足元にも及びません!」

 

 

 そこから喧々囂々と喧嘩再開。

 悪い人じゃあないんだけど……ああやって喧嘩してる二人がそばにいると、食べにくいんじゃないかなぁ、とクレセアは思った。が、そんな彼女の創造とは裏腹に、タロウはペースを全く落としていない。山のような米がみるみるうちに減っていく。というか、よくあんな量のごはんが入るなぁ。

 

 

「ねえねえイルヴィナちゃん」

「はいほい! どーしました?」

「タロウさんとアウローラさん、すごいね」

「確かにすごい勢いです! あんなに食べてもらえたら、作った人はうれしいでしょーね!」

 

 

 イルヴィナは意味ありげに、コムギとイネアを見つめた。

 と、ガタンとスプーンの落ちる音がした。その音を鳴らしたのは__

 

 

「あれ、お姉様? 大丈夫?」

 

 

 そう、シグルドだった。

 なぜだか彼女は、今日はいつも食べる量の二倍くらいを乗せられている。

 理由は簡単、今回は彼女も採点係だからだ。普段通りタロウが採点するのだが。前回素性が知れてしまったシグルドも、採点を任せられているのだ。そのためにシチューは二人前、パンとライスは大盛りである。

 

 

「……だ、ダメだ、これ以上は無理だ……」

 

 

 腹八分目を過ぎ去り、天辺に到達し、峠も超え切った。

 シグルドの胃袋は、あと二人分を残してノックアウトであった。

 クレセアの隣で、イルヴィナが「あちゃー……」と額をたたいている。

 その様子を見て、クレセアも思わず言ってしまった。

 

 

「ああもうやっぱり……タロウさんみたいには無理だよって、言ったじゃない!」

「い、いいとこ見せたいんだよ……お前が、いるから……うえ」

「ああもうかっこつけてないで! ああ危ない、まだ戻しちゃダメ!」

「も、もうダメ……」

「む、どうした主殿。食わないのか?」

「食べたいけど食えない……」

「……仕方ないな。じゃあ私が少しもらおう。ほら、タロウも食うか?」

「なんでお前らなんだおかしいだろ……そこは普通クレセアとかイルヴィナじゃないのか……」

「あ、落ち着いたんだ。うーん、私おなかいっぱいだし、イルヴィナちゃんは……」

「私はまだお仕事があるので、ダメです! 冷えてるとおいしくないですから、早めに食べてほしいですし」

 

 

 それに、とイルヴィナは続ける。

 

 

「アウローラちゃんは、私たちの家族ですもん! いいですよね、ご主人様!」

「……その流れだと、タロウはどうなんだ?」

「たまに来る従兄のお兄ちゃん的アレです!」

「ああ、そう……」

 

 

 まあ、そういうものかな……

 シグルドがうなだれている目の前で、タロウは無言でシチューをさらに注ぎ足そうとして__

 ふと何かに気づき、シグルドの皿にをコムギの前に差し出した。

 

 

「ほえ? タロウさん、これは?」

「食え、うまいぞ」

「えー、イネアちゃんの味付けでしょう? むむ、ちょっと……」

「あら、私のシチューが食べられないとでも?」

 

 

 そんなことないよ! と怒るコムギと、イネアがバチバチ火花を散らす。

 何をしているんだとほかの面々が見ている横で、タロウはイルヴィナに、コムギ作のシチューを注いできてもらい。

 

 

「どちらもうまい。敵を知り、己を知れば、百戦危うからず__と、俺のオトモが言っていた。食ってみろ、お前たち」

「……まあ、そこまで言うなら、食べてみるけど?」

「いいですわ、私のシチューにかなうものなどないということを証明して差し上げます!」

 

 

 二人はそろって、お互いのシチューをパクリと一口。

 瞬間、電流が走ったように顔をこわばらせ、ガツガツと食べ始めた。

 クレセアが思わず「ちょ、ちょっと。飛び散ってるってば!」とハンカチを差し出してしまうくらいの勢いだった。

 二人はほとんど同時に食べ終え、お互いを見て、タロウを見た。

 そして口をそろえ__

 

 

「「おいしい!」」

「そうだろう」

「なるほど、香辛料多めの味付けとは考えましたわね……これなら若干淡白なパンと味も合う。お米ではできませんわ、これは」

「ミルク多めでまろやか! アクになったりしないんだね、冷えたときにお米に張り付いたりしないし! へー、考えられてるなぁ」

 

 

 そんなことを口々に言いあう。

 そうだろうそうだろうと、タロウはうなづいている。

 

 

「友達のために作ったシチューは、何事にも代えがたいうまさだ。点数をつけるなら__」

「それはいいです!」

「後でとっといて!」

 

 

 二人が口々に言い、タロウは分かったと閉口する。

 そんな彼を見て、セラヴィスはくすくすと笑っていた。

 

 

「レゾフュアさんも楽しそうじゃない? ルクセリアちゃん」

「……タロウに言い寄って、何考えてるのかしら。想像もつかないわ」

「そういうこと言っちゃだめだよ。私とルクセリアちゃんも、聖職者と淫魔なんだし。水と油だって、交わる方法はあるんだよ」

 

 

 ちょっと前に、タロウさんに教わったことなんだけどね、とセラヴィスは言う。あの男は、本当人をつなげることだけは、語彙がすごい。

 友人への愛情がこもったシチューをそれぞれ食べながら、二人はふう、と息を吐く。

 次はイネアさんの作ったほうにもありつこうか……

 そう考えているセラヴィスの横顔を、ルクセリアはじっと見つめた。

 

 

「うん? どうしたの?」

「いえ、なんでもないわ」

 

 

 ……ゼノバイドを裏切ってしまってよかったかどうかは、ルクセリアにはわからない。

 未だに自分はセフィロトを信奉していないし、淫魔だし、淫魔王様の復活そのものは、成し遂げたいと考えている。けれど。

 今は少なくとも、友人と呼べる相手と友愛を結べて__それでいいかな、と思えるのだった。

 よくわからなくて__だから、知りたいと願っていた愛の一つも……ここからわかっていけばいい。

 

 そう願いながら、ルクセリアは席を立つのだった。

 そのあとを__友人の聖女が、追いかけた。

 

 

 

 

 









 __じか~いじかい

 私は生まれながらの天才、賢人、苦労人。
 イルヴィナのミスによって街に繰り出した私たち。
 後始末をかき回す猫、自由騎士、桃井タロウ!
 お前ら邪魔をするな、おとなしく勝負でもしてろーッ!!


 ドン3節「あとしまつきょうそうきょく」


 という、お話っ!




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