SAN値ゼロから始める異世界召喚士ライフ 狂喜と混沌を呼ぶ召喚士 作:猫カイト
「もしかしてショゴちゃん……?」
俺は召喚陣から現れた少女に恐る恐る聞く。
「Yes それ以外この召喚陣で呼び出せるのはいない筈ですが?」
なに言ってるんだこいつって顔でショゴちゃんは見てくるがいやいや、
あの触手のショゴちゃんが美少女に変身とかカボチャを馬車に変えたシンデレラの妖精もビックリするレベルだよ!!
「それはそうなんだけど外見変わりすぎじゃない!?前はもっとキモカワ的な触手モンスターのお手本みたいな感じだったじゃん!!」
「私は進化したんです 人間にはこんな諺があると聞きました。男子三日会わざれば、刮目して見よと」
いったい誰からそんな諺を聞いたのか。
聞いた知識をどうだ凄いだろと自慢しながら鼻をならす。
そういう所は変わってないのね……その仕草をその外見でやるとすごくかわいいけど……
「いやいや!!ここまで変わるとそれは進化って言うか突然変異だから!!それに君その見た目女の子だよね!?」
「嫌でしたら元の姿になることもできますが……」
「その姿でお願いします!!」
俺は即答した。
あんなSAN値直葬の姿とかわいい女の子姿
答えは決まっている。
「わかりました そんな事より目の前の雑種とその飼い主を放置でいいんでしょうか?」
あ、そういえば今バトル中だった。
どうして進化したのかとかなんでその見た目にしたのかも気になるがこれ以上待たしても悪いのでまた後にしよう
「あ、ごめん忘れてた」
「貴様ぁ!!それにそこのスライム?誰の召喚獣が雑種だ!!すぐにそんな減らず口叩けなくしてやる!!」
「典型的なやられ役のセリフですね」
ショゴちゃんは煽る。
「これ以上煽らないでショゴちゃん!!前はもっと慎重だったよね!?」
「これが進化です 」
「そんなことでどや顔しないで!! ていうか進化ってそこ!?」
「態度だけではないありませんよ それを証明しましょう 見ていてください」
そういうと彼女は黒い触手を背中から展開する。
その触手は進化?する前から変わらず不気味でグロいが
新たな外見も相まってそれも何というかマッチしているというか芸術作品のように思えてしまう自分のSAN値はもうとっくに0なのだろうか……
「なんだそれは!! そんなのスライムがだせるなんて聞いて……ウルフ!?」
触手に驚いている対戦相手。
そりゃあそうだ
俺はなれてしまったが普通ならこんなグロキモの触手を見たら動揺するだろう。
だが流石戦争《ウォー》と名前がつくだけの事はあるのか、すぐにウォーウルフは警戒体制にはいり、攻撃をしかけようとする。
だがそれはもう遅かった。
「遅いですよ雑種 私が知ってる犬なら触手を展開する前にもっというなら話している隙に私を噛み千切っていましたよ? まぁ、話している間に攻撃してきていてもいいように地面に触手を仕込んでいたんですが」
ウォーウルフに一瞬にして黒くどこか血の匂いがする触手が絡まり付く。
その触手はまるで茨のよう。
動くものを許さぬ触手だ。
ウルフもやばいと感じたのか必死に爪で引っ掻くがそんな攻撃ではがれるほどショゴスの触手は甘くはない。
逆に爪がかけてしまうほどの固さだった。
「あなた甘いんですよ 捕まってしまったのなら足を捨てる覚悟ぐらいしないと駄目ですよ それももうさせませんが」
そういって腕にも触手が這い寄る。
こうなってしまったらもうどうしようもない
「ウォーウルフはB級魔物だぞ!?それがこんな!!こんなキモい触手に!!」
「キモいとは侵害ですね人間 私の種族の中で一番美しくなったんです。 それに犬は悪くないですよ 悪いのは貴方です。」
「な、なんで」
「犬の長所は四足歩行からなる機動力
それをこんな室内でそれに貴方を守りながら戦わせるなんてナンセンスです。完全なる選択ミスなんですよ
犬と違って私は室内といった狭いフィールドの方が得意なんですよ。貴方は召喚獣のランクが一番高いものを出したようですが、機動力が行かせない犬なんてあなたが見下したD級のスライム以下ですよ これから起こることでその愚かさを学習なさい 」
「そ、そんな……」
「もう止めろショゴス」
俺はショゴスを制止する。
ショゴスはウルフを喰らうつもりだ。
「お優しい事……」
そういってショゴスは触手をほどき、ウルフを地面に落とす。
優しい……それは君の筈だっただろう?
君は弱いから誰も傷つける事をしなかったし許さなかった。
君に何があったのショゴちゃん……