「魔法はイメージも大切だ。特に、なんのイメージ無しで使えばさっきのようになるぞ?」
クラウドくん、ファイアで草原焼け野原に変えました事件の1時間後。ソルジャーフロアにあるブリーフィングルームで、反省会(特にクラウド)が行われていた。
「ファイアだよ!?ファイア!一番弱い火属性の魔法じゃん!!ポケモンで言えばヒトカゲのヒノコよ!!」
「エアリスが星から聞いたゲームポケモンだな?ガスト博士がノリノリで再現したルビサファをやったことは有るが、ヒトカゲのヒノコとリザードンのヒノコは全然違う。そう言うことだ」
クラウドの言葉に対して、アンジールが珈琲を飲みながらアホなクラウドでも分かりやすく教えてくれた。同じ魔法でもへっぽこな兵士が使うのと、潜在能力が高いソルジャーが使うのでは全然威力や範囲となってしまう。
神羅兵が使えば小さな火の玉が飛んでいく程だが、シェルクが使えばバスケットボールほどの大きさの火の玉が飛んでいき、クラウドが使えば前方全域全てを燃やしてしまう。
「普通は良くても最初にファイアを使えばシェルクぐらいだ。俺が使った時はバランスボールぐらいの玉だったがな。
だが、セフィロスが初めてファイア使った時はお前と同じだった」
アンジールが語る。今から8年ほど前だろうか?15歳ほどのセフィロスは、ソルジャーとして任務に当たっていたグレン達の救援として初めて実戦投了され、圧倒的な力で敵部隊を壊滅し、ファイアを放つ。だが、そのファイアの威力は先ほどのクラウドと同様で、前方に広がる森の一部を広範囲にやきつくしてしまったのだ。
『なんて…力だ。ファイガか!?』←当時のグレンの心の声。
『やっちまった!?ファイアなんだけど!!前の戦車に攻撃するつもりでファイア撃ったんだけど!!』←表情では平常心を浮かべ、振り返りながらどや顔を浮かべてグレン達を見るが、内心やりすぎてビビる若セフィロスくん。
このように初めて魔法を使って、自分の魔法適性を知る場合も有るのだ。
「だが、魔法はイメージも大切で手加減したり、指向性や形を変えることも出来る」
アンジールはそう言う。魔法はイメージである程度コントロールすることが可能であり、アンジールは拳に魔法を纏わせて地面を殴り、地面を伝って魔法攻撃することも出来る。
ジェネシスはファイラを使う際は一つ一つの大きさを小さくし、1度の発動でなん十発も連続発射可能で、しかもホーミング性能つきだ。他にミスリルを用いた合金製のレイピアに魔法を灯したり、サンダガやファイガを掌に固めてさながら『ゴッドフィンガー』のように使ったりと様々だ。
セフィロスは森燃やしました事件以来、圧縮して破壊力を増大して使っているようである。
「俺達の同期でだが、ジェネシスが一番使い方が上手いな」
モニターに映るソルジャークラス1st ジェネシスが実際に魔法を使う所を見せられるクラウド、シェルクの2人。
魔法は確かに強力な攻撃手段であり、ある程度のMP=魔力があればマテリアを装備していれば誰でも使うことが出来る。しかし、その魔法をどのように運用するかは使用者の力量や想像力が肝心のようだ。
ファイラを連続でマシンガンのように、更にホーミング性能で相手を追尾して焼き尽くす。左手にファイガを込めて、ゴッドフィンガーのようにゼロ距離で炸裂させる、左手にサンダガを込めてゼロ距離で使うと言った様々な使い方をしていた。
「練習有るのみだな。なにか、質問はあるか?」
「ほい!!」
クラウドは挙手する。
「返事ははいだ」
「はい。なんか、下のほう…むーと、もっと下?からなん感じるんだよな?なんて言えば良いか分からないけど…」
実は3日ほど前から、クラウドは変な感じを感覚で感じていた。まるで、自分の一部なんだが一部ではないような何かが神羅ビルの下のほうにあり、それがアピールしているように感じるのだ。
「そうか。遂に完成したか。それはお前の専用武器だな。
呼んでいるように感じるのは、お前の歯髄にある……エクソ…なんだか?まあ、良い。それが使われてるからだろう。元々、ジェノバ細胞には四散しても元通りに集まろうとする性質がある。それで位置が分かるそうだ」
アンジールは事前にセフィロスやセフィロスの養父であるガスト博士から、クラウドの専用武器の概要を聞いていたのだろう。ジェノバ細胞には元々、離れ離れになっても集まろうとするリユニオンという性質がある。つまり、クラウドから仮に全部の歯を抜いても…その歯は元通りに戻ろうとする働きがある。それを応用して、クラウドの抜いた親不知の歯髄に含まれるエクソソームと呼ばれる肉体情報が詰まった物質を使うことで、クラウドには専用武器の場所が分かるのだ。
クラウドは左手を開いて横に向ける。本人もまさか来るわけないわ!!と思っていたことも有るが、映画アベンジャーズのソーがムジョルニアを呼び寄せる物真似を行おうとした。その時…パリィィイン!!と窓ガラスが割れる音が響き、次に壁を突き破り、1本の大剣がクラウドの左手に収まった。
「ふぁ!?」
「なっ!?」
「えっ!?」
その大剣をクラウドが握った瞬間、大剣の刀身がスライドして少し短くなり、細くなる。
「これが専用武器?」
「飛んでくるだと?これは聞いてない。まさか……クラウドはそのまま動くな!!シェルクは伏せろ!!」
アンジールは素早く指示を出すと、シェルクを素早くしゃがませる。
「アンジール?なんで動いちゃダメなの?」
「お前の武器は全部で大小様々な6本の剣が合体する大剣だ。分離合体機能を持つ、試作品の代物だ」
「「合体出来る剣!?」」
そう、クラウドの新たな武器は全部で6本の武器が合体する試作品の大剣だったのだ。
今、クラウドが手に持つ最初に飛んできたスライド式の大剣。これはファースト剣と呼ばれるベースの物だ。普段は少し大きなロングソードだが、戦闘時は刀身がスライドして大きくなり両刃の大剣となる。合体するときは刀身がスライドしてロングソードほどとなるのだ。
このファースト剣にあと5本の剣が装着され、アンジールの持つバスターソードに似たシルエットを持つ片刃の大剣と成るのだ。
合体時に刃の役割をする片刃の長剣オーガニクスが1本。合体時に峰の役割を担うノコギリのように刃に凹凸があるバタフライエッジが2本。合体時に鍔の近くに装着される取り回しに優れるショートソードのルーンが2本。これらがファースト剣に装着されるので、合計6本の武器が分離合体する合体剣なのだ。
次々と壁を突き破り飛んでくるオーガニクス、バタフライエッジ、ルーン。それらはファースト剣に装着されていき、瞬く間にバスターソードと良く似た姿の大剣へと合体したのだった。
「わぉ……」
「すごいね…」
「ああ、だが現実逃避は良くないぞ。窓ガラスを突き破り、壁を突き破り此方に来たと言うことは科学部門のガスト博士の研究所にも、大打撃を与えたと言うことだからな」
少なくともソルジャーフロアの窓ガラス、壁を突き破ってきた。と言うことは合体剣が保管されていたガスト博士の研究所にも被害が出たということだ。
「さよなら、俺の酒代…そしてボーナス」
「今回は事故だ。俺も一緒に謝ってやる」
いざ、謝るために科学部門のフロアに行こうとしたが
「あの……」
「どうしたのよ?」
「どうした?」
クラウドは合体剣を背負って歩こうとした。ここで1つ。今のクラウドの身長は14歳という思春期であり、155センチしかない。シェルクは人体実験されてないので、順調に成長しており原作137センチ*1→現在153センチ、Cカップに伸びてる。
そして合体剣の全長は190センチ!!クラウドの今の身長より35センチより大きいのだ。その結果、背中に背負と…
「おろしてください」
床に合体剣の刀身が刺さり、クラウドくんは宙ぶらりんと成ったのだ。
「ぶっ!!なにやってんのよ…」
「このアホ…世話が焼ける」
クラウドはアンジールに降ろされて、手で合体剣を持って3人で科学部門のフロアに向かった。
結果的に、手で引き寄せるのはガスト博士も想定外だったとのことで、結果的にクラウドくんに対しての処罰はなかった。
「今じゃ合体したままで担げないだろ?これならどうだ?」
「おー!!サンキュー!!」
その後、6本のホルダーが備えられた黒いコートを用意され、クラウドはそれを着用して、分割して持ち運ぶこととなったのだった。
「ところで合体剣って名前はなんなの?なかったら、スーパービッグブレードとかどう?」
「開発陣はラグナロクって言ってたな」
「ラグナロク!!かっけー!!」
「ああ、子供が好きそうな名前で決まったそうだ」
合体剣…完全合体した状態ではラグナロクと呼び名が決まってたようだ。
だが、ウータイ戦争は行き詰まり、ついにアンジール、ザックス、クラウド、シェルクの投入が決まる。
次回…ウータイ戦争に参入。
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